黒の組織の幹部だけど有名アイドルの双子の姉妹なんです   作:黒っぽいアイドル擬き

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すみません、繁忙期で遅くなりました!!m(__)m

今回、「」が特殊になります。


普通の会話「」

英語・その他、外国語『』


見知らぬ来訪者 ~後編~

~別視点side~

 

コナンが仮面の男達に拉致、監禁されてから翌日……コナンは監禁されていた部屋から消えていた。

 

「なに!?ガキがいなくなった!?」

 

「えぇ!起きたらもぬけの空さ!きっと、あの窓から外に……」

 

「野郎……」

 

仮面の男は窓まで行き、外を見ると綺麗に積もっている雪が広がっていた。

 

老年の男も仮面の男の後で窓から顔を出すと雪を見つめる中、文代はコナンがいない事で慌て続ける。

 

「雪をクッションにして飛び降りたって訳ね……何してるんだい?早くあの子を探すんだよ!」

 

「いや、待て……奴はまだこの中にいる……」

 

「な、なんだって……!?」

 

仮面の男の言葉に文代は驚き、仮面の男の言う通り、今も留まって隠れているコナンはギクッと身体を震わせた。 

 

「逃げたと見せかけてドアを開けさせ、俺達が此処から出ていくのを待っているのさ……」

 

仮面の男はそう言い、部屋の周りを見渡した後、近くにある物を蹴飛ばしたりした。

 

「さぁ、出てこい小僧!!舐めた真似しやがって!!今度こそあの世に送ってやる!!」

 

「そんなに暴れる必要はない。隠れられる場所は一つだけだ……そうだろ?」

 

「カカカ……そうだなー……」

 

老年の男のその言葉を聞いた仮面の男は一直線に置かれていた冷蔵庫へと向かうと……。

 

「死ねぇ!!!」

 

ワルサーP38の銃口を向けながら冷蔵庫を開け放った。

 

しかし、そこにはコナンの姿は無く、只の古びて使い物にならない冷蔵庫の内部のみがそこにあった。

 

「おやおや、勘が外れた様だね……」

 

文代は仮面の男を小馬鹿にしながらそう言うと仮面の男はワルサーP38をしまうと冷蔵庫から離れた。

 

「ふん……どうせ奴には帰る場所は無い……今日の取引が終わったら探し出して始末してやる……」

 

仮面の男はそう言いながら文代と老年の男を連れて部屋から出って行った。

 

それを見計らう様にコナンは本当の隠れ場所から出てきた。

 

「ふー……もう駄目かと思ったぜ……」

 

コナンは危うく見つかりそうになった事にヒヤヒヤしながらも見つからずに済んだ事で薬を探す機会に恵まれ、仮面の男達がいた部屋を探し回った。

 

しかし、当然見つかる筈もなく、コナンは途方に暮れたが残された手掛かりから米花ホテルだと掴み、コナンは仮面の男達の計画を阻止するべく米花ホテルへと向かった。

 

~side終了~

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__________

 

江戸川コナン君こと工藤新一君、ビックリドッキリ作戦を工藤夫妻と阿笠さんと一緒にやる事になったんだけど……。

 

「どうしよう……」

 

「本当にビックリよね~。まさか、星野アイちゃんがいるなんてね」

 

思いっきり緊急事態です。

 

アイがスタッフの人間らしき人達や芸能人らしき人達と一緒にいるのを私達は見てしまった。

 

確かアイは米花町に住んでいるからわざわざホテルに泊まる必要は無い……だとしたら目的はドラマか映画の撮影。

 

普通に無視すれば良いと言う訳ではなく、コナンこと新一君はアクアとルビーの同級生で友達と言う立場の関係性でアイもあの屋敷の事件で一度、顔合わせしている。

 

姿は見てないけどミヤコさんもいたら間違いなく二人の内、どちらかがコナン君を見つけた時に声を掛けない訳がない。

 

何しろ知り合いの子供が一人、ホテルで彷徨いているんだから不審に思わない訳がない。

 

新一君が見つかる様なヘマはしないと思うけど……もし、見つかったら訳を聞かされるでしょうね……何となくだけどアイは嘘を見破るのが得意そうだし。

 

「うーむ……困った事になったな……他人を巻き込む真似はしないつもりだったんだが……」

 

「そうよね……それにテレビ局の人まで来てみたいだし、私達も有名人だから下手に動けないわね……」

 

二人も困ってる……まぁ、有名女優のアイがいるのは流石に予想外だったのは確かだしね。

 

名作手掛ける希代の小説家、世界を魅了した名女優、そして少し有名な探偵の私。

 

