黒の組織の幹部だけど有名アイドルの双子の姉妹なんです 作:黒っぽいアイドル擬き
テレビ局での事件の後、私は滅茶苦茶、有名になった。
外を歩けば通行人が有名人を目撃したみたいな感じで私を見てくるし、たまにサインをねだってくる。
……めんどくさい。
私は有名人になりたかった訳じゃないもん!!。
それもこれもあの時の事件を生放送してたテレビ局の人達が悪いのよ!!。
安友子ちゃんも今まで名前を伏せて活動してたみたいだけど完全に身バレして通学先の杯戸高校にまで押し掛けられちゃったって愚痴ってたし。
幸運にも過去の事まではバレてなかったか、或いは伏せられたのかそう言った報道は無かった。
……まぁ、結果的に私も名探偵として表の顔の土台をより固めた事にラムはご満悦で、これからもその顔を使って暗躍する様に言われている。
そんな事よりもラムからの仕事を片付けないと。
今回、私はユメとしてシェルビーGT500でラムの指定していた場所まで来た。
私が来た場所は人気が全く無い場所にある組織保有の古びた建物。
此処は特に組織にとって、重要な施設ではないけど此処は少し特殊な場所だった。
敵対者に対する拷問
それをする場所だった。
特に戦略的価値も無いから万が一に拷問中に救出しに来られてもそのまま爆破して焼き払って逃げられると言うメリットがあるけど……今までこの場所がバレた事が無いんだよね~。
私も何度か来たけど一定の人間にしか話してないのかたまに何処に行くんだって聞かれたりした事があったし……まぁ、ラムから喋るなって言われてたから言わなかったけど。
私は目立たない位置にシェルビーGT500を停めてから中に入るとこれからの拷問に付き合う善き被害者達と……。
「スカーレット?あと、貴方達は誰?」
そこには何故かスカーレットがいて、他にも知らない顔の人間が待機していた。
歳も性別もバラバラだけど一際目立つのは金髪と褐色の誰が見ても溜め息が出そうな程のイケメンの男の人がいる。
こんな人、本当にいたっけ?。
「私の同僚です。あと、そこにいる褐色の男性は貴方と同じ幹部の」
「バーボンです。初めて顔を合わせましたね。これからよろしく」
「ふーん……私、シンフォニー。よろしくね。さて……皆はどうして戦略的価値は無い所だけどラムから秘蔵する様に言われてたこの場所を知ってたの?一部の人間にしか知らされていないのに」
「ラムがこの場所を破棄するつもりだと言ってましてね。新しい場所に拷問の為の施設を作るとか。そこで既に知られても構わないからとスカーレット達に拷問のやり方の訓練をする様にとラムから伝える様に言われました。折角だからと顔合わせも兼ねて僕も拝見させて貰うかと此処に来たんですよ」
へぇ……此処、破棄するんだ。
私は意外に思いながら中を見渡した後、バーボンに視線を向けた。
「別に構わないけど貴方、その手の事は見た事や経験はある?」
「勿論。組織の一員としてしなかった事は無かったですね」
バーボンは当然の様にそう言う。
ふーん……イケメンだけどやる事はやるのね……まぁ、良いけど。
「まぁ、良いけどさ……私の拷問はね……怖いよ?それでも良いかなら勝手に見るなり、学ぶなりしたら良いけどよ。因みに自分で言うのもアレだけどジンの顔をしかめたレベルだからね」
私がちょっとした冗談を皆に言ってみたらバーボンとスカーレットを除いて他は顔を青くした。
あれ?。
スカーレットってジン知らなかったっけ……?。
まぁ、良いか。
「さて……哀れな被害者は何処かな?」
「こ、此方です……」
末端の一人がそ言った後、私を案内して一つの部屋へと通した。
そこには椅子に座らされ、両手両足を縛られ、布で目隠しされている状態の男がいた。
ラムからの司令……それはこのCIAの男から情報を引き抜いて私達の周りをうろちょろするCIAの奴等を出来る限り片付ける事。
今回の拷問相手であるリアム=ロビンソンと言うCIA所属の男だ。
この男の情報は組織にとって、とても重要な物で今、私達を追っているCIAのメンバーの名前、セーフハウスの位置、作戦内容。
あらゆる情報を持っている一人。
手段を選ばないCIAの事だから今頃、リアムが捕まった事で大幅な隠蔽と変更を行ってると思うけど全て上手く事は動かない。
CIAを出来るだけ叩く為にも時間を掛けずに吐かせる……それが私の任務。
「リアム。リアム=ロビンソン。聞こえてる?」
「うぅ……だ、誰だ……?」
「私は組織の幹部、シンフォニー。聞いた事があるでしょ?」
「お、お前があの……!?俺は何も吐かんぞ!」
「吐かないじゃなくて喋るの」
