黒の組織の幹部だけど有名アイドルの双子の姉妹なんです 作:黒っぽいアイドル擬き
私はデリンジャーで華の顔に撃った……確かに撃ったのに……。
顔を少し反らして弾を避けた華がそこにいた……。
「嘘でしょ……?」
距離はほぼゼロだったのにそれを避けた……こいつ、人間なの?。
私が唖然としていると華が小太刀で首を切り落とそうとした所を蹴り飛ばした。
華はそのまま大きく後退して近くの電柱にぶつかり、私はデリンジャーのもう一発の弾で撃つと今度は小太刀で弾き返された。
デリンジャーを捨ててワルサーP99で何発か撃つけど小太刀で弾を弾き返えしながら迫ってくる。
「くそ!くそ!!」
何なのよこの化物!!。
動体視力が異常過ぎるでしょ!!。
「無駄。そんなもので私は殺せません」
華はそう言って小太刀で攻撃して来るのを私はナイフで防いだ。
そこから華からの攻撃をナイフで防ぎつつ此方もナイフで切り合うなんて事をしながら応戦した。
「普通、刀なんかで弾を……ごめん、一人いたわ……」
そう……あれは確かアメリカで私が宝を守る為に依頼されて対峙したルパン三世とその一味。
その中にいた……。
「変態侍」
「何ですかそれ?」
「女の服を切って楽しむ変態だよ。言葉の最後にござる付ける」
「うわ……」
あからさまに引いた顔をした……そんなんで無表情崩すないでよ……。
「誤解でござる!!」
私はその声に反応して視線を向けると……。
「え、何でいるの……?」
変態侍こと石川五右衛門(13代目)がいた……。
マジで何でいるの……?。
私が唖然としている私と華の間に何か落ちた……おわッ!?。
間に落ちた何かは一気に光だしてその場を包み込んだ。
私は咄嗟に目を守った所で誰かに担がれて車に乗せられ、その車は急発進した。
「ふぅ……危なかった~」
その声を聞いてまだ眩む視界を無理して目を開けた私は開けなきゃよかったと心底思った……。
「よぉ!エミリーちゃーん!元気にしてた?」
「随分と追い詰められてたじゃねぇか。具合悪いのか?」
そこにいたのは私が関わりたくない人間の一人であるルパン三世とその相棒の次元大介だった……それと私の隣には険しい顔で私を見てくる石川五右衛門もいる。
「何してんの?」
「いやーちょーとな!」
「お前んとこの姉ちゃんから頼まれたんだとよ……たく……この女誑しはよ……」
「いやーあんな別嬪さんに頼まれちゃねぇ~不二子ちゃんに似てるし!」
まさかベルモットが呼んだの………?。
ベルモットの交友関係は確かによく分からない……組織の面々と有希子さんと親友だって言うのが私が把握してる範囲だけどまさかルパンとも関わってるなんて……。
でも、あのルパンが私を助ける為にわざわざ日本に来たとは思えないね……。
「助けてくれたのは感謝するよ。でも、何が目的なの?」
「あら?やっぱり分かっちゃう?」
「ルパン。こいつに隠し事をするのは至難の業だぜ?別に隠す事はねぇんだ。喋っちまえよ」
「拙者は断じて変態ではない……!」
「うん、分かった……話してよ……それとしつこいよ変態侍」
私が最後にそう言ってやると五右衛門は凄く落ち込んで泣いた。
「許してやってくれよー。五右衛門だってわざとじゃなかったんだからさぁ~」
「嫌だ。あの時、服を全部切り裂かれて大変だったんだよ?乙女の肌を晒した男を許す女はいないよ」
「あらま……まぁ、仕方ないか……それよりもそろそろ本題に入るか……俺達が何で日本に来たのかをな」
ルパンはそう言ってオチャラケタ顔から一転して狙いを済ました鷹の様な笑みを浮かべた。
~別視点side~
その頃、コナンは小五郎と蘭は刺された壱護の見舞いに訪れていた。
「それにしても良かったね。壱護さんが助かって」
「全くだ……急所外してなきゃ死んでたぜ……だが、犯人は逃げたまま……また襲ってねぇとも限らねぇしな……」
「(確かにおっちゃんの言う通りだな……何の為に襲ってきたかで犯人の行動目的も変わる……ストーカーか……いや、情報が少ない以上、断定するのは……)」
コナンが考え込む中、壱護の病室の前まで来た所、そこに。
「あれ……スカーレットさん?それに かなちゃんも」
「あ、小五郎さん……蘭さん……それにコナン君も……」
