光の滅竜魔導士タイガ   作:kazuki01

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~まえがき~

マキナ「妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士であり、天才(とぅえ~んさ~い)魔科学者の僕ことマキナは、光の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)タイガのいる世界にやって来た。そして僕はマナツ、ディンガ、リアン、ついでにスコルと一緒にこの次元の妖精の尻尾(フェアリーテイル)のギルドへ向かっていた」

リアン「ずいぶんテンション高いわね、マキ」

マキナ「当然かな、もうすぐこの世界のネエちゃんに会えるんだよ~。テンション爆上げかな~」

マナツ「そっか!こっちにもアニキがいるんだった!!早く会いた~い!!!」

リアン「ちょっとマナ!!そんなに走ると転ぶわよ」

ディンガ「やれやれ...まっ、兄弟に早く会いたいという気持ちはよく解るよ......さて、どうなるコラボ回第4話」


天才くん達、ギルドへ

~魔導士ギルド 妖精の尻尾(フェアリーテイル)

 

ギルドでは魔導士達がいつものように酒を飲み、騒ぎ、談笑していた。そんな中、いつものようにケンカをしているのが二人。

 

「テメー、暑苦しいんだよクソ炎!!!」

 

「あぁ?お前こそ、服脱ぎ散らかしてんじゃねえよ氷パンツ!!!」

 

「人を変態みたいに言ってんじゃ......って、うおぉっ!?いつの間に!!?」

 

ケンカの最中、グレイはいつの間にかパンツ一丁になっていた自分の格好に驚く。そこへ

 

「ア~ニ~キ~~~!!!」

 

「ぐぉっ!!?」

 

後ろから走ってきたマナツがナツの頭に飛びつき、抱きついた。

 

「ナツ!!?」

 

「何だ!?この子?」

 

ハッピーとグレイが突然現れたマナツに驚いていると、黒い猫が歩いてきた。

 

「マナ、ナツに会えて嬉しいのは分かるけど、急に走り出したら危ないわよ。それにこのナツは見た目は同じでもマナの知ってるナツじゃにゃいんだから、自重しなさい」

 

やって来た黒猫リアンを見たハッピーは

 

「!?」

 

全身に衝撃が走り、尻尾がピンと立った。

 

(か...かわいい...)

 

「ん...あらハッピー、元気そうね」

 

「え...オイラを知ってるの?」

 

「もちろんよ。なにせ、あたしはハッピーのお姉ちゃんだもの」

 

「ええ!?」

「ハッピーの姉ちゃん!?」

「どういう事だ!?」

 

リアンの言葉にハッピー、ナツ、グレイは驚く。

 

 

そして少し遅れて二人の少年と赤い猫がやって来た。

 

「何だよ...別世界だってぇから、どんなもんかと思ったらオレ等んとこと大して変わんねえじゃねえか」

 

「ガタガタとうるせぇかな。寧ろ、親近感があるんだから、黙ってろ」

 

「博士の言うとおりだね」

 

「また何か来た!!?」

 

新たに来た二人と一匹にナツ達は驚く。

 

 

そこへルーシィとタイガ達がやって来た。タイガは近くに居たミラに尋ねる。

 

「マスターは居るか?」

 

「ええ、居るわよ」

 

ミラがマカロフを呼ぶとタイガは仲間たちにマキナ達のことを説明する。

 

「彼等は確かに妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士だ...正確には、別の世界のだけどな」

 

「別の世界!!?」

 

タイガの説明にルーシィは驚いた。

 

「彼等の世界にも妖精の尻尾(フェアリーテイル)があって、ナツやルーシィ達もいるそうだ。違いがあるとすれば俺やサクラ、ツバサがいないってとこだな」

 

「さすがだね~タイガ。完璧な説明だったかな......何処ぞの猿は理解するのにだいぶ掛かってたけど」

 

「ああ!?...その猿ってオレのことか?もやしゴーグル!!?」

 

「わぁー、気付いたんだぁー。少しは成長したかな。まぁ、バカ猿なことに代わりはねぇけど…-」

 

