黒の組織の幹部だけど有名アイドルの双子の姉妹なんです 作:黒っぽいアイドル擬き
自分も好きなので戦闘ジーンズやヤバめのシーンを書く時の参考にしている作品として選んでるくらいです\(^-^)/
クロスオーバーはすると言っても少しだけになるかもしれませんがちょくちょく入れていく予定です。
残念ながら決まらなかったヨルムンガンドですがまたの機会があれば入れようかなと思っています。
流石にブラックラグーンより先にではありませんが。
宮野志保の逃亡。
この知らせは組織の幹部、志保の行う研究の重要性の高さを知る人達なら大きな動揺が走った。
本来なら長い監禁によって反抗の意思を挫いた後で研究を再開させるのが組織の狙いだったのに逃亡させてしまい、研究の内容が知られる危機に陥ってしまった。
それに伴って志保の逃亡の事でジンを含めたすぐに集まれる幹部だけで緊急の会議が始まった。
集まっているのはいつもの画面越しのラム、ジン、ウォッカ、キール、キャンティ、コルン、ピスコ、そして私、シンフォニーと。
「何で貴方がいるの?」
「し、知りませんよ……」
何でかスカーレットがいた。
幹部の中に末端のスカーレットがいる滅茶苦茶に場違い感にスカーレットは滅茶苦茶、縮こまってる。
ほら、皆も物凄く見てるよ。
《彼女を呼んだのは他でもない私ですよ。シェリー、宮野志保が逃げた以上はもはや幹部ではありません。その代わりの幹部とは言いませんが……スカーレット。貴方を幹部に昇進させます。今日よりコードネーム、"キスール"。そう組織で名乗りなさい》
「私が幹部にですか?」
「良かったじゃん。これで下手にこき使われなくなるしね」
私は素直にスカーレット……キスールの幹部昇進を祝った。
ジンの反応は……よし、興味無しの反応だから問題は無い。
《昇進の話はこれくらいにして本題に入りましょう……宮野志保が組織から逃げ出しました。この行動は組織への全面的な離反と見なし、宮野志保の幹部の権限を剥奪します。それに伴い、宮野志保の追跡を命じます》
「生死はどうする?」
ジンのその質問にラムは少し間を置くと。
《問いません。出来れば生かして連れてきて欲しいものですね……研究が進まなくなるのはあの方も不本意ですからね。生かして捕らえるのが困難であれば止む終えません……殺しなさい。組織の薬の研究……それが漏れるのもまた、あの方は望みませんからね》
ラムのその言葉にジンは不敵に笑ったのを見た私は志保を殺すつもりだと悟った。
ジンと志保は何かしらの確執があるのか志保の事になるとジンら異様に固執しているのが分かる雰囲気を見せる。
組織の裏切り者になった志保を殺す絶好の機会……ジンが逃す筈がない。
「待ちなよ。私達には他にも任務があるんだ。シェリー一人に時間も人員も割けやしないよ」
キャンティのその言葉に他の皆も同調し始めた。
「確かに」
「組織の任務だけじゃない。表の仕事もあるわ。組織の一員だと悟られない為にもあまり、下手な事は出来ないし、肝心のシェリーの粗方な行方も分からない。下手をしたら国外へ逃げていたなんて事だって」
コルンがそう言って頷き、キールも難色を示したらラムはそれは分かってるとばかりに笑った。
《それは問題ありません。国外への逃亡ルートは表も裏も封じます。この日本。国外には逃げられず、この国の全国のみにしか潜伏を許すつもりはありません。それと追跡の役目はシンフォニー。貴方が中心で勤めなさい》
「私が?」
「おいおい、ラム。こいつはシェリーとはそれなりの仲だぜ?情に任せて逃がしたなんて事態になったらどうする?」
ラムの指名にジンが反論する。
《問題ありません。シンフォニー。私は貴方の仲間思いを評価し、またそれに負けない非情さも評価しています。組織の裏切り者になったシェリーを貴方は必ず見つけ出せると信じているんですよ》
「信じている……か……」
本当にそうなのか……ラムは賢く、用心深い。
現に評価しているとか、信じているとか言ってもボス同様に顔を一度も見せた事はない。
私が明美さんと志保と親しい仲であった以上は万が一に匿う様な事はしないかと考えている筈。
「……分かったよラム。最善を尽くす」
《よろしい。他の幹部の皆さんもシェリーを見つけたら生死は問いません。必ず、組織に連れてきなさい。良いですね?》
殺してでも連れてこいと言うラムの念押しに本気さを伺える中、会議はお開きになり、ジン達が去って行く中で私はラムの前にキスールと残った。
「ラム。まだいる?」
《何ですか?》
「お願いがありまして……その……」
《キスールが引き取ったと言う子供の事ですか?》
うわ、流石はラム……話しが早いよ。
「うん。その……組織にあまり関わらせずに子育てしたいそうで……」
