黒の組織の幹部だけど有名アイドルの双子の姉妹なんです 作:黒っぽいアイドル擬き
ご機嫌斜めな かなちゃんの後ろを私とスカーレットは歩きながら日売テレビ局の中を歩いていた。
相変わらず忙しそうに社員さんとスタッフさん達が働いていて中にはテレビで見た事もある様な顔の芸能人もいた。
「やっぱり、騒がしい所ね」
「お笑い芸人に、アナウンサーに歌手。勢揃いですね」
「エミリー?」
私は名前を呼ばれて振り返ったらそこにいたのは。
「やっぱり、エミリーじゃない。どうしたの?」
水無怜奈、またはの名はキールだった。
いやぁ~偶然って凄いね。
「怜奈さん!久しぶりだね!そういえば日売テレビのアナウンサーだったね。実はちょっと、仕事があって来たんだ」
私は実は殺人予告が送られた依頼主からの依頼で護衛してますとは言わないで濁しながら言うとやっぱり、伊達に長い付き合いと言う訳じゃないから笑顔ではあるけど怜奈さんに疑りを持たれたのは間違いない……だって、目が笑ってない。
「そうなのね……所で何でまた、かなちゃんと一緒に?仕事ってまさか……」
「あぁ、ごめん!遅刻するから行くね!じゃあね、怜奈さん!またゆっくり話そう!行くよスカーレット!」
私は時計を見て時間が無い事を理由に かなちゃんの手を繋いで駆け出した。
危ない危ない……悪戯に依頼された理由は話さないからね。
私は かなちゃんが遅れない為に急いでいると今度は。
「あれ?エミリーさん?」
今度はアイと遭遇しました。
何これ?。
今日はやけに知り合いと会うな。
「アイさん!今日は貴方も此処で仕事?」
「うん。ドラマの撮影なんだ」
へぇ、ドラマの……うん?。
今、ドラマの撮影って言った?。
「何の役なの?」
「シングルマザーの母親の役だって。子育て経験があるから選ばれたみたいなんだ」
マジで?。
いや、確かに役としてはアイは最適だけどもアレだ。
そう言う事情が滅茶苦茶、混沌と化してるアイを使う勇気がある人はそうそういないと思うけど、その監督凄いわね。
「それよりも!怪我した時にどうして連絡をくれなかったの?心配したんだよ?」
「あ、その……ごめん……忘れてた……」
あの時は帰るのに夢中で連絡忘れてました……なんて言えないよね。
私は苦笑いしてたら私の服を引っ張って凄む かなちゃんがいて、私はまた、やってしまったと思った。
「ごめん!話は後にして!今、ちょっと遅れてるから!」
「うん、分かった……あれ?この子……有吉ちゃん?」
「有馬よ……また間違えられた……」
「ご、ごめんごめん!今度は間違えない様にするから泣かないで!」
あら~……アイったら かなちゃんを泣かせちゃって……。
やっぱり、人気無くなって知名度とか低くなったりしてるのを気にしてるのか かなちゃんがウルウルと涙を流しそうになってる。
「またすぐに会えるよ。ほら、かなちゃん。行こう」
私は かなちゃんの手を引っ張ってアイに手を振りながらその場から去った。
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私は取り敢えず何とか遅れずに かなちゃんの楽屋まで来るとスタッフさん達がすぐに かなちゃんの元に来た。
ワイワイ言いながら かなちゃんを楽屋の奥に連れて行ってドラマ撮影様の衣装に着替える用意を始める姿を見てやっぱり、有名人なんだなって思えた。
「それにしてもアイと親子役なんてね……」
「生半可な子役じゃアイと釣り合いが取れねぇからな。子役は性別は女だからアクアは役としては使えねぇしな」
私は突然、横から聞こえた男の人の声に驚いて視線を向けるとそこには。
「五反田監督?」
「あ?俺、あんたに名乗った事あったか?」
「い、いいえ!名前を聞いた事がありまして!」
やっば……つい、条件反射で一応、エミリーは初顔なのに名前言っちゃったよ……。
五反田監督とはあのドラマの時以来の再開……まぁ、五反田監督的にはエミリーとは初めて会った人物だけど……反射的に名前言っちゃったから疑われるかな……?
「(あんた馬鹿なの?)」
「(煩いなぁ!黙ってて!)」
アクムにすら煽られる始末で五反田監督の動向を気にしながらヒヤヒヤしていると遂に五反田監督が口を開いた。
「成る程な……俺の名前が有名女優の妹に届いてるとは思っても見なかった。うん」
あれ~?。
ちょっと、嬉しそうにしてる?。
五反田監督チョロくない?。
いや、ベルモットの現妹役の私が名前を知ってるなんてなればある意味、アメリカに名前が届いてるのと同等だけどチョロいよ。
「改めて挨拶するぞ。俺は五反田泰志だ。職業は知っての通り監督をしている」
「エミリー=ヴィンヤードです。探偵をしてます。側にいるのは助手です」
「スカーレット=ベイリーです。よろしくお願いいたします」
スカーレットはかなり丁寧な挨拶をして五反田監督は暫く無言になった後。
「日本語上手いな……!?やっぱり、グローバル化って奴か?」
何か斜め上に行った。
いや、確かに私みたいな中身日本人なアメリカ人擬きなら兎も角、純アメリカ人のスカーレットが日本語が上手かったら凄いけど今、触れる所はそこじゃない。
「あの~……私達、一応、部外者なんですが……」
「ん?構わないぞ?撮影の邪魔さえしなければな。あんたらは有馬かなの連れだろ?特にマジもんの部外者って訳じゃなさそうだしな。それにお前ら以外にも撮影関係者とは無関係の人間は他にもいるしな」
「え?」
私は他にもいると言う言葉を聞いて首を傾げると後ろから声が聞こえた。
「いやぁ~まさかあの、眠りの小五郎さんと呼べるとはな!」
「有名人ですからね。駄目もとでお願いしたかいがありましたよ」
「マジで?」
まさか小五郎さんが来るなんてね……まぁ、確かにテレビとかでゲストに呼ばれてたね確か。
……何でドラマの撮影に呼ばれたんだろう?。
まぁ、それは置いといて結局、そこでも殺人事件が起きて前の私達みたいに生放送の推理ショーになったんだよね。
裏で手を引いていたのは勿論、コナン君の筈。
「毛利小五郎と知り合いか?」
「まぁね。それよりもさ~監督さん。……かなちゃんのアレ、把握してる?」
「一応な……アレだろ?脅迫だとか何とか。極力内密にして警備も増えるらしいしな。たく……こう言う時くらい中止で良いだろうにな」
「まぁね。出来る限り守るけど相手が何者で、どんな理由で狙ってるのか分からない。だから下手を打つかもしれない……あの子は子供。私達、大人の目が届かない様にしないで欲しいの」
「上にも念入りに掛け合うよ。俺もあまり一人になる様な状況を作らない様にするつもりだ」
「なら良かった」
私は取り敢えず、私とスカーレットしか警戒している訳じゃない事を知れて良かった。
何も知らない人達が集まっていた所で綻びが生まれてしまう。
警戒しているのが複数なら対応の仕方も楽になるしね。
私はちょっと楽になると思っていたらスカーレットに肩を軽く叩かれた。
「なーに?」
「すみませんエミリー……先程、連絡がありました……志保の事でトラブルです……」
「トラブル……?志保がどうしたの……?」
「それが……」
「きゃあぁぁぁぁぁぁッ!!」
私はスカーレットからトラブルを聞き出そうとした時、悲鳴が響き渡った。