本話も、オリ展開となります。
気に入らない方は、そっ閉じ願います。
──これはそんな「if」の物語──
さて、現在
三歳頃に魔力暴走を起こして文字通り死にかけて分身ができてしまったわけなのだけれども………最初の頃は大変だったわ。
前回、姉に寄せた、といったけど、あれは嘘よ。
実は自分の姿をそこまで客観的に覚えていたわけでは無かったの、ナルシスト?ではないし。
何なら、今の自分の姿を
だから、のた打ち回っているときに、健気に看病してくれた姉──クレア・カゲノー五歳をちょっとだけ幼くした程度に
そう、自分の
あの時は本当に感謝しかない。
私が伸ばした手(40℃超)を握って励ましてくれたのよ。
まぁ、
結果的にいろいろとサイズが元の身体から少々?ズレてしまったいた…らしい。後でメイドが不思議そうにしていたからね。
もちろん、次に分身も同じようにモデリングして──困ってしまったの。
いきなり分身ができました、なんて言えないよね。中世っぽい異世界でよ? 異端審問とか嫌よ!
それに分身?も本体?もどこかおかしかったのよ。──後にディアボロス細胞とかが原因って解るんだけど、当時は知らなかったし。
なんか力が異様に強くなったし、氣も練りやすくなったし、特に魔力もなんか
てなわけで、復活してから分身を適当にベットの下に隠しておいて日常、つまり修行生活を再開して数週間たったころかな。分身が希薄ながら自我を持ってしまったことに気が付いたの。ビックリよ。
………なんかいつもベッドのしたはいやーー………
そんな心情が伝わってきたの。ごもっともな意見よね。さすがにご飯は分身を動かしてこっそり残りものを食べさせていたけどね、それ以上はさ、まだ
それからは反省して一緒にベットで寝るようにしたの。メイドが起こしに来る前に隠れてもらったけれど。
一緒に寝ている間に意識を
“ボク”の記憶──記録──は、なぜか私よりも鮮明に保持しているのよ。最初の無垢な時にインストール?されたからなのかな。後々ガーデンで役に立ったからね、シャドウの『陰の叡知』──七陰には『彼の叡知』──としてね。
なんだかんだで完全自立するまでは数か月かかったのだけれど、そこそこ自我が育った頃から、少しであれば身代わりをできるくらいになって、夜──一部昼間──に入れ代われてラッキー! 安心して自分の修行ができるわ! と喜んでいたら……
気付いたら、分身が一人で寝てる時に、姉のベットに潜り込むのが常態化していたの ──もっと早く気付けよ、私!!
まあ、促成栽培?したといえ実質一歳未満だし、私の記憶と“ボク”の記憶──記録──があるけど、寂しかったのでしょう。
部屋のベットに寝かせたのに、知らないうちに分身がお姉ちゃんの抱き枕になってました、とかわけがわからないわよ!
