黒の組織の幹部だけど有名アイドルの双子の姉妹なんです 作:黒っぽいアイドル擬き
胃腸炎らしく、最近、流行っているそうなので皆様、どうかお気をつけ下さいm(__)m
因みに家族の殆どがやられました。
私はグロック17を構えながら双子と対峙した。
私は油断無く身構えている中、ヘンゼル?が斧を取り出してグレーテル?が何と、布を取り払って女の子のチャームを付けたブローニングM1918を露にした。
いや、斧は分かるよ……まだ子供が持てるし……でも、何故ブローニングM1918?。
しかも女の子のグレーテルが持ってるし。
「お姉さんはそれで良いの?」
「仕方ないよ。本命を無くしちゃったんだから。それにしてもお嬢さん。重くないの?そのゴツいの持ったりして」
「あら?レディは重いものは持たないのよ?」
「いや、持ってるんじゃん。女の子が持っちゃいけない銃だよそれ」
私は中距離戦だけじゃ心許ないと考えて左手に拾っておいた包丁を逆手にして持った。
何たも心許ない武器二つ……実力差には自信があるけど武装の差がね……勝てるかな?。
「行くよ、お姉さん!!」
睨み合いの中、ヘンゼルが斧を振りかぶって飛び出して来た。
私は迎え撃とうとすればグレーテルがブローニングM1918での支援射撃を仕掛けてきた。
私は咄嗟にグレーテルの援護射撃を避けて近くの建物に飛び込むと追い討ちを掛ける様にヘンゼルの斧が私を襲う。
私は横に飛んで躱すと包丁でヘンゼルに切り掛かる。
ヘンゼルは最初は斧で防いで二撃目は躱していく。
ヘンゼルが余裕そうに躱すのを見た私はグロック17で二発撃ち込むとヘンゼルが物陰に消えてグレーテルが建物の外から掃討してくる。
私は駆けながら避けつつ、双子の連携をどう崩すかそれを考える。
どちらかを対処して当たっても必ず片割れが援護に来る。
ヘンゼルと真っ向からやり合うのは論外……中、近距離戦で手こずるのはまる分かりだし、下手したら挟み撃ちなんてなんて事になる。
グレーテルは遠、中距離戦になるね……近距離戦に持ち込もうにもグレーテル自身はそれを決して許さない筈。
グレーテル相手に立ち回ろうにもヘンゼルの斧での近接戦が邪魔。
ならどうするか……せめてもう少しまともな武器があれば楽なんだけどな……あ、そうだ。
私は路地裏の細い道や建物を通り抜けながら二人の視界から逃れる様に走った。
「あっはは!どうしたのお姉さん?鬼ごっこ?」
「見栄を張った割には逃げるの早いね」
どうやら二人は私が逃げてると思ってるみたいだね……それで良い。
栄光なんかよりも勝利を。
名誉なんかよりも利を。
戦いにおいて余計な物はいらない……必要なのは汚い手だろうと勝つ事。
私は侍や騎士じゃないんだから。
私は二人の視界から逃れると落ちてあったロープを取る。
そして、足首に上手く絡む様にしてロープを伸ばして端に結ぶ。
まぁ、単純な罠だね。
手榴弾とピアノ線があれば良かったけど贅沢は言えない。
この暗闇なら追い掛けてくる双子は掛かる可能性はあるけど本命はそんなんじゃない。
見つかって警戒して止まる……その時を狙って撃つ。
それが私の計画。
私は建物の屋上に登って双子が来るのを待ち構えながらグロック17を構えた。
待って……待って……待ち続ける……。
やがて双子が来た。
「あら?兄様……これ、見て」
「どうしたの姉様?……ロープ?」
「きっとお姉さんの罠だよ」
「馬鹿だよね。こんなの誰も引っ掛からないよ」
それはどうかな?。
私は仕留められると核心して引き金を引こうとした時、双子のいる路地裏の道をライトが照らした。
「おい!あれ、人狩りの奴等じゃねぇか?」
「だとしたらラッキーだぜ!5万ドルは俺達のもんだ!!」
