TS転生者の愉悦神父ロール 作:愉悦神父サイコー
私、言峰礼華は転生者である。
神に会い、チートという特典を貰い、何なら他の転生者の存在も忠告された。
そんな私は言峰という名字と神父の父を持つ為愉悦神父系列かと思えばアルトリア顔だったり、前世と違い女の体である事に戸惑いながらも生きてきた。
そんな私の趣味は言峰綺礼ロールをする事である。
彼は胡散臭く、堂々としていて、主人公の敵として実に素晴らしく悪を飾った。
そんな私は彼のロールプレイをすべく語彙を鍛え、父に頼み中国拳法の一つである八極拳を習い、私のチートにあたる英霊の力を鍛えていった。
ある時は公園にいる少女と語り合い、ある時は父の付き合いでとある会社の社長の娘をからかい胡散臭いと言われたり、そんな人生を送りながら今日で8年、私を転生させた神から天啓が来た。
この世界における物語の始まりが来るらしい。
転生者の特定は済ませており金髪赤目のTHE・ギルガメッシュの見た目の癖に彼の王と比べるべくも無い愚かな行為を続ける男、銀髪オッドアイでどう考えても可笑しい程の頭脳を持つ男、白髪で褐色肌の明らかにこちらを敵視してくる男とその男がまるで
金髪赤目の男は同じクラスの高町さん、月村さん、そして私の幼馴染のアリサに嫁と言って嫌われている。
対して銀髪オッドアイの男はその金髪の態度に怒り喧嘩をよくしている。
褐色肌の男ともう一人の少女は単純に少女の方が口を滑らしかけて褐色肌の男がフォローに回っていたからだ。
神曰く転生者は私を含めて5人なのでこの4人、最悪私の知らないもう一人が居ると考えて良いだろう。
「少女よ、何故この様な場所に座っているのかね?」
私、高町なのははお父さんが怪我をしてお母さんは翠屋にかかりきりになりお兄ちゃんとお姉ちゃんも忙しそうでみんなの邪魔にならない様に公園でブランコに座っていた。
その姿を見たからなのか目の前の女の子が話しかけてきた。
その子は金髪碧眼でとても可愛らしい容姿をしていた。
まるで絵本の中から飛び出したお姫様みたいだった。
「えっと・・・」
私がどう答えようかと悩んでいるとその子が話を続けてきた。
「ふむ、失礼した。私は...そうだな、レイと呼んでくれ。神父である父の真似事をしているだけの齢5の少女だ。さて少女よ、改めて聞こう。何故この様な場所で座っているのかね?今はもう夕方、子供は皆帰る時間だ」
そう言ってきた彼女...レイちゃんに家の事を話す。すると彼女は少し驚いた顔で口を開いた。
「驚いた、まさか子供でありながらここ迄家族を想い、尊重するとは...しかし落第点だな。子供であるのなら親に甘えるべきだ。それは子に許された権利であり、親が子を甘やかすのは義務だ。君が今すべき事は心の中に燻っているその気持ちを解放し、家族に甘える事だ。さすれば君の家族は真の意味で幸せになることは可能だろう。何、心配はいらない…大抵『お話』すれば何とかなる」
そう言って微笑みかけてくる彼女に私は目を奪われた。
彼女の笑顔はとても優しく慈愛に満ちた物だった。
そして私の心の中にあったモヤモヤが消えていった気がした。
「うん、帰って皆んなと話してくるの!」
私は家に帰り皆んなと話した。
皆んなは私を心配して泣きながら甘やかしてくれた。
それが凄く嬉しかった。
「また、会えると良いな」
私はベットの中で呟いて眠りについた。
そしてその願いは小学校に入って叶うのだった。