堕ちた漂流魔王少年の物語【凍結中】   作:ディストピア

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この話からかなり違う状態になります


第四話

グランディア家のリビングに黒く渦巻く球体が出現し、渦が霧散すると中から武装した幼くなったゼブルが現れる

 

 

「戻って来た…………んだな」

 

暗い表情で帰還した事を認識すると武装を解除し、騎士甲冑も鎧部分を解除する

 

 

《此処が何処なのかは気になりますが、そんな些細な事よりも遥かに大事なのは何故貴方はそんなにも小さく幼く可愛らしく愛らしい姿になっているんですか!!、身体が有れば抱き締めて頬擦りしたり、ギュッて力一杯抱き締めながら頭を撫で回すのに~~~》

 

突然そんな事を言いながら興奮し騒ぎ出すデバイス

 

 

「後で詳しく説明するから少し落ち着け、あ~悪いが少し袋の中に入っていてくれ、大体10年と半年ぶりって所か…………懐かしいな」

 

ゼブルは頭を押さえながら落ち着く様に言った後、デバイスを袋の中に仕舞い、家を懐かしがる

 

 

「やけに静かだな………………って血の匂い」

 

静かすぎるのに疑問を持ち周りを見回していると血の匂いがしている事に気付き、血の匂いの元に知った気配が有る事に気付き慌てて向かう

 

 

 

 

 

そして血の匂いの元に有ったのは床に倒れ付し口から血を垂らし、左胸が何かに貫かれた様に抉られて穴が開き、そこから大量の血が噴き出して辺りを血に染め、右手に銃を持ち、左手に通話状態の携帯を手に握ったまま倒れている母の姿だった

 

 

「えっ………………かあ……さん」

 

それを見て呆然としながら呟き、ふらつきながら心臓を何かで貫かれ既に息絶えている母の元に近付く

 

 

「なに…………これ、母さん、母さん!!」

 

声を掛けながらしゃがみ母親の身体に触れるとまだ温かいが、心臓を貫かれている為に既に死んでいる、そのゼブルの声が聞こえたのか携帯から大きな声が聞こえてきた為に母の手から携帯を取り相手に話し掛ける

 

 

「もしもし…………誰ですか?」

 

力無く尋ねると電話の向こうの相手の男性が話し掛けられている事に気付き、咳払いをした後に話始めた

 

 

『子供の声、なら君はシナトとヘルさんの子供のゼブル君か』

 

男性はそう尋ねてきた

 

 

「ハイ、そうですけど…………貴方は誰ですか?」

 

ゼブルはその声に聞き覚えが無い為に当然の事を尋ねる

 

『私はシナトを雇っているデビット・バニングスと言う者だ、落ち着いて聞いて欲しい』

 

そこでデビットと名乗るの男性は一旦区切り、話を続けた

 

『私の娘が10時頃に人質に取られてシナトが赤い龍を模した鎧を着た誰かに、声からして恐らく少年に…………解放を条件に無抵抗で殺された、その事をヘルさんに伝えて先程迄話をして落ち着かせていたんだが、少し前に争う様な激しい音と誰かが倒れる音がしたんだが、ヘルさんは…………もしかして…………』

 

父親であるシナトが殺された経緯を簡単に説明した後に母親のヘルとの遣り取りを伝えた後に聞き辛そうに尋ねる

 

 

「誰かに殺されてます、心臓を西洋剣か何かで貫かれて…………まだ温かいから殺した奴と入れ違いになった?、ひょっとしてまだ家の中に居るのか」

 

母親が殺されている事を淡々と告げ、ある可能性に気付く

 

 

『なっ、ヘルさんまでもが殺されたのか、それにまだ家に居る可能性が有るのか、ゼブル君早く家から逃げるんだ!!』

 

デビット・バニングスは早く家から逃げるように叫ぶ様に言うが…………

 

 

「デビットさん、遅いみたいです、足音がこの部屋に近付いて来ました、通話状態のまま床に置いておきますから…………警察に連絡して下さい」

 

そう言って携帯を母の近くに置き、立ち上がり振り返るとその直後にスカーフで顔を隠した茶髪の10歳位の少年が血で濡れた西洋剣を片手に部屋に入ってきた

 

 

「その剣、お前が母さんを、何でこんな事をした!!」

 

ゼブルは血に濡れた西洋剣を睨み付け、怒りを露にして問いただす…………が、剣から何かを感じ取り身体が震える

 

 

「わざわざ二階まで探しに行っていたんだがな…………此処に居たか、貴様はイレギュラーか?…………或いはその子供か、どちらでも良いが、貴様らの様な原作に登場しない奴が好き勝手に彷徨くと物語の流れが狂ってしまう、俺はそれを防ぐ為にイレギュラーを…………転生者を狩ってるだけだ、だから俺がやっている事は世界の為だ、貴様らが転生者じゃなくても大事の前の小事、どうでも良い事だ、設定上高町士郎の昔の同業者が海鳴市に暮らしていてなのはと同年代の子供が居る、そんなキャラは存在しない…………それは有ってはならないイレギュラーだからこそ殺さねばならない、それに転生者ではなくても物語の流れに影響を与えぬモブキャラの10や20消えた所で何の問題も無い」

