光の滅竜魔導士タイガ   作:kazuki01

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今回のあらすじは人型になったリアンが行うようだ。

リアン?「妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士であり、天才魔科学者であるマキはスコルと一緒にタイガの特訓を受けることになり、ボクらはそれを優しく見守るのだった」

スコル「ボク?...リアン、お前何か変じゃねえか?」

リアン?「え!?い、いや~そんな事にゃいわよ~」

スコル「じゃあ試しにコーヒー淹れてみろよ」

リアン?「いいわよ」

そしてスコルはリアン?が淹れたコーヒーを口に含む。

スコル「苦ぇっ!!!お前ツバサじゃねえか」

ツバサ「バレたか~」

正体のバレたツバサは頭に被っていた黒髪ポニーテールのカツラを外した。

ツバサ「さあ、どうなるコラボ回第5話」


天才くんと傭兵くん、特訓する。

~マグノリアの外れの岩場~

 

タイガによるマキナとスコルの特訓が始まった。手錠でつながれた二人はその状態のまま走り込んだり、腕立て伏せや腹筋をし、また走り込み、つながれた状態で組み手を行った。

 

 

一通りのトレーニングを終えた二人はタイガに近付く。

 

「オイ!!こんなことして、何になるっていうんだ!!!」

 

「俺を信じろ!!」

 

スコルに言われたタイガは二人の足元を指さし

 

ピィーー!!

 

ドォン!!

 

指先からレーザーを出した。手錠でつながれたままの二人は一緒にこけてしまう。

 

 

「あたたた………今のはどー考えてもバカ猿かな……ボクは悪くない」

 

「ああ!?誰がバカ猿だぁ!!」

 

「お前達も妖精の尻尾(フェアリーテイル)でしょ!!...やられっぱなしで黙ってんのか?」

 

タイガにそう言われ、二人は黙る。

 

 

「ふぅ...」

 

タイガは溜息をつくと、手から光弾を出し近くの岩山を攻撃する。岩の破片が二人に降り注ぐ。

 

「わわっ!」

「何しやがる!!」

 

「二人で息を合わせて逃げないと...ヤバいぞ~」

 

タイガはさらに岩山を攻撃し、更に上に向かって光の矢(アローレイ)を放ち、岩と矢の雨を降らせた。

 

「ん〜………なんか、どっかの誰かさんを想起するスパルタ振りかな……」

「うおおぉーーー!!?」

 

必死に逃げ回るスコルとは裏腹に、冷静なマキナは岩と矢の雨を回避しながらも頭の中で思考を巡らせる

 

 

 

 

 

そんな二人の特訓を少し離れた所で見ていた者がいた。サクラ、ツバサ、マナツ、リアン、ディンガである。

 

「「「鬼だ......」」」

 

タイガの予想外のスパルタぶりにマナツ、リアン、ディンガがそう呟く。するとサクラに抱き上げられているツバサが

 

「タイガって普段は優しいけど、誰かを鍛えるとなると結構厳しいんだよね~」

 

「え!?そうなの!?目から花びら!!?」

 

ツバサの言葉にマナツが驚く。

 

「思い出すな~、ボクもタイガに鍛えて貰ったんだよね~。自分の身を守れるようにって」

 

「にゃるほど...護身術ってわけね」

 

「うん!!...魔力を棒とかの武器の形にしたり、拳法、狙撃に空手、柔道にジークンドー、そして暗殺術も少々...ああ、殺さない程度だから安心してね」

 

そう言ってウインクをするツバサに、ディンガはチラッとリアンに視線を向け、苦笑してみせる

 

「なるほど、女性の時代か。感慨深いね」

 

 

「ふふ......あっ」

 

そんな彼女等のやりとりを微笑んで見ていたサクラはある人物を見付け、ツバサを自分の腕から下ろし、その人物に近づく。

 

「......」

 

その人物とはカナだった。彼女は大きな岩の陰に隠れて、マキナの特訓を見ていた。

 

「やっぱり弟が心配?」

 

「!?」

 

自分に話しかけたサクラにカナは驚く。

 

「サ、サクラ!?...べ、別に私はマキナ(アイツ)を弟だなんて」

 

カナは慌ててそう言うが、サクラはにやけてカナに問う。

 

「じゃあ、こんな所で何してるのかな~?」

 

「わ、私は...酒が切れたから、ちょっと買いに」

 

「こんな岩場に~?」

 

「......」

 

「タイガに任せておけば大丈夫...きっとマキナを強くしてくれるよ」

 

サクラのその言葉に、カナはフッと笑い

 

「そうだね...じゃあ、私は酒でも買ってくるよ」

 

街へと向かっていった。

 

 

 

 

 

そして二人の特訓は終盤を迎えていた。

 

「二人で、この崖を登れ...登りきった天辺(てっぺん)に、グア兄弟を倒す究極の力がある...それを取りに行け」

 

タイガに言われた二人は崖を登ろうとするが

 

「よおし、左から行くぞ!」

「右の方が効率的かな」

「おい!引っぱるな、もやし!!」

「バカはバカらしく、天才のボクに従えばいいかな。だから、右から行くのが効率的かな」

「「うおぉぉっ!!!」」

 

早速お互いの足を、と言うよりは手を引っ張り合ってずっこけた。

 

 

 

 

 

~魔導士ギルド 妖精の尻尾(フェアリーテイル)

 

一方その頃、一旦ギルドに戻ったマナツ達は。

 

