冒涜のウマ娘 それは崇高であるとして   作:fenderlemon

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17話:十二分です

 

 刺すような暑さが背骨の一つ一つを焼く中、プルガーネットは蔭洲升(いんすます)村の外れに立っていた。山道まみれで夜間は移動もままならない場所であるが、夏合宿をこなしたプルガーネットには朝から走れば大した距離では無い。

 

 先輩二人をうっかり失いかけた忌むべき地には冒涜的な唄も極夜のような異常も見られなかったが、相変わらず魚臭かった。長居したくなるような場所では無いがプルガーネットがわざわざ隣村まで戻ってきていたのは、

 

「ん、こんなもんかな」

 

 ミ=ゴ達の墓を作るためであった。

 

  ◇

 

 ミ=ゴとは度々交流があった。個体の認識が出来たのは結局『司祭』だけであったが、それでもそれなりの仲であったのだ。

 

 九年前。プルガーネットがプルガーネットに()()()時。黒衣の医師により異形の義足を得た時。黒衣の医師は「これから何度も関わる事になるでしょう。会っておくといいかと」とミ=ゴの司祭とプルガーネットを引き合わせた。今にして考えれば体のいい贄への繋がりを得ただけだっただろうに、プルガーネットは『異世界』の証明だと言わんばかりに喜んで顔合わせに行き──見事に錯乱したのだ。

 

 薄桃色の甲殻類の様な姿、菌糸類の様な傘、傘からアンテナのような幾重にも突起物が、身体に何対もの鉤爪が、背中からは蝙蝠のような羽まで。こんな化け物と会って正気で済むのは簡単では無い。

 

 だがミ=ゴ達は落ち着き払い、静かにプルガーネットの静脈を撫で宥めようとしていたのだ。……今考えれば見えないように実験動物用の鎮静剤を打たれていただけかもしれない。それはともかくプルガーネットは人並み外れた才気があった。それは順応性である。前世では関わったこともない生物だが、今世においては脚の設計者だ。曲がりなりにでも関わり続ける事になる。なら交流しておくべきだろう。プルガーネットはそう納得した。

 

 そう納得出来るだけでかなりの異常なのだが、プルガーネットは折り合いを付けるのが早いウマ娘であった。前世では病気一つだけで人生を諦めざるを得なかった身である。悲しくもその日を持ってプルガーネットは異常な化け物では動じなくなってしまった。

 

 本来の化け物達の中。黒衣の医師が言うところの神話生物の中では特に温厚で、人間でもギリギリながらコミュニケーションが可能な種族だった。生体細胞による義足を初めとする高い技術力を持ち、プルガーネットの脚をウマ娘のように見せる魔術を──平穏の見せかけもミ=ゴとの交流の中で得た技術だった。

 

 半年ごとであったものの度々使者を出し、プルガーネットと義足のデータを丁寧に取り、使用感や要望のレポートまでまとめてくれていた。宇宙の果ての智慧を持ってプルガーネットを相手取ってくれる。関わる度に叡智を授ける存在。プルガーネットの中でのミ=ゴとはそういう存在だった。

 

 分かっていたのだ。

 プルガーネットはウマ娘なる奇天烈な種族では珍しく協力的で、それだけの理由で重用されていたのだと。

 ミ=ゴは冒涜の研究者で、外宇宙の神々を信奉し、供物を捧げ、その為ならば如何なる手も躊躇わない存在である事を。

 

 モルモットだとしても、体のいい生贄だとしても。プルガーネットにとっては黒衣の医師に次ぐ秘密を知るものであり、友人でもあったのだから。

 

 だから殺した。

 

 プルガーネットは何度も神話生物の起こす事件に巻き込まれている。食人鬼(グール)夢幻郷(ドリームランド)旧き神々(エルダーゴッド)、狂信者の呼び出した神々に襲われたことだってある。生き残る過程で命を奪うことなんて慣れきっている。異形に躊躇いを持って挑む暇なんてないのだ。

 

 だから殺した。

 

 自分以外へ手を差し出した彼等が何をするかなんて決まっていた。見ないようにしていた裏側で人を手にかけていたことも知っている。積み重ねる研究の下地に先輩が巻き込まれる事を良しとする訳には行かなかった。彼等から一線を越えたのだ。

 

 プルガーネットは悲しみを抱えていなかった。どちらかと言えばゴミを片付けた部屋を見るような清々しさを抱えていた。

 そのくらいの扱いだ。友人であり、かけがえのない技術者であり、消えて構わない化け物であり、先輩を巻き込んだ下衆なのだ。

 

 複雑に見えるが、一本の行動で済むことである。

 弔う事である。自分で手にかけようと、だ。

 

