黒の組織の幹部だけど有名アイドルの双子の姉妹なんです   作:黒っぽいアイドル擬き

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迷宮入りの解決

私達は郷司邸の近くに到着すると警察が物々しくしている光景がよく見えた。

 

「警察も繋がりの事が割れてますね」

 

「そりゃ名探偵が二人もいれば嫌でも気付くよ。それよりも坂田刑事を探そう。きっといるよ。此処に警察が集まったって事は坂田刑事の最後の獲物がいるって事だしね」

 

私はそう言って車を降りると近くの弊に手を掛けた……あ、勿論手袋もはめてね。

 

指紋とかもそうだけど足跡も付けない様に……勢いよく体を浮かしてそのまま両足を体操競技の要領で勢いよく回して中に入れるとそのまま飛んで中に着地して侵入した。

 

「ち、ちょっと!今のやれって言うんですか!」

 

「キスールは留守番で良いよ。私一人でも出来るから」

 

私はそう言ってキスールを置いてそのまま蔵の方へ走った。

 

郷司は警察嫌いと言うだけあって、警察の警備も無いし、とても隠密しやすい。

 

そのまま蔵まで来ると人の気配がする。

 

私は中に入ると物陰から飛び出そうとする人影に向かって。

 

「私は郷司じゃないよ。もう知られてるんだから出てきたら?」

 

私はそう言ってあげると人影は暫く動かなかったけど諦めたのか出てきた。

 

間違いない……坂田刑事だ。

 

「君……誰や?」

 

「私?私はしがない通りすがりだよ?」

 

「やったら不法侵入になってまうで?嫌なら早よ」

 

「早く出ていってくれないと後から来た郷司が来たら計画が台無しになるから?」

 

私がそう言ってあげたら坂田刑事は驚いた顔をした。

 

「貴方は父親である稲葉さんが20年前の事故で嵌められた事を知った。だから沼淵を初めとした関係者達への復讐を目論み結構した。沼淵は監禁して他の関係者を殺したけど郷司は府議会議員だからそうは行かない。だから貴方はその為に手出しが一番難しい郷司を殺す為に服部君を利用してこの家に……蔵に入り込み、郷司を呼び出して此処でケリを着けるつもりで待ち伏せしていた……そうでしょ?」

 

「そこまで分かってるんか……平次君が一番に気付くと思ってたんやけどまさか君の様な名前の知らへん子が気付くなんてな……」

 

「まぁね。坂田刑事。一つ教えて欲しいな~」

 

「何や?」

 

一様、念の為に聞いておかないといけない……この人が余計な事を知ってるのか知らないのか。

 

「沼淵を捕まえたのは良かったけどさ……当時の事件以外で何か聞いてない?黒とか……組織とか……」

 

「何やそれ?……あ、いや。そう言えばよう聞こえへんかったけどシンフォ……ぐあぁッ!?」

 

私はそれを聞いてすぐに接近して蹴りを入れて坂田刑事の腹に当てた。

 

坂田刑事はそのままぶっ飛んで床に倒れると私は近付いて坂田刑事の襟を片手で掴んだ。

 

「余計な事を聞いたな?よりによって私の情報を……」

 

私はそう言って舌打ちしたら坂田刑事は痛みで汗を流しながら訳が分からそうにしてた。

 

「坂田刑事……残念だけど貴方のお父さんと早めに再開する事になるわね……大丈夫だよ……沼淵は死んだから……お望みの殺し方でね……」

 

「な、なんやって!ど、どうして!」

 

「それを知る意味は無いよ……貴方は死ぬんだから……」

 

私はそう言ってやると坂田刑事の懐からニューナンブM60を取り出して撃鉄を引いた。

 

そして坂田刑事の腕を掴んで無理矢理にニューナンブM60を握らせて銃口を頭に付けさせた。

 

「な、何て力や……!」

 

「か弱い女の子だと思ってくれた?嬉しいよ」

 

「あ、あんた……只者やないな……何なんや!!」

 

坂田刑事がそう叫んだ所で私はそのまま引き金を引かせた。

 

坂田刑事は頭を撃ち抜いてそのまま倒れると床が血で染まる。

 

「そんなの知る意味ある?まぁ、永遠に分からない方が……皆が幸せだろうね」

 

私は死んだ坂田刑事にそう告げてあげるとそのまま出ようとした所で入り口の所から誰かが入って来る気配に気付いて物陰に隠れた。

 

「さ、坂田ハン……!」

 

そこにいたのは服部君だった。

 

探偵の勘なのか野生児の勘なのか知らないけどよくもまぁ、こんな所を探し当てたものだね……やっぱり推理したのかな?。

 