「う〜〜〜ん………」

 

「あら、どうかしたの?マナ」

 

「どうやったらルーシィやカナみたいな『ないすばでー』になれるんだろ?って思って」

 

どうやらマナツは自分の胸が小さい事を気にしており、「ナイスバディー」と言いたかったのだろう。そこにツバサがやって来る。

 

「話は聞かせてもらったよ」

 

「あっ!!ツバサ~」

 

「すぐに体型を変えるのは無理だけど、昔サクラに教わった色仕掛けを伝授してあげよう」

 

「色仕掛け?」

「それって、なになになぁに~?」

 

マナツとリアンは同時に首を傾げる。

 

 

 

「ロメオーっ!!」

 

「ん?...何?ツバサ」

 

人型に変身したツバサが近くにいたロメオを呼び止める。すると彼女は右手で自分の唇に触れると

 

「ちゅっ♡」

 

ロメオに向かって投げキッスを放った。

 

「.........何それ?」

 

だが、ロメオの反応はいまいちだったようだ。

 

「投げキッスだよ。まあ、お子ちゃまのロメオには刺激が強すぎたかな?」

 

「あのさぁ...さすがにそんなんじゃ」

 

ロメオはそう言ってマナツ達の方を見ると

 

「あっ!ルーシィが良くやる変な動きだ!そっかー!それがいろじかけかー!」

「マナにはまだ早いわよ。もう少し、大人になってからにしにゃさい」

 

人型になったリアンがマナツには見せられないと、早業で彼女の両目を覆う。しかしマナツはリアンの指をちょこっと広げていた為、ちゃっかり見えていた。

 

「何これ?...オレの方がおかしいの?」

 

ロメオは自分とマナツ達との感性の違いに戸惑う。

 

「変だな~、昔ハッピーに(ネコの姿で)やった時には失神するぐらい効果バツグンだったのに」

 

 

 

 

 

~岩場~

 

マキナとスコルは、既に崖の半分以上を登りきっていた。するとマキナの足元の石が崩れる。

 

「うわあぁぁ!!?」

 

ガシッ!!

 

マキナが落下しかけたその時、スコルが手錠でつながれた手を掴み、マキナの落下を防いだ。

 

「しっかりしやがれ。天才なんだろうがよ、テメェは」

 

「あんがと……」

 

互いに素直じゃない言葉を交わすと、崖の上からいくつもの岩が転がってきた。それを見たマキナはある提案をする。

 

「タイミングを合わせるよ、ボクとお前の息が合わないと、終わりかな」

 

「ああ……分かってらぁ。1」

 

「2...」

 

「「3!!!」」

 

二人は同時に跳び上がり、転がってきた岩を足場に段々と崖を駆け上がっていく。そして最後に一際大きな岩が転がってくるが

 

「「だあああっ!!!」」

 

二人は手錠でつながれた手の拳を握り、同時に前に突きだし自分たちに迫る大岩を砕いた。そのまま二人はついに崖の頂上へと到着した。

 

 

 

「「はぁ...はぁ...はぁ...」」

 

パチパチパチパチ

 

「ようし...合格だ」

 

崖を登りきった二人に拍手を贈ったのは、先に頂上に来て岩に座っていたタイガだった。両手の親指をグッと立て二人を褒めたタイガにマキナが尋ねる。

 

「どこにあるのー?究極?の力とかいうのはー」

 

「君達はもう、持ってるぜ」

 

「んー?」「あ?」

 

するとマキナとスコルをつないでいた手錠が消え、二人の手にはそれぞれ丸い魔水晶(ラクリマ)が付いたイヤリングが一つずつ握られていた。

 

「なになになぁに〜?これ」

 

Dr.M.D(ドクターエムディー)って言う科学者の発明品だ。二人の魔導士の力を合わせることが出来るらしい」

 

Dr.M.D(ドクターエムディー)?」

 

「科学者としてはかなりの腕だが、発明品のクセが強すぎてなかなか学会に認められない変人さ...」

 

そう言うタイガの頭には、人と話す時も一切ガスマスクを外さない変人科学者の姿があった。マキナ達に渡した魔法道具は、以前トライスクワッドが彼の依頼で「研究の手伝い」をこなした際に報酬と一緒に渡された物だ。

 

「コイツを使いこなせるように、オレともやしを鍛えたのか?」

 

「ああ...ただしソイツは試作品らしいからな、使うならここぞという時にしろよ」

 

タイガが二人にそう言った途端

 

ドカーーン!!!

 

「「「!!?」」」

 

マグノリアの街の方から大きな爆発音がした。




マナツ「うう~~~」

何時もの如く拾い食いをしたマナツは、お腹をおさえてベンチで座っていた。両隣にはルーシィとレビィがいる。

ルーシィ「本当に拾い食いの癖があるなんてね...ほら、横になりなさい」

マナツ「うん...」

マナツはルーシィの(ひざ)に頭を置き、仰向けに寝るが

マナツ「......」

ジト目でしばらく上を見た後、起き上がり。

マナツ「膝枕(ひざまくら)ならレビィがいい」

隣で本を読んでいたレビィの(ひざ)に頭を置き寝転がった。

レビィ「え?」

ルーシィ「?...どうしたの?」

マナツ「空が半分しか見えなかった」

レビィ「ぐっ...」
ルーシィ「?」

マナツの発言にレビィは地味にダメージをくらい、ルーシィは言葉の意味が解らずにいた。
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