黒の組織の幹部だけど有名アイドルの双子の姉妹なんです   作:黒っぽいアイドル擬き

37 / 100
すみません、もう少し続きます(;∀; )

色々と欲張ってたら多文になり、結果、終わりは次回持ち越しになるかと……m(__)m

只、まだ間接的にですがやっとあの子が出せます。……ちょっとだけ。


半優半悪

~???side~

 

寝坊助の半分の私が起きないから仕方なく私が迫ってるの状況を知る為に現場付近まで来て、暇そうな刑事がいないか眺めていたら都合良く高木刑事が歩いているのを見つけた。

 

「高木刑事」

 

「え?あ、エミリーさん!……ですよね?」

 

あらまぁ……高木刑事にまで言われた……早く目を覚ましてよ私……。

 

「そうだけど?ちょっと事件について……知りたいと思ってね。駄目?」

 

「だ、駄目ですよ……捜査情報を漏らすのは……」

 

「……そう言えばさ。貴方って佐藤刑事が好きよね?」

 

「い、いきなり何ですか!?」

 

「別に何もないけどね~。そうかそうか~。情報をくれないのか~……仕方ない。佐藤刑事の所に世間話する次いでに捜査情報を聞き出そーと。高木刑事の事とか話したりしたら面白いかな~?」

 

私はニヤニヤと笑いながら言ってみると高木刑事は焦り始めている。

 

やっぱり、警察達の人間関係の情報を手に入れて正解だったね。

 

何処で何が役に立つか分からない情報でも拾っといて損は無いね。

 

「わ、分かったよ!分かったから何も言わないで!」

 

「なら、細かく教えて。爆弾の種類とか、犯行予告はあったか、誰かが主なターゲットにされたか、被害者とか、犯人の目星とか全部ね」

 

「多いね……はぁ……」

 

高木刑事は観念して捜査情報を話してくれた。

 

 

・主な被害者は私が矢守幸子、皆木ミナ。

 

二人ともレストランで面識を作った女優で最も爆弾に近い位置にいた事で幸子が死亡、ミナは意識不明の重症を負っている。

 

他にも爆発に巻き込まれた人はいたけど幸いな事に他は無傷、軽症らしい。

 

 

・爆弾の種類は時限式のプラスチック爆弾。

 

時限式となると犯人は爆弾に詳しい相手になる……意外と細かい作業をしないと作れないし、爆発物の知識が無いた余計にね。

 

 

・犯行予告は特に無し。

 

目立ちたがり屋が多い米花の犯罪者には珍しく合理的でかつ、的確に相手を殺す目的をしていると言う事になる。

 

これはかなり厄介なパターンね。

 

 

・犯人の目星は勿論、無い。

 

まぁ、今回は仕方ないよね……犯行予告も無く、突然の爆発事件。

 

目的も動機も分からない相手を一から調べ上げて捜査するのは私でも難しい……何かしらの手掛かりすら無ければ特に。

 

警察の見解としては無差別テロの可能性があり、現在でも付近の警察はかなり警戒をしているらしい。

 

 

以上が今回の捜査情報ね。

 

「犯行予告も無く、証拠も無く、怪しい人すらいない……詰んでない?」

 

「そうですよね~……いくら警察でも捜査は困難ですよねぇ……」  

 

高木刑事はそう言って溜め息をついた。

 

それにしてもこの事件……何処か引っ掛かる……何でかな?。

 

爆発……人が飛んで……死んで……まぁ、良いや。

 

引っ掛かるけど今は関係無い。

 

「他に容疑者がいないの?」

 

「うーん……残念だけどいないね。被害者の二人以外は離れた席に座ってたみたいだし」

 

「そう……困ったね……」

 

私としては別にその中に犯人がいるとは思ってない。

 

時限式なら置いて、セットして、そのまま立ち去ると言った具合に行けば別にその場に残る意味は無いしね。

 

でも……爆破させた意味が分からない……単なるテロだとしてもホテルじゃなくて駅とか空港、通行量が多い道でやればもっと効果がある。

 