「何てこった……どないして自殺なんてしたんや……!」

 

服部君は悔しそうにしながら地面を思いっきり殴った後、蔵中に響く程の叫び声を挙げた。

 

な~んか漫画みたいな展開だね。

 

もう用も無いのに服部君は悔しそうにしながら少し冷静なのか全く動かない。

 

警戒を解かない服部君相手に何時までも蔵にいるのは危険だし、どうしようか……。

 

私は困り果てていたら服部君は諦めたのかそのまま蔵から離れた……警察に言うつもりなのかな……携帯持ってなかったの?。

 

思いがけない幸運を無駄にしないようにする為に私は素早く蔵から抜け出して郷司邸から脱出した。

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暫く時間が経ってから私はエミリーの変装に戻してからスカーレットと共に初めて郷司邸へ来た様に思わせながらコナン君達と合流した。

 

「本当にありがとうございました。何とお礼を言えば……」

 

「別に大した事じゃねぇよ。それよりも随分と遅かったな」

 

「ちょっとした依頼での調査に手間取ってしまいましてね……慣れない土地もあって何度も迷子になりましたよ」

 

スカーレットは事前に作っておいた嘘の理由を言って誤魔化すと かなちゃんを連れてシボレー・カマロに向かっていく姿を見送った後、私は変に疑われない為にも事件の事を聞く事にした。

 

「警察の人が沢山いるけど何かあったの?」

 

「あぁ……大阪で起きた連続殺人事件の犯人である坂田が拳銃で自殺したんだよ。自殺の理由は恐らく追い詰められた末の自殺で特に怪しい所は無かったそうだ。これで事件は終わりだよ」

 

「いや、終わりやないで」

 

小五郎さんの結論に首を突っ込んだのは服部君だった。

 

私は内心、鬱陶しいと思いながらも怪しまれない為にも表情に出さない様にしつつ服部君を見る。

 

「終わりじゃないって事は収穫があったの?」

 

「あったで。蔵の床……よう見たら何かが擦れた様な跡が残ってたんや。本当によう見いひんかったら気付かへんかったけど後で調べたら見つけたんや……俺とした事が迂闊やったで……犯人がいたのにみすみす逃してもうた……」

 

「な、なんやって!どういうこっちゃ平次!」

 

和葉さんが驚きながらそう言うと服部君が考え出した推理を語り始めた。

 

「簡単な事やで。坂田ハンを殺した犯人は自殺に見せかけた後、あの蔵に隠れとったんや。隠れとった理由は俺がすぐに来てしもうて出たくても出られなかったからや。俺は暫く入り口におったんやけど放置も出来ひんやったから一度離れたんや。犯人はその隙に逃げ去ったんや」

 

「おいおい、だとしたら20年前の事件の繋がりが消えちまうんじゃねぇのか?」

 

「いーや……坂田ハンが一連の犯人やってのは事実や。問題は……坂田ハンを殺した奴はどないして坂田ハンを殺さなあかんかったかや……何か都合の悪い事があったのは違いないで」

 

おぉ、素晴らしい推理だね……単なる名前負けした勘頼りのお間抜け学生かと思ってたけど侮ってたよ……まぁ、それでも。

 

「殺人の証拠はあるの?」

 

「……無い。上手い事、痕跡が消されとった。その証拠に蔵の現場に何か細工した後が僅かに残ってた。これだけ警戒心が高い犯人が僅かにミスをしたんは時間が無かったのが原因やって一目で分かった。ただ……それだけや。他に何も……無かったで……」

 

服部君はそう言って俯く辺り、諦めるんでしょうね……まぁ、仕方ないよ。

 

相手が悪すぎたね。

 

「……仕方ないよ。どうやらこの事件……相当に闇が深そうだよ。後の事は警察に任せて帰りなさい」

 

「何や?あんたが現場に出るんか?聞いてるで……あんたはアメリカで手腕を振るっとる探偵やってな。俺を差し置いて事件を解決するつもりか?」

 

「いや、私も帰る。小五郎さんもね」

 

「は?」

 

私の帰る宣言に服部君は唖然としてしまった……なんで?

