黒の組織の幹部だけど有名アイドルの双子の姉妹なんです   作:黒っぽいアイドル擬き

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ボランティア

工藤夫妻との遭遇から数日、あの日は本当に疲れた。

 

ベルモットと有希子さんからのあの服やら、この服やらの着せ替え人形よろしく試着に付き合わされた。

 

肌の露出の多い服装は身体の傷痕の事とかあるし、適当な理由をつけて断ったけどそれでも二人から着せられる服が多かった……。

 

私は取り敢えず、学校に来ると。

 

「おい、エミリー」

 

「なに、ルーク?」

 

「お前……ボランティア時間数、大丈夫か?」

 

「ボランティア時間数……?あ、忘れてた……」

 

ボランティア時間数とはその名の通り、学校から指定された時間分のボランティアをしなければならない。

 

しなくても構わない……だけど、最後に待ち受けるのは。

 

「卒業出来なくなる~!」

 

そう、ボランティア時間数は学校の卒業に必要な単位にもなっている為、もし、足りなければ勉強が出来ても卒業させてくれない。

 

普通に生きている設定で留年は流石に駄目だ。

 

私が机に突っ伏して足をバタバタさせるとルークが呆れた感じで溜め息をつくと一枚のチラシを差し出した。

 

「そんな事だと思って手頃なボランティアを持ってきたぞ」

 

「わぁ!流石はルークね!それで?えーと……孤児院の手伝い?」

 

私はそのチラシを見た時、偶然とは恐ろしいと思った。

 

何たって、燃やす予定の場所……ニューヨーカー孤児院だもの。

 

「へぇ……孤児院のね……」

 

「贅沢言うなよ?ボランティアの時間を稼げるだけでも儲けもんだ」

 

「言わないわよ。丁度、用事もあったし」

 

「用事だと?……養子でも取るのか?」

 

「馬鹿ね。私は18歳だよ?子供を持つのは早いよ」

 

私はケラケラと笑いながらそう言った時、そこへソフィアが今日は休む事なくやって来た。

 

「おはよう。ソフィア」

 

「あ……うん。おはよう」

 

「元気が無いね……どうしたの?」

 

私って悪い女ね……理由を知ってるのにこんな事を聞くなんて。

 

私の質問にソフィアは暗い表情を見せながら暫く口ごもっていたけど、すぐに笑顔になった。

 

「いや、何でも無いよ。ちょっとドラマで暗い内容があったからさ。それでね」

 

ソフィアの言い分に私は深く追及せず、軽い返事で止めておいた。

 

あれこれ無理に聞き出そうとするのは逆にソフィアの不興を買いかねないからね。

 

「そう言えばお前ら同時に休んでたよな?何してたんだ?」

 

おい、ルーク……余計な事は言わないでよ。

 

「同時に休んでいた?エミリー。何でだ?」

 

「そう言うソフィアは?」

 

「家の事情さ。ちょっと、トラブルがあってね……さぁ、答えたぞ。君は何でだ?」

 

「私は風邪を引いちゃってね。今でも少し、怠いかな?」

 

私はわざとらしくそう言うとルークは私に疑いの目を向けてきている。

 

「何よルーク?」

 

「いや、思っている以上に元気で何よりだと思ってな。別に仮病を疑っているつもりはないぞ」

 

ルークはそうニヤついた顔で言ってくる事に私は苛ついてルークの足を蹴ると、ルークは痛そうに蹴られた足を痛そうに擦る。

 

ふん、人を疑った罰よ。

 

まぁ、仮病は本当だけどね。

 

「君達二人。最近、仲が随分とよろしいね?そう、今まで以上にね」

 

「え?そう?」

 

「いや、別に普通だろ?」

 

私は何も疚しい事は無いけど……ルーク、何で顔を赤らめてるの?。

 

「へぇ~。普通か……僕の見込みだと付き合ってるのかと思ってたよ」

 

「ッ!?ば、馬鹿!!付き合ってねぇよ!!」

 

