黒の組織の幹部だけど有名アイドルの双子の姉妹なんです   作:黒っぽいアイドル擬き

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遅いながら明けましておめでとうございますm(__)m

新年の始めから地震と言う恐ろしい事が起きています。

恐ろしい事件から今年が始まりましたが被災地にいる皆様のご無事を深く願い、今年の一年も乗り切りたいと思っております。


探偵助手の推理

~別視点side~ 

 

「なに!?エミリーさんが倒れた!?」

 

「いえ、体調が悪いみたいで……この現場は小五郎さんに任せると」

 

殺人現場では責任者の目暮がエミリーが体調を崩して来られないと聞き、愕然としていた。

 

「ふむ……しかしだねスカーレットさん。彼女もこの現場に居合わせた一人であって……」

 

「無理に話を聞くと?」

 

「いやいや、そうではなくてだな。先に所在を言って欲しかっただけだ。前の事件の事もあるしな」

 

「あぁ……あの時の事はどうもすみませんでした……」

 

目暮が言いたいのは現場から離れるならせめて先に所在を言って欲しいと言うだけだった。

 

目暮とスカーレットのこのやり取りが行われる前、トイレに行ったエミリーが戻らないと現場の人間でちょっとした混乱が起きたのだ。

 

捜索になる前にスカーレットが事情を説明した事で事なきを得た。

 

「まぁ、彼女がいなくとも私がいる以上はすぐに解決して見せますよ。目暮殿」 

 

「君よりエミリーさんの方が良かったよ……」

 

慣れた様な二人の会話にスカーレットは無表情で見つめた後、視線を変えるとコナンがいつの間にか現場に足を踏み入れていた。

 

「あの……子供が中にいるんですが……?」

 

「あぁ?て、コラ坊主!まーた勝手に!」

 

「ご、ごめんなさい」

 

スカーレットが指摘した事で小五郎によってコナンは連れて行かれ、スカーレットはコナンが何を見ていたのか気になってそこへ行くと。

 

「これは……鑑識さん」

 

「何ですか?」

 

「これは調べましたか?」

 

「うん?……いや、まだですね。死角になる様な場所に血痕ですか……」

 

現場のセットの端の方に目立った血痕が隠される形で見つかった。 

 

血痕の上に物が置かれている状態であり、スカーレットは気になった。

 

「鑑識さん。此処を退かしても?」

 

「警部の許可を取らないと。それにまだ鑑識は済んでません」

 

「なら、此処は後でと言う事になるわね……」

 

鑑識が済んでない以上は下手には動かせない。

 

下手に動かして他に証拠を駄目にしてしまう可能性を考えると鑑識が終わるまで待つしかなかった。

 

「ねぇねぇ、スカーレットさん」

 

「ん?貴方……まだこんな所に」

 

スカーレットの視線を向けた先にはまた、コナンが現場に紛れ込んでいたのだ。

 

「困るわね。現場は子供の遊び場じゃないんだけど。他の子供達は大人しくしてるよ?」

 

「それよりもさ。スカーレットさんも気づいたの?……彼処に何か隠しておるの物さ」

 

コナンのその言葉にスカーレットは目を細めた。

 

子供の癖に気にするべき箇所を見つけ出し、そして何か隠されている事を看破するその姿に子供の面影は無かった。

 

だが、スカーレットはコナンを睨み付けた。

 

「良い?もう一度言うわよ?此処は遊び場じゃない。出ていきなさい。私が怒る前にね」

 

「でも」

 

「出ていきなさい!!」

 

スカーレットがキレた。

 

その怒鳴り声に周りの視線が集まると小五郎がすぐに飛んで来てコナンを掴み上げた。

 

「コラァッ!!またお前かコナン!!うちのコナンがすみません」

 

「いえ、私も怒鳴るのはやり過ぎたました……しかし、コナン君。貴方は子供よ。人の死んだ姿をあまり見せたくない。それに迂闊に現場に入って捜査している人達の邪魔をしていると言う事も考えないといけない。……分かってくれる?」

 

「……ごめんなさい」

 

コナンがスカーレットに謝るとスカーレットは優しく微笑んでコナンの頭を撫でた。

 

「よし。なら、もう入らないようにね」

 

「スカーレットさん。別に注意するのも良いが……」

 

注意が終わったスカーレットに小五郎がジト目で下を見た。

 

「何でそいつを連れて現場にいるんだ?」

 

「……別に深い意味はありませんね」

 

小五郎の視線にはスカーレットの近くでオロオロしている かなが何故かいた。

 

その手をスカーレットはしっかりと握っており、ご丁寧に かなの手には手袋を着けさせていた。

 

「深い意味がねぇなら連れて歩くなよ!説得力ねぇぞ!」

 

「深い意味がないだけです。それに不用意に近寄らせたり、触らせたりさせません」

 

「そう言う事じゃなくて!」

 

