ホークアイ〜終わらせられない憧れ〜   作:ただの青い山羊

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Prologue

 

 俺が小学生の頃、とある映画を観た、「アベンジャーズ」だ

 俺はヒーロー達に憧れた、「アイアンマン」「キャプテン・アメリカ」「マイティ・ソー」みんなカッコよかった、でも俺が1番憧れたのは。

 

 

ホークアイ

 

 

 俺は彼の様になりたいと思った、どこに憧れたかと言うと、彼は特別な能力を持たない、所謂凡人だったからだ、まぁそれでもめちゃくちゃ凄い身体能力だけど。

 

 俺は彼の縁の下の力持ちの様な所が好きだった、皆はホークアイの事を地味って言うけど、俺はそこがいい所だと思ってる。

 

 後は、狙った的は外さない、そんな仕事人の様な雰囲気も好きだった、でもたまに大胆な事をしたり、アクロバットやパルクールの様な事をしながら弓を放ったり、冗談を交わしたり、そんな事をしつつも絶対に外さない所が好きだった。

 

 これ以上話してると無限に語れる気がするから、一旦切っておく。

 

 俺はアベンジャーズを観た後、アーチェリーや弓道を習い始めた、彼の様になりたかったからだ。

 

 でも現実は甘く無い、最初は上手く的に矢が当たらないし、すぐに集中力は切れた、でも諦めなかった。

 努力を続けて、矢が的の中心に命中する様になってきた、集中力も上がった、でもホークアイには程遠かった。

 

 何度か大会にも出た、でも結果はダメダメ、入賞すら出来なかった。

 

 小6になって小学生最後の大会に出た、結果は優勝だった。

 やっと彼に近づけた様な気がした。

 

 マーベルの映画も何度も観に行っていた、やっぱりホークアイはカッコよかった、もちろん他のヒーローも。

 

 中学生になって、アクロバットとパルクールもちょっと始めた、元々トレーニングはしてたから、簡単な動きは出来たけど、やっぱり怖かった、でも慣れてくるとめちゃくちゃ楽しかった。

 

 けど弓の腕は……上達しなかった、辞めてしまおうかと思った、でも諦めなかった、才能が無いならその分努力した。

 

 その結果、良い結果が出るようになってきた。

 

 数年後、アベンジャーズエンドゲーム等が終わり、ホークアイのドラマが始まった、17歳の頃だった、俺は主人公の「ケイト・ビショップ」に嫉妬した、俺は彼女に矢の腕が劣り、彼女はホークアイの相棒(サイドキック)に選ばれたからだ。

 

 フィクションのキャラに何言ってんだってなるかも知れないけど、それでも俺は本当に悔しかった。

 

 18歳になり、アーチェリーの練習に行く途中、俺は通り魔に出くわした、奴を捕まえようと、弓を構え、射った。

 

 だが外した

 

 俺は一発しかチャンスが無い場面でミスを犯した、そしてそれに逆上した通り魔が俺の方を向き、殺そうと走ってきた。

 

 俺は抵抗したものの。

 

刺された

 

 俺の人生は18で幕を閉じた、ホークアイに憧れ、弓を始め、ヒーローになるチャンスが巡ってきたものの。

 俺はそれを逃した。

 

俺はこんな所で諦めたく無いのに

 ───────────────────

 

 俺が目を覚ますと、何故か目の前に知らない天井があった、俺が起き上がると一つの違和感に気づいた、体が4歳の頃まで若返っていた。

 

 いや、多分これは、ネットでよく見る転生って奴だろう、俺は確かに死んだ、その筈だ、信じ難いけど、そうとしか考えられない。

 

 しばらくすると、今の俺の母親らしき人が入ってきた、どうやら頭を打って気絶していたらしい、恐らくその拍子で、記憶が戻ったんだろう。

 うん、そう言う事にしておこう。

 

 頭から落ちたから記憶喪失ってことにして母さんか色んなことを教えてもらった。

 俺が転生したらしき世界は、ちょっと変な感じの世界だった。

 

 事の始まりは中国、軽慶市。『発光する赤児が産まれた』というニュースだった。

 以降各地で「超常」は発見され、いつしか「超常」は「日常」に、「架空(ゆめ)」は「現実」となった。

 世界総人口の約八割が何らかの「特異体質」である現在、個性を悪用する敵(ヴィラン)により混乱渦巻く世の中で、かつて誰もが空想し憧れた一つの職業が、脚光を浴びていた。

 それがヒーロー。

 

 そして、これは俺がもう一度チャンスを手にし、憧れのホークアイを目指す、ヒーローになるための物語である。

 

 

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