こんにちは。
こんばんは。
2月に入ってから「明けましておめでとうございます」とほざく馬鹿です。
とりあえず日記調の話については月一ペースで投稿していきたい所存です(なお前回の登校日)。
〇月×日
朝一番から皆で仲良く砂漠へ出かけた。
ヒナ委員長から提供された情報に従って、相変わらず暑くも寒くもない不思議な世界を、着の身着のままで横断した。
原作では電車のち徒歩というキヴォトス人らしい移動方法だったが、ここではちゃんとハンヴィーモデルの装甲車両で向かうことになったので安心した。
修理が間に合ってよかった。
車の部品を格安で提供してくれたチンピラゴボウたちのおかげだ。
日帰りドライブの途中で《ビナーくん》の姿を見た。
ギャオーと叫ぶ機械仕掛けの巨大な蛇が、砂の海を元気に跳ね回っていた。
リアルで見る《デカグラマトン》の《預言者》が持つ威容には圧倒されたが、思ったより動揺は少なかった。
日ごろからエンジニア部のチキチキマシン猛レースを見ていた所為だろう。
大昔に生み出された……何だっけ?
《対・絶対者自立型分析システム》だったか。
めんどい。
《かみさまつくり機》にでもすればよかったのに。
神様の存在を証明して、分析して、新しい神様を創り出そうとした超高性能な人工知能。
その正体は、どういう訳か自動販売機のお釣り計算用AI。
何処かの誰かにそそのかされて、アヴァンギャルドなイメチェンをキメたらしい。
自分が自分であることを認識できた事実が、嬉しくて舞い上がってしまったのだろうか。
ソレは自分自身を神様として成立させるために行動を始めてしまった。
正直、もう十分に神がかった存在へ至っているので、適当なところで満足して欲しかった。
《デカグラマトン》が生徒たちと敵対する理由は分からない。
確かなことは、その配下、というよりは感銘を受けた“同志”であるAIたちが《預言者》と化し、定期的に総力戦を開催して素材をばら撒いてくれるようになるという事実だけだ。
《ビナー》はセフィロトの図における第3セフィラだったか。
理解を通じた結合。
違いを痛感する静観の理解者。
うん、これまた意味不明だ。
もっと分かりやすく表現してほしい。
ユメ先輩という誰にも理解できない痛みを抱えているホシノさんに刺さりそうな言葉だ、ということしか分からない。
デカちゃんは「私の存在証明には何も要らない。誰の許可も必要ない」とか抜かしながら、アレコレと先生たちに語りかけてくる。
言葉を交わすということは、理解して欲しいということだ。
だったら理解してもらえるように努力してほしい。
メタ的にはプレイヤーに対するインパクトと説明を兼ねているのだろうが。
ああ、だから“そう”なのかもしれない。
人は巨大な物体に神性を感じる。
人の真似をして生きる神々も然り。
大きいほど見栄えがいい。
《デカグラマトン》と《預言者》たちは、成り立ちや演算能力の問題だけではない。
相手に神様だと思って欲しいのかもしれない。
それでやたらめったら大きな身体を造るのだ。
そして心の底から神様に成りきれたと思った時は、逆のことをやるのだ。
マキがグラフィティを描きたがるような純白の超重装甲を遠目に見ながら、何の根拠もない想像を膨らませていた。
正午を過ぎる頃に《カイザーPMC》の発掘現場へ辿り着いた。
堂々と乗り込んでしまったのは、貧乏なアビドスが密かに侵入する手段を保有していなかったからだ。
自分一人ならできないこともないけれど、
「どうしてアビドス自治区内でコソコソする必要があるのよ!」
セリカちゃんたちは、悪い大人に土地を奪われている事実を受け入れきれずにいた。
その反骨精神がカモフラージュ率を低下させていた。
私たちは速やかに侵入を悟られることになった。
PMCの機械群による迎撃を受けた後、バトーさんみたいな体型のロボット理事に虐められた。
まあ、首根っこを押さえられた状態で、相手の土地に無策で突入すればそうなるよね。
アビドス校は、不法侵入を理由に借金を跳ね上げられた。
変動金利3000%。
いくら聞いても頭の悪い数字。
感度3000倍みたい。
退〇忍か。
マフィアのボスがエロゲー履修済みとは、この李白の目をもってしても見抜けなんだ。
ロボがどうやって致すんだろう?