「ま、まぁまぁその位にして」

 

「目暮殿……」

 

小五郎とスカーレットの言い合いを目暮が穏便に止めた後、目暮が一度咳払いをしてから真剣な眼差しでスカーレットを見た。

 

「スカーレットさん。此処にいる娘さんの 有馬かなちゃんも関係者として話を聞きたいですが……それよりも前から貴方がたがこのテレビ局に入ってからも かなちゃんに付きっきりで側にいたと周りの人達からお聞きしていますが……何か理由がありますか?」

 

「……周りに人が多いので言えません。探偵の守秘義務がある以上は人がいる場所では話せませんね。どうしてもと言うならエミリーに聞くかもしくは かなちゃんの保護者である父親に聞いてください」

 

スカーレットは申し訳なさそうに言うと目暮は難しい顔をして告げた。

 

「いや、その かなちゃんの父親なんだが……」

 

「何か問題でも?」

 

「連絡が着かん……何度か携帯に掛けたが番号でも変えたのか全くな……」

 

目暮が小声で かなに聞こえない様にスカーレットに耳打ちするとスカーレットは怒りを露にした顔になった。

 

「……分かりました。私達が何故、かなちゃんの元にいるのか一先ず話します。場所は変えましょう」

 

スカーレットはそう言って目暮と小五郎を人気の無い所へ連れていく。

 

その後をコナンはこそこそと着いて来るのをスカーレットは気配で察知し、軽く溜め息をついたが最早、気にせずに別室に入ってからスカーレットの責任で依頼内容を伝えた。

 

「母親じゃなくて娘の方が命を狙われていた!?」

 

小五郎がそう叫ぶとスカーレットは頷いた。

 

「はい。しかし、何故か狙われていた筈の かなちゃんではなく、母親が殺されたみたいですが……」

 

「何故、我々警察に言わなかったのですかな?」

 

「エミリーは何度も警察に言う様に言ったんですよ。ですが今回の被害者の有馬さんが かなちゃんの仕事の為に拒否したんです……」

 

「子供の命が狙われてたんだぞ!仕事も何もあるか!」

 

小五郎はもはや死人となった稲子に怒りを表しながら言う姿にスカーレットは親としての面があるのだと感じながら話を流した。

 

「今は目の前の事件です。この子の為にも犯人を探し出さないと。かなちゃんも安心できません」 

 

「うーむ……脅迫文が届き、母親を殺されている以上は安全とは言えんからな」

 

「だったら警察で保護すれば良いじゃないですか?」

 

「そうだな……だが、この子も事件の参考人だ。すぐにはな……」

 

目暮は難しい顔をしてそう言い、スカーレットは かなを見ると酷く泣きそうになっている。

 

「かなちゃん……ごめんね。怖いと思うけどもう少し此処にいてくれる?」

 

スカーレットは かなに優しく話しかけると。

 

「犯人はいつ見つけてくれるの……?」

 

かなは悲しみと怒りに満ちた顔をスカーレットに見せた。

 

「お母さんを殺した奴は何処にいるのよ!早く捕まえてよ!!」

 

「かなちゃん……」

 

母親を殺された かなの悲痛な叫びにスカーレットは過去の自分を思い出した。

 

ゴットスピード・ファミリーと他のマフィアの抗争に巻き込まれ、理不尽に両親が殺され、何の弁明すらもなく、そのまま孤児院に入れられた。

 

皮肉にもその孤児院はゴットスピード・ファミリーの管理下で、スカーレットは両親を殺した者達の裁きすら無い事への怒りの中、苦渋の生活を送り続けた日々。

 

今の かなはスカーレットその者だった。

 

「……分かってるよ かなちゃん。早く捕まえて見せる。よく聞きなさい かなちゃん。どんな相手でも罪を犯したその時から……必ず報いを受ける事になる。それが今になるか未来になるか……分からない。でも、今回の事件の犯人には今、報いを受けさせてやるわ。絶対にね」

 

スカーレットはそう言って笑って かなの頭を撫でた。

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長い捜査の中、目暮達は犯人が絞り込めずにいた。

 

「うーむ……何れも決定打に掛けるか……」

 

「警部さん。我々にも仕事がありますしこの辺で終わりませんか?」

 

「そうだぜ。俺なんかデートの約束があるんだ。この事件のせいで残業は確定だ」

 

発見者である男性スタッフ二人からの他人事の様な言葉に かなが睨み付けた時。

 

「そうですね。終わらせましょうか……こんな事件(茶番)を」

 

スカーレットが事件を終わらせると宣言した。

 

「す、スカーレットさん!まさか解けたのですか!」

 

「えぇ……この殺人事件はね。先ず、犯人がどの様に被害者と会い、そして殺したか話しましょう」

 

スカーレットはそう言って推理を始めた。

 

