アルファさまの人気凄いです。
さて、今回から、本編に行かず、七陰列伝の始まりです。
基本、カゲマス準拠ですが…
本作品では、アルファたちの出会いや年齢などがズレています。
…当然、みんなの性格や嗜好も変わってしまいました。
──これはそんな「if」の物語──
陰の… 七陰列伝 第01話「結成!七陰」
シャドウガーデン結成してから3年は、最初の1年半くらいで7人……いわゆる『七陰』が揃った後は、全員を内家戴天流の直弟子として氣を修得──半ば無理やり──させるのにかかった。その後、この世界の闇について調査と悪魔憑きの救出を開始してから1年と少し。
『七陰』の1人、ゼータの出自 ──魔人ディアボロスを討伐した三英雄の一人、
更に、シド──カゲノー家の家系図から派生して調査したエルフを含む英雄の家系と、悪魔憑きを救出した施設での情報収集や、ゼータによる教会施設への諜報活動により判明したこと。
それは…
・悪魔憑きは、本当に英雄の子孫であること
・魔人ディアボロスと戦った三人の英雄は全員女性だったこと。
だからディアボロスの呪いは女性にのみ発現すること。、
・ディアボロスの呪いが発現する割合はエルフがもっとも多いこと。次いで獣人、最後に人間。
これは種族ごとの寿命と関係があって、寿命の短い人間は英雄の血が薄まっていて呪いは発現しにくいこと。、
逆に寿命の長いエルフは英雄の血が濃く呪いが発現しやすい。獣人はその中間であること。、
・悪魔付きが呪いではなく祝福となっていたこと
・聖教が真実を捻じ曲げたこと
・聖教の陰に「ディアボロス教団」というカルト教団があること。
確かにシャドウガーデンのメンバーで人間はシャドウ様1人──レミーは除く──、七陰も、獣人2人にエルフはなんと5人。当然全員元悪魔憑きだった。
シャドウ様の治療──解呪から悪魔憑きとなる原因は体内に大量に蓄積された魔力が暴走したものであることもわかっている。従って我々悪魔憑き──英雄の子孫は強大な力を秘めている。
その英雄の子孫を「適応者」と呼んで早期捕獲するために有料で引き取り、浄化と称して人体実験などを行い処分しているのが「ディアボロス教団」だった。
つまり、ディアボロス教団の目的は、魔人ディアボロスと強い関係があること ──おそらく魔人の復活と利用にあると。
──この世界のあらゆる場所へ見えない魔の手を伸ばす教団に対して、様々な手段で、その強大な影響力に対抗するために──
──いつか確実におとずれるであろう、シド──シャドウとディアボロス教団との対決。その世界の陰で行われる死闘に向けて──
──私たち『七陰』が、シャドウ──とシャドウガーデン──のためにできること──
──これは未来におけるディアボロス教団との本格的な対決に備え、シャドウガーデンの勢力を世界中に拡大すべく、各方面で頭角を現していった、シャドウの手足にして忠実なしもべ、七陰の物語──
──そう、これから私たち『七陰』の ──シャドウガーデンの本当の戦いが始まる──
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「アルファ様、全員揃いました。」
ありがとうベータ。それじゃあ第51回シャドウガーデン会議、改め、第1回七陰会議として、ガーデンの今後の方針について会議を始めるとしましょう。
「……眠い……。」
「デルタも眠くなってきたのです……。会議はいつも眠くなるのです。ふわぁ…。」
イータ、デルタ……。まあ、そのままでいいから聞いてちょうだい。現時点での目標を整理して、今後の行動の指標と目的をまとめさせてもらったわ。
第1に行うべきは、ディアボロス教団の調査と『悪魔憑き』に関する呪いの研究。調査と研究はこれまでも行ってきたことだけど、今後は、様々な場所で情報収集してもらうことになる。
よって今後は、教団との直接的な戦闘機会が増加する。これに伴って、私からみんなに提案があるのだけど……。
「提案……?」
イプシロンが首を傾げながら聞いた。
ええ、……それは
「剣術……ですか?」
とガンマ。デルタも。
「どうして剣術なのですか? 奴らを狩るのに、爪じゃいけないのです?」
シャドウは、私たちに
全員うなずいた。
でも、あるときを境に、自分自身で鍛錬を積み、個性を伸ばすように命じたわよね。
だけど、かつて、七陰全員に同じ
なぜなら、今後の私たちの
「なるほど……、だから、それぞれの得意武器とは別に、ガーデンの象徴としての“剣”を使うべき、ということなのですね。」
イプシロンが納得したように言った。
