NIKKE ―ガメラ超決戦― 作:ヒモトラマン・ロープダーク
今回のニケのイベント、悲しすぎひん?(涙)
シナリオの悲哀さに対してお前、その限定衣装なんなんだよドレイク…
ドロシー?あれはもう別ベクトルで別次元。
「――はい、単刀直入に申しますと…ギャオスは『生物兵器』で間違いありませ〜ん。」
!!!
M.M.R内に衝撃が走る。エーテルはいつもの調子だが、集まった面々はそう安易に呑み込めるメンタルを持っていなかった。指揮官にラピ…更には直々に情報収集に訪れていたイングリットまで驚愕していた。いや、確かに異常な生き物であるギャオスだが…
「いや、そんなに驚きます? あの超音波の光線…あー、超音波メスって言ったほうが的確かな?あんな物を放つ有機生命体がマトモなわけないでしょ?」
「エーテル、感情論ではなく客観的に納得出来る根拠もあるの?」
ラピからの疑問。それに対し、『ええ、勿論。』とエーテルは端末を操作すると一枚の写真のホログラムが浮かび上がる。顕微鏡で覗いたような画像で、1本の半透明な線が映っている。
「これがサンプルから回収したギャオスの染色体…もうお解りですよね?」
――?
「…ちょっと、7号? 嘘でしょ?」
この場で事の異常さに今ひとつピンとこない指揮官。エーテルに正気を疑う視線を向けられ、見かねたラピが彼の耳許で補足を入れた。
「…(指揮官、要約すると染色体とは遺伝子の中に含まれる遺伝情報を伝達する物質を指します。人間には23対存在し、生物は進化の過程を積み重ねる上で遺伝情報はどうしても無駄なものが含まれていくのですが…ギャオスにはそれが無い。)」
「そう、言うなれば『完璧な1対』! おまけに他生物の遺伝情報いいとこ取りしてるんだよコイツら。無駄な部分が一切無い、あまりにも完璧過ぎると言ってもいい。人の手を介さなきゃこんなバケモノは生まれませんよこれ。」
エーテルの追加補足もあり、指揮官も『なんとなく…』と呑み込み辛そうに頷く。
要は生物は進化の積み重ねを経ていく上で染色体の数は必要不要に関わらず遺伝情報に応じて増えていくが、1本であるギャオスは最初から進化の過程なんてものをすっ飛ばして一発で産まれた事になるのだ。そう、こんなことは人の手を加えなくてはありえない……そして、極めつけにこれである。
「…しかも、このサンプル個体はメスですがY染色体、オスの遺伝子も持ってます。つまり、繁殖できる大きさまでになったら性転換して単独で産卵・増殖していくことが可能です。人類への害悪性はラプチャーにも負けません。」
一羽でも残ろうものなら、そこから単為生殖で増える…冗談ではない。
されど、どうしてこんな生物がこの世界に?偶然にしては最悪のくじ引きにイングリットはある予測を立てる。
「――つまり、並行世界からの侵略という可能性もありうるのか?」
「ああ、どうでしょうね? 可能性はだいぶ薄そうですけど……」
並行世界からの侵略。その可能性にエーテルはかなり否定的だった…これも理由がある。彼女はビニール袋にいれたイングリットへ1丁の拳銃を手渡す。すると、あることに気がついたイングリット。
「古いな…指紋認証すら無い。それどころか、アークが建つより数十年前に出回っていたものに似ているな。」
「鏑木リサ…彼女が装備していた銃、お世辞も言えないぐらい骨董品ですが生産されてから大して時間が経った様子も無い上に、防具も量産型ニケのほうがまだマシの布切れを着ていた有様でした。
ということは、彼(指揮官)のヒアリングした内容を踏まえて、彼女の世界の科学技術は我々より遥かに後進で並行世界の侵略なんて出来る道理なんて無い…私の推測ですが。」
…ふむ。確かに侵略は飛躍したかもしれない。
なら
―――ギャオスは誰が創ったんだ?