被害者が犯人とどの様に会い、殺され、逃げたのかを詳しく言い、着々と犯人の逃げ道を塞いでいった。

 

「そして凶器は彼処……あの裏の床下辺りにでも隠したのでしょう。鑑識さん」

 

「えぇ、先程、目暮警部の許可と現場の責任者の許可を得て剥がしてみたらこれがありました」

 

鑑識が持っているのは血で濡れたハンマーで、セットの設営に使っていた物だと言う事が分かった。

 

スカーレットはそこから更に犯人を追い詰めて行き、そしてフィナーレを飾った。

 

「この恐ろしい事件を起こした犯人……貴方ですね。三入 宮夏さん」

 

スカーレットに名指したされたのは女性スタッフの三入 宮夏だった。

 

「ち、違いますよ!何で私が有馬さんを!?」

 

「それは貴方が彼女から散々に罵倒されたから……ですよね?」  

 

「ッ!?」

 

「図星ですね。……貴方はスタッフの一員として働く際に何度か有馬さんから罵倒を浴びせられていたと周りからの証言があります。それが時々ならともかく」

 

「毎日……毎日の様に言われたわよ!あの阿婆擦れから仕事の駄目だしやら!無茶苦茶な要求やら!毎日の様に!!最初は耐えてたわよ!でも、あの女の罵倒はエスカレートして私の存在意義やスタッフとしての仕事の誇りにすら傷をつけた!だから彼奴を呼び出して……要求に答えるフリをして……殺してやったのよ!!!」

 

三入 宮夏はそう叫んだ後、泣きわめきながら床に這いつくばった。

 

そんな三入 宮夏にスカーレットは近くに寄ると肩に手を置いた。

 

「それでも殺人は許されない罪……償いなさい。それに かなちゃんを見なさい。あの子は過去の失敗を取り戻そうと前を向いてる……子供のあの子に出来て大人の貴方が出来ない筈はない。罪を償って……全てをやり直しなさい」

 

スカーレットはそう言い終わった後、目暮達が三入 宮夏を連れて行き、事件はスカーレットによって幕引きとなった。

 

~side終了~

 

体調を崩した私は今回の事件を任せて一人、帰っている所だった。

 

「それで?犯人、捕まえたんだよね?」

 

《はい。後は後始末だけです。それとシンフォニー。例の件……分かってますね?》

 

「……志保が逃げ出したんだよね?忽然と姿を消し去って」

 

私の耳に入った志保の逃亡。

 

研究所のガス室に手錠を掛けられて監禁されていたのにどうやって手錠をろくに外さずに逃亡したのかと大騒ぎらしく今度、ジン達、集まれるだけの幹部で集まって緊急会議、逃亡した志保の処遇決めと予定が大幅に詰まった。

 

「今度、アイ達と遊ぶ約束してたんだけどなぁ~……やってくれるね」

 

《志保の居場所に心当たりは?》

 

「当然無い」

 

いや、心当たりはある……江戸川コナンこと工藤新一の所だ。

 

志保は賢い……前にあの薬の使用された人物のリストで不明になっていた新一のデータが志保が工藤邸の調査に行った後、死亡になっていたのを確認している。

 

つまり、志保は工藤新一が生きているのに勘づいていた。

 

そして志保が逃げたとなると逃げ場は工藤新一こと江戸川コナンの元になる。

 

「一先ずは組織に顔を出さないと始まらない。スカーレット。特別な事が無ければ休養を取りなさい。良いわね?」

 

《分かりました。それとシンフォニー。その……頼みたい事がありまして……》

 

「……駄目よ。施設にブチ込みなさい」

 

《お願いです。どうか かなちゃんを引き取らせて下さい》

 

スカーレットはあの事件以来、一気に親無しになった有馬かなを引き取りたいと駄々を捏ねる様になった。

 

母親は死ぬし、父親は浮気相手と消えた。

 

他に親戚がいるだろと思ったけど意外にも他の親戚と関係が薄くて引き取り手が無いに等しいらしく、いても老人だけで、流石に子育ては無理だそうだ。

 

私は組織の事もあるから引き取らずに施設に入れるつもりだったけどスカーレットが情に絆されて引き取りたいなんて言い出した。

 

「組織が無関係な形で子育てなんて許す訳ないでしょ!良いから施設に入れろ!」

 

《これだけは譲れません。お願いです……私が責任を持ちますから……》

 

スカーレットの必死の懇願……まぁ、彼女はあまり我が儘を言うタイプじゃないしたまには願いを極力聞いた方が良いかな?。

 

「……ラム辺りに相談するから待ってて頂戴。でも、ラムが駄目なら施設に入れなさい。分かった?」

 

《はい!お願いします!》

 

スッゴい喜んだよ……スカーレットってあんまり感情を表に出さないと思ったけど……まぁ、それよりもアイ達との予定が全キャンだよ……志保の奴……今度会ったらタダじゃおかないからね絶対。

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