「さらには、様々な得物の使用を避け、剣に統一することで、万一ガーデンの情報が漏洩した場合に個人の特定を妨げることができますね……!」
「シャドウ様、そこまで考えていらっしゃったとは……♪」
ガンマも納得したようだ。ベータは感激している。
みんなそれぞれに、得意な戦闘スタイルがある。シャドウが私たちに、個性を伸ばすよう命じたのは、きっと、その才能を無駄にしないため……。
だけど、本格的にガーデンの一員としての活動する以上、普段の戦い方については、手口を含めて可能な限り統一すべきよ。
「……剣は嫌いじゃないけど、場合による、かな。」
もちろん、ゼータのように諜報をメインに動くのであれば、剣以外の様々な得物を使った方が都合がいいでしょうし……
「うぅ〜っ……」
唸るデルタ。イータも。
「一応……最低限の、
強敵との戦いや、確実な勝利が求められる時のように、得意なスタイルで戦うべき状況が、少なからずあるのは事実。
だから、あくまでこれは、努力義務ということにするわ。だけど、ゆくゆくは……、そういうつもりでいてほしいの。
「それじゃあ、これからも爪で狩っていいのです?」
ええ、だけど、
「はうぅっ……、わかったのです……!」
「ところでアルファ様、今後、ガーデンの規模拡大と秘匿性を両立させるとなると、ここを拠点にしていては、限界があるように思うのですが……」
ええ、あなたの言う通りよ、ガンマ。この拠点は元々シドが誰にも知られないように内家戴天流を修行するためだけのものだったの。だからこそ、我々が力を高める上で、早急に新拠点を見つけることは、直近の課題でもある。
「新しい……家……!」
その点を含めて、ここからが今日の本題。ベータ、よろしく。
「はいっ。新たな拠点探しも含めた、
まず、シド──シャドウは、盟主としてシャドウガーデンのトップとなるわ。
──レミーはシドの影の面を優先するので、
とはいえ、シャドウは、君臨すれども統治せず、ということで、実質的には、この私……
全体を管理するリーダーとして活動しつつ、人員が必要な作戦と計画には随時参加する形になる。要は、専門性の高い事柄を除いての『なんでも屋』ということ。責任重大だけど、粛々と努めさせてもらうわ。
「私、
「どちらかと言えばデスクワーク寄りですが、現地での情報収集や調査が必要な作戦には、積極的に参加していくつもりです。」
「
「これからの戦いには先立つもの……、世界に影響を及ぼせる資金力と政治力が必要です。」
「つまり、ガーデンを力をつける上での発展と懐事情は、私の知性にかかっている、と……、お任せを。」
「
「これは、悪魔憑き救助の際に高確率で発生すると考えられる、ディアボロス教団との戦闘を含むものです。」
「奴らとの戦いなら、デルタに任せるのです。助けるよりも、狩る方が得意なのです!」
「
「ちょっ……、私が裏方ですって!?」
とても大切な仕事よ、イプシロン。各方面へのサポートには、繊細な気配りとセンスが求められる。あなただからこそこなせる陰の役割と、私は信じているわ。
「アルファ様、かしこまりました!この緻密のイプシロンにお任せを!」
「
「もしかして、そこからさらに、仕事を増やすつもり?」
その通りよ、ゼータ。我々が次の拠点にするにふさわしい場所……、それをあなたに探して来てほしいの。
「新しいねぐら候補だね……、そういうことなら。」
「
「……すぅっ……んんっ……」
「やっぱり、寝ちゃってますね。」
今後に増えていく、拠点の建築関係について、色々と関わってもらおうと思っているのだけど……。
「っ!、……んん……わかつた……考えておく……むにゃ……」
「ともあれ、個々のやるべき行動指標が決まった以上、やるべきことに全力で取り組む、ということです。」
ええ、ガンマ。シャドウガーデンの新たなる一歩は、この瞬間、静かに、けれども確実に踏み出させる。
「拠点……ここより……大きくて……広い……必要……ふにゃっ……」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
同日とある時刻……
「ハイハイ、レミーさんが来ましたよー。シドは、カゲノー家で大好きお姉ちゃんとお風呂に入っているところだよー。」
そう、イータ、
「相変わらず、アルファのぼくの扱い雑だよねー。まぁ、いいけどー。」
「うん……。マスターと……協同で、開発……した。これで……聞かれる……ことは、無い……」
それでは、第1回『裏七陰会議』をはじめるわよ。
「
イプシロン?
