黒の組織の幹部だけど有名アイドルの双子の姉妹なんです   作:黒っぽいアイドル擬き

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子役オーディション 〜開幕〜

子役オーディション当日。

 

私はオーディション開始前の三時間前に打ち合わせの為に来たけど……。

 

「かなちゃんもオーディションを受けるんだ」

 

私はそう言って視線を向けると私に着いてきたオフのスカーレットと かなちゃんがいた。

 

「はい。テレビ局からの要望を受けて私がこの子に聞いたら受けると言ったのでその付き添いで」

 

スカーレットはそう言って かなちゃんの方に視線を向ける。

 

かなちゃんはうつ向きながら何処か思い悩んでる雰囲気があるけど……大丈夫なのかな……。

 

「ふーん……ま、仮にもプロだし大丈夫でしょ。でも私、審査で手加減なんてしないからそのつもりでね」

 

「分かってるわよ。そんなの……」

 

かなちゃんがぶっきらぼうにそう言って歩き始めてスカーレットも着いて行った。

 

私から見たらいつもの かなちゃんだけど何処か暗い……。

 

私はそんな かなちゃんを見ながら不安を抱くしかなかった。

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私はスカーレットと かなちゃんの二人と分かれてそのまま打ち合わせに向かった。

 

日売テレビの中を歩いてるけどやっぱり、色んな子役の子達が大勢いて他のスタッフ達に挨拶してたり、オーディション用の台本を読んでる姿が何度も見えた。

 

「頑張ってるね〜」

 

「あれ?エミリーさん?」

 

私は声を掛けられた方を見るとそこには小五郎さんの蘭さん、コナン君がいた。

 

「蘭さん!コナン君も!それに……」

 

その側にはアイとアクア、ルビーも一緒だった。

 

「エミリーさん。来てくれたんだ」

 

「うん。まぁ、仕事としてだけどね。アイもオーディションの仕事だよね?」

 

「うん。オーディションの審査員で。エミリーさんは?」

 

「私?私も審査員として呼ばれちゃったんだよ。お姉ちゃんが私に仕事を振ってさぁ。本当に参っちゃうよ……私は探偵なのにね」

 

私はそう苦笑いして言うとそこへ私の依頼主の安田さんが来た。

 

「エミリーさん!来てくれて助かりました!」

 

「仕事だしね〜。本当なら私は探偵だけど……お母さんやお姉ちゃんの事を考えるとちょっと楽しみなんだ〜」

 

私はそう言って笑って見せる。

 

「そう言えば……あんたの母親と姉はアメリカで有名な女優だったなぁ」

 

「そう!シャロン=ヴィンヤードとクリス=ヴィンヤード!私の自慢の家族なんだ〜。私、二人と違ってそっちの才能なくてね〜。美人でもないし」

 

「流石に美人じゃないのは違うと思うけど……」

 

蘭ちゃん……私は二人もといベルモットと並べば美貌で間違いなく負けるんだよ……。

 

私は老けメイクをしていたシャロンのベルモットとありのままのクリスのベルモット。

 

二人の間に私を並べられたらなぁ……。

 

私はそんな想像をしてしまって苦笑いする中、私の足に何かがぶつかる軽い衝撃を受けて見てみると。

 

「げッ!?」

 

私が見たのはあの時、ホテルで一緒行動していた子供、あかねちゃんがいたのだ。

 

まさかこんな所で会うなんて……と言うか子役だったのこの子……!?

 

「ご、ごめんなさい……お姉さん……」

 

「い、いや!良いよ大丈夫だよ!次は気を付けてね!」

 

私はとにかく早く何処かへやろうと早めに切り上げに掛かった時、蘭さんが あかねちゃんに気付いた。

 

「あかねちゃん!あかねちゃんもオーディション?」

 

「蘭お姉さん。う、うん……」

 

「へぇ、凄いね。お姉さん。応援しちゃおうかな」

 

蘭さんはそう言って あかねちゃんに言った時、何でか私の後ろに隠れてしまった。

 

「え?何で?何で私の後ろ?」

 

私はその理由が分からずにいると あかねちゃんが私を見上げた時、何を驚いたのかそのまま離れて走り去ってしまった。

 

私は唖然としていると蘭さんは苦笑いで私の所に来た。

 

「ごめんねエミリーさん。あの子、人見知りなんだ」

 

「そうなんだ……あ、そうだ!私そろそろ打ち合わせに行かないと!ほら、アイも早く!」

 

「え?あ、本当だ!ごめんね!私も行くよ!」

 

「ママ!頑張ってね!」

 

ルビーの声援を後ろに聞きながら私はアイと一緒に打ち合わせの場に急いで向かった。

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何か冷や冷やした私は打ち合わせの場にアイと一緒に来ると安田さん達、テレビのスタッフと他の審査員がいた。

 

「この人達はドラマの出演者?」

 

「うん。エミリーさんを含めた特別ゲストを除いてね」

 

「ふーん……」 

 

私はそれを聞いてもあまり興味なんて抱けなかった。

 

本当はこの仕事はあまり乗り気じゃないけど未来の役者や女優の卵の演技には興味はあるんだけど。

 

「では、先ずオーディションで一つ言いたい事があります。このオーディションは実は既に選ぶ子役は決まってまして……」

 

「は?オーディションじゃないのこれ?」

 

私は安田さんのその言葉にツッコミを入れると安田さんは苦笑いしながら返した。

 

「確かにオーディションですよ。ですがキャスティングとなるとやはり名の知れた子にしたいのですよ」

 

「だったら最初から選んだ方が早かったじゃないの?私、ズルは否定しないけど八百長とか嫌いなのよ。……白けたわ。私、帰るね」

 

「エミリーさん……!」

 

流石にアイの制止を聞けないね。

 

自分の実力を磨いて此処に来た子供に対して八百長なんて恥も良い所だわ。

 

「待ってくださいエミリーさん!まだ続きがあるんですよ!それを聞いてから帰るかどうか決めてください!」

 

「……話して」

 

私はそう言って安田さんに訳を聞く事にした。

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~別視点side~

 

 

子役オーディションが行われるスタジオでは観覧席に小五郎達が座って見学していた。

 

「そろそろ始まるねお父さん!」

 

「俺はガキの演技に興味なんてねぇよ。あるのはヨーコちゃんがこの番組の司会者の一人として出るって言うから来ただけだ。ヨーコちゃーん!」

 

「あはは……いつも通りだなこの親父……」

 

コナンが子役のオーディション番組の筈なのに沖野ヨーコを呼ぶ姿に呆れていると。

 

「何言ってるのよ!この番組の一番の目玉はママでしょ!」

 

「うんうん!」

 

「こいつらもかよ……」

 

ルビーとアクアがアイを応援するかの様に興奮気味でおり、コナンは小五郎とアクア、ルビーはどっこいどっこいだと思いながら苦笑いし続ける中、会場が騒がしくなってきた。

 

「皆様!お待たせしました!これより連続テレビドラマ。春先青春物語の主人公、春瀬瞳の妹役。春瀬成美のオーディションを開催致します!ルールは簡単!我々が選んだ審査員の目の前で演技を行って貰い。一番の演技を見せてくれた子に春瀬成美の役が与えられます!」

 

司会者がそう説明すると会場が盛り上がり、熱気が広まる中、司会者は続ける。

 

「それでは今回の審査員の方々、ご登場です!」

 

司会者のその言葉を合図にオーディションの審査員である芸能人達と共にアイそしてエミリーがやって来たのだった。

 

 

~side終了~

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