「知らないよ。高度な先史文明の負の遺産とかだったりするんじゃない?」
えぇ… 最後の最後で投げ出したエーテル。こんな様に匙をなげるということは本当に見当すらつけられなかったんだろう。そんなB級映画みたいな設定あってたまるかと各々思いつつ、イングリットは思考を巡らせる。
ギャオスを放置するわけにはいかない。されど、迂闊に手を出すのは危険すぎる…さて、どうしたものか。
「取り敢えず、報告は以上です。まだ追加で調べないといけないことがあるので私はこれで。あ、あとレポートはこちらです。」
取り敢えず、自分の仕事は終わりと退席するエーテル。山のひとつは超えたが仕事は尚も山脈が如き量があるのでそそくさに去っていく…
残された3人は立ち尽くす。生物兵器だなんだと言われてもどうすれば良いのやら…
「社長、上層部はギャオスについてどうするつもりなのですか?」
ラピはギャオスの対応についてイングリットに質問する。対処するとなれば、カウンターズも自ずと駆り出されることは明白なので確かめたいところだ。
そのイングリットの答は…
「現在、ギャオスたちはラプチャーたちと争いを繰り広げている以上は余計な介入はせず事態の観察を続ける予定だ。各CEOもアンダーソン副司令の元で合意はしているが……気がかりなことがある。」
――シュエンだな?
悩ましい顔をする彼女から察する指揮官。
イングリットも溜め息を付きながら頷いた。
「今回、明確な被害を被ったのはミシリスだけだ。サンプルを持ち帰ったとはいえ、最強戦力であるメティスが撤退を余儀なくされたという点も株主からの受けも良くないはずだ。スタンドプレーに重ねた上に少ない身入り…あれが黙って大人しくしているとは思えん。」
★ ★ ★ ★ ★
「…ハァ、アホくさ。どうしてこう株主って人種は面倒くさいのかしらね?」
ミシリスの社長室…シュエンは自らの会社を支える株主たちの愚かさを嘆いていた。安くはない配当を貰っているくせにネチネチと文句を言い、ギャオスの細胞サンプルを入手した功績を報告しても技術転用の目処が立たない…というより、昨日今日で出来るはずもないのに落胆の声が出る始末。いい加減、引っ叩いてやろうか。黙って投資してろ馬鹿ども。
確かにここ最近はミシリスはパッとしないのは事実。ヘレティック=モダニアの件でメティスの失態から続く悪い空気。カウンターズの指揮官を利用しメティスの復権を演出したもののそれもあっという間に部外者に台無しにされた。
だからこそ、異世界の技術にフライングしてまでベットしたわけだが…尽く運は味方をしない。
「なら、せめて元はとらないと…やってられないわ。」
「……シュエン、何を考えているの?」
同席していたマクスウェルは悪寒を覚えた…恐らく、また何かをしでかすつもりだろう。それなりに長い付き合いだ、それくらいは察せられる。
すると、彼女はニタリと不気味に笑った。
「別に? ただ掃除っていうのは長引けば長引くほど汚れは溜まるし億劫になる…なら、早めに片付けるに限るでしょう?」
「…」
バリバリ嫌な予感がする…詳細を問いたださねば。この流れは四方八方に厄災クラスの迷惑をかけるパターンだろう…そして、一番に煽りを喰らう羽目になるとしたらカウンターズの指揮官になる可能性が高い。それは何とか避けたい…
「あら、来客ね。思ったよりはやかったじゃない。」
「…?」
その時、社長室に入ってくる軍服を着た小太りの男… 待て、確か彼は…
「シュエン、一体なんの用だ…私はこう見えて忙しいのだが…」
「まあ、そう言わず。話を聞きなさい…アナタにも悪い話じゃないんだから。
―――ねえ、バーニンガム副司令。」
ガメラ4―真実―はとても気になる内容で、機会があれば観たいんですけどやっぱりあくまで二次創作としての扱い故か難しいみたいですね残念。ネットの転がる記事で概ねの内容は判るくらいは情報は収集したのですがやっぱり映像で見てみたい。