「ルーク。此処は教室だよ?」

 

ソフィアにそう言われたルークは慌てて辺りを見渡すと周りはニヤニヤしてたり、ハンカチを噛んで下に伸ばしている人がいたりしてた。

 

「テメェら!見てんじゃねぇ!!」

 

ルークがそう怒鳴るけど皆は一斉にルークを茶化し始めた。

 

「そう言っても照れてんじゃねぇか!」

 

「恋人じゃなかったら夫婦か!」

 

「きいぃッ!!エミリー様は私の者だったのに!!」

 

「え?そっちなの?」

 

周りの皆に茶化されるルークは顔を赤めながら茶化す皆に向かって駆け出し、皆は茶化しながら上手く教室内で逃げると言う悪循環を繰り返す中、ようやく先生が来て落ち着いた。

 

その後、隣の席に座ったルークは私と一切、視線を合わせてくれなかったのは言うまでもない。

 

……何で?。

_______

_____

___

 

学校の休みの日、私とルークは兼ねてから予定していたニューヨーカー孤児院のボランティアをしに来ていた。

 

建物は思っている以上に真新しく、子供達も元気に遊び回っている様子が見える。

 

「へぇ、思っていたよりも明るいね」

 

「此処はまともなのは間違いない。何たってゴットスピード・ファミリーが責任を持っているんだからな。マフィアが孤児院を運営する。後ろ暗い何かがあるんじゃないかと何度も警察やら何やらと探られに来たらしくて子供の為にも変に彷徨かれたくないから最善の注意を払って運営しているらしいからな」

 

「その通りだよ」

 

私達はその声の方に視線を向けると、そこにはソフィアが立っていた。

 

「まさか君達がボランティアに来てくれるなんてね」

 

「まぁな。他にいないのかよ?二人しかいねぇぞ?」

 

「……理由は察してくれ」

 

「あ、すまない……」

 

まぁ、マフィアが運営する孤児院のボランティアなんて誰したくないわよね……事件に巻き込まれるんじゃないかとやら、子供の世話が責任重大過ぎるとかで。

 

「仕方ないから。ボランティア時間数を稼ぐ次いでに私が率先して手伝っているんだ。後で家のファミリーの連中も来るから大変だけどよろしく頼むよ?」

 

「おいおい、厳ついマフィアのオッサンが沢山、来んのかよ?」

 

「本当に大丈夫なの?特に私達」

 

「わざと怪我とかさせたら痛い目に合わせるけど、事故なら場合にもよるけど怒るぐらいで済ませるよ。一般市民にマフィアの暴力は過剰だからね」

 

ソフィアはそう言って孤児院の敷地内に入り、私達も続くと遊んでいた子供達が動きを止めて笑顔で私達に駆け寄ってきた。

 

「ソフィアお姉ちゃんだ!」

 

「お姉ちゃん遊ぼ!」

 

「違うもん!私と遊ぶもん!」

 

「僕とだよ!」

 

子供達は誰がソフィアと遊ぶかで揉めた事から子供達は相当、ソフィアに懐いているのが分かり、伊達に手伝いをしている訳ではないんだなって思えた。

 

「はいはい、順番だよ。でも、その前に……院長先生はいるかな?」

 

「うん!先生いるよ!」

 

「そうかそうか。なら、私はちょっと、先生の所に行ってくるから代わりに暫く、このお姉ちゃんとお兄ちゃんに遊んで貰ってくれ」

 

「「え……?」」

 

「「「「「「はーい!」」」」」」

 

突然のバトンタッチに私達は固まっていると、ソフィアへの返事をしっかりとした子供達は一斉に向かってきて……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

揉みくちゃにされました。

 

~別視点side~

 

エミリーことユメとルークが子供の波に揉みくちゃにされている頃、ソフィアは院長室の前まで来ると軽くノックをした。

 

「院長先生。私です。ソフィアです」

 

「どうぞ。お入り下さい」

 

