オープニングの一幕をオリ主の一人称視点で、というよりは日記に付け加えるような形になりました。
オリ主のイカレっぷりを表現したかったんだ…。
何時までもウダウダと弄り回していても埒が明かないので投稿します。
今の私の実力では、このクオリティが限界でした。ぴえん。
今日もキヴォトスは青春と火薬のニオイに満ちている。
本日のD.U.地区は朝から夕方まで硝煙(くもり)のち弾幕(あめ)。
傘を差しても無駄なので、ジャガーノートを着込むか外出を控えるか、もしくは愛銃の手入れを入念に行ってください。
学園都市群の中枢たるD.U.でも、銃声の大合唱は日常的に巻き起こる。
“前”の感覚で言えば、東京都のど真ん中で爆破テロが頻発するようなものだろうか。
正気じゃねえな。
サンクトゥムタワーから距離にして30km程度のD.U.外郭区。
シャーレのオフィスビルへ通じる大通り。
スマホ画面の紙芝居上では詳細が省かれた行程を、私は現実に目の当たりにしていた。
特に真新しいものは無かった。
見慣れた混沌が視界を埋め尽くしていた。
近未来的な街並みと、瓦礫の山と、そして色とりどりのチンピラ少女。
いつものヒャッホーたちを千切っては投げ千切っては投げ。
オープニングの面子に付き従って、私は粛々と進攻していた。
相手は100人単位で待ち構えている。こちらは指揮官含めてたったの6人。
増援は無し。
連邦生徒会もヴァルキューレ警察学校も、別の暴動への対処で手一杯だからと、身体一つで敵前に放り込まれた。
“前”だったら『冗談ではない』と服を脱いでスタイリッシュに命乞いしながら逃亡していただろう。
でもここはキヴォトスで、彼女たちは精鋭揃いの生徒だから大丈夫。
生徒の身体は、訓練を積めば積むほど強靭になる。
人間以上に振れ幅も個体差も大きい。
体力作りに勤しめば、全速力で一日中でも走り回れるようになる。
逆に怠れば、“前”と同じ人間と思われる先生以下に落ち込んでしまう場合もある。
更には生徒が必ず保有する“神秘”が、彼女たちの身体能力を増幅させる。
文字通りの神秘の力。
『忘れられた神々』である生徒が持つ、理屈では説明できないエネルギー。
キヴォトスに満ち溢れる、物理法則とは異なる法則。
その成り立ちについては不明。
自分が神様であることを忘れてしまったのか、幻想郷のように人から忘れ去られた神様なのか。
まるで透明なパワードスーツで包み込むように、生徒の力を拡張する。
武器の性能も向上させて、時にはそれ以外にも超常的な能力を授ける。
有名どころでは暁のおじさんがホルス、アビドススナオオカミがアヌビス、アビドス最高峰の女体 (異論は認める) がネフティス、トリニティのミカティマス・プライマルがミカエルだったか。
私の由来はどんな神様なのだろう?古き良きアニミズムに登場するような小さな神様には違いないだろうけど。
何でただの人間が神様になっているのかは知らない。
考えようにも情報が無いので、考えていない。
とにかく生徒の身体と神秘の力。後は日々の生活と本人の意思。
これらの相乗効果をもって、彼女たちはそれ自体が戦車や戦闘機に匹敵する存在となり得る。
私もそうだと言うことにしておく。
あまり実感は湧かないけど、リオ会長のエージェントが普通ではいけないから。
とりあえず、自分が芸術的なレベルで足を引っ張らない限り、こちらの勝利は揺らがない。
正直、私は要らないけど、ここまできて見学していたら顰蹙を買ってしまうので、頑張って参加していた。
お互いにひっくり返った車や倒壊したビルの一部を使って隠れんぼ。
モグラ叩きの要領で、頭と銃をピコピコと覗かせながら銃撃戦。
居場所や動きを読まれた人から、顔を出した瞬間にヘッドショットを決められて退場。
数を減らして弾幕が薄くなったら、頃合いを見て前進。
そしてまたモグラ叩き。
何の変哲もないチンピラ相手であれば、その繰り返しになる。
『ハスミはカイザーPMC社屋の屋上へ、時計回りに敵スナイパーと擲弾兵を排除。スズミは――』
先生の指揮の下、タンタンと動く的を撃つ。
本当に凄い。
何も考えなくていい。
先生の指示に従うだけで、敵の数がどんどんと減っていく。
彼の指揮能力の方がよっぽど魔法染みている。
私は原作知識という変ちくりんな情報源があるから従うことに問題は無いけど、他の子もやたらと素直に指揮下に入った。
『生徒が先生に従うのは自然なことだから』と。ほむん?