なのにわざわざホテル……それも芸能関係者が集まったレストラン。

 

これはテロじゃないかもしれない。

 

だとしたらこれは……あ、そろそろ起きそうね。

 

~side終了~

 

あれ……私……どうしたんだっけ?。

 

ちょっと待って、確か私、頭に何か当たって死んでたよね?。

 

どうしてこんな所に立ってるの?。

 

冷静に思い出さないと……えーと……こいつ!。

 

「この馬鹿!気配とかでボロ出しすぎよ!」

 

「え、エミリーさん?」

 

「あ……うん、大丈夫……何も気にしないで……」

 

思わず声に出しちゃった……たく……何て面倒な事をしてくれてるの……。

 

「(目を覚まさなかったあんたが悪い)」

 

「(うるさいよ!第一、もうちょっと穏便な言い方出来ないの!コナン君に向かって貴方の素を出すなんて!)」

 

「(仕方ないでしょうが!あのガキがしつこいから言ってやっただけよ!それにあんたはあんたでガキに甘すぎるのよ!)」

 

「(良いじゃん別に!子供が好きで何が悪いの!)」

 

「(限度があるでしょうが!!)」

 

私は私と心の中で口喧嘩し合う事、数分。

 

取り敢えず落ち着く事にした。

 

「(一先ずさ……暫くは分裂した状態になるわね)」

 

「(仕方ないか……面倒だなぁ……)」

 

私はそう言わざる得なかった。

 

私と私……分かりやすく言えば私、ユメともう一人の私……アクム。

 

アクムは組織に入ったばかりの私の中にいつの間にか出てきて好き勝手に仕事をしていた冷酷な殺人鬼みたいな人格の私。

 

私とアクムは最初の頃は仲が悪くて人格の主導権の取り合いは何度もあったりしたけど、今は妥協案として私とアクムの人格を繋げる……色で言うと白と黒を混ぜてグレーにする様な感じです人格の仮統一をして生きてた。

 

ハッキリ言えばそれは正解だと言えた。

 

私は別に人殺しが出来ない訳じゃない……でも、情が出る事があった。

 

例えば吾朗先生の様な人……結局、"二人"で殺したけどね。

 

アクムの人格を全面に出して拷問も殺人もこなす事で私は組織の信用を得た。

 

アクムは冷酷過ぎて優しさが理解出来ていない……組織の仲間やアイ達の事は好きだけど他の人達にはかなり冷たい。

 

だから、人と良い関係を築いて人脈を作るのが私、ユメの役割。

 

互いに不足している所を補いあいながら生きてきたお陰でアクムとの関係は今の所は良好になってる。

 

それで現在に戻って説明するとしたら……人格が分かれた。

 

これは面倒な状態に戻ったと言う事になる……だって、いちいち人格を切り替えなきゃいけないじゃん。

 

面倒くさいし、ボロを出しかねない。

 

戻れば良いけど人格を組み合わせるって難しくて時間が掛かるんだよね……。

 

「(取り敢えず捜査したら?アイ達を傷つけようとした愚か者を殺さないと)」

 

「(待って。それは流石に目立つよ。一先ずは捨て置こう)」

 

「(はぁッ!?何で捨て置くのよ!!)」

 

「(すぐの殺しは目立つって言ってるでしょ?だからさ……テロリストの真似事をした犯人は優作さん達に任せてね……後から横からかっさらうの)」

 

「(へぇ……あんたにしては上出来ね。今、始末すると誰がやったのかと騒ぎになるけど後から連れ去って始末すれば……)」

 

「(仲間が助け出したと考える。まぁ、犯人に本当に仲間がいるかもしれないけどそれはそれで何とかなる。だから今はこの場を離れよう。適当な理由をつけてね)」

 

私はそう言って高木刑事の方に振り向くと高木刑事は不安そうな顔をしていた。

 

「えーと……大丈夫ですか?ボーとしてましたけど?」

 