私はそう言って勢いよくリアムの右足を踏みつけた。
とても良い手応え……折れたわね。
「ぐぉッ!うぅ……!」
「これで逃亡はより困難になったよね?さて……リアム。痛い目に合う前に私と取引しよ?全てを喋って楽に死ぬか……口を割らないで惨たらしく拷問され続けられるか。さぁ、慎重に選んでね。取引は一回限りだよ」
「断る!!」
「即答……はぁ……流石、CIA……仕方ないよね」
私はそう言って私は側に置いてある机に近付き、ラムに頼んでおいた用意された拷問道具の一つを取る。
バシッ!バシッ!と良い音が鳴る……電気を使った拷問から始めよ。
私は電気が走る二振りの棒を軽く触れさせながらリアムの元へと来ると……一気に押し当てた。
「ぐわぁぁぁぁぁぁッ!!?」
リアムは痛みで叫んだけど気にせずに暫く当てた後、離す。
「一応、聞くけど喋る?」
「はぁ……はぁ……誰が!」
「あ、そう」
私はそう言ってまた当ててやるとリアムはまた叫んだ。
何度も何度も同じ様に痛みと苦しみを与え、リアムは痛みと叫び疲れたのか荒い呼吸をしている。
「はぁ……だから喋れって言ったんだよ?降参しちゃいなよ。楽になれば祖国の事も仲間の事もどうでも良くなって天国に行けるよ」
「お、お前がどんな拷問を仕掛けよと話しはしない……!貴様の様な奴がいる組織が存続し続ければこの先も苦しめられる者は多い……!祖国の利益もそうだが国を守る事も我々の仕事だ……!」
「ふーん……CIAにしてはなかなかの理想ね。さて……次は……お、これにしようかな」
私はそう言って取ったのは。
「ナッツクラッカー……?」
スカーレットのその一言に私は笑いながらスカーレット達に視線を向けるとバーボンを含めた男の人は皆、視線を反らしていた。
「耐えられない人は外に出ても良いよ。ラムには私から言っておくからさ。他の拷問が始まったら帰ってきてね」
私は流石に気を遣ってそう言うとバーボンとを含めた度胸のある人を除いて出て行き、スカーレットは……残ってるけど何をするのか分かってなさそう……まぁ、女の子だし、仕方ないよね。
私は気を取り直してリアムのズボンを脱がしに掛かる。
「ま、まさか……止めろ!!」
「ごめん。そう言うのは期待しないでね」
「違う!!ナッツクラッカーを使った拷問でズボンを脱がすのは!!」
「うん。今から潰すから。ほらほら、早く喋らないと潰されるよ?」
私はリアムが必死に踠く姿を見ながらニヤニヤしつつズボンを脱がし、パンツも剥いでしまうとある一ヶ所にナッツクラッカーを挟んだ。
「さぁ、リアム。話しちゃう?今なら死守出来るよ?」
「……だ、駄目だ!!」
「はーい!ナッツ割りまーす!」
私はそう言ってナッツクラッカーを持った手の力込めると……リアムのアレを潰した。
リアムは声にならない悲鳴を挙げ、顔を激しく振って暴れる。
「あーあ……潰れちゃった。覚えといてスカーレット。男は此処が弱いの。拷問だけじゃなくて戦闘にも応用出来るからね」
「あ、はい……参考にします……」
スカーレットは引き気味に言い、バーボン達は完全に目を反らしていた。
「あら?皆は見逃した?……仕方ないね……サービスにもう一個やっちゃうよ!」
「ッ!?止めろ!!」
「ダーメ。サービスだから喋るって言っても潰すから」
私はそう言ってもう一個をナッツクラッカーで挟むと……潰してやった。
これでもう子作りとか出来ないね。
「ねぇ、喋っちゃう?あれ、反応無し?仕方ない……次は何をしようかな~」
私はリアムが反応出来ない事を理解したうえで次の拷問の準備を進める。
「拷問てね……される人も、する人も精神を壊すんだ……痛みや恥辱を与える、与えられる……そんな事をやったり、やられたりしたら壊すよね~。私はそんな事を子供の時からしてきたから慣れちゃったけどね。……貴方達にはやる覚悟ある?やられる覚悟ある?」
私がそうスカーレット達に言うと無言が帰ってきた。
「組織に入ったならさ……覚悟決めないと私が殺すよ?」
私はそう言い終えると次の拷問の準備を整えた。
私は準備を整えた所で、スカーレット達の前へと来ると……。
「だからやれ。覚悟を決めて。容赦は仲間を殺す……やらなきゃ死になさい。簡単よね?組織に忠誠を誓ったんだから……そうよね?」
私はそう笑顔で言って拷問道具を差し出し続けていると。
「や、やってられるか!!俺は抜ける!!」
集まっていた新人の末端の一人が逃げ出そうとした。
私は逃げようとするそいつにワルサーP99を向けて撃ってばすぐに息絶えた。
「他に抜けたい人は?抜けたいのならあの世への片道切符をあげるよ?」