「お願いですラム。無理はその……重々承知しています……」
《……しかしですねキスール。貴方は幹部になったのです。無関係は厳しいですよ?我々は裏社会に生きる組織。恨みも買いやすい立場です。万が一にでも貴方が我々の一員だと知られれば自ずとその子供に影響が出るでしょう。なら、いっその事、組織の一員として育てるべきだと思いますがね?》
「それでも……銃を手に取る様な生活を知ってほしくないんです……私はともかく、汚れを知らないあの子には……」
うわ……ラムが黙っちゃった……キスール……万が一にでもラムを怒らせたら見捨てるからね。
《……分かりました。しかし、その子供が組織の事を少しでも知る様な事があれば……話は変わりますよ?それでよろしいですね?》
「ッ!?はい!」
え?マジで?。
通っちゃったよ……嘘でしょ?。
まさかラムが許可を出した……滅茶苦茶、怖い。
その裏にどんな腹黒い考えがあるのか分からないから凄く怖いよ……。
《話はそれだけですか?》
「あ、うん……他にはないよ。ありがとう」
私がそう言うとラムとの通信が切れた。
生きた心地がしなかった私は深く溜め息をつくと近くにあったソファーに座り込んだ。
「……スカーレットじゃないね。キスール」
「はい」
「取りあえず良かったね。でも、ラムの事だから何考えてるか知らないけど何事も無く収まるとは思わない事ね」
「承知しています……」
「……まぁ、取りあえずキスール。貴方ってまだ休暇取ってないでしょ?」
「はい、そうですが?」
「一日くらい休んで良いよ?こき使われたりしない代わりに幹部なんて命が幾つあっても足りない役目を背負うんだからね」
「しかし……」
「子供いるんでしょ?早く帰ってあげてよね」
私はそう言って言い渡された任務をする為にその場から去った。
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キスールと別れた後、私はやっとほとぼりが冷めきった事で運転できる様になったシェルビーGT500を走らせて工藤邸近くまでやって来た。
まぁ、まだ予想だけどコナンこと工藤新一を頼って来たのなら間違いなく工藤邸に寄る筈、その痕跡を探していけば手掛かりの一つくらいはある筈よね。
私は一先ず、茶髪のサングラスを掛けた女に変装して工藤邸に侵入、調査を始めた。
「広い屋敷ね……」
此処から手掛かりを探すのは骨が折れそう……そんな事を思いながら一階から見ていく。
工藤新一がいなくなった事で完全無人の屋敷と化した工藤邸……定期的に誰かが掃除してるのか割りと埃が無く、綺麗だった。
これなら咳き込む心配もない。
私は適当に物色しながら目ぼしい物を探すけど見つからない……なら、二階へ行こう階段を上る。
取りあえず新一の部屋とか見てみたら机に新一と蘭の写真が写っている写真が無造作に置いてあった。
「(あらあら……これって組織に情報を渡してるのと同じじゃない?)」
「(そうだよね……まぁ、どのみち、新一の周りを探ればすぐに分かる情報だから問題は無いね)」
私はアクムとそう話した後、クローゼットを開けて中を見たら新ちゃんの子供の服と書かれた箱が出てきた。
中身は……勿論、無い。
「あの馬鹿……箱くらい処分しなさいよ」
抜けてるのか、間抜けなのか……組織の連中が此処を調べないと思ったのか知らないけど生きてる確証を得る可能性のある物を残すなんてね……まぁ、小さくなったなんて夢物語なんて誰も簡単には信じないと思うけどね。
私は念入りに元に戻すと今度は書斎……うわ、凄い!。
「これ……全部本なの?」
「(流石は世界的な推理小説家ね。見てみなさいよアレ。英語とかフランス語の本まであるわよ)」
図書館みたいに言語が違う本が沢山あると言う事は世界中から集めた本だって事になる……好きだね~。
「……流石に此処には手掛かりは無さそうだね」
私は手掛かりは無さそうだと思って書斎から出て何となく窓の外を見たら。
「ん?阿笠さんじゃん……あれ?子供?」
私が見たのは阿笠邸の中にいる阿笠さんと子供だった。
おかしいな……前に通された時には特に子供が住んでる気配は無かった……それにあの背格好も見た事が……て、まさか!?。
「志保……!?」
あり得る……!。
工藤新一が江戸川コナンとして幼児化したみたいに志保もアポトキシンを飲んで幼児化すれば……だとしたら彼処から逃げれた辻褄も合う。
志保は薬の開発者だから秘密裏にいくらでも待ち出せる事だって出来る。
近くには子供くらいなら入れそうなダストシュートもあった……そこから出れば……ふふ、簡単だね。
「みーつけた」
「(みーつけた)」
私とアクムは揃って志保の発見を確信した。