ソフィアは扉を開けて入るとそこには温厚そうな微笑みを浮かべた老紳士がいた。

 

「ソフィアちゃん。よく来てくれたね。本当なら私が外に出向かないと行けないのだが」

 

「良いよ良いよ。院長先生も歳なんだからゆっくり座っててくれても構わないさ」

 

ソフィアはそう笑いながら言うと院長も笑いながらお茶菓子を取り出していく。

 

「手伝おうか?」

 

「ありがとう。ですが、これ以上、副首領さんの手を煩わせる訳にいきませんならね」

 

そう言って院長はお茶菓子を取り出すとソフィアと対面する形でソフィーに座った。

 

「それで……今回はどの様な?」

 

「単刀直入に言うよ。暫くの間、付近を警戒して欲しいんだ」

 

「それはまさか、マンハッタンの惨劇の事ですか?」

 

院長がそう問うとソフィアは頷く。

 

「エイデンの事務所がやられて、メッセージが送られてきてから音沙汰もない。きっと、何か企んでいるんだ。そう……今度は此処の様なファミリーの加護下にある孤児院の様な所を狙っているんじゃないかって思ってね」

 

「まさか……!」

 

「先生。万が一と言うのは常にある。僕達も出来る限り見回るつもりだが、それでも防ぎ切れるとは思っていない。もし、本当にそうなったら……僕は決して、襲撃者を許しはしない」

 

ソフィアはそう言いながら孤児院が燃やされる想像をした。

 

建物は燃え、子供も大人も関係なく焼き殺され、逃げ出せても襲撃者が容赦なくトドメを刺す。

 

そんな地獄絵図にソフィアは暗く濁った瞳で映す中、それだけは絶対に阻止すると誓った。

 

~side終了~

________

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____

 

ソフィアからの突然のバトンタッチのせいで子供に揉みくちゃにされた私はルークに「お前は中にいる奴等の相手をしとけ」と言われて孤児院の中に来たけど……。

 

「やっぱり、中にいる子って大人しいよね」

 

案の定、中で過ごしている子供は本を読んだり、ぬいぐるみや人形を使って遊んでたり、絵を描いてたりする。

 

年長組の子もいるけど特に構って欲しいなんて様子じゃないのが分かる。

 

私は子供達を眺めていると日本にいるアクアとルビーの事を思い出した。

 

最後に見たのは一歳で、アクアは大人しく、ルビーはお母さん子。

 

私はアクアから何故か怖がられて、ルビーは私によく懐いた。

 

一見したら普通の子供……でも時々、何か普通の子供とは違う様な気もしたけど……まぁ、気のせいよね。

 

どんな風にしろ、私の可愛い甥っ子だもの。

 

私は孤児院の中を見て回っていた時、何処からかB小町の"STAR☆T☆RAIN"が聞こえてきた……え?

 

「STAR☆T☆RAIN?何で?」

 

私は疑問に思いながら聞こえてくる場所へと向かうと古いタイプのCDプレイヤーからSTAR☆T☆RAINが流れ、その近くでは女の子が一生懸命に踊って歌っている姿が見えた。

 

「難しいこと考えるよりも~もっとスウィートな愛を感じてたいの~!」

 

「ねぇ、君」

 

「え?お姉ちゃん……誰?」

 

わぁ、明らかに警戒している雰囲気だ……アクアの二の舞にならない様に慎重に。

 

「今日、ボランティアで来たエミリー=ヴィンヤードだよ。よろしくね。君の名前は?」

 

「智子。智子=ムーアだよ」

 

成る程……名前からして、日本人とアメリカ人のハーフって所かしら?