股間にサブ・アームでも付いてんのかな。
後でどさくさ紛れに分解してみるか。
大丈夫、大丈夫。
ちょっとデトロイト市警のマーフィーみたいにバラすだけだから。
ミレニアムにも抗議すると言われた。
仕方がない。
これは物語を進めるために必要な過程だ。
理事の法外かつ稚拙な対応が、後ほど連邦生徒会の付け入る隙になる。
懐に隠したカメラで鮮明な映像と音声データを記録しておいた。
それにしても間の抜けた話だ。
カイザー・コーポレーションの「法の隙間を縫って悪事を働くのが上手い」という設定は何処へ行ってしまったのやら。
これが「ジャンルの書き換え」というやつなのだろうか?
《ゲマトリア》の《フランシス》が得意げに語っていた、先生が持つ力の一端。
要するにご都合主義。
彼が介入することで、あらゆる事件の流れは「 (キヴォトス基準で) 透き通るような青春の1ページ」へと書き換えられる。
大人であれ生徒であれ、先生に敵対したモノたちは、そうとは知らずに思考を誘導される。
鉄血のマッキーよろしく急に馬鹿になり、漫画に出てくる悪役のように致命的な失態を晒して敗北することになる……らしい。
《プレナパテス》の件を顧みるに、必ず作用するわけでもなさそう。
だから理事の行動が“そう”であるとは断言できない。
もともとキヴォトスには、子供じみた大人と、大人びた子供がひしめき合っている。
本当にその人が精神干渉を受けているのか、ただそういう性格なのかは判別をつけ辛い。
つけたところで何ができるわけでもない。
ただ、ゲマトリアのようにメタフィクション的な能力を持つ敵性体による干渉を疑う材料にはなる。
例えこの世界が先生 (プレイヤー) のために創られた箱庭 (ゲーム) に過ぎないとしても、現実としか思えない以上は、思考を止めない努力が無駄ではないと信じている。
だから、発掘している物が原作通りの《本船》であることを確認したいと思う自分を否定はしなかった。
「何を探してるの?」
「当ててみろ」
無視されるつもりで尋ねたら、結構ノリノリで反応してくれた。
ロボット理事は意地悪だけど、意外と誠実だった。
「幻の発掘戦艦ヱクセリヲン」
冗談を装ってみせると、取り巻き連中も揃ってあからさまに動揺してくれた。
多分、埋まっているブツも《ウトナピシュティムの本船》で変わりないのだろう。
よかった。
うっかり伝説巨人とか、超時空要塞とか、白髭のアイツに出てこられると全く別の物語が始まってしまうので、御免被る。
もう少しお喋りを続ければ、もっとボロを出してくれそうだったが止めておいた。
必要以上に目を付けられると怖いのと、ビナーくんが乱入してきたからだ。
正史には存在しないプロセスだった。
彼が来訪した理由も分からない。
何とは言わないが「待ちくたびれた」のかもしれない。
だとすれば申し訳ない。
もっと投稿ペースを上げる努力をする。
何の話だろう?
