黒の組織の幹部だけど有名アイドルの双子の姉妹なんです   作:黒っぽいアイドル擬き

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拉致

~別視点Side~

 

 

ユメが逃走してから間もなく東都中の警察や救急隊、近くの自衛隊基地から武装した自衛官が大勢の集まると言う大惨事になっていた。

 

「良いか!!徹底的や捜査に聞き込みを行え!!テロリストを逃すなど日本警察……いや、日本の威信に関わる!!どんな小さな手掛かりでも何としても見つけ出せ!!」

 

警察は一度に飽きたらず二度までとテロが行われた事で自分達の威信と誇りに泥を塗られたと考え、血眼になって捜査に当たっていた。

 

そんな状況の中、小五郎達と駆け付けた目暮警部はテロリストから銭形警部に助けられた事で生存した少女、黒川あかねに聞き込みをしていた。

 

「となると骸骨の覆面をした女が左肩を負傷して逃げたって事だな?」

 

「う、うん……お姉さん……わ、私を……庇って……!」

 

「も、毛利君!何を泣かせているのかね!?」

 

「お、俺っすか!?」

 

あかねは気が弱く親と再会しているが小五郎達と会ってからもビクビクしており、また骸骨の覆面をした女の話をすると余程ショックだったのか泣き出す始末だったが有力な情報が得られた。

 

骸骨の覆面をした女と黒のドレスを着た女がいた。

 

二人は敵対し、戦っていた。

 

あかねを庇って骸骨の覆面の女が左肩を斬られて負傷してその後逃亡。

 

黒のドレスの女はスモークを撒き、姿を消し去った。

 

黒のドレスの女が骸骨の覆面の女に対して夜空家の前当主の娘やお嬢様と呼んでいた。

 

幾つもの断片的な情報を得られた中、コナンは夜空と言う名字に注目した。

 

「(夜空は夜空ユメの名字か……ドレスの女が何故シンフォニーの名字を知ってるんだ?それにお嬢様?クソ!どんな関係なんだ?)」

 

小五郎によって殴られて出来た大きなたん瘤がある中、コナンは頭を捻り、唸りながらコナンは視線を変えると小五郎の表情がいつもより険しく思えた。

 

「おっちゃん……?」

 

いつものすっとんきょうな推理も言わずに証言を聞く姿にコナンは唖然としていると。

 

「悪いがこの件は引き受けられねぇな……」

 

「やはりか……」

 

「えッ!?」

 

小五郎は事件の捜査を拒み、目暮も分かっていたとばかりにうつ向くその事態にコナンは驚きを隠せなかった。

 

「どうしてなのおじさん!?」

 

「そうだよ!どうしてなのお父さん!!」

 

「うるせぇ!!引き受けねぇって言えば引き受けねぇんだよ!!……すまねぇ……興奮してどなっちまった……」

 

食い下がったコナンと蘭に小五郎はつい怒鳴ってしまった事を謝る。

 

「夜空って名は警察じゃちょっとした因縁がある……俺はその事件が起きる前に警察を辞めたから詳しくは知らねぇ……だが……警察の扱った事件の中でも最悪に入る冤罪事件の容疑者だった奴の名字が夜空だ……」

 

「えッ!?それって今話してる……」

 

「夜空ユメ……我々が死なせてしまった少女だ……」

 

目暮は吐き出す様にそう言うとルビーはあからさまに機嫌が悪くなり、アクアも目をそらした。

 

コナンはそれがカミキヒカル事件の事だと悟り口を紡ぐ。

 

警察による冤罪事件……いや、警察が夜空ユメに嵌められた悪夢の様な殺人事件……。

 

全貌こそ不明だがカミキヒカルと平泉政次郎がユメによって殺害された事はコナンと灰原、アクア、阿笠の三人だけが知る真実だと言う事だった。

 

「今でも思うのだ……ワシが平泉を一人にする様な事にしなければ……ユメさんを死ぬような事にならなかったのではとな……」

 

目暮はそう言ってうつ向くのだった。

 

その頃、テロ事件を聞き、アクアとルビーが巻き込まれたと知っていてもたってもいられなくなったアイが護衛の警察官達を撒いてタクシーで現場に向かっていた。

 

「アクア……ルビー……!」

 

アイは不安がる中、タクシーは人通りの少ない道を通っていたがやがてそのまま停車した。

 

「え?あ、あの……」

 

「失礼、お客様……此処までしか御乗せ出来ません……降りてくれますか?」

 

「そ、そんな!何で急に!?」

 

アイがそう叫んだ時、アイの乗る後部座席の扉が勢いよく開かれた。

 

「それは僕が君に用があるからさ……」

 

そう言われたアイは口を布か何かで塞がれた。

 

アイは抵抗するが徐々に力が抜けていきそのまま意識が無くなっていく……。

 