 

だとしたら、日本から越して来たとか、親が聞いてたとかでアイ達、B小町の事を知っていてもおかしくないわね。

 

「今、聞いてた歌ってB小町のSTAR☆T☆RAINだよね?」

 

「お姉ちゃんB小町知ってるの!?」

 

「え、えぇ……友達から聞いて好きになったんだ」

 

わぁ、この子……アクアとルビーと同じタイプかもしれない。

 

いや、目が本気で好きですって言う程に瞳をキラキラさせてビームを発射するんじゃないかって輝いてるんだよ。

 

「B小町は最高なんだよ!皆、輝いてて!歌も上手で!踊りも凄いんだよ!」

 

「うん。本当に凄いよね~。特にセンターのアイは皆の視線を奪っちゃうんくらいだもん」

 

「アイは私も好きだよ!でもね!私、アイだけじゃなくてB小町の皆も好きなんだよ!」

 

智子の意外なその言葉に私は唖然としてしまった。

 

いや、別にアイ以外に好きになるなって言うつもりはないよ?

 

でもさ……初めてだったんだよ……この子、アイ以外にちゃんと他のメンバーの事を見ている子って。

 

「どうしてかな?」

 

「だって!あのアイと同じメンバーになれるって事はスッゴいんだよ!先生が言ってたもん!主役だけが舞台に立っても面白くない!主役の輝きを支える脇役や悪役がいるから面白くて主役は輝けるんだって!」

 

智子のその言葉に私は笑ってしまい、智子の頭を撫でた。

 

「そうだね……主役だけで盛り上げられない。そこに脇役か、悪役の人がいるから盛り上げられる。それは現実でも同じ事だから」

 

私はそう言って笑った後、足音が聞こえて振り替えるとそこには私と同い歳くらいの短い白い髪が特徴的な女の子が立っていた。

 

「智子、その人は?」

 

「エミリーって言うんだよ!」

 

「えーと……私、エミリー=ヴィンヤード。その……よろしく?」

 

「……スカーレット=ベイリーよ。智子。今は物騒なんだからあまり、知らない人に近寄らないでくれる?それと煩い」

 

「ごめんなさい……」

 

スカーレットはそれだけを言うと何処かに行ってしまい、私は何処か冷たく感じな人だなって思っていると智子が私の服を引っ張る。

 

「スカーレットお姉ちゃんはあんなだけど優しい人だよ!私が他の男の子に苛められたら叱ってくれたり!一緒に寝てくれたりするだよ!だから嫌いにならないであげてね!」

 

この子の言う事が本当なら恐らく、スカーレットは不器用な人間なんだなって思えてくる。

 

まぁ、言動をよく聞けば智子の事を心配している所もあるし、実は意外と子供が好きなタイプなんだろうなって思えた。

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暫くして、ソフィアの言っていた厳ついおじさん達も合流してやっと、楽になれた。

 

「疲れた……ルーク、お疲れ様」

 

「まぁな……たく、子供はなんであんなに体力あるんだ?俺は疲れちまったのにまだ遊び足りないなんて顔してやがったぞ」

 

ルークのその言葉に私は苦笑いしていると、そこへジュースの缶を二つ持ってきたソフィアがやって来た。

 

「二人共、お疲れ。すまないね。用事が長引いてしまって全く、手伝えなかったよ。これはお詫びだよ」

 

「ありがとう」

 

「すまないな。丁度、喉が乾いてた所だ」

 

私とルークはジュースを受け取るとルークはすぐに喉の乾きを潤す。

 

余程、激しく遊んだんだね。

 

「本当に助かったよ。今日は疲れただろ?後は僕達に任せて家でゆっくりしてくれ」

 

「おいおい、随分と早くに帰すな?何かあるのか?」

 

私はそれを聞いて時計を見ると午後の3時だった。

 

私達が来たのは昼の12時で、3時間位しかボランティアをしていない。

 

「別に?今日は夕方からちょっと忙しくなるんだ。子供と遊ぶとは訳が違うし、大変だからこれはボランティアに含めないで君達を早めに帰そうという事にしたんだ」

 

特に怪しい所はない……かな?