「大丈夫だよ高木刑事。あと、ごめんなさい。私、行かなきゃいけない所があるからちょっと行ってくるね」

 

「えぇッ!?だ、駄目ですよ!貴方も被害者の一人ですし!事情聴取しないと!」

 

「アタタ……頭が痛いよ~……気持ち悪いよ~……」

 

「その痛み方は二日酔いの症状ですよね?頭が痛いのは分かりますが下手な仮病は止めてください」

 

「痛いよ~。苦しいよ~。刑事さん酷いよね~。人が苦しんでるのに留めるなんてさ~」

 

私はわざとらしく周りに聞こえる様に言ってやると高木刑事に対して周りからの視線が厳しくなってきている。

 

「もうこうなったら佐藤刑事の所へ」

 

「だぁー!分かりましたよ!目暮警部に聞いてきますから待っててください!」

 

高木刑事はそう言って離れて行くのを見届けた私はアクムと一緒にほくそ笑んだ。

 

「(さて、行こうか)」

 

「(ごめんなさい高木刑事。また会ったら何か奢るよ)」

 

私達は高木刑事が戻って来る前にさっさとその場から離れた。

 

例え目暮警部から離れて良いか聞いたとしても絶対に離れさせてはくれないのは明白。

 

だったらその場からすぐに消えた方が良い。

 

これが私達の結論だった。

 

~別視点side~

 

米花ホテルレストラン爆破事件から数時間後、エミリー=ヴィンヤードがその場から姿を消した。

 

「バカモン!!その場から離れたがっていたエミリーさんから目を離すとは何をしているんだ!!」

 

「す、すみません!!まさか、そのままいなくなるとは……」

 

「とにかく、辺りを探しましょう。彼女は怪我人よ。そんなに遠くには行けない筈よ」

 

目暮達は突然、姿を消したエミリーを探す為に駆け出して行く中、その様子を見ていたコナンは不審に思った。

 

「(エミリーさんはどうしていきなりいなくなったんだ?別にこそこそ離れなければいけない訳じゃない筈なんだけど)」

 

コナンはエミリーの探偵としての名声は日本でも通じる所まで来ている事を感じていた。

 

その証拠にこっそりと着いていき、聞き耳を立てて会話を聞いており、高木刑事を上手く唆していた。

 

エミリーが丁度、一人になった所でルビーに引っ張られて連れ戻されたのでエミリーの行方は知らない。

 

「もう!離れちゃ駄目だからね!」

 

「悪いなコナン。流石に爆弾がまだありそうな所には行かせられないよ」

 

アクアとルビーのある意味、歳上二人からのストップによってコナンは暫くはまともに捜査出来ないなと考えながら聞き耳を立てて得た情報を元に状況の整理を始めた。

 

~side終了~

_____________________

________________

_____________

 

私は取り敢えず、エミリーの変装を解いて何処にでもいそうな男性の変装をして近くの喫茶店で珈琲を飲みながら高木刑事の服に仕込んだ超小型の盗聴機で会話を聞いたりしてたけど……私の話題ばっかりだった。

 

駄目だねぇ……警察が目の前の事件を無視するなんて。

 

取り敢えず後は放置かな……はぁ……退屈だな~。

 

「(退屈なら戻れば?)」

 

「(嫌よ。どんな顔して戻れば良いのよ?全く……)」

 

とにかく待てば良い……優作さんとコナン君の事だ……結局、事件に関わる。

 

百歩譲って優作さんが関わらなくてもコナン君は間違いなく関わると思う。

 

アクムから引き継いだ記憶だとわりと頑固みたいだしね。

 

まぁ、アクアとルビーが真似するからあまり事件にでしゃばらないで欲しいんだけどね。

 

「(どさくさ紛れてクソガキを殺せば?)」

 

「(駄目だよ。ベルモットに殺される)」

 

「(大丈夫だよ。工藤新一の方は死んでるんだから。誤魔化せるって)」

 

