ゼロが幻想郷から帰るまで   作:エグゼ4のエアホッケー

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アドコレがまだ届きません。ギリギリに予約したからなぁ。

まあ、届かなくてもアドバンスの実機で遊ぶのですが。
エグゼ6の対戦を監修者の友人としてます。ボッコボコにされますが。

なんで、バグボムで端まで移動バグつかないの?
エアホッケーフォルダ募集中。(バージョンは問わない)


虹龍洞編
第一話


「お兄さん、良いカードあるよー

買っていかないかい?」

 

「………。」

 

 突然眼の前に現れた動物耳の少女は目を細めてゼロに相対してきた。

 なんとも言えぬ怪しさがにじみ出てる少女だ。少し面倒事を感じ目線を側道に逸らすと、少しぺしゃんこになっている草むらがあった。どうやら、長時間ここで待ち伏せしていたように見える。

 

 そんな風に考えを巡らせ去るのを待っていると、動物耳の少女は再び声をかけてきた。

 

「お兄さん、聞こえている?

もしかして怪しいヒトだと思ってるかい?」

 

 怪しい人なんて言葉、怪しい人以外の口から出ることなんて滅多にないが。ゼロが黙して反応を返さなかったから痺れを切らしたのだろう。

 

「あー、自己紹介してなかったねぇ。

私は豪徳寺ミケ、一端の商売人だよ。」

 

 

豪徳寺 ミケ

~商売繁盛の縁起物~

 

 

【挿絵表示】

 

 

 左手を耳の高さまで上げ、百万両と書かれた金色の楕円を抱え、三毛猫柄のオールインワンを着たミケは、自己紹介するとポケットをガサゴソし始めた。

 

 だが、こういう時どういう対処をした方がいいのだろうか?ゼロとしても、イレギュラーでも敵意がある訳でないなら、斬りたくはない。

 イレギュラーでなく、只々怪しいヒトに平和的に帰ってもらうには…。

 

「ほらほら、冷気を纏ったカードに、魔を封じる針が出るカード、お手軽にレーザーが撃てるカードと品揃え抜群!

全部今だけのレアカードだよ?」

 

 仕方がないが、こういう手合にはさっさと何か買って去ってもらった方が良い。

 だが、手持ちがなかった。元の世界では既に経済活動が薄れていた為、レジスタンスベースにもお金という概念が特になかった。

 

「…一銭もないぞ。」

 

 ミケは少し驚いた表情をしたあとゼロの事をじっくりと観察しだした。

 手を口元に当て、ゼロの周りをグルグル廻り、観察していると思ったら、急に目を光らせ一歩後ろに下がった。

 その瞬間、ゼロの横を通り過ぎるとミケの手にはバスターショットが握られていた。

 

「流石に幻想郷で過ごすなら、無一文じゃあ生きていけないでしょ?

というわけでこれを売ってくれないか「断る。」い…あら残念。」

 

 流石にこれは許容できない。

 だからといって、敵として向かってきている訳でもないので無理に押し通ることもしたくはない。

 

 思案を続けていると、不意に全く知らないチップが手持ちにあることに気づいた。

 これ以上、時間を取られるのも困るためゼロはサンダーでも、フレイムでも、アイスでもない、1ミリも知らないチップをミケに差し出した。

 

「ほうほう、それならこんなものかな。」

 

 ミケはチップを受け取ると、お金を1500とレーザーが撃てるカードをゼロに渡した。

 

「まいどありー、カードが必要になったらいつでも声をかけてね。」

 

 そう言うと、ミケは何処かに去っていった。

 ゼロは掌に載せられたカードを見た。何か不思議な力を感じるがよくわからない。しまう場所も無かったため適当にチップをセットする場所に挿入した。

 

 気がつけばかなりの時間を浪費していた。

 暗くなる前に、山童のアジトに戻りたかねに博麗神社で言われた事を伝えなければ。

 善は急げと、ゼロは大急ぎで博麗神社に向かった時の道を行きとは逆に進んだ。暫定的に帰るべき場所に帰るために。

 

