黒の組織の幹部だけど有名アイドルの双子の姉妹なんです 作:黒っぽいアイドル擬き
~別視点side~
午後18時00分。
記念パーティーは結局の所、コナン達が来ないままで進行が行われる事となった。
園子は心配になり、次郎吉に断ってその場から離れた為、不在。
今いるのは次郎吉、そして政一を始めとした参加者と対応して回るスタッフの面々のみとなっている。
「結局、来ませんでしたな……」
「致し方あるまい……先に始めるしかなかろう……」
次郎吉はそう言って招待客達の前に立つと開幕を告げる。
「皆の衆。よくぞ今宵のパーティーに参加してくれた。今回のパーティーには我が弟である史郎とその妻である朋子は残念ながら不在じゃ。前のテロ事件以降、責任として自らを謹慎とした為じゃ。わしとしても今回のパーティーは見送ろうかと考えたたが此度は特別な品を貸し出してくれると聞き、無理を承知でパーティーを開く事を決めたのだ。既に御主達の目に入っている特別な品と言うのがこのシルバー・オブ・クリスタル。かつて過去に存在したと言われるとある名門の名家が保有していたとされる品じゃ」
次郎吉はそう言って改めてシルバー・オブ・クリスタルを見せるとその透き通った銀の様な神秘的な輝きに招待客達から小さな歓声が挙がる。
「此度のこの品は此処におられる南島政一殿から借り受けた物じゃ。秘蔵中の秘蔵であるこの品を特別に貸し出してくれた以上、恐らくはわしが生きている間には二度と御目に掛かれないじゃろう……しかし……この品には問題がある。それこそ今宵、二人の怪盗から予告状が届いた!我が宿敵、怪盗キッド!そして世界をまたに駆ける大泥棒ルパン三世!この二人からシルバー・オブ・クリスタルを盗み出すと言う予告状が届いたのじゃ!!」
次郎吉のその言葉に招待客達は動揺し、不安に思う者やキッドの登場を楽しみにする者などと様々な反応を見せた。
「最初に言っておくが残念じゃが今回はわしが守るのではない……南島政一殿が自ら守る役目を受けておる」
「その通りです。このシルバー・オブ・クリスタルは私の大切な秘宝……泥棒風情の汚い手に触れられるなど我慢なりません。その為に今回は相談役に無理を承知で自ら守る事を条件に此処に展示させて頂きました。詳細は詳しくお話出来ませんが無論、万全な用意は整えております……ですので安心して食事と談笑ををしつつ御鑑賞下さい」
政一のその言葉に会場は拍手に包まれ、政一はそれに答える様に手を振っていた時、会場の扉が開かれて一人のスタッフが布に包まれた台車を押して入ってきた。
「何じゃ!何をしておるのじゃ!!」
これにはパーティーの調整をしてきてこんな事をする覚えの無い次郎吉が怒鳴るとスタッフは深々と頭を下げた。
「申し訳ありません!この品を此処に運ぶ様に申し付けられまして……」
「誰にじゃ!」
「それは……」
「まぁまぁ良いではないですか。……敢えて乗って差し上げましょう……恐らく、どちらかのこそ泥の思惑でしょう……」
「うむ……先手を打たれたくはないがぁ……えぇい!!その布を捲れーい!!わし自ら検分してくれるわ!!」
「はい!では改めて……」
スタッフはそう言って布を掴むと勢いよく剥ぎ取った。
「なぁッ!?」
「ほぉ……」
スタッフが布を取った瞬間、会場は大きくざわついた。
「これは……私からの余興でございます……」
スタッフが持ってきた物はPKM機関銃だった。
PKM機関銃は今にも撃つぞとばかりに輝いており、その場にいる者達は顔を青くした。
「き、貴様はテロリストかぁッ!?」
「さよなら」
スタッフはそう言ってPKM機関銃を手早く取ると政一に向かって発砲を開始した。
激しい発砲音が響き、会場は悲鳴が巻き起こり、次郎吉は飛んで避けた。
「その程度の事で私が死ぬと思ったか!!」
政一はそう叫び、素早い動きで銃撃を躱して駆け回った。
銃撃は政一を重点的に狙い他の一般人等の被害など御構い無しに撃った事で何人もの人々が銃撃に去らされ殺された。
「馬鹿野郎!!やりすぎだぁー!!」
ルパンはそう叫んで床に伏せてやり過ごし。
「何だ何だ!?何が起きてんだ!?」
キッドも床に伏せながら何が起きてるのかと驚きながら銃撃が止むのを待つが。
「予定通りとは行かないか……お前達!獲物を狩れ!!」
政一がそう叫んだ瞬間、正体客やスタッフの一部が衣服を脱ぎ捨てるとマスクをし、統一された衣装に身を包んだ武装した人間が発砲していたスタッフに襲い掛かった。
「チッ!邪魔よ!!」
スタッフはそう叫び、襲ってくる者達を凪払うもPKM機関銃は弾切れを起こした所でスタッフの顔にナイフの刃が振るわれた。
スタッフはナイフをギリギリで避けたが顔を掠めてしまった時、皮膚を切って血が出たのではなく、まるで何かが破れる様に裂かれた。
血も出ない裂かれた顔にルパンを除いて周りは唖然とする中、スタッフは裂かれた顔を不機嫌そうに触れる。
