黒の組織の幹部だけど有名アイドルの双子の姉妹なんです 作:黒っぽいアイドル擬き
宮野志保(仮)を発見してからは忙しかった。
取り敢えず阿笠さんと暮らし始めた子供の名前は灰原哀と言う変わった名前の女の子。
年齢は大体、6歳くらいで丁度、コナン達と同じくらいの年齢。
どうやら転校と言う形で帝丹小学校に通うみたいで更に何とも都合良くもコナンと同じクラスになった。
どうやら偽札事件にコナン共々、子供達と……アクアとルビーも参加してて正直、生きた心地がしなかった。
……後で厳重注意しないと。
まぁ、それはさて置いてそこで犯人が使ってた拳銃を奪って発砲、窓に当たる。
それを切っ掛けに警官達が突入した事で偽札犯は逮捕となった。
転校してから一日……幾らなんでもトラブル起こすの早すぎない?。
偽札事件が終わってから今度は何かのデータを回収しに出掛けた?。
そう言えば組織はあれから慌ただしく志保の痕跡を消すのに必死になってたけどそれと関わりがあるのかな?。
まぁ、何れにしても接触は……阿笠邸でのんびりとデータを見ようとする所かしらね。
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~別視点side~
組織の開発している薬についてのデータの入ったディスクを入手したコナン達は阿笠邸で中を確認しようとしていた。
「どうだ?出そうか?」
「えぇ……それに入ってるデータは薬だけじゃないわ……私が組織に入る前に携わった人の実名と住所が、コードネームと一緒に入っている筈よ……この研究に出資した人物の名前もね……」
「成る程……上手くすれば……奴らを丸裸に出来るかもしれねぇって訳か……」
コナンは組織に大きく近付く事が出来る……そう確信してしまった。
それは油断。
組織がコナン達の動きを知らず、何も仕掛けないで終わると考えてしまった。
ディスクの奥底に眠る組織のデータをもう少しで覗き見れると言った所で。
「な、なんじゃこれは!?」
突如としてデータを映したパソコンの画面が黒く染まっていく。
「コンピューターウイルス……
黒く染まってしまったパソコンを見た灰原がそう叫んだ時、阿笠邸が停電した。
「今度はなんじゃ!?」
「停電!?雷が近くに?いや、そんな様子は無かった!」
「と、とにかく!明かりを点けるぞ!!」
阿笠はすぐにブレーカーの元に向かって行き、コナンは暗闇の中、まだ闇に慣れていない目で腕時計麻酔銃に搭載されたライトを使って照らした瞬間。
「へぇ……面白い機能ね?」
「ッ!?」
コナンの背中に何かが押し付けられた。
「動かないで……そして喋らないで……片手は静かに上げる……」
コナンはいつの間に背後に来たのか分からない人物がコナンの背中に押し付けている物が銃口である事を予想し、静かに従う。
「そうそう……良い子ね……まぁ、中身が高校生だもんね……」
「ッ!?てめぇ……!」
「喋るな」
コナンは人物が高校生であると指摘された事に反応して問い質そうとするが銃口を強く押し付けられ、黙らされた。
「ネタバレはまだよ……工藤新一……ふふ、怖い……?あ、頷くとかくらいなら良いよ……?」
銃口を押し付けている人物からの許可にコナンは首を横に降る。
「そう……勇敢だね……そして無謀な小僧よ……貴方は負けた……そして死ぬの……此処にいる全員がね……それと貴方に関わりのある人達もね……」
コナンはそれを聞いて怒りの表情を見せた時。
「江戸川君。貴方、ライトがあるなら博士に着いて行きなさいよ」
ライトを頼りにコナンの近くに来ようとする灰原の声が聞こえた。
「来るな灰原!!!」
コナンが脅されている事も忘れて声を挙げた時、床に勢いよく押し倒された。
「なに!?」
灰原はコナンの異常に気付き、驚いた時、阿笠邸の電気が復旧した。
「はーい、シェリー。久しぶりだね」
「あ、貴方は……!」
灰原はコナンを脅していた人物を見て恐怖に歪んだ。
それもその筈である……その人物は。