 

「いや、探偵なら事件に挑むやろ?」

 

「私、趣味で推理して犯人を暴きたい訳じゃないの。……仕事よ。仕事だから事件に挑むの。正当な報酬が払えるなら命を掛けて事件を挑むよ」

 

「つまりは金目的って事か?探偵やろ?」

 

「成り行きで事件を解決してたらいつの間にか探偵が職になっただけだよ。生きるのに、生活するのにはお金がいる。ボランティアなんかで危ない事件になんて関わるつもりはないよ」

 

私はそういいきって言いきってあげたら服部君が滅茶苦茶、不服そうにしているのが顔に出てたよ。

 

「服部君……君は探偵だって自称しても未成年の子供であって、警察とは関係のない民間人なの。悪い事は言わないからさ……手に終えない何かを敵に回す前に深入りは止めときなよ?服部君だけが犠牲なるならまだ良いけど和葉さんが狙われたり、ご家族が被害に遭ったらどう責任取るの?」

 

「そ、それは……」

 

「マフィアに関わった事のあるお姉さんからの助言だよ……犯罪者を甘く見るな。相手が素人が殆どだったから良かったけど、その道のプロが相手だったら貴方は何回だって殺されてるよ。権力者が相手だったら二度と立ち直れない所まで潰されていたかもしれない。自分の身や周りの人間の安全が欲しがったら退く事も覚えてね」

 

私はそれだけを言った後、郷司邸から郷司本人が手錠を嵌められて出てきた。

 

「は、離せ!わ、私は……殺人などしていない!!」

 

「お話は署で聞きましょう。さぁ、乗ってください」

 

郷司は抵抗空しくそのままパトカーに乗せられて移動する姿を私は見送った後、小五郎さんに説明してあげた。

 

「今回の犯人……それは郷司さんですよ」

 

「な、何だと!?」

 

「そんな訳あるか!!あんたは事件の捜査なんてしてへんかったのにどないして分かるんや!!」

 

「何でなのお姉さん!!」

 

今まで黙ってたコナン君まで驚いて言い出した三人の探偵に私は答えて見せた。

 

「簡単よ。今までの殺人……事件での関連性……過去の出来事……それらを組み合わせたら確かに坂田刑事に辿り着く。ある程度まで話を聞いて、証拠が分かれば自ずとね」

 

「なら、坂田ハンが犯人やんけ!!郷司ハンは関係ない!!」

 

「それが間違いだよ服部君。確かに坂田刑事は復讐を誓ったんでしょうね……それをする前に郷司が周りの人間を殺したで台無しだけど」

 

「おいおい……郷司さんにはアリバイが……」

 

「政治家だから忙しくて出来ない?いや……出来るのよ……ある人物を使えばね」

 

「あ、ある人物って?」

 

三人の探偵は分からないと表情を変える姿に私はクスリと笑うと答えを言った。

 

「沼淵己一郎。彼の共犯者よ」

 

「「「なッ!?」」」

 

「う、嘘……!?」

 

「共犯者やて!?」

 

周りが驚いて声を挙げるけど私は気にせずに推理を続ける。

 

「確かに郷司はアリバイがあるよ……でもね、世の中には便利な物が沢山あるの。携帯とかね。郷司は沼淵を匿う代わりに過去の事件に関わった人間の始末を任せた。沼淵は腐っても殺人犯。今更、殺人を起こしても痛くも痒くもない。郷司は只、殺すだけでは足が付く事を恐れた……そこで連続殺人を装い、殺す事を思い付いた。まぁ、上手くはいって最後に沼淵を殺して完了だったのに過去の事を貴方達が暴いた。そこで坂田刑事よ」

 

「坂田ハンが?」

 

「全てを知って、尚且つ父親の死の真相を知ったら……貴方達はどうする?そして獲物が全て殺され、最後の一人は厳重に守られて手が出せないとして最後の抵抗をするとしたら?」

 

私の言葉に皆が見つめる中、私は最後の結論を告げた。

 

「郷司の近くで自殺。何故、そんな所で自殺を?皆がそう考える……家主である郷司にも問いただす筈よね。現役の刑事が郷司邸で自殺なんてそりゃ、何かあるって嫌でも注目する。だから私は刑事さん達に助言したの」

 

「助言だと?」

 

「……郷司は殺人犯、沼淵己一郎の共犯者であり、黒幕。その決定的な証拠として郷司とのやり取りしたメールの復元データ。内容は……沼淵への犯行指示。それがあったの。それを伝えてあげたの」

 

私の結論に皆が静まりかえった後、私は呆然とする服部君の肩に手を置いてあげた。

 

「貴方の才能は素晴らしいけど、まだまだ未熟だよ。真実が常に導き出した物とは限らない。それをよく覚えておいてね」

 

私はそれだけを言ってスカーレットの所へ向かった。

 

郷司が犯人説は……まぁ、全部嘘だけどね~。

 

全部でっち上げて証拠だって頑張って作ったんだよ?。

 

