黒の組織の幹部だけど有名アイドルの双子の姉妹なんです   作:黒っぽいアイドル擬き

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初の番外編です( ≧∀≦)

今回はタイトル通り、もしも、夜空ユメが黒の組織に属さなかった世界線を書きたいと思っています。

完全コナン視点も書きたいな~と思いつつ、今回は頭から離れなかったもしもの展開を書きたいと考え、こうなりましたm(__)m


番外編
if番外編:もしも、夜空ユメは組織に関係無く、一人の普通の人間として生きていたら


世界は理不尽にまみれ、穢れきっている……それを自覚したのがまさか、年端もいかない時だったなんて夢にも思わなかった……。

 

私、夜空ユメは暗い無機質な地下にある隠し部屋で泣いていた……。

 

お母さんには会えない……お父さんには辛くて厳しい訓練を受けさせられる……出来なかったら折檻されてご飯抜き……それが今の当たり前……反抗心も無かった……。

 

こんな所は嫌だ……!。

 

この時の私はそう強く願った……だから、神様は祈りを聞いてくれたのか普段は鍵まで掛けられている扉が閉まりきっていないで半開きになっていた……。

 

私はこれが最後のチャンスだと思った……だから、扉を開けて、前を塞いでいた障害物を無理矢理に退かして駆け出した。

 

ひたすら走った……ただただ走り続けた……。

 

何も考えず……折檻されて痛む身体に耐えながらとにかく、走った……。

 

その後の事は覚えていない……ただ、次に気が付いた時には私は児童養護施設のお世話になっていた……。

 

私が逃げていた時には外に出ていて、逃げている最中にたまたま通り掛かった平泉 政治郎って言う人に声を掛けられてそのまま気を失ったらしい……そこからは意識はあったみたいだけだ半ば、放心状態だったみたいで会話も何も覚えていない……。

 

お父さんも追い掛けて来る気配も無かったし、結局、私はお父さんやお母さんの二人からいらない存在だったんだって自覚させられてしまっただけだった……。

 

このまま……消えてしまいたい……。

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16歳になってから施設から出て行ってから出来る限り田舎で暮らそうと思って宮崎に来て、そこでバイトしながら高校生してたんだけど……只今、重度の風邪引いて入院してます。

 

いや~この真冬に子猫が川で溺れそうになってたからつい、飛び込んで助けちゃって……軽く流されてるのを通りすがりのおじいちゃんに助けられて、風邪引いて、即入院です。

 

宮崎の田舎に住んでたから病院も田舎でさ……私みたいな同年齢の人がいなくて退屈なんだよね~。

 

私はある程度まで回復したら病院のアチコチを歩き回ってはご近所から通ってるおじいちゃん、おばあちゃん、別の都道府県から療養しに来た人達と交流したりしながら過ごしてたけど……。

 

「私、星野アイって言うんだ。よろしくね!」

 

「う、うん……私は夜空ユメ……よろしくね?」

 

髪型以外、私とそっくりさんなアイドルのアイがお腹を膨らませて来た時には目玉が飛び出そうになったよ。

 

だって、アイは私と同じ歳の16歳なんだよ!。

 

高校生くらいの年齢で妊娠して妊婦なのにアイドルもやってるんだからバレたら大炎上間違いなしだよ!。

 

何て事があってからアイとは仲良くなってからいつも一緒だった。

 

アイの担当医の先生の雨宮先生から双子みたいだと言われて私も不思議とアイが単なる他人とは思えなかった。

 

それから月日が流れてアイが陣痛に苦しんでいる時には私は分娩室の外でアイの所属事務所の社長の斉藤さんとオロオロしたりして待っていたりもした。

 

その時には何故か駆け付ける筈だった雨宮先生が来なかったりして私、何度も携帯とかに掛けたんだけど全然繋がらなかったから焦ったよ……。

 

でも、アイは無事に男の子と女の子の双子の赤ちゃんを産めたみたいで、それを聞いた私は腰が抜けて床にへたれこんじゃった。

 

「ユメ……見て……私の赤ちゃん……」

 

私は面会の時にアイが赤ちゃんを見せてくれた時、思わず泣いちゃった。

 

抱っこさせてくれるって言われた時はかなり遠慮したけど……抱いちゃった。

 

とても……予想以上に重くて……可愛らしくて……愛おしかった……。

 

アイもきっとこんな気持ちなんだな~なんて思いながら可愛い赤ちゃん二人を抱きながら涙を流した……。

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アイが双子の赤ちゃんを産んでから2年の月日が流れた……私は18歳になって高校を卒業した私は警察採用試験に合格して宮崎の警察学校に通っていた。

 