 

ソフィア達の都合だし、そこまで言うなら私も無理強いはしないけど……ルークはどうするんだろう?。

 

「……はぁ、分かった。ボスはお前だ。無理強いしてお前の厳ついオッサン達に殴られたくないからな」

 

「すまないね。埋め合わせはちゃんとするから後は任せてくれ」

 

ソフィアはそう言って、そそくさと何処かに行ってしまい、私とルークはお互いに首を傾げ合うしかなかった。

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ボランティアを終えたその夜、私は"ユメ"として現れた。

 

ソフィアのあの言動を見て、何だか嫌な予感を感じたから早々に計画を進めようと来たんだけど……。

 

「静かすぎる……」

 

消灯時間だと言うのは分かる……只、まだ10時過ぎなのに全部の電気が真っ暗で、巡回している気配も無い。

 

私は孤児院の敷地内に入ってもっと、深く調べようと足を踏み入れた時、突然、私を照らす光で包まれた。

 

《来たぞ!!》

 

私は驚いて固まっていると孤児院からゾロゾロとゴットスピード・ファミリーの連中が出てきた。

 

そして、その中央からは。

 

「ソフィア……!」

 

「やっと、お目見えだね。仲間の仇を取らせて貰うよ?」

 

ソフィアが獰猛な笑みを浮かべて立っており、ソフィアは手を軽く前に振るとソフィアの周りいる構成員達が一斉に発砲した。

 

私は銃弾の雨を避ける為に後退、物陰に身を隠した。

 

私とした事が迂闊だった……。

 

あの時の嫌な予感と状況を考えれば今夜は避けるべきだった。

 

普段ならこんなミスはしなかった……いや、私自身の何処かで慢心があったのかもしれない。

 

今、思えば手伝いに来ていたゴットスピード・ファミリーの連中は密かに守りに付く為の兵隊で、武器は事前に何処かに隠して置いていたのは間違いない。

 

そんな状況に私は相手は備えてないなんて高を括って正面からノコノコとやって来た私は途轍もなく馬鹿だ。

 

どうしてか智子の事が頭に過って集中もろくに出来ない。

 

「これしか武器が無いのに……!」

 

手にあるのはワルサーP99のみで、弾入りマガジンは三つ。

 

ソフィアを含め、敵は十人かそれ以上。

 

流石に全弾命中でもこれは勝てないのは分かる。

 

「……撤退ね」

 

私は撤退を決めるとすぐに実行に移す。

 

牽制に何発か撃って、ソフィアの肩に一発だけ当ててやり、少し怯んだ所で私は全速力で逃げた。

 

「逃がすな!僕に構わずに追え!!」

 

ソフィアのその怒鳴り声が響くのを尻目に私は街中にある路地の中に逃げ込んだ。

 

路地を走り回り、逃げるけどゴットスピード・ファミリーは全く、諦める事なく、追い掛けてくる。

 

道中、何度も撃ち合いになり、何人か殺したけど全く、減らない。

 

逃げて正解だった……ソフィアは私を包囲する為に孤児院だけでなく、街中の至る所に兵隊を忍ばせているのは明白だった。

 

「いたぞ!」

 

「裏から回り込め!逃がすなよ!」

 

ソフィアの兵隊達が私を徐々に追い詰め、包囲を縮めて来ている事に私はあまりにもゴットスピード・ファミリーを……ソフィアを侮り過ぎた。

 

それがこの始末……殺されるなら良いけど、捕まって情報を吐かされる様な真似は避けないと。

 

「一発は残しておかないと……」

 

私は川の近くまでマガジンに入れていない弾をポケットに入れて一息ついてから駆け出そうとした時。

 

「逃がすか!!」

 

「ッ!?」

 

私は兵隊の存在に気付かず、奇襲を受けてしまった。

 

放たれた一発の銃弾は私の腹部に当たってしまい、私はすぐに反撃して始末したけど、腹部に受けた傷からの出血が止まらない。

 

「……此処までかな?」

 

私は重たくなる体を無理矢理に動かしながら自分の命運の終わりを考えた時、目の前に誰かが現れた所で、私はその場で気を失った。

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