全員、見つかればもれなくテレビに映されるメンバーだった……阿笠さんを除いて。

 

「多分、大丈夫だと思うけど……取り敢えず、様子を見てくるよ。今の私、男だし」

 

「では、お願いしようかな。出来れば撮影に来ている方々に見つからない様にサポートもしてやってくれないか?」

 

「分かった。出来る限りの事はするよ」

 

私はそう言って出ていった……のは良かったんだけど……。

 

フロントの所まで行けば案の定、アイが他の芸能人達と一緒に撮影に望んでいた。

 

野次馬も集まる中、行われる撮影に私はこれなら見つからずに進めるんじゃないかと思ったけど……。

 

「ちょっと、コナン君。此処で何やってるのよ?」

 

「え、えーと……その……」

 

見事にアイのマネージャーで、アイ達の保護者のミヤコさんに捕まってた。

 

こんな所で詰まないで欲しいよ全く……仕方ない。

 

「蘭ちゃんは?毛利さんは何処?」

 

「そ、それは……」

 

「コナン君」

 

「え?」

 

こんな所で詰まれても困る……だから仕方なーく急いでエミリーに戻ってコナン君に声を掛けた。

 

「はぐれたら駄目じゃん、もう。お久しぶりですミヤコさん。コナン君がすみません」

 

「え、えぇ……別に良いけど……何してるの?」

 

「そ、それはですね!」 

 

あ、やっば……考えてなかった……。

 

理由が思い付かない私に動揺してたコナン君から呆れた様子が……て、あんたも思い付いてなかったじゃん!。

 

ミヤコさんの顔が何か不審者を見てる目になってる……!?。

 

いや、理由が言えないで子供連れ回す大人は怪しいけど一度は会った仲じゃんミヤコさん!?。

 

私はどうしようかと考えてたら。

 

『エミリー?』

 

『エミリー!久しぶり!……で、何してるの?その子、誰』

 

まさかの援軍。

 

此処でルークとアメリアの二人が来た。

 

そう言えば二人とも家族を連れて日本に旅行に来てたよね?。

 

『久しぶりアメリア!ルークが米花ホテルに泊まってるって聞いてたから会いに来たんだ。そしたら知り合いの所の子なんだけど仮面ヤイバーのイベントが近くでやってるからって、コナン君も着いて行きたいって言ってね。次いでに一緒に連れてきたんだ』

 

『そうなんだ。それよりもエミリー!私、今日が命日でも良いわ!生でアイが見れたんだよ!最高!!』

 

『良かったね、アメリア』

 

私達は英語で会話し、ミヤコさんを置いていってしまう程の盛り上がりを見せた。

 

ミヤコさんはポカンとし、コナン君は英語が話せるから会話の内容を聞いて苦笑いしてるけど目的を思い出したのかすぐに探偵よ顔を一瞬だけ見せた。

 

「お、お姉さん!僕、トイレに行きたいよ!」

 

「あ、はいはい。はぐれない様に一緒に行くよ。『それじゃ二人とも。時間が空いたらゆっくり会おうね』」

 

『良いよ!私達はアイの生姿を見てるから!』

 

『たく、オタクに付き合うのも大変だな』

 

『何か言った?』

 

『別に』

 

凄むアメリア、あしらうルーク。

 

うん、いつものやり取りだ……バレてない。

 

私は二人に軽く手を振りながらミヤコさんが混乱している内にその場からコナン君と一緒に離れた。

___________________

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私とコナン君は人通りの無い、駐車場まで来ると私はコナン君と対峙した。

 

もうお互いに普通の大人と子供の立場では無くなっているのは私もコナン君も分かっている。

 

「エミリーさんはどうして此処に?」

 

「君が文代さんに連れ去られたからかな?案の定、君の所在を探っても連絡が着かなかったし、誘拐だと見て探りを入れたら誘拐犯の所から既に抜け出してたからね。残された暗号を解いたら君がいた。やるねぇ~。本当に小学生?」

 

私がそう軽く言ってみせた時、そこへ取引相手役の大男の阿笠さんがやって来て演技通りの行動をした後、その場を去った。

 

「あの大男……何かを見てたよねエミリーさん……あれ?」

 

ごめんね、コナン君……これ以上のお助けは無しよ。

 

私はコナン君の視線が外れた時に素早く隠れた。

 

流石にこれ以上の肩入れはズルになる……頑張りなさいな小さな探偵さん。

 

私はそう思いながらそーとその場から去った。

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__________

 

私はもう一度、老年の男に変装してエレベーターに乗ろうとしたら。

 