「誰がバカ猿だ!?せめて筋肉付けろや!!?」

 

マキナとスコルは何時もの如く額を擦り合わせてケンカを始めた。そんな彼等を見ていたナツとグレイは。

 

「おいおい...仲良くしろよ」

 

「ケンカとは、しょうがねえ奴等だなぁ...」

 

「え?...アンタ等がそういう評価?...」

 

いつもの自分たちと同じような光景なのにまるで他人事のような反応をする二人にルーシィが静かにツッコんだ。

 

 

 

「止めんか!!!」

 

ガン!!!

 

「「ぐもっ!?」」

 

エルザに殴られ、二人はケンカを止めた。

 

「初対面の少年達を殴るなんて、鬼だな......」

 

「!?...いや、つい...」

 

マキナとスコルをいきなり殴ったエルザに、タイガは若干引いていた。

 

 

 

「ところで...お主等は何故この世界に?」

 

「あ!!おじじだ~!!...こっちのおじじも小っちゃ~い!!」

 

ぺしぺし

 

マナツはマカロフの顔を見るなり、その頭をぺしぺし叩き出す。

 

「ぺしぺしするでない......」

 

 

そしてマキナ達は改めて自己紹介をする。

 

「俺の名はスコル・ダスター!!ファンキーかつ最強の魔導士だ!」

 

 

「アタシはマナツ・ドラグニル!!ナツの義妹(いもうと)だよ~」

 

「ナツの妹!?」

 

「なるほどな、だからさっきアニキって」

 

マナツの自己紹介にルーシィは驚き、グレイは先程のナツへの呼び方に納得する。

 

 

「あたしはリアン、マナの相棒でハッピーのお姉ちゃんでもある可愛い黒猫ちゃんよ」

 

「どんだけ自分に自信があるんだ...」

 

リアンの自分に対する自信にタイガが感心する。

 

 

「僕の名はディンガ、天才魔学猫にしてマキナの相棒をしている。リアンは僕の愛しい人でね、必然的にハッピーは僕の義弟になるよ」

 

「君もオイラの兄弟!?」

 

頭のガスマスクに触れながら自己紹介するディンガにハッピーが驚く。

 

 

「そしてボクが」

 

最後にマキナが自分の名を言おうとすると

 

「ただいま~~~」

 

「あらカナ、おかえりなさい」

 

ちょうどカナが仕事から帰ってきて、ミラが迎え入れる。

 

「?...誰だい?その子達は」

 

カナはそう言って酒瓶を口に付ける。それを見たマキナがカナに近づく。

 

「改めて名乗るね、ボクはマキナ・アルベローナだよー。ネエちゃんはS級魔導士のカナ・アルベローナ、酒を愛してるけど、二日酔いが天敵な弟思いの美人だよ。今、入ってきたネエちゃんは別世界のネエちゃんだから、関係はないけどねー」

 

ブーーーッ!!!

 

マキナの発言に、カナは口に含んでいた酒を噴き出した。

 

「ゲホッゲホッ!!...はぁ?...私の弟!?」

 

「正確には義理のが付くよー。色々とあって、拾われたかな」

 

「ちなみに彼等の世界のカナはS級魔導士だそうだ」

 

タイガの発言にナツ達は驚く。

 

「ちなみにあたしもS級よ」

 

そう言うとリアンの体が光り出し、黒のポニーテールの人間の姿へと変身した。

 

「こっちのネコも変身した!!?」

 

「スゴ~いリアン!!ボクとお揃いだ~」

 

ルーシィがリアンの変身に驚くと、ツバサも人型に変身しリアンと両手を握り会う。

 

「前に見た時も思ったけどツバサの変身も中々良いわね。それでも、あたしには敵わにゃいけど」

 

ツバサとリアンのそんな様子を見ていたハッピーはあることを考える。

 

(もしかして......滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)の相棒のネコって、人型に変身しないといけないのかなぁ?)