「
防諜は問題無いようね。──レミーも軽口叩くのはやめて。
さて、シャドウガーデンは、七陰が実質的に主導することで、シド──シャドウに盟主を引き受けてもらえたわけだけど……。
レミー?
「今のところ、シドの三つの
1つ、“
2つ、
3つ、陰の実力者になれず無念に逝った“
「だから、シドのアライメントは、
「組織の拡大によって、恐れていた可能性──
「性自認もニュートラルねー。ホント前世の“ボク”の記憶──感情付きの記録──を持っている割にさー。」
「それは、主様の性自認もまだ未分化で、恋愛対象も、男の子、女の子どちらにでもなりうる、ということでしょうか?」
ガンマの推察に七陰の緊張が高まった。
「うん。どっちも
「比較……対象が、悪すぎ……」
「控えめにいってサイコパス?でしたっけ?」
「そうはいってもー、シドの実年齢はもう少しで、10歳だし、そろそろ性を意識してもいい頃だよー。普段から15歳くらいに変身しているのにさー。ちなみに、私は……」
レミーは、どうでもいいわ!
「……だから、ぼくへのアタリってキツいよねー。」
と・に・か・く、シドに
「不穏な言葉は聞かなかったことにするよー。そうなんだよねー。なまじっかニュートラルだから、あの容姿で無防備なんだよねー。お姉ちゃんは、お姉ちゃんで問題だけどさー。もしも、シドが弟だったらヤバかったかもねー(笑)」
「主のあの無防備さは、なんとかしないといけない。
──七陰だけでいい……本当は……──
えぇ、シドにはガーデンの盟主──象徴として立っていてもらわないといけないの。だから……
──絶対に逃がさないし守ってみせる──。
──シャドウ様♪シャドウ様♪シャドウ様♪シャドウ様♪──
──主様には七陰だけでいいのです。身も心も委ねて──
──大丈夫……マスターとの……子供が……できる、研究中──
──えっ、ちょっとイータ、そんなことできるの?──
──ボ、ボス・レディーに撫で撫でされたい──
「だから、目からハイライト消すの止めてー。イプシロンとデルタは無理に真似しなくていいからねー。」
とにかく、シド──シャドウの貞操を守り抜くのよ!
「「「「「「おー」」」」」」
「……貞操だけじゃなくて、心も守ってねー。シドが──前世の"ボク“のように陰の実力者を
「本当に前世の“
──分身で影のぼくには無理だからー──
ほんとうにアルファ様の人気が凄いです。2000UA突破しました。
というわけで、「ガールズラブは保険」タグを削除しました。
果たして、本編までに何話稼げるか挑戦するスタイル。
なお、第01話でシドの陰の実力者の定義をしていましたが、実はシドは勘違いしています。
①“核”という、究極の兵器に負けないこと。
②人助けをすること。最後の1年間なんたらスレイヤーとして何度も人助けしていたから。
③陰の実力者になれず無念に逝った“ボク”の残念をはたすために、シドなりの『陰の実力者』を目指していること。
最後の1年間の記憶が強すぎました。
したがって、「④平凡で、決して目立たない、人畜無害なモブA」なんて欠片もありません。
この設定が気に入ってくれると嬉しいのですが。
他にも捏造した設定がありますので、読む際は注意願います。