防護服の類は付けていない。
無駄ではないけど、効果が薄い。
チンピラでも、ロケランや戦車といった重火器を気軽に持ち出してくる。
重い服を着てモタモタと歩いていても的になるだけだから。
だからやられる前にやる。
ヘイローのシールドが効いているうちに動いて倒すのが一番だった。
今日の主兵装はアサルトライフル。
外見はシュタイアーAUGに近い。
単に見た目がSFチックでカッコイイから選んだ。
構造も基本的には元ネタと同じ。
性能はキヴォトス基準で普通の銃器。
私が持つ神秘による若干のバフを加味して、あらゆる性能が“前”のそれよりは向上している。
キヴォトスにおける兵器の大半がそうだ。
みんなデザインで銃火器を選んでいる。
性能はカスタマイズでどうとでもなるから。
キヴォトスの科学技術と物流システムは (たぶん) 世界一。
どんな武器にも、“前”よりも充実したオプションパーツが用意されている。
特にミレニアムでは、水鉄砲だろうと火炎放射器だろうと思いのままだ。
余程の僻地でもない限り、何処へ行っても、大体のメーカーの、あらゆる武器のパーツが手に入る。
ドローンのトランスポーターが幾らでも運んでくれる。
学校にはSIG P210によく似た自動拳銃を相方として登録している。
他の銃火器も状況に合わせて使っている。
持ち銃以外でも威力が落ちることは無いので問題ない。
皆もそのようにしている。
ただヒナさんのように強い神秘を持つ生徒は、愛銃であったほうがいいのかもしれない。
強い神秘を持つほど火力も跳ね上がる。
ARはバレルをヘビーに交換して、強装弾を運用できるようにカスタマイズ。
連射性能を犠牲にする代わりに、一発の威力を高めている。
キヴォトス人は頑丈だし、ここでは戦争用の乗り物が乗用車と同じレベルで一般に流通している。
豆鉄砲をばら撒いたところで嫌がらせにしかならない。
ブラックジャック先生も言っていたが、喧嘩で重要なのは手数ではなく、どれだけ相手にダメージを与えるかだ。
有効打を与えるためには、どうしてもパンチ力を重視する必要があった。
あとスコープは邪魔だから外している。
どうせ呑気に照準を合わせている余裕はない。
ビス、ビスと、
ハスミさんが狙撃兵や砲兵を片っ端から片付けていく。
下着丸見え黒髪ロング高身長の爆乳美女が見守ってくれるので、安心して作業を続けることができた。
…ビルの屋上を飛び移る筋力はあるのに かけっこ が遅いのはどうしてだろう?