「うーん。虫ケラには過ぎた墓標かもしれない」

 

 夏空が艶やかな花崗岩を照らしている。

 特に名前は彫っていないが、こんな辺鄙な場所を訪れるのはプルガーネットしか居ないだろう。虫ケラには十二分である。

 

  ◇

 

 朝から隣村まで走って、近くにあった適当な岩で墓標を作り、また走って合宿所まで戻る。

 まぁまぁな運動量だった。ウマ娘であるプルガーネットの首筋にも汗が少し浮かぶ程度に。これを日がまだ立ち上がらないくらいに済ませたのだから、どれだけ疲れるかという話だ。

 

 それでも着替えて午前のトレーニングに参加し、軽く身体を解しながら昼ご飯を食べ、そしてまた午後のトレーニングという慣れきったルーティンへ──というところで声がかかった。

 

「プルガーネットくん! ちょうど良かった」

 

 アフロを揺らすのはこの合宿所において一人しか居るまい。相変わらず頭部に熱が籠ってるのか暑そうにする河田トレーナーであった。

 

「河田トレーナー。どうしましたか?」

「今日は何の日だか分かるかい?」

「八月も折り返しの──」

「違うねぇ。今日はテレビ中継が入る日って伝えただろう。そろそろ来るからちゃんとしてくれたまえ」

「はぁ」

「興味無いって顔だね」

「万年金欠のBS場末番組じゃないですか」

「言い方よ。しかもキッチリ調べてるじゃないかい」

 

 朝のミーティングで散々聞かされた事だ。今更注意事項だのなんだの言われたところで焼け石に水だろう。夏合宿を行うウマ娘の姿を中継して「新星発掘のチャンス!」と煽り立てる類の企画番組だ。今まで問題らしい問題は起こさず、雀の涙程の収益も取材料としてトレセン学園に納められているためか、報道規制の厳しいURAの中でも殆ど障害無く放映することが可能な番組である。

 

 規制に晒されずにウマ娘達が追切をして行くのを視聴できる番組、と言えば人気は出そうなものではあるがここが場末らしさ。扱うのは今年デビュー予定の新バだけなのだ。GIとまではいかなくても重賞ウマ娘にフォーカスした方が分かりやすく盛り上がろうと思うのだが、その予定は無いらしい。

 

 プルガーネットがざっくりとインターネットサーフィンをした結果だけでもマニアックな番組だと分かった。しかし、それでもプルガーネットが表舞台に立つ初めての機会だ。いつかトリプルティアラを手にする(予定)のウマ娘の姿を辿って無様な姿を晒すのはプルガーネットの小さな自意識が拒絶した。出番があるかも分からないがプルガーネットはカメラを見逃さないように息巻くのだった。

 

 一時間もしない内に砂浜の一角が騒がしくなった。トレーニングを優先するよう番組側からのお達しがったのもあり、ウマ娘だかりは出来ていないもの噂話をするヒソヒソ声でいっぱいである。

 

「今年も夏合宿にお邪魔させて頂きますズンチャカドンチキのズンです! さあカメラの向いている方には既に多くのウマ娘がトレーニングに励んでいます! 去年のモットフェイクのように今年も新星がこの合宿所から現れるのでしょうか!」

 

 フェイク先輩は去年この番組により()()されたらしい。朝のミーティングの事を思い出しながら声を張る芸人らしい中年の女性を眺める。勿論スプリント練習をしながらである。無いパワーより有るパワー。スタートダッシュを決める為の練習であった。

 

「これはこれは! アハナギ家のアハナギナツメさんですね! 今は何をしている所でしょうか!」

「御機嫌よう、お茶の間の皆様にズンさん。今はスタミナトレーニングのインターバルが終わるところですわ! これからあそこに見えます小島まで泳ぐのです!」

「おおっ、カメラさん構えて構えて!」

「行きますわ!!」

 

 アハナギナツメは猫を被るのが上手いらしい。つい昨日もプルガーネットが見ていることに気が付かずに「このッ! 百円玉風情が私を困らせていいはずが無いでしょうッ!!」と自販機の下をガサゴソと漁っていた姿を晒していたのだ。──あそこ電子マネー対応してないもんね。プルガーネットが同期のしょーもない姿を思い出していると「おおっ!」とどよめきが上がった。目で追うとアハナギナツメが見事に小島にたどり着き大きく手を振っている所だった。

 

 ──あの小島は遠目に見ると離れているけど、近づくとかなり小さく、遠近法で遠く見えていただけなのだ。プルガーネットは勿論知っているし、この合宿所に来たウマ娘なら誰もが知っていることだ。

 