コナン達がばったり会ったのはスカーレットと かなだった。
スカーレットの手にはピンクのカーネーションの花束……何処からどう見ても見舞いに来たと分かった。
「スカーレットさんもお見舞いですか?」
「はい……エミリーのご友人の恩人が刺されたと聞きまして……エミリーにもメールで連絡をしましたが長期の仕事が空かず申し訳ないですが代理で……このカーネーションもエミリーが選んでご家族の為に贈って欲しいと……」
スカーレットはそう言ってピンクのカーネーションの花束を見せるとコナンはその花束を見てエミリーが敵ではない事を悟った。
「意外ね。あんたもお見舞いなんて」
「はは、悪かったな……俺だって見舞いくらい行くよ……」
意外そうに絡んできた かなにコナンは苦笑い気味に言うと蘭が代表してノックすると。
「失礼します」
そう言って病室を開けた所……。
「良かったぁ無事でぇー!」
「イタタ!!ちょっと待て!!タンマタンマタンマ!!傷が!!」
「うわぁぁぁ!!佐藤社長!!」
「お前も参戦すんなぁー!!てか、俺は斎藤だぁー!!」
何と言うか忙しそうな面々に蘭はそっと戸を閉めて行く……。
「いやいや待て!!取り敢えず帰るなぁー!!」
心配されるのは良いが刺された傷の上にもろに抱きつかれ、かなり痛い思いをする壱護は無言で帰ろうとする蘭を必死に引き留める声を上げたのだった。
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一先ず喧騒は終わり、集まった面々で話し合いが始まった。
「それで毛利さん……犯人の目星は付きましたか?」
「いや……残念ながら……何しろ顔をしっかりと隠していましたからな……それと逃げる時の動き……プロの可能性もありますな……」
「ぷ、プロですか!?」
小五郎の壱護は驚き、ミヤコとアイもプロの殺人犯に狙われているなど思ってもみなかった。
「あの身体能力で殺人や逃亡をする奴は私でも見た事がありませんな……よくて勢いに任せて刃物を突き刺すような輩がもっぱら……しかし、奴はナイフの刃を上にして殺傷能力を高め、アイさんの急所目掛けて走ったのですよ……」
「刃を上に?」
「僕!包丁でもその話を聞いた事があるよ!刃を真っ直ぐに突き刺したつもりでも実は突き上げる様に入っててもし、刃を下にしてたら峰になってるから切れないんだよ。だから刃を上にすれば突き上げた時に刃の方向になってるから殺傷能力が高まるって……テレビであったよ!」
コナンは最後にそう誤魔化して説明を終えた時、スカーレットの視線が自分に向けられている事に気付き、いつもの子供の振りをしながらスカーレットも一人の"容疑者"として警戒した。
「そんなのテレビでやってたっけ?」
「ほら、推理ドラマだよ かな。左文字シリーズはよく出来てるから」
「ふーん……ま、興味無いけどね」
「(興味ねぇのかよ……)」
聞いといて興味無いと言う かなにコナンはまた苦笑いした時、病室にアクアとルビーが入ってきた。
「あ、小五郎のおじさん!蘭お姉ちゃんにコナン君も来てくれたんだ!スカーレットのお姉ちゃん達も!」
「有馬も来たのか」
「何よ?来ちゃ悪い?」
「まぁまぁ落ち着いて……それよりも二人とも大丈夫?まだ辛い?」
「今は大丈夫だよ!」
「俺もかな……」
元気の良いルビーといつものちょっと大人しいアクアにスカーレットは少しホッとするが二人が表面上、気丈に振る舞っている可能性の事を考え、アイを含め、プロの医師を紹介したりして少しずつカウンセリングしていかなければと考えた。
何しろ三人揃って辛い事件を連続で受けた……特にユメのせいで酷いトラウマを作り掛けているのだ……これくらいしないと罪悪感が溜まりまくってスカーレットは夜も眠れないのだ……。
「そう……なら暫く此処にいなさい。犯人はまだ逃げてるからもしかしたら貴方達の所に来るかもしれない……大人の側にいてね」
スカーレットはそう言って二人の頭を撫でるとそれを見た かなが頬を膨らませて怒っているのに気づいた。
「どうしたの?」
「……ふん!」
「何で!?」
スカーレットは何で かながそんな反応したのかと驚き、周りは苦笑する中、アクアはルビーを見つめていた。
~side終了~