それ以外の4人で前衛を務めて、戦線を押し上げる。
スズミさんの戦い方は教本通り。悪口ではなく、見ていて安心するという意味で使っている。
服装も落ち着いていて、違う意味でも一安心。
教科書通りだとそれを逆手に取られてしまう危険はあるけど、閃光手榴弾に閃光手榴弾、さらには閃光手榴弾といった工夫を凝らしているので大丈夫だろう。
チンピラをバリケードごと吹き飛ばすフラッシュ・バンは、ただの攻勢手榴弾でしかない気がするけど気にしない。
関係ないけど、スズミさんのお宅を訪問する時は耐爆服を忘れずに持っていこう。
ユウカ先輩の太ももとシールド発生装置が銃弾の嵐を正面から受け止める。
ヘイローのバリアを疑似的に再現していて、戦車の主砲でも2~3発は耐えられる。
しかも脳波コントロール…じゃなくて、単位相指向性を有していることから、シールドの内側からは攻撃できるという逸品だった。
詳しい理屈は門外漢なので分からない。
セミナー役員や、エイミのような信頼できる一部のモニターに供給されている。
先輩もエイミも、自前の分厚い複合装甲を装備しているので要らなさそうだけど…言ったら怒られた。
頭を『挟まれて』絞め上げられた。
死合わせだった。
ごめんなさい。
閑話休題。
毎分850発の速度で吐き出される9mmパラベラム弾が、SMGらしからぬ命中精度でヘルメットやお面を叩き割っていた。
ネル先輩の廉価版みたいだった。
会計士があそこまで動けるのは、1日3回は暴走するミレニアム製ロボットたちのおかげでもあるんだろう。
チナツちゃんも紙芝居では目立たなかったけど、ハンドガン一丁でよく動いていた。
一年生で風紀委員会の幹部を任されるって、かなり凄いのに、あんまり注目されなくて何だか不憫だ。
きっとアコさんちゃんの横乳が目立ち過ぎる所為だろう。
ただ、格好はちっとも不憫じゃないどころか大胆だ。
三つ編みゴスロリ赤タイツ黒縁眼鏡って、よく考えなくても色々と凄い。
素材が良いので痛々しくはならずに済んでいた。
そうこうしているうちにシャーレのオフィスビルが見えてきた。
やたらとデカい正面玄関は、どこか神殿の入り口にも似た神秘的な雰囲気を纏っている。
最後の障害は、その前に陣取るクルセイダーⅠ型戦車と、スケバン (RL) 、スケバン (MG) etcの随伴歩兵たちが12人。
クルセイダーちゃんを盾にキュラキュラと迫ってきた。
『まさか巡行戦車まで保有しているとは…!』
『あーもうっ、あと少しなのに!』
先輩の機嫌はカチコミに来た時よりも悪くなっていた。
通信機越しの声を聴くだけで、彼女のしかめっ面が目に浮かんでくるみたい。
いきなり戦場に駆り出されていることと、早くミレニアムに戻って諸々の再建資金を捻出したいことと、他にも要因がありそうだが分からない。
私が自己紹介してから悪くなった気がする。
ちょっと緊張と興奮でおかしなことを口走ってしまったかもしれない。
機密は漏らしていないし、嘘も付いていない筈だが。
それは後で考えよう。
足は止めない。
戦車
『もうひと踏ん張りだ。全員、ユウカのリチャージが完了したら行くよ』
既に弾幕は、開戦当初に比べれば遥かに薄くなっている。
向こうの練度は相変わらずの粗撃手ばかり。
感情がそのまま動きに反映されているので、思考を読み取り易い。
焦って前に出る。怯えて手近な遮蔽物に飛び込む。意図的に隙を見せれば喜んで飛びつく。
そんな感じだから問題は無い。
ウラキ少尉、吶喊します。
クルセイダーちゃんの2ポンド砲が火を噴いた。
『バアン』とも『ドオン』ともつかない、幾つもの銅鑼を一斉に叩いたかのような轟音が鳴り響く。
見てくれこそ“前”の世界の骨董品だが、キヴォトスの科学技術で徹底的に強化されたその中身は別物と言っていい。