 テレビの向こうの視聴者には目にも止まらぬ速さで泳いだように圧縮効果が働いているのだろう。大袈裟に驚くズンを横目に見てクスクスと笑うウマ娘がチラホラと現れる。

 

 笑うウマ娘達は気がついているのだろうか。企画の頭で尺を食う事無くインパクトのある姿を残し、視聴者の目を引いてからすぐに他のウマ娘へバトンを回したその手腕に。もしもこの後カメラを向けられる時間があったとしたら、それはアハナギナツメが稼いだ時間なのである。これは生中継なのだから。

 

 アハナギ家の教育の賜物なのか、それともアハナギナツメの純然たる技量なのか。プルガーネットはなんとなく後者だと思った。別のウマ娘の元へ小走りで向かう撮影スタッフの最後列の一人がアハナギナツメへ振り返り、親指をグッと立てた。アハナギナツメとそのように返していた。少なくとも撮影陣が合宿所に着いたのは撮影が始まる二十分前である。打ち合わせをする時間も無かったはずなので、これはアハナギナツメのアドリブである事は明白で、普段はすぐにキレる二面性が売りな癖に食えないウマ娘であるとプルガーネットは思った。

 

「うむ! スペースミントであるぞ! 我が子玉の一歩、見てゆけぇい!」

 

 何人か飛んで生命力が強そうな名前のウマ娘が五トンタイヤ引きをしているところが撮影されていた。たしかあの子は──緑化委員の新入りで、名前のせいで「ミントは絶対植えないでね!?」と言い渡されていた子だろう。プルガーネットの記憶の限り、数度の会話を交わした覚えがある。何故か尊大な物言いをするのだが、根が優しいため慕われているウマ娘だ。ちなみにアイスはチョコミントより小豆派だ。

 

「ふんぬ……っ!」

「おおおお、良いですよ! 素晴らしいパワー! 輝く大腿直筋! 足元の砂が踏まれて炸裂しています!」

「いいぞーミントちゃん!!」

「いけー!」

 

 中距離に特化した差しウマ娘だったような……と思い返すも、プルガーネットにとっては適性なんかよりも周りから声援を送られる人徳の方が余程羨ましく思える。仲のいいウマ娘(スイートパッション)曰く、「プルちゃん人気なんだからもっと話しかけに行きなよ〜!! もったいないよ〜!! ……いや、私が独占するべきか? 行かないでプルちゃん!! カムバーック!!」と称される程度に周囲から興味を持たれているらしいが……プルガーネット自身はそれを感じたことは無かった。

 

 主に闇堕歴珠(アンタレス)としての所業が響き渡っていることや、入学以来もスイートパッションや闇堕歴珠の面々以外には猫を被って接しているせいだろうか……とプルガーネットは反芻するも、今考えてもどうしようもない事だった。

 

 トゥインクルシリーズは良くも悪くも人気商売である。ただ強いだけでも十二分に人気は出るが、人格面も大いに評価の対象となる。人間だろうとスポーツマンはそういった側面から逃げられないし、見目秀麗な種族であるウマ娘ならば尚更だった。学内の人気者の理由を探っておいても損にはなるまい。後で河田トレーナーに相談してみよう。プルガーネットがそう結論づけた時、カメラがこちらに向かって近づいてくる事に気がついた。

 

「わぁ〜べっぴんさん! お名前を伺っても!」

「はい! プルガーネットって言います! チーム闇堕歴珠(アンタレス)に所属してます」

 

 一瞬撮影陣が「アンタレス、ってあの?」「あの闇堕歴珠だよ」とザワついたが、芸人のズンは気後れすること無く質問を飛ばしてくる。

 

「今は何をしていた所でしょうか!」

「今日のメニューはスプリント練習です。スタートダッシュから更に加速するための下地作りですね。せいっ」

 

 打ち合わせも何も無いが、プルガーネットは走ることにした。アハナギナツメのように考え尽くされた立ち振る舞いをこなせるとも思わなかったし、スペースミントのようにわかりやすいキャラを持っている訳でもない。実直に出来ることをアピールするしかないだろう。幸いなことにカメラもしっかりと追従しているようだった。

 

「わあお! いいですね長いポニーテールがたなびいてます!」

「……はぁっ、はい! 幼い頃から伸ばしてるんです。自慢の尻尾と合わせてご覧下さい!」

「ではでは! 回って〜」

「くるくる〜」

 

 少しの気恥ずかしさはあったものの、やはり美意識を元に伸ばし続けているポニーテールと手入れを欠かさない尻尾を褒められて悪い気はしない。数々のウマ娘を見てきただろう撮影陣も少し熱に充てられたような見とれ方をしているようで、プルガーネットは少しだけ自己肯定感を上げた。