「あーあ……なにするのよ……折角の変装が……」
「ふん……変装までして私の命を狙うか……大した度胸だよお嬢様?」
「誰がお嬢様よ……あんた達のお嬢様になったつもりはない!とっとと死ね!!」
そう言ってスタッフ……シンフォニーはPKM機関銃を捨て、仕込んでいたホルスターからデザートイーグルを抜いて政一に発砲した。
「たく!やるにしても派手過ぎだっつぅの!!まぁ、それよりもシルバー・オブ・クリスタルちゃんを頂こうかね~!」
政一達とシンフォニーの戦闘のどさくさに紛れてシルバー・オブ・クリスタルを盗もうとルパンはショーケースに手を伸ばした所でルパンの前をトランプのカードが飛んだ。
「おっと!ズルはいけませんね……ルパン三世さん?」
「そう言うお前は怪盗キッドって奴かい?」
「シルバー・オブ・クリスタルは私が盗む予定でしてね……渡すわけにはいきませんよ」
「言ってくれるじゃねーか……こんな状況でもやり合おうってか?」
ルパンとキッドの間に火花が散らす中、二人の間に何かが転がってきた。
「「ん?」」
二人は同時に下を見るとそこには……。
「て、手榴弾!?」
「にーげろー!!」
二人は大慌てで対比すると手榴弾は爆発した……シルバー・オブ・クリスタルごと。
「わぁー!!シルバー・オブ・クリスタルちゃんが……」
「嘘だろ……?」
二人の怪盗はもはやシルバー・オブ・クリスタルは無事ではないと考え落胆した時、二人の視線に光る欠片があった。
「コイツは……?」
「ガラス……?」
二人が見た物は異様に輝くガラスだった。
明らかに何かの破片だが防弾ガラスではなく、まるでクリスタルの様な輝きを持っていた。
「やーぱりなぁ……今まで出した事の無い秘宝を本物で出すわけねぇよな……」
「遠くからじゃ見分けがつきにくい細工が施されてたって事か……」
二人の怪盗は偽物だと知り、二人して諦めの溜め息を吐いた。
~side終了~
私は政一の手駒達を相手に戦っていた。
「お嬢様!御覚悟!!」
「だからお嬢様じゃないって言ってるでしょうがぁッ!!」
私をお嬢様と呼んでくる馬鹿達にデザートイーグルを撃ち、ナイフで切り込み、倒し終えると弾切れしたデザートイーグルを捨てた所で政一が拍手してきた。
「素晴らしい!!だからこそ残念です……貴方を殺さないといけないのはね」
「あんたが此処で死ぬのよ……勝手に勝ったつもりでいるの止めてくれる?」
「ふん……私はこう見えても……強いんでね!!」
政一はそう言って何かを投げてきた。
私はそれを避けると何かはそのまま一回転する様に政一の近くまで飛ぶとブンブン振り回されてる。
鎌と分銅そして鎖……鎖鎌ね。
「また古風な武器を……」
「鎖鎌は私の得意武器でね……銃ばかりに頼る貴方様は私に勝てますかな!」
政一はそう言って回していた鎖鎌の鎌の部分を回す様に投げてきた。
すぐに屈んで避けたら周りにいた間違いなく関係ない人達を何人か切り裂いた。
まぁ……戦闘してるのに逃げない人達がわるいよね……。
私はデザートイーグルを撃って弾切れしたらそのまま投げ捨てて会場に隠しておいたM16を取ると片手で牽制射撃をしながら手榴弾のピンを口で抜いて投げつけた。
政一は何度か鎖鎌を投げて回したりしたけど手榴弾が飛んできた所で分銅を回してバットの様に当てて遠くに飛ばした。
手榴弾はそのまま空中で爆発。
また数人吹き飛んだ。
私は人が巻き込まれても構う事もなくM16を発砲して政一を狙うけど器用に避けて当たらない。
手こずっている所で政一の鎖鎌の分銅が飛んできて私は咄嗟にM16で防ごうとしたら鎖鎌の鎖がM16に絡み付いた。
そこから政一にM16を引っ張られて私は取られまいと抵抗して引っ張った。
「ふん、この程度ですか……所詮はあの売女の血を引いた半分だけしか夜空家の血筋を継いでいない小娘でしたか……」
「今……なんて言った……?」
「何度もでも言ってやりますよ!あの当主を唆した売女の」
政一が言い終わる前に私はM16を手放した。
あまりに急な事だったからか政一は後ろ向きに体勢を崩し、私はその隙を逃さずに一気に詰め寄ると……。
政一の顔を思いっきりぶん殴った。
「ぐふぉッ!?」
政一はそのまま吹き飛んで床に倒れた。
政一は立ち上がって私を殺そうとするけどその前に政一の手を思いっきり踏みつけて使い物にならなくした。
「……今、お母さんを侮辱したよね?」
「侮辱したに決まって……ぐほぉッ!?」
私は政一の言葉に苛ついて腹を思いっきり踏みつけてやった。
苦しむ政一に私は上からのし掛かると拳に力を入れて何度も顔を殴った。
何度も……何度も……。
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も!!。
「もう良い……よせ……」
私は気が付いたらルパンに殴っていた方の腕を掴まれていた。
改めて見たら政一は死んでた……私の腕は痛いし血塗れ……何とも言えない終わり方だった。