………

 

 大体、妖怪の山の麓まで戻ってきた。もうすぐ暫定的基地に戻れると思った途端。

 突然、眼の前に尾を持ち、此方に剣と紅葉が印刷された盾を構えるヒトが現れた。

 

「忠告する。この先は我々天狗の領域だ。

部外者には立ち去って貰う。」

 

 戻れない。博麗の巫女にここへ向かえと言われたという証拠がないから証明ができない。

 狼の尾を生やし此方を睨むヒトは、相も変わらず敵意を剥き出しにしてくる。

 

「…ここに用がある。

通らせて貰えないだろうか。」

 

「ここに属する白狼天狗として、もう一度言う。

この先は天狗の領域だ。

今すぐに回れ右して立ち去れ。」

 

 ゼロはため息を一つついた。そして、セイバーを取り出すと一言だけ、

 

「…仕様がない」

 

 と呟いた。そして、須臾にして右足で地面を蹴る。

 そのまま浮かぶ敵の足元まで近づき左足で踏み切ると、左手に掴んだセイバーを相手の肩口に向けて上から下ろした。

 白狼天狗は左手の盾で受け止め跳ね返した。そして、一歩分下がるとゼロに向かって黄色く光る弾を放った。

 体制を立て直す必要がある姿勢のままで光の弾を撃たれたゼロはシールドブーメランを構え守りの体勢に入った。

 

 木の葉が散る。二人の目の前を横切る。

 白狼天狗が大量の黄色の弾を放つ。

 落ち葉が巻き上げられる。

 

 このまま遠距離戦を強いられては、かなり厳しい。バスターショットを取り出すと、

 一発、

 弾を、

 放っ―

 

 

 ――弾が銃口から出ることはなかった。

 変わりに七色に輝く細いレーザーが放たれた。

 外来人だからと甘く見ていた白狼天狗は、アビリティカード使用してきた事に同様を隠せなかった。

 

「……!驚いた…」

 

 理解がまだ出来ていないが、致命的な隙ができたのは事実。ゼロは思考を隅に追いやり敵の脚を目掛けてセイバーを振り抜いた。

 

 切り傷から血液が流れ出し、白狼天狗の顔が痛みに歪んだ。

 その隙を逃さぬようゼロは瞬間的に白狼天狗の背後に廻り、セイバーの鋒を首に突きつけた。

 

 一時の沈黙が流れた。

 

 先にゼロが口を開こうとしたとき、

 

「おやおや、お前はリーダーの案内した外の人間じゃあないか。」

 

 山城たかねと同じ様な服装をした、ヒトが現れた。どうやらたかねの部下らしい。

 丁度いいと、一般山童に博麗神社での出来事を報告すると、理解をしてくれたらしい。

 

「白狼天狗さんよ、コイツは我々山童の客なんだ通してもいいか?」

 

 白狼天狗は少し間を置いて頷き、血に濡れた脚を庇いながら立ち去った。

 一般山童はアレがあいつの仕事なんだ、許してやってはくれないかとなんとか言いながら秘天崖の方へ歩き出した。

 

 ようやく、切り立った崖が視界に入るような場所まで戻ってきた。

 一般山童の案内でたかねの待つアジトまでやってきた。

 

 ドアノブを握る。ゆっくりと扉を押して開けた。

 こうして、ゼロとたかねによる戦闘とビジネスによるストーリーが始まった。




豪徳寺 ミケ(初出:東方虹龍洞)
元々は豪徳寺の招き猫。
豪徳寺といえば真っ白の招き猫。だが、彼女は三毛猫として生まれ為に仲間の猫から異端者として扱われた。
ミケも開き直ったがために更に仲間外れを加速させた。
そのため、招き猫の修行も不十分になり何かを招くと何かを退けるようになってしまった。

―――――――――――――――――
ブーメランとブラックボムのフォルダ作りたいなぁ。
今度、監修者に試してみよ。

あと、今回出た奴は椛ではないよ。
(それなら、もう少し強く書きたい。)
次話は書いてあります。
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