AIによる機械的なサポートが充実していて、原作でファウスト様がそうしていたように、ワンオペで全てを賄うことができる。
砲弾の射程距離も貫通性能も段違いで、直撃すれば並の生徒は一撃で失神する――そう、気絶するだけ。もう驚かない――。
更には乗員が保有する神秘の力であらゆる性能が上昇するというおまけ付きだった。
「この!」
ユウカ先輩がシールドを展開しながら戦車の正面に躍り出る。
弾着の轟音。
先輩のいた場所を中心に、周辺一帯が飛び散るコンクリートと噴煙に包まれる。
バリアが爆風や熱、破片を完璧に弾いている音を確認しながら、こちらも動く。
先輩に合わせてプ〇ウスっぽい形状をした乗用車の陰から飛び出す。
車は壊れているのでミサイルの代わりにはならない。
自力で頑張ろう。
チンピラ連中が弾幕を張る。
密度は極めて不均等。
致命的に薄い箇所が常に発生しているので、そこを伝って直進する。
ブライト艦長が見たら『何やってんの!』と叱責すること間違いなしだろう。
弾幕に対しては、左右にかわすよりも真っ直ぐ進んだ方がいい。
最短距離で接近できるし、弾幕の中には敵が居ない。
弾を避けることに集中できるのでむしろ安全だったりする。
正面のスケバン (SMG) に照準。
初弾で相手の視線を誘導。頬を掠める銃弾に数瞬、気が逸れたところに次弾を直撃させる。
ひとーつ
2時方向、悪いクルセイダーちゃんの陰からヘルメット頭が顔を出す瞬間に合わせて弾を置いておく。
ふたーつ
6時方向、ARによるロックオン、銃口だけ向けて発砲。
狐のお面に着弾を確認。
みっつ
9時方向、ビルの10階からスナイパーの照準を向けられている。
ハスミさんが順番に対応するので焦らず、回避に専念する。
2回避けたところで悲鳴と共に攻撃が止んだ。
よっつ
11時方向、RLが発射体勢。
砲身から飛び出た直後の成形炸薬弾を狙撃して阻止。
いつつ
後ろにも目を付ける。
右にも左にも上下にも付けておけばひと安心。
もちろん、本当に目玉が生えるわけじゃない。
ただ『気を配れ』とか、『上下左右を同時に確認しろ』という心構えの話だ。
獣耳を生やしている子は居るが。
戦車に接近。
3発目の砲弾をシールド消失ギリギリで受けきったユウカ先輩は、充電するために後退。
ここまでくれば、難しいことは何もない。
先生以下、周囲の手厚いサポートのおかげで護衛の兵士は全滅させた。
歩兵を失った戦車が接近を許してしまえば、もうどうしようもない。
既に集中砲火を受けて駆動系に被害を受けた戦車が黒煙を上げていた。
キヴォトスでは、どんな小さな弾丸でも、MBTの正面装甲に穴をあけることができる。
生徒の持つ神秘が物理法則を超える。
どれほど分厚い壁であろうと、対象を僅かながら侵食して崩壊させる。
同じところに当て続ければ、ゴリアテだろうとビナーだろうと穴が開く。
ゲームの紙芝居を眺めている時は、まるでハンドガンで戦車に挑むような描写もあったが、実際にキヴォトスでは無謀とは限らない。
それは奇しくもブルーアーカイブのゲーム画面のように、相手のHPを削り切る作業にも似た感覚だった。
ただし、流石にハンドガンの弾では非現実的なレベルで時間がかかるので、そこは“前”と同じように対戦車ライフルを使ったり、弱点を狙うことで効率化を図ることになる。
科学の力と神秘の力がせめぎ合い、魔法染みたテクノロジーと物理的なミステリアスが鎬を削る。
それがキヴォトスにおける戦いの常識だった。
機銃と主砲の射線上から身を逸らしつつ、いつものように手榴弾を砲口に投げ入れる。
ミレニアム製のグレネードは、ゴルフボール大のサイズでちょっとした隙間へ簡単に放り込めた。
火力も十分で、一発で砲身がしめやかに爆発四散。
後は弾薬に誘爆して終了。
運転手は大丈夫かな?
