黒の組織の幹部だけど有名アイドルの双子の姉妹なんです   作:黒っぽいアイドル擬き

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江戸川コナン 

トロピカルランドの一件以降、工藤新一の名は世間から消えた。

 

正確には事件を解決したと言う話題が無くなり、別で起きた事件や予報、スポーツ等が多く取り上げられている。

 

私はそんなニュースを宛がわれた都内のマンションのセーフハウスに置いてあるテレビで流しながら分解したワルサーP99の手入れをしていた。

 

私はニュースを聞きながらおかしいと思った。

 

今頃ならトロピカルランドで死んだ新一君の事が大々的に報道されていてもおかしくない筈なのに全く、報道ところか新一君が行方不明になっている事すらニュースに流れない。

 

まさかと思うけど新一君が生きているんじゃないかと疑ったけど……直接、毒薬を飲まされた新一君が生きてるなんて思えないし、悶えていたのを私は見ていたし……いや、待って。

 

死んだのをハッキリと確認してない……もしかしたら事態を察知したFBIの手引きで生死が知らされない様に工作されている可能性がある。

 

私は考えれば考える程に分からなくなり、考えるのを止めた。

 

手入れを終えてワルサーP99を組み立てて問題が無いか確認し終わった時、組織との連絡用の携帯がなった。

 

「はい?」

 

《私だ。ピスコだよ》

 

「あ、どうも!わざわざ連絡を入れてくれたって事は用意が出来ましたか?」

 

《苦労したよ。何たって年代が古い車両だからね。それに君の様に若い娘には少々、渋すぎないかと心配なのだがね》

 

「別に良いよ。それになかなかクールな車じゃない?」

 

確かに古いけど良いじゃん、私の一目惚れだったんだから。

 

目が覚めてからアメリカのレトロ車の週刊誌を読んでたら見つけてからはその車を乗り回したいって思って堪らない日々だった。

 

何だかやっと、ジンやキャンティ達がどうして車を拘り、そして愛してるのが分かってきた気がする。

 

《そうか。なら、何時なら取りに来れるかね?すぐに引き渡せると思うが念の為にな》

 

「今日!今日が良い!!」

 

《そ、そうか……分かった。私の会社の地下駐車場で待っているからね。また会おう》

 

ピスコはそう言って電話を切ると私はすぐに身支度を整える。

 

素顔は勿論駄目だからエミリーの格好に変装して、財布とか持って、拳銃を隠し持って、いざ、参らんピスコの元へ!

 

私はセーフハウスの部屋の扉の戸締まりをしっかりとした後、待ち遠しく思いながらピスコとの待ち合わせ場所へと向かった。

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どうしてこうなった……?。

 

私はピスコの元へ向かう為に電車に乗って、目的の駅に着いたから出る為に改札を通り抜けようとしたら少し離れた所から大きな音が響いたと思ったら、目の前に視認しきれない程の速さで何かが飛び、隣で歩いていた人が死んだ。

 

しかも頭の横からから赤い華を咲かせて。

 

私は愕然としてたらもう大騒ぎ。

 

騒いで逃げてとやっていた人達の一部が何をトチ狂ったのか私を犯人扱いし始める始末……本当に面倒な事になった。

 

私は不機嫌になりながらこれ以上、疑われるなんて嫌だから冷静に警察に通報、被害者の状態を確認する等とやれる事は取り敢えずやって、警察の到着を待っていたら我らが目暮警部ら警察が到着。

 

あと、髭面の中年の男と。

 

「蘭さん!」

 

「エミリーさん!?どうして?」

 

「私、日本に暫く住もうかと思って……」

 

まさかの蘭さんとの1年ぶりの再会でした。

 

いや、本当に驚いたよ……まぁ、それは良いけどこの中年の男はなんでサラッと警察に混じって捜査してるの?。

 

「ん?知り合いか蘭?」

 

「うん。記憶が朧気だけど……エミリーさん。この人は私のお父さんで探偵をしてるの」

 

「どうも"名探偵"の毛利小五郎です。どうぞよろしく」

 

蘭さんのお父さんの自称、名探偵の小五郎さんに私は首を傾げつつ取り敢えず対応する事にした。

 

「御丁寧にどうもです。私はエミリー=ヴィンヤードです。貴方と同じ探偵をさせて貰ってます」

 

