黒の組織の幹部だけど有名アイドルの双子の姉妹なんです   作:黒っぽいアイドル擬き

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集められた名探偵

これは意外だった……安友子ちゃん、探偵として活動はするけどそこまで積極的に動いている訳じゃない。

 

彼女の名が知られたのは実は最近の事だと分かった。

 

あのテレビ局の事件で出てきた女子高生として登場し、推理して犯人を捕まえて見せたあの時だってアイの事を目的にしていた所があったし、特に彼女の名が出る様な事件は特に無かった。

 

これは安友子ちゃんが自分の名前を出されたくないからとしか思えない行動……まぁ、理由は何となく分かるけど。

 

それよりもあまり目立つのを嫌がる彼女が出てきたとなるとそれ相応の理由がある筈。

 

「安友子ちゃんも呼ばれたんだね?」

 

「そうなんです。招待状が家のポストに入っていて最初は断るつもりでしたが……200万円の小切手も受け取ってしまっては断れそうになくて……」

 

え、聞いてないよラム?。

 

200万円の小切手があったなんて知らなかったよ……きっと、もう組織の懐の中だろうね……。

 

「一様、晩餐会用のドレスをそのお金で買わせて貰って早めに先生に送って貰ったんですが……この館、何だか変なんです」

 

「変?」

 

「……所々に隠しカメラがありました。まるで私達を監視したいみたいに」

 

まぁ、晩餐の主催者が怪盗キッドと考えると簡単には顔を出せないだろうしね。

 

何時でも不足の事態になっても良い様にする為の対策か……何かしら仕掛ける為か。

 

「何れにしても用心しようか」

 

「そうですね」

 

何とも意図が読みきれない主催者の思惑に私は警戒を強める事を決めた時、シュッシュッと何かが吹き掛けられる様な音が聞こえた。

 

「扉に対し、ほぼ45度の入射角で付着した飛沫血痕よ……扉だけじゃないわ……壁には流下血痕、床には滴下血痕……一応拭き取ったみたいだけど、この館内の至る所に血が染み込んだ跡が残ってるわよ……どうやら血痕の主……一人や二人じゃないみたいね……」

 

うわ、何なのあの人……此処って一応、私有地の館の筈なのにルミノールかけまくってるよ……。

 

「あの人は元、検視官の槍田郁美さんです」

 

「検視官?て言うか知り合い?」

 

「正確には顔見知りかしらね。その子のお父さんとはよく仕事をしたものよ。その子とは子供の時にくらいしか面識はないわ」

 

うわ、聞こえてた……しかもあの刑事の知り合いか……面倒な面子になりつつあるなぁ……。

 

私は厄介さを覚え始めた時、階段の上から誰かが降りてきた。

 

「ルミノール……血痕に吹き付けると血液中の活性酸素により酸化され、青紫色の蛍光が放出される……流石、元検視官……良い物をお持ちで……」

 

その言葉が終わると同時に勢いよく降りる影……て、鷹!?。

 

何で館内に鷹!?。

 

「あ、驚かせてすみません……英国で僕と行動を共にしていたせいか、血を好む様になってしまったらしくて……」

 

えぇ……肉食の鷹が血を好むってヤバくない?。

 

大丈夫なの?。

 

そこらの赤ちゃんとか連れ去ったりしないよね?。

 

「でも、帰国した甲斐がありましたよ……長年隠蔽され続け、噂でしか耳にしなかったあの惨劇の現場に……40年の時を経て降り立つ事が出来たのだから……僕の知的興奮を呼び覚ますのには十分過ぎますよ……」

 

そう言って鷹を腕に止めた。

 

確か……白馬探だっけ?。

 

白馬警視総監の息子でコナン君こと工藤新一や服部平次に続く高校生探偵……シャーロキアンのコスプレイヤー。

 

特に興味無いね……怪盗キッドを追ってるとか聞いたからその関係でしょう。

 

「カッコいい人ですね」

 

「安友子ちゃん。悪い事は言わない……一時の感情に任せると後が怖いよ?」

 

「何の事言ってるんですか!?」

 

イケメンに惹かれるのは良い……でも、顔が良くても中身がアレの可能性を考えればね……。

 

