黒の組織の幹部だけど有名アイドルの双子の姉妹なんです   作:黒っぽいアイドル擬き

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迫る影

私は盗みの計画の準備の為に分かれたルパン達とは別に私は行動に移した。

 

敵は思っていた以上に強敵だった……武装を整えないと負ける。

 

幸いにも私の単独での任務とは言え、組織の物まで使う事までは許されていない訳じゃない……私は米花町にある路地に入って奥に進むとそのまま奥にポツンとあった扉を開けた。

 

「おや……シンフォニーちゃん。久しぶりだねぇ……何か要り用かい?」

 

出迎えたのは古びた店の様な場所……そこには年老いた老人が一人。

 

「うん。武器が欲しいんだ。それとアーマーとかある?」

 

「珍しいものだ……シンフォニーちゃんが武器を欲しがる時は決まって戦争だからね……」

 

私が訪れた場所は組織の武装用の保管庫。

 

拳銃は勿論、ライフル、ショットガン、マシンガン、バズーカーがあればボディーアーマーみたいな攻撃を最小限にする為の装備もある。

 

これらは全てロアナプラから買い付けた物……ここ以外にも世界中の街の至る所に沢山ある。

 

「次いでに私の銃見てくれない?そろそろ細かくメンテしないといけなくて……」

 

「良いよ。君の銃を渡してくれ」

 

私はワルサーP99を渡すとさっそく見てくれた。

 

「シンフォニーちゃん……君、この銃を酷使し過ぎじゃないかね?何度か銃そのものを取り替えてるとは言え、パーツが壊れかけてたり錆びかけてるね……何をしたらそうなるんだい?」

 

「色々あってね……M16か……うーん……良いね……あ、デザート・イーグル!それと手榴弾三つとフラッシュ二つ……」

 

「こらこら、本気で戦争に行くつもりかね?」

 

「うん、大戦争だよ。補給もこまめにしないと勝てない位にね……」

 

私はそう言ってM16を構えてみた。

 

ハッキリ言ってデカイ敵対組織の相手をするんだから過剰でも武器は大量にあった方がお得だしね。

 

「弾もない?普通のじゃない……そう……徹甲弾みたいな奴とか……」

 

「徹甲弾……あぁ、それならあるね。確か右奥にあるから見てくれるかい?」

 

私は右奥の戸棚を見てみると確かに徹甲弾が銃の種類別に置かれていた。

 

「状態良いね~。ロアナプラから調達したりするけどこれって違うよね?」

 

「そうだよ。別ルートって奴さ……そいつは銃大国、アメリカ製さ。いやーこんな良い物を作るとはアメリカ様々だね~」

 

そう言ってケラケラと笑い、作業をする。

 

この人は普段はこんなんだけどあのジンも信頼して銃を預けるガンスミスでもある。

 

老年のベテランとしての腕前で銃のパーツの付け替え、改良、整備と色々とやってくれる……一部の幹部しか知らないまさに秘蔵の職人って訳。

 

「それにしてもそんな物まで持ち出すとは……相手は銃弾対策でもしてるのかい?」

 

「防弾繊維を使ってると考えれば備えておいても良いかなってね……鉄板なら兎も角、布からこれで貫通だよ」

 

防弾繊維は組織でも使ってる衣服ではあるけど弾をある程度防ぐ、優れもの。

 

相手がもし、防弾繊維の使った服を着ていたら通常の弾なんて使って戦えば威力が落ちる……徹甲弾みたいな貫通力のある弾なら戦える筈。

 

鈴木財閥のパーティーは今夜の18時00分ジャスト……そこにターゲットの一人がいる……。

 

今に見てなさい……絶対にぶっ殺してやる……!。

 

 

~別視点side~

 

 

午後の17時26分。

 

コナン達は鈴木財閥の相談役、鈴木次郎吉からの招待もとい要請を受けて鈴木財閥主催の記念パーティーに呼ばれ、訪れていた。

 

パーティーには各大企業、財閥の重鎮や芸能人と言った面々が招待される中、コナン達以外にも園子の友人と言う事で阿笠と少年探偵団の面々も正装して訪れていた。

 

「わぁーすごーい!」

 

「見てください!俳優の広田正幸ですよ!」

 

「あっちにはスッゲェ綺麗な姉ちゃんがいるぞ!」

 

「あら、女優の亜梨沙じゃない。売れ行きが最近、伸びてるって話題よ」

 

少年探偵団の面々は大はしゃぎで集まってくる有名人達に興奮する。

 

「こりゃ凄いな!」

 

「此処に怪盗キッドが来るんだよね?」

 

小五郎と蘭も招待客に関心を寄せ、キョロキョロと見渡す。

 

そんな様子をコナンと灰原は呆れつつも見守る中、アクアとルビーの姿もあった。

 

「ママ残念だったねお兄ちゃん……」

 

「仕方ないだろ。暫くは外に出るのは危険だ。回りに人がいて警護に着いてくれる人がいる状況の方が良い」

 

「その警護に着いてくれる人達……警察じゃん……」

 

「ルビー……」

 

ルビーはユメの死を擬装した一件以来、警察をよく思っていない。

 

ルビーはユメの本当の顔を知らないからこそ、そう思うしかないと思えばアクアとしては複雑だと言えた。

 

「(過去の事を思えば警察に不審に思うのも無理は無いが頼れる相手がいないしな……)」

 

アクアは警察以外で頼れる人物の中に検討する中でエミリーもといユメの名前があがるがすぐに考えを振り払う。

 

「(駄目だ駄目だ!彼奴は人殺しだ……どんな風に考えてるのか全く分からない……死が擬装されたものだとしたら下手したらアイが利用されていたかもしれない……アイへの接触も都合の良い影武者にする為に近付いたと言う可能性もあるんだ……)」