「(いやいや、ベルモットの事だから何処かで絶対に勘づくって……)」

 

「(大丈夫だって!ほら、死体はアスファルトとかにさ!)」

 

「(馬鹿ね。宮田のおじさん経由でバレるよ)」

 

私は衝動的に殺しの計画を言ってくるアクムに深い溜め息をつきそうになる。

 

私は珈琲を口にした時。

 

《今回の爆弾を仕掛けた犯人はエミリーさんでは?》

 

《馬鹿な!何故、彼女が!》

 

《ですが辻褄が合います。爆弾を仕掛けたのは良かったけど爆発に巻き込まれて気絶……折を見て逃げたと考えれば》

 

何でまた疑われてるの?。

 

私ってそんなに怪しいのかな……いや、消えたのは悪かったけどさ。

 

「(無断で消えたらそうなるよね~。さぁ、どうする?)」

 

「(……仕方ない。偽の証拠でも作ろうか)」

 

私がそう言うとアクムはケラケラと笑いだした。

 

「(無駄に鍛えられてきた技術……ほんと何処で発揮されるか分からないよね~)」

 

「(本当にそう。あの男……もうお父さんとは呼びたくない男は何でもかんでも私に教え、鍛えてきた。いらないんじゃないかって思うような事もね)」

 

私はそう言って近くに置いていた鞄からノートパソコンを取り出すと起動させた。

 

この程度のセキュリティなら簡単に突破出来るね……今の時代は駄目だね。

 

何でもネットに繋がる様にしてるんじゃ簡単に"パッキング"されちゃうよ?。

 

私は不敵に笑いながらちょっと時間を掛けて仕上げると最後の仕上げにエンターキーを押した。

 

その後、すぐに携帯で電話した。

 

~別視点side~

 

エミリー=ヴィンヤードが行方不明。

 

警察は今回の事件の重要参考人……言い替えれば容疑者として追っていた。

 

事件が起きてから気絶していたのは確かだが行方を眩ませた事で犯人はエミリーなのではと言う疑惑が出たのだ。

 

しかし、その疑惑はすぐに消え去る事になる。

 

「エミリーさんが誘拐!?」

 

それを聞いた目暮は驚いて声を挙げ、報告に来た千葉が報告する。

 

「ぼ、防犯カメラにエミリーさんが映っており、エミリーさんの背後から誰かが近付いて頭を鈍器で殴った映像がありました。その後、その人物はエミリーさんを引き摺って何処かに……」

 

「何と言う事だ……!」

 

目暮は額に手を当て、項垂れた。

 

エミリーが離れたのは何かしらの証拠、或いは違和感に気付き、向かっていた所を爆弾犯に勘づかれてしまったのだと考えた。

 

エミリーは頭を怪我しており、いつもよりも何処か不安定な所もあった。

 

そんなエミリーに再度頭を攻撃などしたらどうなるか……下手をすれば死んでしまう。

 

「その容疑者の特徴は!怪しい人物や車は!」

 

「特徴は帽子や靴を含めて黒一色で、ホテルから出てきた人物や車は誰も見ていません」

 

「よし、ならばエミリーさんはまだホテルにいる可能性がある!急ぎ、捜索するんだ!」

 

目暮の指示の元、警察はエミリー=ヴィンヤードの捜索をホテルに絞るその光景を見届けた後、携帯で連絡を入れるスカーレットがいた。

 

「全ての工作が完了しましたよ。えぇ……これで予定通りに進めば犯人は逮捕されます。分かってますよ。私がエミリーに変装する……そして救出される……全ては貴方の考え通りになって、報復が叶いますよ。全く……私は今回は緊急の別件があったんですよ?内容?それはまた会った時に直接……貴方にとって、不都合な事態です。勿論、アイ関係ではありませんよ。貴方が妹分だと思ってる人物の事です。それではまた」

 

スカーレットはそう言って携帯を切ると次の役割を果たす為にその場から去った。

 

~side終了~

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。