 

西洋剣をゼブルに向けながら明らかに笑っていると分かる声色で、そんな頭の可笑しな発言を堂々とする少年

 

 

「そんな…………訳の分からない事の為に殺したのか」

 

怒りで我を失いかけながら、何とか言葉を口にする

 

 

「母親は銃まで撃って来たが、父親はガキ一人を人質を取った程度で無抵抗で殺されてくれたよ」

 

少年は最高に傑作だったと笑いながら馬鹿にする

 

「き……さ………まぁぁぁぁ!!」

 

怒りで我を忘れ瞳を紅く輝かせながら叫び殴りかかるが

 

 

「俺に歯向かうか、ならば俺のこの聖剣アスカロンの切れ味をその身で知り、死ね…………イレギュラー」

 

笑いながら剣を振り抜く少年、その剣が自分に当たると致命的に不味いと直感で感じ取り、反射的に後ろに跳ぶが…………剣はゼブルの右脇腹から左肩までを切り裂いた

 

 

「ギィッ…………ガァァァァァァ」

 

ゼブルは後ろに跳んだ勢いのまま倒れ込み、傷口を押さえながら悲鳴を上げてのたうち回る

 

(何だコレは、痛すぎる、まるで傷口を焼き鏝で抉られている様な尋常じゃない痛みは…………一体何なんだ)

 

今まで感じた事の無い尋常じゃない痛みに驚きながら苦しんでいると

 

 

「アーッハッハッハッハッ、深く斬ったつもりだったが浅かったか?、まあその出血ならすぐに死ぬだろうな、俺はこのまま帰らせて貰うよ」

 

悲鳴を上げながら苦しみのたうち回るゼブルの姿を見て高笑いした後にすぐに死ぬと判断し立ち去っていく少年

 

 

「グゥ………ギィィ、万物を癒せ…………オメガヒール」

 

痛みに耐えながらオメガヒールを発動させ光に包まれるゼブルだが

 

 

「傷が…………完治しない、あの剣の力で回復が迫害されているのか」

 

完全には傷は塞がらず、致命傷からは回復したが、危険な状態には変わらず起き上がろうとするが

 

 

「あ…………れ?、意識が………血が流れすぎたのか、不味いな」

 

そのまま自分の血溜まりに倒れ伏すゼブル

 

 

 

 

 

そしてそのまま意識を手放した

 

 

 

 

 

 

 

ゼブルが次に目覚めた時、最初に目に入ったのは白い天井、そして自分の腕に繋がる点滴、それで自分が病院に居ると理解した

 

 

「病院か、デビットさんだったか…………彼が病院に連絡してくれたのかな」

 

自分が病院にいる理由を考察して納得した後、再び眠り始めた

 

 

 

 

その後はバニングス家が総出で謝りに来たり、ニュースで事件を知った高町士郎が見舞いに来た時にデビット・バニングスと鉢合わせし色々有りながらも意気投合したり、自己治癒能力を魔力で高めた結果1週間で退院し、デビットと高町士郎の二人が主導でシナトとヘルの葬式を行い

 

 

 

デビットがゼブルの後見人になり遺産管理をしたり1人では大変だろうと週3でホームヘルパーが来る様に雇ったり、高町家にたまに食事に招待される様になった、その結果、別の可能性や史実よりアリサとなのはの出会いが早まり、色々有って仲良くなり友達になるのが小学校の入学前になったのは皮肉としか言えない

 

 

 

退院後に青の魔導書・ブレイブルーを調整中に王の財宝の中を確認したら余りにも多い財宝と呼ぶに相応しい数多の武具や魔法具が存在する事に驚愕したりしていた

 

 

 

そして事件から2週間後、自室で療養していたゼブルは青の魔導書・ブレイブルーと共に再び異世界に跳ばされた

 

 

 

 

ちなみに名無しのデバイスは基本形態が銃、双銃形態が基本の魔銃ベルヴェルクに決定した

 

 

ちなみにベルヴェルクはオーディンの呼び名の1つで有り、『禍を引きおこす者』と言う意味を持つ




ゼブルをバニングス家も高町家も引き取らなかったのは本人が希望しなかった事も有るが、それ以上に【八神はやて】が一人暮らしをしている事を異常と認識させない為に町全域に展開されている認識迫害の結界が一番の原因である



原作ではどうかは知らないけどこの可能性世界では展開されている


ギルバート・アルファードを吸収した為に【王の財宝】の中身も丸ごと入手した
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