 

アクアはユメを拒絶する様に考えた。

 

殺された時の恐怖、死んだと見せかけて今もなお生き、そしてアイを苦しめる元凶……そんなユメを好きになる所か憎らしいと思った方がアクアには思いやすかった。

 

「考え事かアクア?」

 

「ん?あぁ……少しだけな……」

 

「……あんま思い詰めるなよ?身が持たねぇからな」

 

「お前もな。……あの船の時から気に病んでるんだろ?」

 

「……まぁな……あの時、何も出来なかった……思いしらされたんだよ……いくら頭脳が優れていても最終的に武力で捩じ伏せられれば意味なんてないって事がな……だけどなアクア。それでも俺は諦めるつもりなんてないぜ。探偵である以上、目の前の謎を解き、事件を終らせる……どんな困難な壁だろうと乗り越えてな。それがホームズの弟子としての俺の考えだ」

 

コナンはアクアにそう言うとアクアは微笑むとルビーは不思議そうな顔でアクアの顔を覗く。

 

「なにニヤニヤしてるのお兄ちゃん?」

 

「別に……」

 

「嘘だ!普段は無愛想なのに珍しく口が笑ってたもん!」

 

「嘘じゃないって」

 

アクアとルビーの微笑ましい口論が始まり、コナンは相変わらずだなと苦笑いする中、前からホテルのスタッフらしき人物が現れた。

 

「毛利小五郎様御一行ですか?お待ちしておりました……園子様が御先に中でお待ちしております。どうぞ、此方へ」

 

「あれ?他の客達はそのまま入っておりますが我々は案内してくださると?」

 

「勿論です。園子様のご友人ですし、園子様からも直接ご案内する様に申されましたから」

 

スタッフはそう言ってニッコリと笑うとコナンはスタッフに関心を寄せ、警戒する様に見る中、灰原が不安げな顔をしているのを見た。

 

「どうした灰原?」

 

「……分からない……一瞬だけ組織に似た気配が……」

 

「なに……!?」

 

「あくまでも似た気配よ……断定は出来ないけどもしかしたら……!」

 

コナンは灰原の組織に対する勘の良さはよく知っている為、すぐにでもその場から離れたいがスタッフに案内され小五郎達が進んでしまった。

 

「しまった……!クソ……もう止めようがねぇ……!」

 

「……江戸川君……こうなったら警戒を強めて終るのを待ちましょう……私達が目立たずにやり過ごせば何とか切り抜けられる筈よ……」

 

「けどな……!」

 

コナンとしては灰原の言い分は正しいと理解しても数少ない組織の遭遇の可能性を考えれば少しでも探りたいと考えてしまう。

 

探偵としての本能か理性かで迷いを見せた時……。

 

「どうかなさいましたか?」

 

コナンと灰原は道案内していたスタッフに声を掛けられた。

 

「何かお忘れ物でも?」

 

「え?うんうん!すぐに行くよ!」

 

コナンはそう言って考えるのは後だとぱかりに灰原の手を掴んで蘭達の元に駆けて行き、スタッフも案内を再開すべく戻っていく。

________

______

____

 

案内されたコナン一向が来た場所は……。

 

「な、何だこりゃ!?倉庫じゃねぇか!?」

 

「そ、園子は?」

 

「おい、どーなんてんだよ!ご馳走は!」

 

「あ、あの!本当に此処でいいんでしょうか!」

 

「スタッフさん!」

 

各々がそう言う中、スタッフはと言うとそのままバタリと扉閉め、鍵を掛けた。

 

「なッ!?おい!!何のつもりだ!!」

 

小五郎が鍵の掛けられた扉を叩きながら叫ぶと扉の向こうにいるスタッフが口を開いた。

 

「申し訳ありません……少しの間……そこにいてください……」

 

「俺達をどうするつもりだ!!」

 

「そ、そうですよ!冗談は止めてください!!」

 

「冗談?……いや、冗談なんてしませんよ……とにかくそこにいて貰います……全てが終わったらお迎えに来ますよ……」

 

スタッフはそう言い終わるとコツコツと足音が聞こえ、その場から去ったのが分かった。

 

「クソ!!出せ!!戻ってこい!!」

 

「ど、どうしよう!!歩美達、閉じ込められちゃった!!」

 

「けども、戻って来るって!!」

 

「僕達を閉じ込めたのにわざわざ戻る理由なんてありますか!?」

 

パニック状態になった少年探偵団に精神年齢年長組が落ち着かせに入った。

 

「落ち着けおめぇら!!騒いだって仕方ねぇよ……」

 

「そうよ……騒いだって誰も騒ぎを聞き付けないって事はこの倉庫はそんなに人が出入りしないって事……」

 

「つまり叫んだ所で誰も来ない……」

 

「でも携帯があるじゃん!それで助けを呼べば!」

 

ルビーのその言葉に小五郎が反応した。

 

「それだ!携帯までは取り上げられてねぇ!あの監禁野郎……抜かったな!」

 

小五郎はそう言って携帯の画面を見ると……圏外だった。

 

「んな馬鹿な!?」

 

「け、圏外って!?此処ってそんなに電波が悪いの!?」

 

小五郎と蘭は予想外の圏外に驚く中、コナンは仮説を立てた。

 

「(もしかしたら電波を遮断する様な機械が仕掛けられているんだろう……でないと携帯を取り上げなければすぐにでも助けを呼ばれる……携帯を預かろうとすれば怪しまれかねないが取り上げずに電波を絶ちきってしまうプランならそこまで警戒を強めずに済むからな……)」

 

コナンはそのまま推理し、仮説を立てると周りを見渡して脱出路を探すのだった。

 

 

~side終了~

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