「あら、此処にいたのかい?」

 

そこへ文代さんこと、有希子さんと合流した。

 

遅くなったから探しに来てくれたのかな?。

 

「ふむ。用事は済んだ。問題はもう無いだろう」

 

「そうかい。なら、良いんだけどね」

 

それぞれの役を忘れずに会話してエレベーターを動かそうとした時。

 

「すみませーん!」

 

「「え?」」

 

そこへまさかのアイが滑り込みで乗り込んできた……何で?。

 

「はぁ……間に合った……すみません、三階をお願いします」

 

「……あ、分かったよ。私達も三階だしね」

 

突然の事に有希子さんも動揺してたけどアイに言われて三階のボタンを押した。

 

それにしても撮影が終わったらそのまま帰るもんだと思ってたのに……。

 

何で?どうして?。

 

「君はアイちゃんだね?テレビをいつも見させて貰ってるよ。今日は此処で宿泊を?」

 

私はさりげなく聞いてみたら案の定。

 

「そうです。明日は地方への撮影があるから他の人達と合わせる為に撮影も兼ねて此処に泊まる事になってるんです」

 

やっばりかぁ……!。

 

米花町に住んでるから流石に泊まってないだろうと思ってたのに……!。

 

私はまさかの展開に頭を悩ませながらエレベーターが三階に止まり、扉が開くと。

 

「ママー!!」

 

今度はルビーが出てきてアイに抱き付き、その後にアクアも来た。

 

まぁ、アイが泊まるなら二人もいるよね……冬休みだし。

 

「では、我々はこれで……文代。行こうか」

 

私はそう言って軽く会釈した後、そのまま優作さんが待ってる部屋へと有希子さんと向かい、そのまま部屋の前まで来ると既に仮面の男、優作さんと大男の阿笠さんがおり、予定通りの行動をしている。

 

私達は中に入るとやっと、一息ついた。

 

「はぁ~ビックリした!まさかアイちゃんが一緒に乗ってくるなんて夢にも思わなかったわ……」

 

「そうですよね……」

 

私と有希子さんはグッタリとすると優作さんに笑われた。

 

「どうやらお疲れの様だね。だが、私の計算通りならすぐに新一は仕掛けて来る筈だ。そこでフィオーレだ」

 

「しかし、仕掛けて来ると言ってもどんな」

 

阿笠さんが言い掛けた時、部屋のドアがノックされ、私達は自分達の役に戻ると有希子さんが出た。

 

ノックしたのは米花ホテルのボーイだった。

 

「なんだい?」

 

「お料理とワインをお持ち致しました」

 

「えぇっ?私しゃそんな物頼んでないよ!!」

 

「でも、先程この部屋に持って来るようにとお電話が……」

 

どうやらコナン君は仕掛けて来たみたいだね。

 

虚偽の電話でボーイに料理とワインを持ってこさせて……そのまま入り込むつもりかな?。

 

……浅はかね。

 

もし、本物の組織の取引だったらジンならボーイを追い払うか、私なら逆手に取って誘き寄せる……組織の人間は組織全体が秘密なだけに私を含め、末端に至るまで警戒心が強い。

 

覚えの無い注文は私達にとってはわざわざ相手から殺してくださいと言いながらノックした様なもの。

 

でも、今回は演技……優作さんなら招くでしょうね。

 

「フッ……良いじゃないか……丁度、腹も減ってたし中へ運んで貰え……」

 

「で、でも……」

 

「うるさい!!!サッサと中に運ぶんだ!!!」

 

「ひッ!?」

 

「わ、分かったよ……」

 

ちょっと優作さん……気合い入れ過ぎ。

 

ボーイさんが怖がってるのを見た私は軽く咳払いすると優作さんはすまんと言う様にサインを送った後、料理を運ばせてすぐに追い出しに掛かった。

 

私は有希子さん達と一緒に料理を見てるけど……美味しそう。

 

ワインも合いそうだし、演技とか関係なく早く食べたいな~。

 

「じゃー取り敢えず乾杯といくかい?」

 

「待て……その前にもう一人のお客人を紹介するとしよう」

 

優作さんはそう言ってワルサーP38……の玩具を取り出して言うと有希子さんと阿笠さんは動揺する素振りを見せる。

 

「もう一人の……」

 

「客人?」

 

「ま、まさかこの中にあの坊やが!?」

 

有希子さんはそう言って料理の乗ったサービスワゴンの布をそのままで捲ってしまい、一部の料理が台無しになった……げせぬ。

 

「なんだ。いないじゃないのさ……」

 