「シンフォニー……!」
シンフォニーその人がコナンを押さえつけて笑顔でそこにいたのだから。
~side終了~
あちゃ……もう電気が点いたのか……まぁ、良いや。
「やっぱり小さくなったんだ……面白い薬だよね~」
「お前……薬の事を知っているのか!」
「まぁね……あ、志保も動かないでね?動いたらこいつ殺すから」
私は念の為に志保を脅しておくと今度は阿笠さんが戻ってきた。
「こ、これは何事だ!」
「駄目だよ騒いだら。両手を頭に付けて床に膝を着いてね」
「わ、分かった……!だ、だから子供達には……!」
私の指示を聞いて阿笠さんは両手を頭に付けて膝を床に膝を着いた。
これでほぼ、無力化……チェックメイトだね。
「ふーん……組織に楯突くわりには呆気なく負けたね」
「まだ負けてねーよ!!」
「背後を取られて銃を向けられてるのに?他の二人も動けないのに?誰が助けてくれるの?パパかな~?それともママかな~?……誰も助けなんて来ないよ。貴方は負けた。そして全員、此処で死ぬのよ」
私がそう言ってみたら阿笠さんも哀ちゃんも怯えちゃってるね。
「くそ……!」
コナン君は悔しそうにしながらまだ抵抗の意思を見せてる……面白い。
「さよなら……工藤新一!」
私はそう言って銃の引き金を……引かずにそのまましまってコナン君の両脇に手を突っ込んで擽った。
「アッハハハ!何すんだ!ヒーハハハ!!」
「まだ反抗的だね~。ほら、此処か!それとも此処か!」
私は執拗にコナン君の脇を擽り続ける事、3分?。
完全に息絶え々な状態になって床に倒れてしまった。
「情けないね~。これくらいでヘコタレたらこの先もキツイよ~?」
「そ、その顔!?いや、それよりもてめぇ……ふざけてんのか!」
「うん、ふざけてる」
私は誤魔化さずに言ったらコナン君、滅茶苦茶に怒ってるけど黙り込んじゃった……ウケるね!。
「結局何しに来たのよ!」
「うん?何しに来たって……志保。貴方を匿う為かな?」
私がそう言ったら凄く睨んできた。
「お姉ちゃんを殺した貴方なんかに匿われる筋合いなんてないわよ!!」
「あれは事故だって言ってるでしょ?事故なら仕方ないじゃない……死んだのは」
「嘘つけ!俺は明美さんと話したお前が殺したって聞いたんだぞ!」
「あらあら……明美さんたら私の事を話したんだ……たく、ふざけんなよ」
私がそう呟いたら周りが凍りついた様に静かになった。
「……まぁ、仕方ないよね。恨み事の一つくらい言いたいよね~……で?私が殺したから何?志保は私の事を殺したい?」
「可能なら殺してやりたいわよ……!」
「あ、哀君……!」
うーん……やっぱり怨みは根深いよね~。
でも、私に簡単に見つかるなら他の皆にも簡単に見つかっちゃう可能性あるよね。
「選んでよ。ジンか、私か、それとも……生きるか」
「ッ!?」
「ジンなら楽に殺してくれると思うよ~。ヘッドショット1発でね。私はね……苦しみに苦しみを重ねさせたうえで殺す。でも、生きたいなら私の手を取ればこの場所で起きた事は無かった事になっただけじゃなくて二人の命も守られる……その代わりに貴方は私と来るの。勿論、組織に知られない所で暮らすの。どうする?」
私の示した選択に志保は何も答えない。
私は煙草を一本取って火を点けて一服した所でコナンが立ち直ったのか立ち上がった。
「その三択は選ばねーよ。てめぇなんざ信用出来るか!」
「信用も何も貴方達のガバガバ計画よりもマシな待遇だよ。組織の私が組織から匿う……そのリスク、分かってる?」
私はそう言って煙草の煙を吸って吐くとコナン君はやっぱり、覚えがあるのか口ごもってる。
「組織はしくじった者、裏切り者を容赦はしない……それは私でも例外は無い。貴方はちょっとした情報欲しさに私に付け入る隙を提供した……本当ならあの暗闇の中で皆殺しにする事だって出来たんだよ。コナンいや、工藤新一……そんな私が相手でも皆を守り通せる自信がある?」
「守ってやるさ!」
