戦姫絶唱シンフォギア〜数々の平行世界〜   作:エドアルド

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陽だまりはお日様の為に4

 

ギャラルホルンにより並行世界に来ていた響、翼、クリスは並行世界の自分達との邂逅を果たした。

しかし、やはり並行世界の装者には警戒されている。無論それは仕方がない事だ突然自分が目の前に現れたらそうなる。

 

しかし、この場でもっとも混乱していたのは

 

「(響が二人……響が二人……)」

 

黒ずくめの人物、否、小日向未来だった。クリスや翼が増えた事など彼女の眼中には無い。

彼女もっとも好きで好きで愛してやまないお日様が増えたのだ。その衝撃の大きさは他人には計り知れない。

 

「(響が二人……片方欲しいなぁ……)」

 

そして彼女は走り出す。響が二人いるのなら片方を自由にしてもなんていう思考が彼女には芽生えていた。

そして彼女は走り出した。原作世界の響の元に。

なぜ原作世界の響に向かったのかは、おそらく彼女の本能かもしれない。

 

「(響の全てを見れる!!)」

 

その思考は普段はなりを潜めている彼女の響の全てを知りたいという(性癖)の現れ。もし今の未来原作世界の響が捕まってしまえば、口にするのもはばかれるありとあらゆる辱めと苦しみが原作響を襲うだろう。

未来は響の全てを知り愛したいのだから。

 

「っ!?来るぞ!構えろ!」

 

並行世界の翼が真っ先に警戒し呼び掛けるが既に遅かった。縮地と見紛うその瞬足は瞬くに距離を詰め原作響を狙った。しかし、未来の刃は防御体勢をとった原作響に刺さる事なく原作響の顔を掠めその後ろの空間を刺し貫いていた。

 

そして突然原作響の後ろには黒いカメレオンのような形のノイズが現れる。

 

「(邪魔をするなァ!!)」

 

せっかくのチャンスを邪魔された未来はそのまま手のした剣からエネルギーを放出し黒いノイズ、カルマノイズを吹き飛ばす。

 

「うわぁ!?」

「カルマノイズ!?」

「何だあれは!?」

「見た事もねぇ形だ」

 

同じ人物が二人いる事で誰が誰の喋りだか分からないが装者達は驚いている様子だった。

それに構わず未来はカルマノイズに向かう。

 

「(殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す。響に、響に手を出そうとしてた!!殺してやる!!)」

 

響に手を出そうとしていた事に怒り響はカルマノイズに刃を向ける。先程までの響を手に入れて自分がしようとしていた事を棚に上げて。

自分はよくて他人はダメ、凄まじい精神だ。まぁ、本来の彼女ならありえない思考なのだが。

 

未来はカルマノイズに向かうとそのまま斬撃でカルマノイズを切り裂く。カルマノイズの体には深く傷が出来るが。直ぐに修復する。

 

それを見た未来は剣にエネルギーを纏わせて再度切りかかる。しかし、未来は突如として後ろに飛んだ。

すると先程まで未来がいた場所に飛行型のカルマノイズが突き刺さる。

 

そしてその飛行型カルマノイズを避けた未来を襲うようにカメレオン型カルマノイズが虚空から現れるように襲い掛かる。

しかし未来はそれを冷静に対処にカメレオン型カルマノイズの一撃を剣で防ぎ空いているもう片方の手に新たな剣を顕現させエネルギーを纏わせる。

そのエネルギーは凄まじいエネルギーの奔流となって剣に纏わりうねる。

 

それを振るおうとする未来に飛行型のカルマノイズが未来を襲うが。突如として現れたら浮遊する剣により防がれる。

そして凄まじいエネルギーを放つ斬撃、いやもはやビームのようなそれは赤黒い奇跡を残してカメレオン型カルマノイズを消し炭にする。

 

「なっ!?カルマノイズが一撃で!?」

「なんという力だ」

「私達のS2CAとほぼ同じ威力!?」

 

その威力の高さに原作世界の装者達は驚き

 

「今までは本気では無かったというのか!?」

「やべぇぞ」

「それでもやるしか」

 

並行世界の装者達も驚きそしてそれでもと考えた。殺人犯である彼女を逃す訳には行かないのだから。

 

そしてカメレオン型カルマノイズを消し炭にした未来は飛行型カルマノイズ殺そうと視線を向けるが突如として姿を消した。

 

「撤退したか」

 

原作翼はそう呟いて戦闘の構えを解いた。しかし

 

「気を抜くな!」

 

並行世界の翼が声を張り上げる

 

「え?」

「何言ってんだ?ノイズはもう?」

 

原作世界の装者は首を傾げる。

 

「お前達の事は後で聞かせてもらうが今は構えろ」

「あいつは殺人犯だ。気おつけねぇと殺られるぞ」

 

並行世界の翼とクリスの言葉に原作世界の装者達は身構える。

 

「なんだと!?」

「ちっ、面倒な……」

 

だが

 

「ちょっと待ってください!黒ずくめさんは私達を助けてくれたんですよ!」

 

原作響がそう声を張り上げる。

 

「ああそうだな」

「だったら……」

「しかし、アンノウンが殺人を犯した犯罪者である事には変わりない。しかもあのような大きな力を持っているんだ。放っておく訳にはいかん!」

 

並行世界の翼は原作響の言葉にそう返す。

それと同時にアンノウンこと未来はエネルギーを剣に纏わせ地面を切りつけ土煙で煙幕をつくり撤退する。

 

「待て!!」

 

その煙幕に並行世界のクリスは射撃するが全て空振りで終わる。

 

「ちっ、一発も当たらなかったか」

 

そして未来の撤退を確認した並行世界の翼は

 

「さて今度はお前達の話を聞かせてもらおうか」

 

原作世界の装者達に刃を向けた

 

 

 

 




オリジナルノイズ・カメレオン型ノイズ
この並行世界特有のノイズ。姿を消す事ができるぞ。だけど攻撃の瞬間は姿を現すぞ。そこを狙うか姿を隠す前に消すまたは面制圧で倒そう!

ちなみに並行世界未来さんが原作響にしようとした事はにゃんにゃん(意味深)と普段は響にできないような響を苦しませて歪むその顔を拝もうとした。
歪んだ顔の響も素敵だね♥されるところだった
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