「文代。それはあからさまな囮だ。隠れるにしてもこんなに分かりやすい所には隠れやしないさ」

 

「フフフ……その通りだ……本当はこのクローゼットの……中だ!!」

 

優作さんはお見通しだとばかりにそう言ってクローゼットを開けたら案の定、コナン君がそこにいた。

 

これでゲームオーバー……コナン君は死んだ。

 

「カカカ……俺様がそんな手に引っ掛かると思ったか……」

 

優作さんは玩具を向けながらそう言うとコナン君は腕時計を弄ってる……あれって阿笠さんが作った便利アイテムで、超小型の麻酔銃になってるんだっけ?。

 

それ以外にも蝶ネクタイの変声機……これはかなり便利。

 

色々な人の声を真似できるなんてスカーレットへのお土産に良さそう。

 

阿笠さんの発明品は有用な物が多い……今度、組織に……いや、止めておこう。

 

余計な事をすれば優作さんが黙らないだろうし。

 

私はそんな事を考えながら状況を見守っているけどさ……作動できない状況にされてる腕時計型の麻酔銃を構えても何にもならないから結果は見えてた。

 

「俺様を甘くみた事をあの世で後悔するんだな……えーそうだろ?高校生探偵……工藤新一!!!」

 

此処でトドメのフィナーレ。

 

本物みたいに鳴る玩具のワルサーP38は吸盤の付いた矢がコナン君の額に付くとコナン君は唖然とし、私達はその反応に笑いが込み上げてきた。

 

でも、笑う前に用意してたドッキリ大成功のプラカードを……いや、ごめん無理!。

 

「「「「ぷっはははは!!」」」」

 

私は優作さん達と笑いながら改めてドッキリ大成功のプラカードを置くから取り出してコナン君に見せたら。

 

「ど、ドッキリ……大成功!?」

 

いや~良い反応するな~癖になっちゃう。

 

私達は一通り笑った後、ネタバラシを始めた。

 

「まだ分からんのか?俺だよ俺……世界屈指の小説家……工藤優作だ!!!」

 

優作さんはそう言ってシルクハットと仮面を脱いで素顔を去らした。

 

「と、父さん……じゃーあのおばさんはまさか……」

 

「ウフフ……ごめんね新ちゃん……」

 

「母さん!!!」

 

有希子さんはそう言って変装マスクを脱ぎ捨てて本当の顔を見せ、そして阿笠さんもネタバラシ。

 

三人が正体を明かした事でコナン君は驚いてたけど次は私に視線を向けた。

 

「じ、じゃあ、あんたは誰だ!?」

 

「フフフ……君は予想がついている筈だよ?この老人の正体についてね……」

 

私は内心、笑いそうになってるけど堪えながら演技を続けた。

 

「ま、まさか……!?」

 

「そのまさかよ」

 

コナン君の答えが出た所で私は変装マスクを剥ぎ取ると正体を表した。

 

「そう……エミリー=ヴィンヤード……しがない探偵よ」

 

「エミリーさん!!!」

 

老年の男の正体にコナン君はとても驚いてるね~。

 

「そーか、てめぇら俺を嵌める為にこんな手の込んだ事を……」

 

コナン君はやっとそれに気付くと皆にニッて笑って見せた。

 

ドッキリは大成功……まぁ、それは良かったけど……コナン君、拗ねちゃった。

 

不貞腐れて寝そべってしまい、優作さんと有希子さんが必死に宥めているのはちょっと笑えた。

 

私?。

 

今、ワインを飲んでま~す……料理は無駄になっちゃったけど。

 

「エミリー君はよく飲むのぉ……」

 

「だって、好きなんだもん」

 

私はそう言ってワイングラスの中に入ったワインを回して香りを堪能した後、ゆっくりと飲んだ。

 

うーん……ちょっと物足りない……まぁ、良いけど。

 

「エミリーさんは何で三人に協力してたんだよ?」

 

「殆ど成り行きかな。まぁ、どっちにしても私は貴方に手を退いて欲しかったからね」

 

「は?手を退くって?」

 

「貴方を小さくした組織を追うのをよ」

 

私がそう言った瞬間、コナン君は黙り込んだ。

 

まぁ、いきなりそんな事を言われたらそうなるよね。

 

「貴方は組織を何れくらい知った?小さくなったのを知られた?相手の構成員の人数と規模は?組織の拠点の場所は?……そう、謎だらけ。知ってる?その組織は世界中から捜査を受けてもさ……全く、明かされてないんだよ?」

 

「どうしてそんな話を知ってんだよ?」

 

「簡単よ。私も追ってるから……組織をね」

 