「随分と日本語がお上手ですね。見た所、外国人とお見受けしますが?」

 

「日本語を沢山勉強しましたから当然です。それよりもこれって私も……」

 

「容疑者の一人になりますな」

 

小五郎さんとの話に入ってきたのは目暮警部で、私は内心で舌打ちした。

 

「頭を撃たれた被害者は君の隣にいた。撃ち抜かれた頭の方向から見ても君がいた以上は疑われてもおかしくはあるまい」

 

「そうですよね……でも、銃はアメリカにちゃんと置いて来ましたし、そもそもこの人を殺す理由なんてありませんね」

 

私はそう言って微笑むと目暮警部も確かにとばかりに唸るとそこへ。

 

「おいおい、まだなのかよ警部さんよ?」

 

「此方は急いでるのよ!」

 

「あの、このまま運行を停止させるのも無理があるのでそろそろ……」

 

「申し訳ない。もう少し、お付き合いをお願いします」

 

文句を言いながらやって来たのはガラの悪そうな男といかにも敏腕とばかりのスーツの女、この駅で働いていると思う駅員の三名だった。

 

「だいたい、コイツしかいねぇだろ!横から頭を撃つなんて芸当が出来んのは!」

 

「そうかなぁ~?」

 

私に向けられた男の指摘にいつの間にかいた眼鏡を掛けた小柄な少年が反応した。

 

いや、だから何で事件現場に民間人がいるのよ……?。

 

小五郎さんはまぁ……良いとして、子供がいたら流石に駄目でしょ。

 

「確かにお姉さんが横にいたけど右手で定期券を持ってたし、左手は何も無かったよ?拳銃で撃たれたらなら被害者の近くでもっと大きな音がした筈だよ?それに本当に撃ったのならその手や服に硝煙反応が出てしまう事をお姉さんが知らない筈がないもん」

 

「知らない筈がない?どうしてだね?」

 

「だって、このお姉さん。拳銃を扱った事があるから……て、新一兄ちゃんが教えてくれたんだ。前に拳銃を持ってたのを見てたって言ってたし、もしかしたら銃に詳しいのかなって」

 

「ほぉ、そうなのですかエミリーさん?」

 

「えぇ、そうです。アメリカの探偵と言うのは常に危険と隣り合わせな仕事なんです。調査によっては麻薬カルテルへの潜入調査もしたりするので護身用に持つ事が許されてたりします……最悪、自分の身を守る為に射殺を覚悟をしなければならない時があるので」

 

「そうですか……」

 

私はそう言って目暮警部は顔をしかめてしまった。

 

まぁ、日本じゃ民間人が銃を持って、危険な調査をするなんて考えられないのだからこの反応が正しい。

 

私が目暮警部に一通り、説明できたと思ったらさっき、なかなかに鋭い指摘をした子供が小五郎さんから拳骨を貰って、掴み上げられていた。

 

「コラ、坊主!!まーたウロチョロしやがって!!邪魔すんなって言っただろ!!」

 

「ご、ごめんなさい……」

 

何でだろう……一番、いい加減そうに見えたけど小五郎さんが一番の常識人ではと思ってしまった。

 

いや、考えてみてよ?。

 

事件現場に普通は荒らされたくないから子供は入れたくないし、死体なんて教育の悪いし、トラウマになるかもしれないものを見られてしまう事も考えれば普通は追い出すんだよ。

 

でも、それを特に警察関係者でない小五郎さんがやってて目暮警部はやらない。

 

これって私と小五郎さんがおかしいのかな?。

 

「まぁ、ともかく。エミリーさんを調べれば分かる事だ。協力してくれますね?」

 

「勿論。この場で裸になっても良いですよ?」

 

「いや、それは良いです……高木君。婦警を呼んで別室でエミリーさんの身体検査をする様に。それと、念の為に他の皆さんに身体検査をする様にな」

 

「了解しました。では、此方に」

 

私は高木刑事?に連れ添われて身体検査を受ける為に他の人達と一緒に別室へと連れていかれた。

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私は別室へと連れていかれるとそこには既に婦警がおり、私は一人、そのまま中に通されると高木刑事は別室の扉を閉めた。

 

「……で、どうするの?」

 

「そうですね……先ず、隠し持ってる拳銃を此方へ」

 

私は目を見開いて婦警を見たけど……私はこの婦警が誰なのか察した。

 

