黒の組織の幹部だけど有名アイドルの双子の姉妹なんです 作:黒っぽいアイドル擬き
私達は帰ってきた千間のお婆ちゃん達の報告を聞く為にやって来たけど……。
「えぇッ!?千間さんが殺された!?」
「あぁ……車のライトを弄ると爆発する様に細工されてたみてーだぜ……」
「そ、そんなぁ……」
橋を調べに行った時、車に残ってライトを弄る様に指示された千間のお婆ちゃんは罠に掛かって爆死した……。
残念な結果だね……。
「だから言ったんだよ……罠だって……」
「だが、あの時に橋を見に行くのは」
「そんな事!徒歩でも十分でしょうが!!」
茂木さんの言い訳に私は怒鳴ると周りは驚いた顔をしている……まぁ、私はあまり怒鳴らないしね……。
「時間が掛かってもこうやって帰ってこれてる時点で車が無くても調べに行けるって事だよ!!なのに……貴方達は……!」
「エミリーさん……辛いのは分かりますけどその辺りで……」
蘭さんにそう言われ、私は壁を拳で強く叩いてからイライラを隠さず早歩きでその場を去ろうとした所で……。
「エミリーさん!待って下さい!」
安友子ちゃんが着いてきた。
「着いてこないでよ……」
「いいえ、そうはいきません!一人で行動するのは危険です!」
「私は大丈夫だよ……ほっといて……」
私はそう言って館の部屋の一つである電気の点いていない広間に入ると安友子ちゃんも続いて入った。
「エミリーさん……皆の所に帰りましょう……皆で事件を解決するんです……そうすれば」
安友子ちゃんが話している途中、私は振り返って"拳銃"を突き付けた。
安友子ちゃんは驚いて後退るけどすぐに私を睨み付けた。
「……何のつもりですか?」
「貴方……何のつもり?私を探ったりしてさ……」
「私は客観的に貴方の動きがおかしいと指摘しただけです……探るつもりはありませんでした……勘違いをさせてしまったと言うなら謝りますが……その拳銃を何処で……?」
「探偵とあろう者が……枕の下にあったよ……調べなかったんだね……いや、もしかしたら……まぁ、良いや……」
私はその言って不敵に笑って見せると安友子ちゃんに近づく。
安友子ちゃんは後ろに下がろうとしたけどそのまま尻餅をついた。
「エミリーさん……!」
「さよなら……安友子ちゃん……恨むならこんな物を用意した人にしてね……」
私はそう言って拳銃の引き金を引いた。
~別視点side~
その頃、コナン達は館を調査していた時、銃声が鳴り響いた。
「な、何だ!?」
「クソ!向こうだ!行くぞ!!」
その銃声を聞き付けた茂木と小五郎、コナンは館を駆け、銃声のなった広間へと駆け付けると……。
「こいつは……安友子か……!?」
そこには安友子が一人、血を流して倒れており、三人は駆け寄って安友子の状態を確認する。
「駄目だ……即死だ……」
「クソ!俺達が目を離さなければ!」
安友子が殺された事態に小五郎が悔しがる中、コナンは周りを見渡す。
「そう言えば……安友子お姉さんはエミリーお姉さんを追い掛けて行ったんだよね?」
「「ッ!?」」
コナンの言葉に二人はエミリーの事を思い出し、エミリーがいないか周りを見渡す。
「いない様だな……」
「あいつ……一体何処をほっつき歩いてんだ!」
「……」
三人は消えたエミリーに疑問や怒りを露にする中、再び銃声が鳴り響く。
「ま、また銃声が!?」
「中央の塔の方だ!!」
茂木と小五郎は急いで中央の塔まで駆け付けるとそこには安友子と同じく胸を撃たれた白馬がいた。
「駄目だ……嬢ちゃんと同じ様に心臓を撃ち抜かれてやがる……」
「だ、誰かが階段を!!」
小五郎は階段を誰かが昇る音に気付き、駆け上がって扉を開けるとそこにはパソコン一台が置いてある部屋があった。
「ぱ、パソコン!?そう言えば宝の在処が分かったら此処へ来いって奴が……ん?そ、槍田さん!?」
小五郎が見たものは倒れた生き絶えた槍田だった。
「見ろよ!内側のノブを回すと針が出る仕掛けになってやがる……」
後から来た茂木がドアノブを調べると針が飛び出す仕掛けの施されたノブがあり、それで槍田が毒の仕込まれた針に刺さり、死んだとされた。
「宝の在処をパソコンに入力した奴が、部屋を出たら毒殺される算段になってたんだ……」
「し、しかし犯人は一体何処に!?」
「とぼけんな!この姉ちゃんが自分で仕掛けた罠に掛かる訳ねーし……あんたの娘とメイドは、トイレでおねんねしてたぜ?それと俺が此処に来る前に銃声をまた聞いてな……駆け付けたらエミリーが自分の頭を撃ち抜いてやがった……恐らくは安友子の嬢ちゃんをやったのはエミリー……罪悪感で自殺でもしたんだろう……あの若いのをやった銃声がフェイクだとしたら、殺しが出来るのはあんたと俺の二人だけだ……俺じゃねーって事は……あんたしかいねーだろ?」
茂木はそう言って拳銃を取り出し、小五郎を撃った。
撃たれた小五郎は壁にもたれながらゆっくりと力無く座り込んで死んだ。
「ふん……疑わしきは罰せよ……悪く思うなよ、眠りの小五郎さんよ……」
茂木はそう言って煙草を咥えて火を点けた時。
「うッ……ぐぉ!?ば、バカな……」
茂木は毒に当てられ、苦しみながら床に倒れ伏すとそのまま死んでしまった……。
その様子を隠しカメラから見ていた人物は頭を抱えた。
「やはり探偵を集めても……解けなかったか……」
その人物は深く項垂れた時、パソコンの置かれていた隠しカメラが消えたのを確認した。
「ん?き、切れた!?隠しカメラの映像が……」
隠しカメラの映像が切れた事に驚いていた時、後ろのパソコンに反応が出た。
「パソコンに入力!?いったい誰が!?」
驚いたその人物はすぐに入力された内容を見てみると。
| 宝の暗号は解けた 直接口で伝えたい 食堂に参られたし
我は9人目の探偵 |
その内容を見た人物は隠しカメラの部屋を出て急いで食堂へと向かった。
いる筈もない9人目の探偵の存在に驚き、何者なのかと駆けつけた所で……。
「通常車に爆弾を仕掛けた人物が、自殺以外の目的でその車に乗るのは考えにくいが……例外はある……その爆発で自分が爆死したかの様にかもカモフラージュするケースだ……そうだよな?千間探偵……」
コナンが黄昏の館の犯人である千間にそう告げたのだった。
~side終了~