 

「凄いですね。静かにゆっくり回っているのに体幹が全くブレてません。尻尾も美しく風に溶けるように回っています!」

「お褒めに預かり恐縮です」

「では最後に一言頂けると!」

「十月にデビューする予定です! 画面の前の皆さんも是非京都レース場へお越しください!」

「はい! プルガーネットさんでした! ありがとうございました〜!」

 

 一礼するとすぐに撮影陣はパタパタと小走りで別のウマ娘のところへ駆けていった。最後尾のスタッフがやはり振り返って「忙しい中ありがとうね」という感じの表情で手を振っていた。見ているとなんだか和む顔のおじさんだったので、多分そういう役回りの人なのだろう。

 

 撮影陣がプルガーネットの感知範囲から外れた時、ようやく肩の力を抜くことが出来た。これまでの人生の中でカメラを向けられたのはスイートパッションの自撮りに巻き込まれた時を除けば殆ど無いと言っていい。そんな状態で突然生中継でお茶の間になんて、緊張して当たり前なのだ。勿論、場末の小さな番組であるものの、公共電波に乗ったことには違いないのだ。

 

 深呼吸して大きく息を吐くと背後から誰かが近づいた事に気がついた。振り返るとそこにはアハナギナツメが立っていた。相変わらず長身で羨ましいとプルガーネットが思っていると、影がぬっと伸びて頬に冷たい感触がぴちゃりと当たった。

 

「ひぃ!」

「お疲れ様ですわ! 麦茶ですけどよろしくって?」

「突然当てないでよ! 心臓が痛いんだけど〜……」

「あら、失礼しました。この程度で縮こまる肝だとは思ってませんでしたので」

 

 オホホホとお嬢様笑いを器用にこなすアハナギナツメを見て(現実にそんな笑い方する人居るんだ……)と少々の感動を覚えつつも先程の撮影陣とのワンシーンを思い出す。やっぱりアハナギナツメは器用なのかもしれない。走ってると本能がより強くなるだけで、実際は頭は回る方なのかもしれない。実に失礼な事を考えるものの、これまでのやり取りを考えるに、本能が昂っているシーンばかりで顔を合わせているせいもあるのだろう。学園ではクラスが違うため、そんなに私生活のことを覗けないのもある。探りを入れるべく、プルガーネットは口を開いた。

 

「そっちこそ随分と良い肝っ玉してたじゃん」

「あらあら、褒め言葉はいくらでも言ってくださいな」

「周りに気を遣わなければ──あの番組をナツメ特集になるくらい乗っ取れたんじゃない?」

「あら、」

 

 アハナギナツメの目が見開かれた。綺麗なビー玉みたいな目をしていた。スクール水着でこれだけお嬢様らしい姿を見せられるのならばカメラが最初に寄ったのもうなずける。

 

「わざとでしょ。すぐにカメラが外しやすいように巻いたの」

「分かる方は居るんですのね。ちょっとプルガーネットさんの株が上がりましたわよ」

「まだ簡単な方だって。気がつく人なら気がつく。そこも含めての仕込みでしょ」

「……もう! 言いたいこと全部言いますわね!? そうですわよ家につつかれない程度に目立ってさっさと抜けたかったんですの! トップバッターになるには十分ですし」

「絵的にもネームバリュー的にもね」

 

 やはりアハナギナツメは強かなウマ娘だ。プルガーネットは素直にそう思った。自分の強みを活かして立ち回れるジュニア級なんてそう居ない。ましてやレースに直結はしない盤外においてなんて慣れないことに躓くことばかりだろうに。

 

「っていうか、家につつかれるの?」

「……まぁ、有り体に言えば実家が好きでは無いのです。実家もそれを承知の上でアレコレと……今のはオフレコで頼みますわよ?」

「ん。じゃあ深堀りはしないでおく」

 

 嬉しそうに頷くアハナギナツメが「ええ。賢明ですわ」と笑う。プルガーネットとしては聞いてばっかりで、少し悪いことをしている気分になった。ある程度はフェアにやっていきたい。何かアハナギナツメに得がありそうな……あった。

 

「じゃあ変なこと聞いちゃったお詫びに、何処かで並走でもしない?」

「あらあら……素敵なお誘いですが、今日は見ての通り泳ぐつもりでして。船もチャーターしてありますのよ。つまり?」

「遠泳トレーニング、一緒にやろ!」

「ええ。満点ですわ! トレーナーを呼んでくださいまし!」

 

 見世物用の小島では足りそうにない。

 プルガーネットの有り余るスタミナが今や今やとエンジンをかけていった。午後のトレーニングは十二分に充実したものになるだろう。

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