「へぇ……面白い……なら……死になさい工藤新一!」
私がそう叫んでワルサーP99の銃口を向けた瞬間、ドアが開け放たれる音が響いた。
「コナン君!!」
そこにいたのはエミリー=ヴィンヤードで、そしてその手には私と同じ、ワルサーP99。
エミリーは私を視認すると容赦の無い発砲を私に仕掛けた。
~別視点side~
コナンは目の前の光景に唖然としていた。
阿笠邸に響き渡る発砲音、志保を庇う様に覆い被さる阿笠、そして……。
「シンフォニー!!!」
「エミリー!!!」
シンフォニーとエミリーによる同じ銃同士の撃ち合いだった。
映画さながらの撃ち合いは苛烈を極め、銃弾が宙を飛び交うその光景は日本では二度と御目にかかれない物だった。
「チッ!しつこいのよ!!アメリカからわざわざ来るなんてね!!」
「生憎!私はしつこい方なのよ!!」
「日本の銃刀法を知らないのかしら!!貴方、犯罪者になってるって気付いてる?」
「そんな物!!覚悟のうえよ!!!」
二人の撃ち合いが続き、阿笠邸の物と言う物が銃弾によって破壊されていく中、遠くからサイレンの音が鳴り響いた。
「チッ……貴方のせいで予定が狂った……退かせて貰うわ」
「待ちなさい!!」
エミリーの制止も聞かず、牽制射撃をしながら窓に飛び込んで割りながら外に出て逃げ去った。
エミリーは追撃する為に外に行こうと……する前にコナンの方に視線を向けた。
「コナン君!!適当に誤魔化しといて!!後で説明するから!!お願い!!!」
「えッ!?いや、待て!!」
エミリーはコナンの制止も聞かずに飛び出して行き、コナンはもう何が何だか分からなくなってしまった。
コナンは唖然としていたがすぐに気を取り直し、灰原の元へ駆け寄った。
「大丈夫か博士!!灰原!!」
「え、えぇ……大丈夫よ……」
「わ、わしも大丈夫じゃ……それよりもエミリー君に助けられたのぉ……もう少しで新一、お主は殺されておったぞ」
阿笠のその言葉にコナンはシンフォニーが銃口を向けて殺そうとしてきたその目の冷たさにジンを連想させた。
「そ、それでどうするんじゃ新一……?」
「え?」
「エミリー君が誤魔化しといておいてくれと言われた事じゃ……どうやって誤魔化すんじゃ?」
阿笠のその言葉にコナンは周りを見てみると……エミリーとシンフォニーの撃ち合いで起きた悲惨な状態にコナンはとんでもない無理難題を押し付けられたと悟った。
~side終了~
撃ち合いをして阿笠邸から逃げ去った私は一息着いているとそこへ。
「お疲れ様~。腕を上げたね」
「全く……急に呼び出すなんて驚きましたよ?」
エミリー=ヴィンヤード……に、変装したキスールがやって来た。
「急に呼び出したと思ったら暫く時間を明けてから警察呼んで撃ち合えなんて……」
「ごめんごめん。でも、これでエミリー=ヴィンヤードとシンフォニーは別人と言う認識を三人に刷り込めた」
私はそう言って不敵に笑って見せるとキスールは呆れた様子を見せた。
今回の騒動の行動理由を私は予め、キスールには全て話しておいていた。
工藤新一はコナン、宮野志保は灰原哀、協力者は阿笠さんと工藤夫妻。
アポトキシンの隠された効果とか……彼女が幹部になり、そして信用に値すると考えたから私の共犯者として打ち明けた。
勿論、裏切ろうとしたら殺すと念押ししてる。
「庇うだけなら此処までしなくても良かったのでは?」
「仕方ないよ。志保は意外と勘が良くってさぁ……ちょっと、変装した所でバレちゃうんだよね~。しかも、ベルモットの変装でも勘を発揮してたの見た事あるしね」
「だから同一人物の可能性を捨てさせる為にあんな大それた芝居を?」
「警戒心の強い猫を馴らすには警戒心を解かせて自分から近寄る様にしないといけないからね」
私はそう言ってまた、不敵に笑って見せるとキスールは引かれた……げせぬ。
さて……明日にはコナン君達に架空の事情を説明しないとね……どんな言い訳にしようかな~。
下手に住所を変えられたくないな……その辺も対策しておかないとね。