進路の事はずっと考えてたけど警察官を選んだ理由は何度か良い意味でお世話になった地元の警察官のおじさんがもうすぐ定年退職だから私が代わろかな~なんて軽い気持ちだった。

 

警察官になる為に厳しい訓練とか勉強とか沢山してようやく、婦警として正式に配属される事になったんだけど……。

 

「東京の米花警察署に配属ですか……?」

 

まさかの地元ではなく、東京の警視庁、米花警察署に配属が決まった。

 

理由は米花町の犯罪率が上がりつつあって、対応する為に出来るだけ優秀な人材を抱えて対応したいかららしい……まぁ、宮崎の警察学校でお世話になった教官は深い溜め息をついてたし、不本意な人事なんだろうと思う。

 

だって、私は優秀なのか分からないけど、せっかく来た良い人材が他所に取られていくなんて嫌でしょ普通。

 

まぁ、これも仕事の都合だし、犯罪率が上がったから優秀な人材を集めて対処しようって言うのも仕方ないよね。

 

と言う事で私、夜空ユメ巡査は東京の警視庁、米花警察署に勤務が決定致しました!。

 

……本当は都会には近付きたくないけどね。

 

~別視点side~

 

一方、ユメが東京の米花警察署に行く事になった話は宮崎県警の警察官達の噂になっていた。

 

「知ってるか?あの大物新人のユメちゃんが東京の米花警察署に行くんだってよ」

 

「マジかよ!?くそぉ……狙ってたのに……!」

 

「綺麗な子だったもんな……アイドルのアイ似だしな。それに警察学校での成績も優秀だったそだしな」

 

「運動抜群、格闘も完璧、銃も初めて触ったとは思えないくらいに使いこなしたらしいぜ」

 

「マジかよ。たく……東京の奴らもズルいよな……優秀な人材だからってかっさらって行きやがってよ」

 

「言えてるな」

 

宮崎県警の面々はそう言って残念そうにしながはもユメが東京で活躍する事を疑わなかった。

 

どちらにしても宮崎と言う狭い場所からすぐに飛び出してしまう……そんな気が彼らにはあった。

 

~side終了~

 

東京に住所を移し、私は自分の所属となる米花警察署の管轄である米花駅前交番で勤務していた。

 

米花町は本当に治安が悪い……ひったくりは可愛い方で、強盗殺人やら恨みによる殺人やら逆恨みによる殺人やら割りとどうでも良い理由での殺人やら……なんか殺人が多いね……。

 

まぁ、こんな感じです婦警してて大変で忙しいけど……私には楽しみがある。

 

それは東京にいるアイ達と会える事。

 

今まで宮崎にいたし、試験とか訓練とかで忙しくて直接会える機会が全く無かったけど今なら暇とタイミングが合えば何時でも会えるしね。

 

「お姉ちゃーん!」

 

そんな私は今、アイ達の住むマンションでルビーと戯れている。

 

「アクアもおいで」

 

「う、うん」

 

アクアが遠慮気味に近付いてルビーと一緒に私に抱っこさせてくれた。

 

もう可愛い~!。

 

妊娠の経緯はアイは教えてくれないけど……見た所、アイ達は幸せな家族そのもので今の所は問題は無い。

 

「ありがとうユメ。二人に構ってくれて」

 

「良いよ。どうせ休みだし、可愛い二人に会えるし」

 

私はそう言って二人を抱きしめるとルビーは笑顔で抱き返してくれて、アクアは……やっぱり遠慮される。

 

「それより、今日はドームライブでしょ?余裕そうに家にいるけど大丈夫?」

 

「勿論!社長達が迎えに来てくれるし、余裕だよ!」

 

そう、今日はアイの最大の晴れ舞台……ドームライブ!。

 

楽しみだな~きっと、アクアとルビーも同じ。

 

早く時間にならないかな~なんて思ってたらインターホンが鳴った。

 

「あ、社長達かな?」

 

「待って、アイ」

 

そう言ってアイがインターホンに出ようしたアイを私は制止した。

 

……嫌な予感がした。

 

「私が出るよ。アイは二人を見てて」

 

「そう?じゃあ、お願いするね」

 

私は笑顔で頷いて玄関に行って扉の前に立って少しの間を置いてから開けたら……。

 

目の前にはフードを深く被って白い薔薇の花束を持った男がいた。

 

「あの……何方で?」

 

私は警戒しながらそう聞いたけど……何だかおかしい……早めに追い返して斉藤さん達に報告しようと思ったら。

 

「アイ……ドーム公演おめでとう……双子の子供は元気?」

 

「ッ!?貴方、何でそれを!?」

 

私はそう聞き返した時、お腹に痛みが走った。

 

私は痛みのある場所を見たらナイフが思いっきり刺さってた……。

 

