光の滅竜魔導士タイガ   作:kazuki01

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お久しぶりです。

それでは、久々の本編をどうぞ


雷光竜

タイガは以前、バトル・オブ・フェアリーテイルでラクサスと戦った時、ナツに放たれた『雷竜方天戟(らいりゅうほうてんげき)』の威力を弱めようとその光を食べた。その際、彼は無意識に攻撃に含まれていた雷の魔力も取り込んでいた。

 

そして今、彼は自分の中の光と雷の魔力を体に纏い、頭の両側には雷を(かたど)ったような黄色い角が生えた姿となり、口を開く。

 

「モード...雷光竜(らいこうりゅう)

 

タイガは構えをとり、ナツに向かって語る。

 

「ナツ!?」

 

「!?」

 

「時間がない!とにかく自分の目の前のゼロを先に倒した方が魔水晶(ラクリマ)を壊すぞ!!」

 

「ああ!!そっちは任せた!!!」

 

ナツは自分の目の前のゼロに改めて向かっていった。

 

 

そして、タイガの前にいるゼロは彼から溢れる魔力を感じニヤッと笑う。

 

「二つの属性の融合...中々の魔力だ」

 

「お世辞はよせよ、中々になるのはこれからだぜ」

 

タイガは体中に光と雷の魔力を纏う。彼の中には油断はなく、決してゼロを侮っている訳ではないが、自然と口から出たのはこのセリフだった。

 

「今の俺は...負ける気がしない」

 

タイガとゼロは一斉に飛び出し、互いの拳をぶつけた。そして周囲に強い衝撃が広がる。二人は互いに攻撃を繰り出しては防ぎの攻防を繰り返す。

 

「どうやらその力...まだ完全には引き出せてねえようだなぁ!!!」

 

ゼロは手から闇の魔力の弾を放つが、タイガが手を振ると雷が放たれ攻撃を防いだ。だが、一瞬の隙をついたゼロの攻撃がタイガに直撃する。

 

「ぐはぁっ!!!」

 

「こんなモノか!!?ドラゴンの力は!!!太古の世界を支配していたドラゴンの力はこの程度かー!!!」

 

ゼロの攻撃を受けたタイガはその場に倒れてしまう。

 

「オレは六魔将軍(オラシオンセイス)のマスターゼロ。どこか一ギルドのたかが兵隊とは格が違う。てめえごときゴミが一人で相手できる訳がねーだろうが」

 

タイガはフラつきながらも立ち上がり、言葉を絞り出す。

 

「一人じゃない...」

 

「ん?」

 

「俺は...一人で戦ってるんじゃない!」

 

立ち上がったタイガの眼は決して諦めた者の眼ではなかった。

 

ニルヴァーナ(コイツ)を止める為に必死に戦っている皆、俺達に後を託してくれた連合軍(仲間たち)...それだけじゃない...俺達の帰りを待ってるギルドの仲間、ここにはいないが俺を愛し鍛えてくれた()...俺達は、互いの思いを背負って戦ってる」

 

そしてタイガの体から再び光と雷の魔力が溢れた。

 

「たった一人で戦ってるお前とは違う!!」

 

「!?」

 

タイガの言葉を聞いたゼロの眼には彼だけでなく、ナツやルーシィ、サクラといった彼の仲間達の幻影が一瞬見えた。

 

「粉々にするには惜しい男だがもうよい、楽しかったよ。貴様に最高の"無"をくれてやろう。我が最大魔法をな...消えよ"無"の彼方へ」

 

ゼロは両手に魔力を込める。

 

「我が前にて歴史は終わり、無の創世記が幕を開ける。ジェネシス・ゼロ!!!......開け...鬼哭(きこく)の門」

 

するとゼロの後ろから無数の悪霊のようなものが現れる。

 

「無の旅人よ!!!その者の魂を!!記憶を!!!存在を喰いつくせ!!!」

 

ゼロの号令で悪霊達は一斉にタイガに襲いかかる。

 

「消えろ!!!ゼロの名の下に!!!」

 

「ぐあっ」

 

悪霊達がタイガに噛みついて彼の体が見えなくなるほど覆われたその時、悪霊の波が切り裂かれた。

 

「何!?」

 

姿を現したタイガは右手に光でできた剣を、左手に雷でできた剣を持っていた。

 

「光と雷の剣が...オレの魔法を切り裂いただと!!?」

 

そしてタイガはゼロに向かっていく。ゼロはそんな彼の背後に白い竜の幻影が見えた。

 

(ドラゴンを倒す為に...ドラゴンと同じ力を身につけた魔導士...これが...本物の...滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)!!!)