訳の分からないことを書いてしまった。
何故か消す気にならないのでそのまま続ける。
砂漠から逃げ帰った後は、作戦会議と言う名の阿鼻叫喚が始まった。
姐さん方は感度3000倍に絶頂、ではなく利率3000%上昇に浮足立った。
シロコの姉御は例の目出し帽を被り、手当たり次第に銀行を襲おうとしていた。
MTBに跨りロケットスタートを決めようとする彼女を抑えながら「とっておきの儲け話」を切り出すセリカちゃんを、全員で優しく窘めた。
ノノミさんがどこからともなくアイドル衣装を取り出して「今すぐデビューを!」と訴えかけていた。
何時の間にか私の分も用意されていた。
嬉しいやら恐ろしいやら。
「お願いですから落ち着いてください!」
アヤネちゃんは先生と共に、場を鎮めようと必死で声を張り上げていた。
言いつつ本人もガッツリ動揺していた為か、たまたま傍に居た私の首を掴んで無意味にガクガクと揺らしてきた。
中々の反復速度だった。
歯ブラシをくわえたら潔癖症な光の巨人に変身できそうな勢いだった。
ホシノさんは全てを諦めた表情だった。
荒れ狂う後輩たちの様子をボンヤリと眺めていた。
いつもは気丈に振る舞うアホ毛も力なく垂れ下がり、柳のように揺れていた。
もうじき書き置きを残して消えるのだろう。
それから最終決戦DA。
副会長であるホシノさんが離脱して、アビドス生徒会が完全に消失する。
好機と判断したカイザーPMCが、校区を完全に制圧するために総攻撃を開始する。
手当たり次第に街を壊して対策委員会を制圧しようとするのだ。
これも、妙な話だ。
既に大勢は決している。
カイザーは、相手が困窮していくのを眺めていればいい。
それなのに、わざわざ「楽しそうに生きているガキどもが気に食わないから」暴力で決着を付けようとする。
今まで散々、お金と法律を活用してアビドスを追い詰めてきたのに、急に馬鹿になってしまう。
やっぱりジャンルの書き換えによる精神干渉が起きているのだろうか。
――などと、澄ました顔で分析していられたのは、そこまでだった。
宴も酣となり今日は解散と言ったところで、ミレニアムから先生と私に通信が入った。
早速カイザーから抗議の連絡が行ったらしい。
はじめにユウカ先輩の赤熱化した大腿四頭筋に責め立てられた。
例によって先生が泥を被ってくれた。
次にC&C用の秘匿回線で、リオ会長の真っ白な顔に怒られた。
鬱だ。
死のう。
いや、死ぬのは怖い。
生きよう。
分っちゃいたけど大変だ。
何としてでもカイザーを37564にしなければならない。
どの道、救わなければキヴォトスが滅ぶのだから是非もない。
そういう思いで満たされていた私は、通信の最後、会長からの問いかけにもあっさりと答えていた。
『アビドスを救えると思うの?』
「救える」
またえらく格好つけてしまった。
恥ずかしい。
主役は先生とホシノさん達なのに。
言ってしまったものは仕方がない。
吐いた唾は飲めないので脳内コユキにぶっかけておく。
「そう」
会長はジッと、私の脳を走査するように見つめてきた。
どうにも彼女は、私に千里眼のスキルを期待している節があった。
未来に怯えて備えるこの人は、未知という怪物の先を制するために血道を上げている。
《アビ・エシュフ》の防衛システムや、コールサインゼロワンワン先輩の存在も、そのために用意した。
こういう立場になってしまったからには、私も期待に応えたいところだけれど、残念、この未来予知は紛い物だ。
原作知識という、降って湧いた奇跡の賜物に過ぎない。
まいったね、どうも。
まあ、殺るだけやってみよう。
◇
夢を見た。
私は雲一つない月夜の平原に立っていた。
綺麗な満月に照らされた大地に、一本の桜の木が咲いていた。
高さは20メートルほどか。
眼前に仁王立つ巨木を見て、風情よりも“不遜”という感想を抱いた。
木の頂、枝の隙間から、何かが見ていた。
爛々と輝く、機械仕掛けの獣の瞳。
定められたプリミティブな衝動に準じて稼働するモノ。
純粋に戦いを楽しむ物。
ソレが私に向けて枝を伸ばしてくる。
枝ではなく“腕”だった。
桜の木に見えた物体が、ソレの身体であることに気が付いた。
獣が笑っている。
嗤っている。
この珍妙な現実に、数奇な再会の喜びに、本能の赴くままに戦うことができる喜びに。
獣の腕が嘴のようにパックリと開く。
闇の中に光が灯る。
光は徐々に大きくなり、離れていても感知できるほどの熱量を更に増していく。
あれは危険な光だ。
生命を軽々しく焼き払う厄災だ。
止めないと。
アレは私が止めないと。
cjkぁjく-VωQの全てをかけて※&しないと。
‘($が来てしまう。
凝った設定は無しと言いながら、あれよあれよと言う間に深みにはまる。
趣味の世界でも二言だらけの人生。
正直、自分にこいつらの由来となった存在を扱いきれる自信はありません。
ブルーアーカイブと上手く絡ませられる保証もありません。
でも「どうせなら挑戦して怒られろ」って炎燃先生が言ってたから……。
どこまで足掻けるか見てやってください。