私はそんなハッタリを言ってみるとコナン君はとても驚いた顔をしてる。

 

「私はどうしても組織と戦わなきゃいけないけど貴方は違う。引き返せる。奴等に勘づかれる前に消えなさい」

 

「んな事できッかよ!!これは俺の事件だ!!いきなり手を退けなんて!!」

 

「目をつけられる前に消えろって言ってんのよ!!!奴等をこれ以上舐めるな!!!いくら優秀でも、何の後ろ盾も無い貴方の捜査なんて高が知れてるのよ!!!」

 

私の一喝にコナン君は黙ると私はワイングラスを置くとコナンの肩に手を置いて目を合わせる。

 

「良い!!組織の連中は手掛かり一つでも見つければその日からすぐに身元を特定できるの!!そこから割り出して、消す!!邪魔者とその関係者も簡単に殺す!!もし、貴方がしくじったり、正体が露見したら誰が犠牲になると思ってるの!!お世話になってる筈の毛利家!!貴方の両親と阿笠さん!!貴方の通う小学校の子供達!!全員が殺されるのよ!!貴方のせいで!!」

 

「こ、これ!流石に言い過ぎじゃ!」

 

「いや、良いんだ。新一に対してこれは個人の問題ではないと自覚させなければならない。彼女から聞けばその組織は私の思っている以上の存在だ。下手な事は出来ないからね」

 

分かってくれて助かる……組織は私含めて本当に容赦無いからね。

 

お願いだから……コナン君の正体バレるから蘭さん含めて殺害コンボを決められちゃったらベルモットに叱られるから早く諦めて。

 

「だったらテメェだって同じだろうが!!テメェだって同じリスクを負って組織の捜査をしてるだろ!!」

 

「……私の親友も奴等の手に掛かった」

 

反論される事は予想済み、私は過去にやった仕事を改編した話をする事にした……まぁ、殆どスカーレットの思い出だけど。

 

「私の親友はニューヨークのマフィアの首領の娘だった……でも、マフィアと言っても暴力で理不尽に訴える様な人達じゃない……それは確かよ……探偵とマフィア……本来なら交わる事もない関係だけどそれでも大切な親友だった……組織の連中に襲われ、マフィアは壊滅……今は生死は分からないわ……よく考えておきなさい工藤新一……大切な人を失う前に……悲しませる前にね……」

 

私はそう言って一息ついてからワイングラスを手に取って残ってたワインを飲み干した。

 

「……良い、よく考えなさい……貴方は身体も頭も大人だったとしてもね……子供であるのは変わらないのだから……すみません、優作さん……先に失礼します……」

 

「分かった。後は私達、家族で話し合うよ。辛い事を思い出させてすまないね」

 

「今日までありがとうねエミリー」

 

私はその言葉に笑顔で返して会釈すると部屋から出て扉を閉めた時。

 

「エミリーさん?」

 

「え……?」

 

私はその声に恐る々と視線を向けると……。

 

「やっぱり!エミリーさんだ!久しぶり!」

 

案の定、アイでした……そりゃそうか……同じ階に泊まってる様な感じだったしなぁ~……。

 

「どうしたのママ?あ、エミリーさん!!」

 

「エミリー?何で此処にいるんだ?」

 

わぁ、天使二人まで来たよ……可愛い、抱き締めたい、頬ずりしたい~!。

 

「私、今日は友達に会いに来たんだ。久しぶりに日本に来たそうだから部屋でワインを飲んで談笑してたんだ」

 

「そうなの?でも、怒鳴り声が聞こえたんだけど……喧嘩でもしちゃったの?」

 

「ん?いやいや!喧嘩じゃなくてちょっとからかわれて怒鳴っちゃったのよ。問題無いよ」

 

私はそう笑顔で言うと三人は納得してくれたのかそれ以上の追及は無かった。

 

いや~焦った……怒鳴るのも考えものね……。

 

私はもっとアイ達と一緒にいたかったけど色々と都合が悪くなる前に帰ろうかと考えた時。

 

「ねぇ、これから暇?良かったら一緒にご飯を食べに行かない?」

 

アイからのご飯のお誘いだぁー!。

 

行きたい!……でも、駄目!。

 

私は組織の人間であるのと死んだ人間が皮を被って潜んでる身であるのを忘れてお誘いに乗るなんて……絶対に乗っちゃ駄目!。

 

「良いよ」

 

あ……すみません!取り消しで!!。

 

この口が悪いんです!決して欲に負けた訳じゃないんです!!。

 

結局……私はアイ達と一緒にご飯を食べに行く事になりました。

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