 

 

 

 

「ということは、あなた達はカナのお父さんを知ってるのね?」

 

サクラがそう尋ねると、カナはハッとした顔になる。

 

「うん!ボクらの父さんはギ...んぐ!!?」

 

マキナが自分たちの父親の名を言おうとした瞬間、カナは彼の口を手で塞ぎ、ギルドの奥へと連れて行った。

 

 

 

「ん~~、んん、んぐ~~!!?」

 

カナに口を塞がれたままのマキナは、息ができず顔がだんだん赤くなっていく。

 

「!?...ああ、ごめん」

 

「ぷはぁ~......酷いかな~...まっ、ネエちゃんだから許すけど」

 

カナはマキナの口を塞いでいた手を離すと、彼と目線を合わせるためにしゃがんで両肩に手を置く。

 

「こっちの皆は、()()()が私の父親だってのを知らないんだ()()()自身も...だから、アンタもその事は言わないでくれ...」

 

「...うん......ネエちゃ」

 

「悪いけど、姉ちゃんとは言わないで...」

 

「?」

 

「さっきタイガが言ってたけど、アンタの世界の私はS級なんだって?」

 

「...うん」

 

「私はもう4回も落ちてるんだ...()()()に自分が娘だって言うのはS級になってからって決めてるからね。アンタの姉がそうであるように...」

 

「そうなんだ...でもネエちゃんなら、すぐS級になれるかな。なんてったって()()()の娘で、ボクの姉だからね」

 

「ありがとう......って、だから姉ちゃん言うなって」

 

 

姉弟がそんな会話をしていると、二人を探していたマナツがやって来る。

 

「あ!!いたいた。マキナ~皆待ってるよ~」

 

「分かった。すぐ行くよ」

 

 

マキナ、カナ、マナツの三人が酒場へと戻ってくる。

 

「お待たせ~。で、どこまで話したかな?」

 

「君達の自己紹介が終わったトコだ。マキナ...敵について教えてくれ。アイツらは一体何なんだ?」

 

タイガの問いにマキナが答える。

 

「ゲートの解析のためにギルドの書庫で調べ物をしていたら、古い文献に奴等のことが書かれてた」

 

そしてマキナは、敵についての説明を始める。

 

「奴等はグア兄弟......超古代の魔導士達に倒されたけど、数万年に一度、世界の何処かで開くと言われている時空の歪みから復活したんだ」

 

「で?...アイツらの目的は?」

 

「そこまでは分からないけど...ああいう悪い奴等の目的なんて、全ての世界の征服とかじゃないかな?」

 

するとディンガがマカロフに向き合う。

 

「マスター。願わくば、頼みたいことがあるんだ」

 

「?」

 

「グア兄弟はかなりの強敵だ。博士やマナツ、スコルの三人だけで勝てるかどうかは未知数に等しい......そこで、妖精の尻尾(フェアリーテイル)の力を貸してもらえると有り難い。聞き入れてもらえるかい?」

 

ディンガが頭を下げてそう言うとマカロフは

 

「何を言っておる?」

 

「!?」

 

ディンガの頭に手を置き

 

「たとえ別の世界の者であろうと、妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士は皆家族も同然じゃ...家族の頼みを断る理由がどこにある?」

 

「マスター...」

 

そしてマカロフはステージの上に上がり、魔導士達に告げる。

 

「皆の者!!!ギルドの力を合わせ、グア兄弟を迎え撃つ!!!妖精の尻尾(フェアリーテイル)に...ワシらの家族に手を出した事を後悔させてやれ!!!」

 

『オオオオオーーーッ!!!』

 

マカロフの号令で、妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士達は一斉に声を上げた。

 

「頑張ろうね、アニキ!!!」

 

「ああ!!!オレの妹に手ぇ出した奴はぶっ飛ばす!!!」

 

「正確には別世界のナツの妹...だけどね...」

 

マナツをあっさり妹と認め、拳に炎を纏わせたナツにハッピーが静かにツッコんだ。

 

 

 

するとスコルがタイガに近付く。

 