後で服部君辺りが裏を取っても郷司が犯人であるのは覆らない……まさに正義は勝つ?だね。

 

まぁ、私の無理矢理な推理に服部君はどう出るのか……動き次第では……消えて貰わないとね。

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連続殺人事件を終えた私は疲れてしまった……メインターゲットの沼淵己一郎を殺してそこから郷司に全ての罪を被せる為に証拠をでっち上げて更にそこから本当の殺人犯である坂田刑事を殺人犯ではなく、自殺する事によって直談判した悲劇の刑事に仕立てあげるなんて大仕事したんだもん……疲れるよ。

 

かなちゃんも連れ回されて疲れちゃったのか眠っちゃたし私も寝ようかな……。

 

はぁ……まぁ、良いや……明日には大阪観光だけど……その前に。

 

「スカーレット。ちょっと寄って欲しい所があるんだけど良いかな?」

 

「別に構いませんが……何処に?」

 

「……此処だよ」

 

私は少し間を置いてから地図に指を指して場所を教えるとスカーレットは何かを察した顔をしてから運転に集中し直した。

 

「彼の事は残念でしたね……」

 

「そんな慰めはいらないよ」

 

私は短くそれだけを伝えると到着まで仮眠を取る事にした。

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前方に少し引っ張られる感覚を覚えた私は目を覚ますとスカーレットがバックさせている所だった。

 

「あ、置きましたか?」

 

「うん……着いたの?」

 

「はい……あの……魘されてましたよね?大丈夫ですか?」

 

「……何の夢か忘れた」

 

私は寝ている間、何の夢を見ていたのか分からずに答えるとバックを終えると同時に車から出た。

 

「スカーレットも適当に仮眠してなよ。ちょっと、遅くなるから」

 

「は、はい……行ってらっしゃい……」

 

スカーレットが心配する様な表情と声にちょっと、申し訳ないと思いながら目的地まで歩く。

 

無機質で静かな空間……何の変哲も無い"墓地"だけど私には大事な用事があった。

 

私は奥にある無縁仏のお墓の前に立つと事前に用意して置いた花を供えた。

 

「遅くなってごめんね……テキーラ……」

 

そこで眠るのは任務中に命を落としてしまったテキーラのお墓だった……死因は爆死。

 

跡形もなく吹き飛んで残った肉片と骨で調べられてようやく分かる程に酷い死に方だった。

 

最初にテキーラが殺されたなんて聞いて私は殺した奴を無惨に殺してやると考えていたのに上から余計な介入は止めろと止められて仇討ちが出来なかった……。

 

「ごめんねテキーラ……仇が取れなくて……」

 

テキーラは今度の任務が片付いたら旨いものを奢ってくれるって約束して任務へ……本当ならその任務は……。

 

「私が行く筈だった……ごめんなさいテキーラ……ごめんなさい……」

 

本当なら死んでいたのは私なのに優先順位の高い任務に再度就かされた私に代わらなければテキーラは死ななかった……。

 

「(もうこの件は良いでしょ?さっさと墓参り終わらせなよ?)」

 

「(うるさい……血も涙も無い貴方なんかには分からないわよ……!)」

 

「(そうよ。分からないわよ。でもね……気に入らないのは確かね……下手したら私達が死んでいた。この件においてテキーラに大きな借りが出来た。またいずれ返せば良い……それに……もう仇討ちは済んだでしょ?)」

 

アクムの言う通り……借りは返せば良い……仇討ちもやった……。

 

テキーラを殺した犯人さん……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

死ね!!

 

 

~別視点side~

 

組織の取引相手であり、満天堂の社員であった中島秀明は留置所の檻の中で最後の時を待っていた。

 

組織との取引に応じ、テキーラとの取引成立まで持ち込んだのは良かったが鞄が取引の物と爆弾と刷り代わっていたせいでテキーラは死に、爆弾犯の犯人である竹下裕信も捕まったが中島もまた、殺されはしなかったが違法取引をしたとされ、留置所で裁判が行われる時を待つ事となった。

 

「中島。差し入れだ」

 

「差し入れ……?」

 

ある日、突然の差し入れがあった。

 

中島は訳が分からずに差し入れを受け取れば木で作られた箱で重かった。

 

中島は不信に思いつつゆっくりと箱の蓋を開けると……。

 

「ひッ!?」

 

そこにあったのはタイムが50秒に迫っていた時限爆弾だった。

 

中島が恐怖で奥へ後退りした際に。

 

「シンフォニーからの冥土の土産だ……あばよ……」

 

看守はそう言って去ってしまい、中島は恐怖の中……爆発の火と熱に包まれてしまった。

 

~side終了~

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