どうやら騒ぎを聞き付けたチンピラらしく、双子に向かって発砲した。
「あらあら……邪魔が入ったわ兄様」
「仕方ないよね姉様……今回は此処までにしてあげよう」
双子は分が悪いと判断したのか路地裏の闇に紛れて逃げしまい、私は仕留められなかったのを残念に思いつつグロック17をしまって包丁を投げ捨てた。
次からはちゃんと武器を調達しよう。
__________
_______
____
双子からの襲撃を受けて暗殺の中止せざる得なくなった私は取りあえずバラライカの姐さんに伝えておく為にホテル・モスクワの事務所まで来た。
電話でも済ませられるけど……武器がね。
まぁ、取りあえず通されて来たら開口に双子の話から始まった。
「双子と接触してやり合ったそうだな。話は此方にも届いているぞ」
「ごめんなさい……私を狙ってくる様に命令されてたみたいでね……仕留めた方が良かったかな?」
「……いや、報いは我々こそが与えるべき事だ。それよりも貴様……知っている情報を全て明かさなかったな?」
バレたか……。
今回のバラライカの姐さんはマフィアの顔だ……下手な返答したら面倒な事になる。
「何故話さなかった?相手がルーマニア語を話すルーマニア人だと」
「……バラライカの姐さんならノーヒントでも辿り着けると思ってね」
「だろうな。しかし……貴様がすぐにでも情報を渡していれば事態はより早く終息した……そうだろ?」
「そうだね……でも、だからってルーマニア人とは限らないんじゃん。偶然、ルーマニア語を話すだけの別の人種の可能性もあるし」
「それを元にローワンから裏物のビデオを……ルーマニア人の双子が出演しているキッズ・ポルノ。そして……スナップ・ビデオ。250本からビンゴを引いた」
うわ……流石はバラライカの姐さん……やる事が壮大だね……250本のキッズ・ポルノとスナップ・ビデオを確認するなんて精神がイカれるよ。
「貴様が最初に話した通りの名でヘンゼルとグレーテルと呼ばれていた。ルーマニア政変以降、維持できなくなった施設から闇に売られた多くのガキ共。チャウシェスクの落とし子達。それがガキ共の正体だ」
聞いた事がある……確かルーマニアの政策の一貫だかで中絶と避妊が禁止された結果、大量の捨て子が出てきて孤児が増えた事で大きな問題になったとか……孤児の売買は組織も関与してるけど……やっぱり、裏社会は闇が深い。
「何で話してくれたの?私、バラライカの姐さんに重要な情報を渡さなかったじゃん」
「何度か世話になったからな……だが、ハッキリと言わせて貰うぞ?」
バラライカの姐さんはそう言って私の前まで歩いてきて見下ろす様に睨み付けてきた。
「お前達が好き勝手に武器や物資を買い漁ろうが我々の知った事ではない。しかしだ。何でも思い通りに進むと思って傲慢に振る舞えば自ずと自らの首を絞めるのは自分だと思え。次に我々に誤魔化しや嘘を吐いてみろ……その時は我々に立ち塞がる敵と見なす。分かったな?」
「……うん、分かった。肝に銘じておくよ」
こっわ~……やっぱり、怒らせると怖いよ……バラライカの姐さんは……。
「所でさ……お願いがあるんだけど……私、そろそろ仕事の決着を着けたくてさ……武器、貸してくれないかな?」
「……まぁ、良い。我々にある物で好きな物を言え。軍曹に用意させよう。だが、双子は我々が貰うぞ」
「分かってるよ。大本の馬鹿は私が貰う……任せといてよ。楽には死なせないから」
「その件は張も動く。お前が頭を取りたがっていると此方から連絡しておこう……しくじるなよ?」
「姐さんこそ下手打っちゃ駄目だよ?まぁ、あり得ないか」
私はそう言ってその場を後にした。