「そうだね。はい、これ。ちゃんと隠しててよ……スカーレット?」

 

「勿論です。その為に来たんですから」

 

私はワルサーP99をスカーレットに預けると私は万が一、開けられても良いように服を全部脱いでスカーレットに検査をするフリをさせた。

 

「それにしてもどうして此処に?」

 

「アメリカから発って、日本に着いたのですが……貴方が面倒事に巻き込まれたと連絡を受けまして……事件の内容で身体検査をされるのは目に見えていたので急いで婦警に変装して此方に来ました。貴方は肌身離さずに拳銃を持ち歩いてますからね。見つかる可能性はありましたよ?」

 

「それもそうね……まぁ、私も結構、焦ったよ……身体検査はかなりまずかったから。本当に良いタイミングだったよ」

 

私はある程度、適当に検査したスカーレットから服を受け取ると手早く着ていく。

 

「私はもう一人の女性を検査します。その際に……」

 

「ちょっと待って。下手な工作は危険よ。……今回の事件は小細工なんてしたら足元がすくわれるかもしれないから」

 

「何故?」

 

「……そんな気がするだけだよ」

 

私はそう言った時、思い浮かべたのはあの眼鏡の少年だった。

 

名前はまだ聞いてないけど、"新一の助け"があったみたいだけど子供ながら良い指摘をしていた……でも、あの子は私に"言ってはいけない人物の名前"を言った。

 

「工藤新一……何で子供から死んだ人間の名前が出てくるのよ……」

 

「は……?死んだ人間の名前……?」

 

「スカーレット。あの眼鏡の子供……かなり侮れない。油断しちゃ駄目よ?」

 

私はそうスカーレットに忠告した後、私は別室を出ていった。

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身体検査を終えた私は他の容疑者達と一緒にいたのだけど……。

 

「犯人は貴方だ!!エミリーさん!!」

 

「はぁ……何で犯人なのですか……?」

 

何でか自称、名探偵の小五郎さんに犯人扱いされてしまった。

 

いや、私はちゃんと犯人じゃない証拠を取り揃えられてたんだよ?。

 

明らかに勘任せの適当過ぎる推理に私は驚き過ぎて唖然としてしまった。

 

「銃について詳しく、扱いの慣れた貴方にしか出来ない犯行だからですよ!貴方は予め隠し持っていた拳銃で被害者の横に着くと頭に一発お見舞いした!勿論、身体検査で拳銃や硝煙反応が出てこなかったのは不思議でしょう……しかし!予め」

 

「いや、あり得ないでしょう。落第点にも程があります」

 

「は、はぁッ!?いや、話を最後まで」

 

「聞くにも堪えない推理です。どうせ、その後にどさくさに紛れて捨てたとか着替えたとかあり得ない事を言うつもりですよね?普通に無理です。目撃者も多い中でそれをやったら私は馬鹿じゃないですか」

 

私はそう指摘してそっぽを向くと小五郎さんは言い返せないのか何も言わない。

 

まさか小五郎さんの推理が此処まで酷いなんて……よく、この程度の推理で名探偵なんて名乗ってるよね。

 

全員が呆れて小五郎さんを見てるし、此処で答え合わせをしよう。

 

「仕方ありませんね……そろそろ答え合わせをしないと用事も終わらないので私が推理をしましょう」

 

「あ、貴方が?」

 

「推理だぁ?」

 

私が推理すると言った時の反応がちょっと面白いと思いつつ、私の推理を披露した。

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私の推理によって真犯人である駅員さんである事を暴くと駅員は観念して犯行理由を語った。

 

駅員には多額の借金があり、その事実を揉み消し、有耶無耶にする為に行ったと言う自己中心的なものだった。

 

事件を解決した私は疲れたと思いながら背伸びをしているとそこへ。

 

「エミリーさん!」

 

「あ、蘭さん」

 

蘭さんと小五郎さんとあの眼鏡の少年が来た。

 

「凄いですね!お父さんよりも先に事件を解いちゃうなんて!アメリカの名探偵なのは伊達じゃないですね!」

 

「そんな事はないよ。まぁ……小五郎さんのあのトンチンカンな推理には驚いちゃったけど……」

 

「悪かったなトンチンカンで……」

 

小五郎さんが不服そうな顔するけど流石に弁護出来ないからね。

 

