黒の組織の幹部だけど有名アイドルの双子の姉妹なんです 作:黒っぽいアイドル擬き
プロローグ
世界にはありとあらゆる組織が存在する。
各国の警察や軍隊、マフィアやギャング、企業と表と裏と挙げて細かく分けなくても切りがない程に多くある。
その中で世界中に根を張り、各国の捜査官を相手取り、戦闘ヘリや潜水艦などの兵器すら所持する程の裏社会の大組織が存在していた。
組織の正式名は知られていないがその組織を知る者は"黒の組織"と呼んでいる。
世界の政界、財界、官界、芸能界、医療、科学と言った各国の重鎮達にも及んでおり、優秀な人材がいるならスカウトして引き込む等して力と影響力を拡大している。
世界の治安維持機構もこの動きに黙ってはおらず、組織に潜入して情報を探ってくるスパイも山程いる。
これはあまりにも力が有り過ぎ、広すぎる影響力のもたらしたデメリットとも言える。
広い範囲に目を光らせるには人材が多くいるが遥かに大きくても裏社会の一組織であって無敵の存在ではない。
死人など幾らでも出てきてしまい、挙げ句の果てには失態を犯したメンバーを主に幹部のジンが怪しいからと大義名分を得ては誰でも粛清して減らしてしまう始末だから人が幾らいても足りない。
そんなは私は夜空ユメ、16歳。
組織の幹部でコードネームは"シンフォニー"。
シンフォニーと言っても音楽の方ではなく、白ワインベースのカクテルの名前。
組織のコードネームはお酒の名前をベースにされていて末端から幹部に昇進した者はボスなのかはたまた別のお偉いさんからなのか分からないけど必ず考えられて与えられる。
特に私のコードネームには凝られていると同じ幹部で私の教育係的な存在であるベルモットから伝えられた。
何でって聞くとベルモットは。
「貴方の双子の妹さんが"有名なアイドル"だからそうよ。音楽のシンフォニーとカクテルのシンフォニー。丁度良い組み合わせになるだろうって。貴方の前に立つ相手に死の交響曲を奏でる。お似合いよ」
そう言われてベルモットに頭を撫でられた。
私の組織での主な仕事は殺し。
ボス、或いはNo.2の立場にあるラムから指令が下されれば用意が出来次第にすぐにでも仕事に取り掛かる。
組織での主な殺害方法である銃殺は勿論、絞殺、毒殺、撲殺、刺殺、爆殺と状況に合わせてやって来た。
時には其処らの車で引き殺して事故死の様にして殺した時や工業用の機械に生きたまま組織を裏切っていたターゲットの身体を報復として突っ込んだ時さえあった。
交響曲を本当に奏でているかの様に本当に多くのやり方で、多くの人を殺した私に同じ幹部で一番、味方殺しが多いジンから。
「貴様は殺しの天才だ。何一つサツに痕跡を辿らせた事がない。お前が悠々と演奏を終えた時は全てが終わっている。便利なもんだなぁ……才能って奴はよ」
と言われた。
私の片割れはアイドルとしての天才で、私が刺客としての殺しの天才。
暗い裏社会を生きている私にとって、私の片割れのアイドルとしての姿を何度もテレビで見ていた。
私が血と硝煙にまみれる中で華やかで皆から愛されるアイドルとして歌って踊る私の片割れに嫉妬を覚えた事は一度や二度じゃない。
でも……それでもアイドルをしている姿を見ていると安心できて微笑ましくなる。
だから、私は今日も組織からの仕事を黙々と行う……筈だった。
「は?アイが……妊娠?双子?え、マジで……!?」
組織の息の掛かった拠点で休んでた私にベルモットがまさかの双子の片割れであるアイが活動休止をしたと思いきや妊娠したなんて聞くまでは。
しかも、私達と同じ、双子を妊娠。
これを聞いた私は生き別れてから会った事すら無いのにそのまま床に倒れてしまったのは言うまでもない……だって、アイドルだとか関係なく、16歳で妊娠なんて普通はあり得ないのだから。
これは組織に仕える私、夜空ユメと妊娠騒動(まだ他にはバレていない)を起こした生き別れて育った双子の姉妹の星野アイの話……の筈。
【キャラ設定】
名前:夜空ユメ(ヨゾラ ユメ)
年齢:16歳
容姿:顔立ちは星野アイそのもので、髪型だけショートに切り揃えている感じ。
コードネーム:シンフォニー(調べたらマジで出た)
愛用の武器:ワルサーP99(状況によってサイレンサーやレーザーポイントを取り付けたりする)
コンバットナイフ(銃では対応仕切れない接近戦や殺しに使用する。長い事、捨てる事なく使い続けられている為、割りと愛着がある。)
捕捉:星野アイと双子の姉妹に当たり、アイは生き別れた双子の姉妹がいる事を知らず、ユメはベルモットから聞かされる形で最近、知った。星野アイと生き別れる形で母はアイを引き取り、父はユメを引き取る形で別れている。
幹部になってからアイの存在を知り、表の世界で暮らして華やかなアイドルをしている姿をテレビで見ては嫉妬しているが、それ以上にアイを家族として秘かに愛している。