________
______
____
私はバラライカの姐さんから借り受けた武器、AK74Uとちゃんとした軍用ナイフを持ってヴェロッキオの事務所まで来た。
そう……来たのは良かったけどヴェロッキオの事務所は何か崩壊してるし、何でかボロボロの車の上に座って煙草を吹かしてる張さんがいる。
「よう、シンフォニー。遅かったな」
「今晩は張さん。……で、何これ?」
「例のガキ共さ。自分の飼い主を食い殺して逃げたよ。周りの残骸はそいつらの仕業さ」
あの双子……自分の飼い主すら殺したの……?。
いや、まだ確証は無い……ヴェロッキオだって伊達に組織に仕えて来た訳じゃない。
「取りあえず中を見てくる。張さんは警官が来たら応対しといて」
「良いだろう。何かあったら知らせてくれ」
張さんからの断りを得てから私は事務所に踏み込んで行く。
既に双子がいなくなったからって油断は出来ない……何処に奴がいるか分からない以上、死体を見ない限り死んだと私は信じない。
何しろ死んだと思った人間が生きてました~なんて事例が既に幾つもあるしね。
「お邪魔しますよ~。……あらま」
事務所は見事に血と海と硝煙の香りに包まれた空間と化していた。
コーサ・ノストラのマフィア達の死体で溢れる事務所を私は歩いて観察する中、奥のディスクに目を付けた。
……微かに動いた。
私はAK74Uを構えながら近付こうとした時、その物陰から巨体な影が出てきた。
「死ねぇぇぇぇッ!!!」
そんな怒鳴り声と一緒に何発もの弾丸が飛んでくるから堪らない。
私は飛び退いて物陰に隠れてやり過ごすと相手はすぐに弾が尽きたのかすぐに発砲が止み、その隙に私は影に向かって五発撃ち込んだ。
ドサッて言う音を聞いて相手が倒れたと思った私は銃口を向けながら接近すると……。
「ヴェロッキオ……」
倒れたのはヴェロッキオだった……双子の強襲を受けた筈なのに生きてるなんて……やっぱり、様子見はする物だね。
ヴェロッキオは弾が当たって身体は血塗れ、口から血を吐きながら私を睨む。
「クソッたれが……!」
「終わりだよヴェロッキオ。組織の命で死んで貰うよ。それにしても……自分の飼い犬に噛まれるなんて間抜けだね」
私はヴェロッキオを馬鹿にしながら言うとヴェロッキオは不敵に笑った。
「飼い犬に噛まれるか……確かにそうだ……俺だってあんなキチガイ共を使いたくなかったさ……だが、腕はあった……ゴホゴホッ!」
「腕があっても言う事を聞かなきゃ意味ないでしょうが」
「あぁ、そうだ……だがな……テメェだって人の事は言えねぇ……!」
ヴェロッキオの言葉に私は黙った。
「テメェは組織に忠誠を誓っているつもりだろうが……テメェは単に組織に義理立てして従っているだけだ……オマケにベルモットに対する敬愛や妹なんざなけりゃ……お粗末な忠誠心しかねぇ……!そんな奴が飼い犬に手を噛まれるなんて言葉を吐くなんざぁお笑いだぜ……!お前だっていざとなりゃ、理由を着けて組織から逃げてる癖によ……!!いや……組織そのものに牙を向ける可能性だってあっだろうが!!!」
ヴェロッキオはそう言って力無く、ケタケタと笑った。
私はそんなヴェロッキオに対してAK74Uの銃口を向けるとフルオートで乱射した。
けたたましい音が事務所に響く中、発砲を止めるとヴェロッキオの身体は見るも無惨な姿になってしまった。
「……そんな訳ないでしょうに」
私はヴェロッキオの言葉への否定を最後に言うとそこへ警官達が飛び込んできた。
「何だ!何事だ!?」
「あ、ご苦労様。後片付けよろしくね」
「はぁッ!?いや、待て!!」
私は警官の制止も聞かずにその場から去り、事務所から出ると張さんが警官と揉めているのを見るのを確認してその場から消えた。