 

タイガは両手に持った剣でゼロをX字に切り裂く。

 

雷鳴斬(らいめいざん)!!」

 

「ぐあああぁぁ」

 

タイガの攻撃を受けたゼロの体は消え去った。どうやら彼と戦っていたゼロは分裂体の方であった。ゼロが消えたのを確認したタイガは改めて1番魔水晶(ラクリマ)に向かって攻撃の準備をする。作戦の時間が近づいたのだ。

 

 

 

 

 

~2番魔水晶(ラクリマ)(グレイside)~

 

「時間だ!!みんな頼むぜ!!!」

 

グレイは両手に氷の魔力を溜める。

 

 

~3番魔水晶(ラクリマ)(ルーシィside)~

 

「「開け!!!金牛宮の扉...タウロス!!!」」

 

ルーシィの元に現れた双子座の星霊ジェミニが力を貸してくれた。

 

 

~4番魔水晶(ラクリマ)(一夜side)~

 

「ぬおおおおおおおおおおおおっ!!力の香り(パルファム)全開~!!!」

 

一夜は力の香り(パルファム)の効果で上半身が筋肉質になる。

 

 

~5番魔水晶(ラクリマ)(エルザside)~

 

「換装!!」

 

エルザは黒羽の鎧に換装する。

 

 

~6番魔水晶(ラクリマ)(ウェンディside)~

 

(グランディーネ...力を貸して...)

 

(ウェンディ...集中して...アンタならできる!)

 

ウェンディは魔力を高め、シャルルはそれを見守る。

 

 

~7番魔水晶(ラクリマ)(サクラside)~

 

サクラが刀の刃に手を添えると、刀は幅の広いいわゆる蛇腹剣に変化した。そしてツバサも両手に魔力を込め、鉤爪の形にして装備する。

 

 

 

 

 

~1番魔水晶(ラクリマ)(タイガ&ナツside)~

 

タイガは体の前で腕を交差し横に広げる。

 

「滅竜奥義・改!!!......銀河雷光波(ぎんがらいこうは)!!!

 

タイガの全身から雷が付加された七色の光が放たれる。

 

一方その頃、ナツは魔水晶(ラクリマ)の部屋の下でゼロと戦っていた。

 

「全魔力解放!!!滅竜奥義"不知火(しらぬい)型"...紅蓮鳳凰劍(ぐれんほうおうけん)!!!

 

「ぐあああああ」

 

「あああああ!!!」

 

ナツに攻撃されたゼロが下から飛び出し、二人はそのまま1番魔水晶(ラクリマ)へと向かっていく。

 

そしてタイガとナツの攻撃が同時に1番魔水晶(ラクリマ)を破壊した。

 

 

 

~2番魔水晶(ラクリマ)(グレイside)~

 

「アイスキャノン!!!」

 

 

~3番魔水晶(ラクリマ)(ルーシィside)~

 

「「「いっけーーーっ!!!」」」

 

「MO(猛)ーーー烈!!!」

 

 

~4番魔水晶(ラクリマ)(一夜side)~

 

「キラメキ!!無限(だ~い)!!!」

 

 

~5番魔水晶(ラクリマ)(エルザside)~

 

「この一撃に、残された魔力を全て込める!!!」

 

 

~6番魔水晶(ラクリマ)(ウェンディside)~

 

「天竜の咆哮!!!」

 

 

~7番魔水晶(ラクリマ)(サクラside)~

 

ツバサが魔水晶(ラクリマ)に向かって飛び出すのと同時にサクラが刀を振る。

 

()えろ!!蛇尾丸(ざびまる)!!!」

 

すると彼女の持つ刀の先端が魔水晶(ラクリマ)に向かって伸びた。ツバサの一撃と同時に攻撃が当たり魔水晶(ラクリマ)を破壊した。

 

 

こうしてタイガとナツが壊したのと同じタイミングで、他の6ヶ所の魔水晶(ラクリマ)の破壊された。作戦は成功である。

 

 

 

 

 

~1番魔水晶(ラクリマ)(タイガ&ナツside)~

 

魔水晶(ラクリマ)を破壊したタイガとナツが並び立つ。お互い顔を見てないが、隣に立つ相手に対しタイガは左腕を、ナツは右腕を上げて腕でハイタッチを交わした。




~タイガの新技~

雷鳴斬(らいめいざん)

 モード雷光竜の状態で使用。右手に光竜剣を、左手に雷で作った雷竜剣を装備し敵を切り裂く技。技のイメージは「忍者戦隊カクレンジャー」のニンジャレッドの必殺技『隠流雷鳴斬(かくれりゅうらいめいざん)


・滅竜奥義・改 銀河雷光波(ぎんがらいこうは)

 技のモーション等は銀河来光波と同じだが、モード雷光竜の状態で放っているので、技に雷の魔力が付加されている。
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