カミキの野郎がアイとヤって子供を作ったのに責任を取る所か命狙うし、ルークは私を利用したかったんだと思うと男にはろくな奴がいない。

 

「で、では今来られた方はお部屋に案内致しますので、その他の方はリビングでお寛ぎ下さい……晩餐の支度が整いましたら呼びに参ります……」

 

メイドさんはそう言って屋敷にやって来た私達を案内する為に小五郎さん達を連れて行く。

 

「私も行くよ。またリビングでね安友子ちゃん」

 

私はそう言いながら置いて行かれない様にメイドさんに着いて行く。

________

______

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部屋に案内された後、一応、持ってきてた露出の無いパーティードレスを着て言われた通りリビングで寛ぐ事にした。

 

白馬君と茂木さんはビリヤード。

 

千間のお婆ちゃんと小五郎さんはチェス。

 

私と安友子ちゃん、蘭さんとコナン君、槍田さんでポーカーをする事にした。

 

ゲームとしては退屈だね……いや、だってさ……。

 

「見て見て!ストレート!!」

 

蘭さん……強すぎるよ……。

 

何なのその運?。

 

私、最終的にイカサマまで使ったのに勝てなかったよ……本当の賭け事じゃなくて良かった……鬼神の如き強さの前でボロ負けしてすっぽんポンにされるよ。

 

「またまた私の勝ちね!」

 

「待って!」

 

私達からチップを回収しようとした蘭さんを槍田さんが止めた。

 

「ズルは駄目よ蘭ちゃん……ほら、左端のジャック!二枚重なってるじゃない?」

 

「あ、本当だ……」

 

槍田さんの言う通り、確かにカードが重なってるね……。 

 

「でもこれ、最初からくっついてたみたいですけど……」

 

蘭さんはそう言って重なったカードを剥がした時、そのカード二枚には古い血痕らしき物があった。

 

うわぁ……屋敷中、返り血だらけだったのは知ってるけどまさか物品まで血が付くなんてね……。

 

蘭さんが古い血痕を見て絶叫、その騒ぎに周りの探偵達も集まっちゃったよ。

 

「おやおや、此処にも血が飛んでたみたいだねぇ……」

 

「そう言えばメイドが言ってたぜ?この館は犯行当時のまま殆ど動かしてねぇってな……」

 

「じゃ、じゃあ、このリビングでも惨劇が……」

 

茂木さんの言葉に蘭さんは分かりやすいくらいに怯えた時、リビングの扉が開かれ、蘭さんは驚いて小五郎さんに抱きついた。

 

何やかんやで蘭さんはお父さんの小五郎さんを便りにしてるんだね。

 

結果として入ってきたのはメイドさんだったのは言うまでもないけだね。

 

「晩餐の支度が整いました……食堂で御主人様がお待ちです……」

 

やっと黒幕さんのお出ましね。

 

私達はリビングを出て食堂へと向かう中、探偵達はイキイキしてた。

 

やっぱり……探偵って変わってるよね。

 

「やっと、大将のお出ましか……」

 

「楽しみだねぇ」

 

「何か私、食欲なーい」

 

口々にそう言いながらメイドに案内されて食堂へと来ると大きな時計が壁に飾られた豪華な食堂のテーブルの上座に座る覆面の人物がいた。

 

いや……少しも微動だにしてない……あれは……人じゃない……。

 

「崇高なる八人の探偵諸君!我が黄昏の館によくぞ参られた……さぁ、座りたまえ自らの席へ……」

 

そう促されてテーブルを見てみればご丁寧に名前が書かれた紙があってそこに座れと促されている。

 

まぁ、断る理由も無いし座ったけど。

 

大上さんもメイドさんに料理の事で指示した後、席へ座ると黒幕さんの話が始まった。

 

「君達を招いたのはこの館のある場所に眠らせた財宝を探し当てて欲しいからだ……私が長年掛けて手に入れた巨万の富を……命を掛けてね……」

 

「い、命だと……!?」

 

黒幕さんのその言葉に小五郎さんが反応した瞬間、外で大きな爆破音が鳴り響いた。

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