小五郎さんが何で名探偵なんて名乗ってるのか不思議に思っていると、眼鏡の少年が私を見ていた。

 

「この子は?」

 

「あ、この子は江戸川コナンって言うの。コナン君、この人は前にお世話になった探偵のエミリーさんだよ」

 

「エミリー=ヴィンヤードだよ。よろしくね。コナン君」

 

「うん!よろしくね、お姉さん!」

 

へぇ、江戸川コナンか……アイよりはマシなネーミングセンスね。

 

それにしても子供とは思えない、いい目をしている……新一君との関係性がどうなっているのか、そしてこの子は単なる子供なのかそれとも……まぁ、今は捨て置こう。

 

新一君が生きてるならベルモットに何とか弁明出来そうだし、それにまだ子供なら特に驚異になりえない。

 

落ち着いたら周辺の関係者を調べても良いかもね。

 

なんて私が思っているとピスコとの待ち合わせの事を思い出した。

 

「あッ!?いけない!約束があったんだ!ごめんなさい蘭さん!私、人と約束があって!また今度、ゆっくり会おうね!」

 

「うん。またねエミリーさん!」

 

私はそう言いながら急いで駆け出しつつ、江戸川コナンの事を頭の片隅にしっかりと残した。

 

~別視点side~

 

一方、エミリーが去った後のコナン達は探偵事務所へ戻る為に歩いていた。

 

「それにしても驚いちゃったな。まさかエミリーさんが日本に来てたなんて」

 

「ふん。大した事ねぇよ。俺がちょーとヒントをやって、わざと推理を外してやったりして手柄をやったんだよ」

 

「(いや、それをやられてるのはあんただろ……)」

 

小五郎の発言に新一ことコナンは呆れながら内心でツッコミを入れるとコナンはエミリーの事を考えた。

 

「(それにしても何で急に日本に住もうなんて思ったんだ?)」

 

コナンはエミリーが何故、アメリカで十分に活躍している筈のエミリーが知名度の低い日本に住もうと考えたのか分からなかった。

 

日本で少し流れたシャロン=ヴィンヤードの葬式の中継を見て、エミリーが母親を亡くした事は知っている。

 

だが、それだけで日本に来る理由は無いし、悲しみに暮れているのなら一人暮らしをする気力は無さそうなものなのだ。

 

あくまでもコナンの中の考えでしかないが、コナンとしてはどうして急に来日し、暮らす事の意味が見出だせなかった。

 

「(エミリーさんが犯罪に手を染めているとは思えないが……今は静観の時だな)」

 

コナンはエミリーは何かを"隠している"のではと結論を結びつけ、嫌な方向へと行かない事を願った。

 

~side終了~

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私はやっとの思いでピスコとの待ち合わせ場所の地下駐車場へ来るとそこにはピスコと数人のスカーレットを含めた数人の末端達がいた。

 

「やぁ、シンフォニー。新人の彼女から聞いたよ。とても大変だったそうじゃないか」

 

「うん。遅くなってごめんね。スカーレット。預けてた私の相棒を返してくれる?」

 

「えぇ、勿論」

 

スカーレットはすぐにワルサーP99を私に返してくれると地下駐車場の奥から私の望みの車が来た。

 

「君のお望みの黒の1967年のシェルビーGT500だよ。エンジンの整備は勿論、完璧。車体も新品同然。私から見ても文句の無い車だよ」

 

「わぁ!ありがとうピスコ!!大好き!!」

 

私はピスコに抱き付いて大好きと言った後、ピカピカと輝いている私の愛車になるシェルビーGT500に駆け寄って周りを見ていく。

 

「随分と古い車で……目立ちますよ?」

 

「良いじゃん。一目惚れなんだから。それに貴方の車だって目立つでしょ?」

 

「目立ちますがまだ、走ってる車ですから問題ないですよ」

 

スカーレットが口煩く言って来るけど私はもう我慢出来ずにそのまま乗り込むとエンジンを掛けた。

 

とても力強いエンジン音と一緒にシェルビーGT500は動き出すと私はすぐにでも走りたくなった。

 

「ピスコ!この御礼はきっとするわ!だから今から走って帰るね!」

 

「あぁ、構わんよ。何かあればすぐに連絡をするようにな」

 

私はピスコから了解を得るとシェルビーGT500のアクセルを思いっきり踏むと一気に走り出した。

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