最後の障害を突破できた。
首尾よく先生はシャーレの中にエントリー。
残りの面子は、リンちゃんさんたち増援が駆けつけてくるまで、周辺の警戒に当たることになった。
本当は最後までお供するのが当然だけど、先生が断った。
原作では何事も無く進入してワカモとエンカウントできていたけど、目の前のこの風景が、私が持つ知識の通りに進む保証は何処にもない。
敵は勿論、罠の類が設置されているかもしれないのに。
しかし先生は『一人で行きたい』と頑なだった。
彼はワカモと二人っきりで会う必要があると感じているのかもしれない。
先生に『ふぉーりんらぶ』したワカモが、彼の傍らに立つ女性を見て戦闘態勢に入ってしまう可能性はゼロではない。
“2周目”だから分かっているのか。
『大切なのは経験ではなく選択』だったっけ。
その割に『前にもこんなことがあった気がする』と経験を活用している場面が多々あるけど。
まあ、いいか。
よくは無いが仕方がない。
結局、その後も何事も無く経過した。
ほどなくしてリンちゃんさんが到着。
先生の後を追ってビルの中に入っていった。
それから間もなく、ビルの防弾ガラスを突き破り、ワカモが飛び出してきた。
黒を基調とした着物風のドレスに狐面を付けた生徒が、横転したトラックを文字通りに跳ね飛ばしながら逃げていった。
ちゃんと先生に一目惚れしたらしい。
更に10分ほど経過してから2人が出てきた。
リンちゃんさんがサンクトゥムタワーの復活を宣言するシーンに突入した。
ユウカ先輩たちが各々の母校と連絡を取り合う。
混乱に歯止めがかかったことを確認して、安堵のため息をつく。
そして今後の復興にかかる手間暇に思いを馳せてクソデカため息をつく。
シャーレ周辺の後片付けも粛々と始まっていた。
中東の紛争地帯を思わせる半ばゴーストタウンと化した市街地に、土木業者とドローン重機が押し寄せてきた。
機械の製造元は大半がカイザー重工業。
作業員も同じく。
この頃からだいぶ侵食されていたんだな。
慣れた手つきで、まずは周辺一帯の清掃から始めた。
あっという間の、洗練された無駄の無い動きだった。
それはキヴォトスのイカれた技術水準を示す光景であると共に、街並みが崩壊するレベルのテロリズムが、日常に溶け込んでいることを意味することの証明でもあった。
建築キングダムな光景を眺めながら撤収作業。
お互いの健闘をたたえ合って解散。
それぞれの縄張りに戻り、引き続き秩序を回復するために奔走する。
「まだ一年生なのに大したものです」
「正直、ミレニアムに対しては機械任せのイメージを持っていましたが、貴方“たち”のような戦闘員も居るのですね」
「私は会計士です!」
「私も一年生なのですが…」
帰り際、ハスミさんとスズミさんがえらい褒めてくれた。
ユウカ先輩は大腿四頭筋をプリプリさせながら抗議していた。
チナツちゃんのことをスルー気味なのはゲヘナだからか。
何だか単純に肯定してもらえるのは久しぶりな気がして感動した。
“前”はゴミのような人間で、舐められたり鼻で笑われてばかりだった気がするから、余計に。
『お前やるじゃねえか。ちょっと遊んでけや』
『キミ凄いね!アスナと遊ぼう!』
嬉しいんだけど、何というか今までは、
『また貴方!?今度はチクタクヘルメット団をビルごと潰した!?いい加減にして!』
『まあ、この程度なら及第点ね。次に行くわよ』
『ジャブジャブヘルメット団の“マイホーム”完成祝いだ!船出の前に、魔女の泣きべそを拝ませてもらうよ!』
罵詈雑言かバトルジャンキーなお誘いか、後は事務的なものが多かったので、逆に違和感を感じてしまっていた。
あと違う。潰したんじゃなくて勝手に潰れたんだ。大事な根城に、爆発物をアホみたいに溜め込んで人を誘い込むからドンパチするうちに自然と引火して…ええと、それは関係ない。
とにかくストレートに認めてもらえるのはありがたい。
もう少しお話を続けたかったけど、ユウカ先輩が情け容赦なく撤収を告げてきたのでお別れとなった。
首根っこを掴まれて、引きずられるようにその場を後にした。
色々と大きいハスミさんにしがみ付くことで抵抗を試みたが、先輩の強靭なハムストリングスには敵わなかった。
あーれー。
「帰るわよ、運転よろしくっ!」
「おいっす」
ハンヴィーの運転席へ、強制的に着席。
エンジンの始動スイッチをON。
雲が晴れたD.U.地区は再び快晴へ。
先生をはじめとした、本日お世話になった人たちへお手手をブンブンしながらアクセルを踏む。
抜けるような青空の下、ミレニアムへ向けて出発する。
大きな物語に関わることができた喜びと、
大きな物語に関わってしまった不安を胸に帰路に就いた。
ざっくりとした今後の方針ですが、
メインストーリーのミレニアム編については、力を注いで描写する予定です。
それ以外は端折ったり、オリ主はスポット参戦で短く済ませたりする可能性があります。
…え、いつも短いって?……概ね原作通りに進むという点は変わりません (目逸らし) 。