意識が朦朧とする中、アイが最後に見たのは赤毛の男装した女が鋭い目付きでアイを見ている光景だった。

 

アイが完全に意思を失うのを確認されると辺りから武装した傭兵が現れ、赤毛の女……ソフィアは指示を出す。

 

「全て予定通りに行え……彼女を丁重に予定の地点に運ぶんだ……それと余計な羽虫は落としたか?」

 

「はい……ターゲットを見張っていた排除対象は全て始末しました……今の所は作戦に影響はありません……」

 

「そうか……後は獲物が掛かってくるかだな……」

 

ソフィアはそう言ってその場から去り、周りの傭兵達もアイを運び出してソフィアに続いて行くのだった。

 

 

~Side終了~

 

 

次元の手助けによって無事に逃亡に成功した私は廃墟を利用して休んでいた。

 

少し疲れた……。

 

長い戦いが何時終わるのかなんて考えていたらエミリーとしての携帯が徐に鳴った。

 

相手は……アイ?。

 

「はーい。もしもし?」

 

時間帯的には真夜中……何でこんな時間になんて考えながら私は出ると。

 

《君がエミリーか?……無事に繋がって良かったよ》

 

「……誰よ貴方?」

 

電話に出たのはアイじゃなかった……声が違う……ボイスチェンジャーを使ってるけど声の高さから女だと分かる……アイじゃないの確かだね……。

 

《君の"妹"は預からせてもらったよ……僕達次第では彼女の身の安全は消え失せる……もう分かっているな?……我々の指示に従って指定された位置まで来るんだ……分かったか?》

 

「……アイは無事なの?」

 

私はアイが無事なのか気がかりでしかない……私は言葉だけでも良いから無事だと聞く為に誘拐犯に聞くと。

 

《安心してくれ。僕は君と違って無闇に手を出したりしない……ただしだ……もし、我々を不快にさせる様な事をしてみてくれ……君の妹の顔に一生消えない傷を付けてあげよう……普通に死ぬよりも苦痛だろうね……顔に傷が付くのは女優として終わるし、女としても終わるからねぇ……》

 

「分かった……分かったからアイに手出しはしないで……私が行けば良い……そうでしょ?」

 

私は流石にこれ以上、無駄話をすれば本当にアイが傷つけられると考えて打ち切ると誘拐犯は鼻で笑ってきた。

 

《懸命だな。僕は無駄話は嫌いだからね……危うく君の妹の顔に硫酸をぶちまける所だったよ》

 

硫酸!?。

 

流石にそれは……!。

 

《良いかい……君の妹の人生は今は僕が握っている……必ず来るんだ……お友だちは不要だ……君一人だ……場所は米花町にある廃工場の第四区画の中だ……分かったね?》

 

誘拐犯はそう言って電話を切ってしまった……。

 

「アイ……!」

 

行くしかない……私が殺されたとしてもアイだけは助けないと……!。

 

私は考えてる暇は無いと考えて駆け出したその途中でルパン達とすれ違ったけど会話してる暇も無いからそのまま外に出て車で指定場所へと走った。

________________

___________

_______

 

私は誘拐犯が指定した場所へと駆け付けるとワルサーP99を構えながら静かに入った。

 

中は工業機械が取り払われて無機質な空洞だけど不気味だった……。

 

私が警戒しながら辺りを見渡していたら私を照らす様にライトが点灯されてそこへ武装した傭兵達が銃を向けながら私を取り囲んだ。

 

コイツらはベンジェンス!?。

 

私は抵抗しようとすれば足元に銃弾が打ち込まれた……何処かにスナイパーを伏せてるって事だね……。

 

「ようやく来たか……待ちわびたよ……この時を……おや?左肩がキツそうだ……どうしたのかな?」

 

暗闇のなかだけど間違いなく主犯が目の前にいる……私は油断無く主犯に対してアイの事を問い質す。

 

「アイは何処!まさかとは思うけど手を出してたりしてないわよね!!」

 

「心配性だなぁ……妹離れも必要だぞ?まぁ、良い……連れてこい」

 

主犯がそう指示すると傭兵達に連れてこられたのは。

 

「アイ……!」

 

そこにいたのは手を後ろに縛られて口を布で塞がれたアイだった。

 

アイは恐怖と不安の表情を浮かべて私を見ている。

 

「これで少しは信用したかな?」

 

「えぇ……私が来たんだからアイを解放してよ……もう用はないでしょ?」

 

「駄目だね。君が確実に始末されたと分かるまで離すつもりは無い……君を今すぐにこの場で……と言いたいが僕は君に尋問しないといけなくてね……暫くは付き合って貰うよ?」

 

私はその言葉を聞いた瞬間、後ろに迫られた傭兵にストックで首を強く殴られた……。

 

「君が今までしてきた事を沢山するつもりだ……楽しみにしていてくれ……」

 

主犯のその言葉を最後に私は意識を失った……。

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