成る程……花束を影にナイフを隠してたんだ……抜かったな……本当ならこんな不意打ち、普通に防げるけどあの男の言葉に動揺したせいで……。

 

私は必死に痛みを堪えながら男を蹴り飛ばした後、すぐに扉を閉めて鍵を掛けた。

 

「どうしたの……ユメ!?」

 

「ごめん、アイ……警察呼んで……あと、念の為、救急車もね……」

 

私は痛みがある中、意識を失っていく……その途中でアイやアクア、ルビーの声が聞こえる……。

 

私の人生はろくな事はなかった……訳じゃないけど三人に会えた事は嬉しかったな……。

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「と言う事があったんだよね~」

 

「いやいや!お腹刺されて意識失っちゃたんですよね!?」

 

「その時は本当に死んだと思ったよ……いや、本当に」

 

はい、私です……私は現在、生きてます。

 

本当に死んだと思ったよ!。

 

私が意識を失った後、アイが慌てながらも警察と救急車を呼んで、アクアが何故か応急処置が出来て、ルビーがそれを手伝うファインプレーで何とか一命を取り留めたみたい。

 

病院で目が覚めたらアイ達に泣き付かれたり、"今の上司"の目暮警部達から事情聴取を受けたりしたな~。

 

それで今、私は警視庁の捜査一課強行犯三係に所属する超若手刑事として勤務して殺人事件を契機に仲良くなった蘭さんと園子さん、アクアとルビーが仲良くしてる歩美ちゃん、元太君、光彦君に昔話してます。

 

「凄いねユメお姉ちゃん!」

 

「普通ならパニックになってる所でしたよ!」

 

「それよりも凄い事があるよな!」

 

歩美ちゃん達が言っているのは刺され、入院からの退院した後の事。

 

私は勿論、刺された事やアイを狙って来ていた事も放置するつもりはなく、医者とか看護士達に止められようが構わずに退院してすぐに私を刺してくれた逃亡中の陰気男を見つけ出して、暫くの追い駆けっこの末に捕まえてやった。

 

そこから私を見て泣きじゃくる陰気男から要点を全部聞き出すと陰気男は駆け付けた高木先輩に預けてすぐに大元のカミキヒカルを捕まえに行った。

 

証拠ところか令状も無いのに捕まえるなんて今、思えばおかしいけど……その時にカミキヒカルは私を見て逃げ出したから普通に黒だと判断して逮捕した。

 

……そんなに私って怖いのかな?。

 

ただ、「待てやぁーー!」なんて叫びながら追い掛けただけで同僚からも鬼の夜空なんて言われてしまった……げせぬ。

 

その後、カミキヒカルは疲れきった感じで取り調べした佐藤先輩や白鳥警部に打ち明け、全ての余罪が判明。

 

殆どの過程を吹っ飛ばした私の処罰は無くなってそのまま昇進する事になっちゃった。

 

「それにしても現役の刑事がアイのライブに来るなんてね……」

 

「あら、悪い?妹の晴れ舞台は常に顔を出してるよ?」

 

そう、私とアイは事件の後、斉藤さんの勧めでアイとDNA鑑定したら双子の姉妹である事が判明。

 

お互いに天涯孤独の身だと思ってたのにって二人で言ったらその場にいた全員から「本気か?」なんてツッコまれた。

 

それ以来、私とアイは正式に双子として家族になって、私はアクアとルビーも甥っ子として物凄く可愛がった。

 

アイ達と家族になれて私の中にあった黒い何かが消え切った様に感じて……私は本当に幸せだった。

 

「あ、そろそろライブが始まる時間ですよ」

 

「そうみたいだね。ほら、皆も行こう。アクア達も中で待ってるしね」

 

「「「はーい!」」」

 

子供達が元気よく返事をする姿に私は笑顔になると蘭さんが辺りをキョロキョロしていた。

 

「あれ?コナン君と哀ちゃんがいない」

 

「あのがきんちょ達ならサッサと行ったわよ。たく、行くなら行くって言えば良いのに」

 

「まぁまぁ、良いじゃない。それよりも遅れない様に行こう」

 

私はそう言って蘭さん達とアイのライブを見る為に会場に入ろうとした時、悲鳴が聞こえた。

 

結局、こうなるか……。

 

「ごめん蘭さん。ちょっと行ってくるから先に行ってて」

 

「あ、ユメさん!」

 

私は急いで悲鳴の元に行けばそこには人集りと誰かの死体そして。

 

「コナン君」

 

「あ、夜空刑事!」

 

「全く……子供が事件現場に来ないの!ほら、後で話を聞くから離れてなさい」

 

私はそう言って今日もコナン君がいる殺人事件に挑む……。

 

アイ達が安心して暮らせる町に……国にする為に。

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