私がそう言ってみるとスカーレットを含めて誰も言わなかった。
「うん、よろしい。さぁ、スカーレット。……やってくれるよね?私の忠実な部下なんだから」
「……分かり……ました……」
スカーレットはそう言って私から拷問道具を取るとリアムに近付いていく。
リアムも丁度、気が付いたのか痛みに悶えながら動いてるのが見える。
「クソ……クソがぁ……!」
リアムが苦しみの中にいる時、スカーレットが接近すると拷問を始めた。
リアムの苦しむ姿、スカーレットの苦痛にまみれる顔、他の末端達の怯えた顔、バーボンですら不快な物を見る目をしていた。
私はそれを……微笑みながら黙々と見ている事に徹した。
~別視点side~
バーボンはシンフォニー主導の拷問が行われる光景に不快感を抱きながら見ていた。
徹底して痛め付けるシンフォニーは此処にいる新人の末端達にも拷問を強要し、行わせる姿にバーボンは組織内で一人歩きしているシンフォニーの噂が単なる噂ではない事を理解せざるえなかった。
ベルモットの冷酷な犬や組織の悪魔と囁かれ、シンフォニーに粛清されるくらいならジンに粛清されると言い出す者もいると言う。
バーボンとしてはその噂を耳にした時は単なる噂でジンと同等位だと考えていたが実際に見てみて、シンフォニーの冷酷さがジンを軽々と上回っているのがよく分かった。
「(成る程……FBIが恐れる訳だ。もし、僕が彼女に公安警察所属のNOCだと知られれば彼と同じ末路を辿ると言う事か)」
バーボンはシンフォニーから拷問をする様に言われたスカーレット達が行う素人故の手加減の無い拷問を受けるリアムを見て冷や汗をかいた。
「バーボン。リアムは後、何れくらい粘るかな?時間が無いんだけど……」
「そうだね……流石に彼も喋りたくなったんじゃないかな?」
そんな事を聞くなよ。
バーボンはそう思いつつ、笑顔で答えて見せたが流石に胸糞が悪い拷問を見たせいなのかシンフォニーの顔は無表情だった。
「拷問嫌い?一応、拷問を始める前にバーボンの情報はもう持ってるよ?……あまり、流血沙汰な任務はしないんだよね?やっぱり、探り屋だから?」
「それを言うなら君はとても血生臭いね。拷問、殺しを生業にし、ジンの方がマシだと言われる程の始末屋じゃないか」
「まぁね。私、組織の殺しとか任されてるからね。……余計な詮索はしないでね……探り屋のバーボン」
バーボンはその言葉に笑って返したが内心では不安が出ていた。
実はシンフォニーは既に勘づいているのではないかとバーボンは推測し、万が一の事があれば自殺する覚悟を固めていた。
流石にシンフォニーの苛烈な拷問はバーボンも受けたくないと言うのもあるからだ。
バーボンは目の前で行われる惨劇を止められない無力感に苛まれながら只、見ている事しか出来なかった。
~side終了~
スカーレット達が拷問を始めてから暫くして。
「分かった話す!!もう話すから止めてくれ!!」
遂にリアムが折れた。
「望みの情報を話してくれるんだよね?」
「あ、あぁ……話すから……もう止めてくれ……!」
「じゃあさ。早速、情報を貰おうかな。先ずは……」
私はリアムからCIAの情報を多く獲得した。
日本にいるCIAの名前と位置、セーフハウスの場所、日本で使う武器の隠し場所、どんな方法で組織に入り、探るか等の計画。
得られる全てを私は得た。
勿論、嘘が入っているかもしれないけど……私にはそれは通じない。
精神的に追い詰められた人間の嘘なんて高が知れてる。
目や呼吸、挙動を見れば嘘をついてるってすぐに分かる。
だから、今の所は信頼出来る情報だ。
「最後にさ聞くけど……うちの組織の幹部にいたりしないよね?貴方達の仲間」
私はもしかしたら仲間の中にいたりするんじゃないかってリアムに聞いたけど……。
「……い、いない」
こいつ、嘘ついた。
「……スカーレット」
「は、はい……!」
「私と来なさい。CIA狩りよ。他はこいつの拷問を継続。こいつ……仲間を紛れ込ませてるのに嘘をついた。練習がてら徹底的にやりなさい。そう……殺しちゃっても良いわ。別に捕まえたのそいつだけじゃないしね」
一応、ラムの話ではリアム以外にもCIAのメンバーを捕まえているらしい……だから、リアムが死んでも他で代用は出来る。
「バーボンは残る皆をよろしくね。終わったら此処を爆破するなり、燃やすなりしといてね。それじゃ、また会おうね」
私はそう言って完全に青ざめて気分が悪そうなスカーレットを連れてCIA狩りに向かった。
上手くやれば組織に潜伏しているCIAは一気に孤立する事になる……楽しみね。