「タイガ...」

 

「?」

 

「頼む!オメェが使ってた、何たら拳ってのをオレに教えてくれ!!」

 

スコルは頭を下げてタイガに頼み込む。

 

「オレはもっと強くなりてぇ...頼む!!」

 

カシャ

 

その様子をマキナがカメラで写真を撮った。

 

「ん?...あっ!!テメー何撮ってんだよ!!?」

 

「いやぁー、スコルが誰かに頭下げるなんて滅多に無いからね~。記録に残して、あとでみんなに見せてやろうかなと思って」

 

「させるかボケェ!さっさとカメラよこせ!!!」

 

マキナとスコルはまるでじゃれ合いのようなカメラの奪い合いを始めた。その様子を見たタイガは自分のポケットに触れ、ギルドの入り口に向かう。

 

「マキナ...スコル...君達はケンカ(そんなこと)よりもやる事があるだろ?...付いてこい」

 

「あ?」

「どこにー?」

 

タイガは二人を見てニッと笑う。

 

「...特訓だ」

 

 

 

 

 

~マグノリアから離れたどこかの荒野~

 

「ダメです兄上...私たちの使った次元の穴は、しばらく開きそうにありません」

 

「そうか...」

 

ギナの話にモルドは頷く。

 

「どうする?兄上...我ら三人の魔力を合わせても、おそらく足りんぞ」

 

「案ずるなジュダ...幸いこちらの次元にも妖精の尻尾(フェアリーテイル)がある」

 

「では...兄上」

 

「ああ...魔力が回復次第、行くぞ...向かうはマグノリアの魔導士ギルド妖精の尻尾(フェアリーテイル)......必ず手に入れるぞ...ルーメン・イストワールを...」

 

 

 

 

 

~マグノリアの外れの岩場~

 

タイガは自分の呼んだマキナとスコルに向かい合う。

 

「魔道心獣拳は特別な訓練が必要で、才能がある者でも修得には最低1年はかかる」

 

「1年!!?そんなにかかんのか!!?」

 

「さすがにそんな時間じゃ、元の世界のネエちゃん達の魔力ももたないかな」

 

そしてスコルはある疑問をタイガに問う。

 

「つーか何でマキナ(コイツ)までいんだよ」

 

「確かに心獣拳をすぐに身に着けるのは無理だが、君達二人の力が一つになれば、奴等と渡り合えるかもしれない」

 

タイガは右手に光の玉を作り、二人に投げるとその玉は手錠となり、マキナの左手とスコルの右手をつないだ。

 

「ああ?」

「む?なにかなコレは」

 

「君達はこれから一心同体、二人で一人だ...相手と自分の呼吸を合わせろ」

 

「ええーーっ!!?」

「はぁーーっ!!?」

 

こうして天才くんと傭兵くんの特訓が始まった。




教えて!!ハッピー先生!!!

ハッピー先生「あい!!今日はちょっと珍しい人からお便りが来てます」

ハッピー先生「ペンネーム『青メッシュ』さんからの質問」

『今回天才くん達とのコラボシリーズが投稿されていますが、マキナサイドのキャラ達の時間軸はどうなってるんですか?前回のあとがきでマキナ達の次元では収穫祭がまだのような発言がありました。こちらは現在、バトル・オブ・フェアリーテイル編を執筆中なのですが、そのへんどうなんですか?』

ハッピー先生「あい!ズバリお答えします。タイガサイドの作者『kazuki01』さんいわく、タイガサイドはバトル・オブ・フェアリーテイル編の直後、マキナサイドは楽園の塔編の直後だそうです。だからマキナ達は新しいギルドに対して特にリアクションは無かったのです」

ハッピー先生「ちなみにタイガサイドのラクサスはすでに破門されてますが、特に追及されたわけでなく、雷神衆も現在仕事に出ている為、マキナ達にはそのへんのネタバレ的なことは無いのでご安心を」

ハッピー先生「と言うわけで今日の授業はここまで。起立!礼!!あい!!!」
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