自我がハッキリしてからは当たり前だけど自立行動するからね。深く繋がろうとすると
こうして気付いたら、甘えん坊でお姉ちゃんにべったりで、お姉ちゃん大大大好き!というキャラ付けがされてしまっていたの。もっと早く気付いていたら……
前世の“ボク”には兄弟姉妹はいなかった。それにクレアお姉ちゃんはある意味命の恩人の一人だしね。
私は“ボク”ほどではないけれど、自分にとって大切なものと、そうでないものを明確に分けるように心がけている、けれど、大切なものの一つにする程度にはお姉ちゃんを好きよ。
問題は、私も普段からお姉ちゃんにべったり甘えないといけなくなって……、お姉ちゃんもシスコン増し増しになるし、両親やメイド達の視線が私には生暖かくて……つらい。
そうそう、ついでになぜ母の方が魔力粒子が濃かったのか、については、貴族教育の一環としてカゲノー家にある家系図を習った時に、意外なことが判明したわ。
なんと、母オカン・カゲノーの家系が、魔人ディアボロスを討伐した三英雄の一人、人間の英雄フレイアの
まぁつまり姉と私もそうなのよ。まあ、貴族の名家の家系図あるある、だと思うけどね。
あと、所々に
ちなみに、父オトンの方は、さすがに英雄まではたどり着けなかった、途中までしか無かったんだ。初代の姉に
──後に七陰の調査により、家系図の真実がわかったときには驚いたわ。本当に英雄の家系で、悪魔付きと・・・の家系……とか。
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次に、私の体と分身の体を調整できたことをヒントに、割りととんでもない量の氣と魔力を利用して、懲りずに自分の肉体の魔改造を始めたの。もちろん分身と協力しながらよ。これも陰の実力者(女)になるための修行の一環ね。
自分の体と、自分の命の恩人?で自我も発生して血を分けた双子の妹程度に思っている分身の体なので、さすがに人体実験をやるようにはできなかったわ。
扱いはできるだけ丁寧に、お互いにフィードバック?させながら順番に魔改造していったの。結局、制限付きではあるけど自由に変身できるようになるまでに、~1年半くらいかかったかな。
おかげで魔力の神髄や、魔力と肉体の相互作用の神髄に触れることができ、魔力制御は極限まで高めることができた、と自負しているのよ。──まぁわりと直ぐにぶち壊されるのだけど。
最初は+2年程度──つまり姉と同じくらいまで──だったけど、最近ようやく前世の年齢程度にまで変身を制御できるようになったんだ、女の子だけど。
最後に、ここ一年くらい試している新兵器を紹介しよう。その名もメタルスライムボディスーツ&ブレード。
説明しよう、メタルスライムボディスーツ&ブレードとは。
この世界には魔力がある。その魔力を使って人は身体や武器を強化して戦うわけなのだが、魔力を扱うときそこにはどうしてもロスが出てくる。
例えば普通の鉄の短剣やナイフに魔力を100流しても実際に伝わるのは10未満なのよ。実に9割以上の魔力が無駄になっているのよ。
魔力を流しやすいミスリルの剣でも、男爵で魔剣士の父が使っているようなやつでは100流して25~30伝わる程度だったわ。たぶん最高級品と言われるものでも50ぐらいだろう。極めてロスが多いの。
そこで私はスライムに注目した。スライムはもう見れば分かるとおり魔法生物よ。魔力を使って自身の形を変え、動き回っている。
そこで調べたところスライムの魔力伝導率は驚きの99%。しかも流動体なので自由に形態を変えられる。
私はスライムを捕獲してスライムの研究を進めた。捕獲したスライムは軽く
しかし、魔力伝導率が高く魔力を込めれば硬い強いとしても、素のままでは弱すぎるので、某
こうして硬くて柔軟で、眷属故に扱いやすく、スライムなので強化しやすいキング・メタルスライムの合成に成功したわ。
そこから分裂させて株分け?したメタルスライムを全身に纏いボディスーツとして調教することに成功したの。鎧と違って軽く音も鳴らず快適で、むしろ魔力を感じて身体の動きを補助してくれる。勿論防御力も折り紙付きよ。
現在私は黒い色素を持つメタルスライムを使った艷消しブラックのボディスーツと、その上から同色のロングコートを着用している。胸部と背面にメタルスライム・コアを覆う防御用の装飾以外には
陰の実力者(女)として活躍するときまでには、それに相応しいデザインを考えてもいいかもしれない。
いずれメタルスライムにミスリル剣を喰わせてミスリル・メタルスライムに進化させることも考えているの。
というわけで、オリキャラタグを追加しました、まぁ、主人公の分身ですけど。
なお、主人公の“ちょっと”は、基準が普通とは違っています、念のため。
そして、初めて出た名前はクレア・カゲノーでした。
アルファを出すまでに、あと何話稼げるだろうか…
なお、捏造した設定もありますので、読む際は注意願います。