命をォォォォオ燃やせェェェェェエ!!!(ガチ)   作:ツーカーさん

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銀狼ちゃん無事アタリました。効果命中120%、会心ダメ80%、会心率14%というなんとも言えないステになりました。
ちなみに配布武器を装備させました。餅武器を揃えられる余裕はありませんでした…刃ちゃんとカフカさんも揃えたいんや…。

今回はダイジェスト形式、会話メイン。
作者の趣味が100%詰まったので蛇足話。雰囲気が壊れてますので、読まなくても良い部分です。


第4話 喧騒の祝福と友愛の結晶、時々ベロブルグとの交流

 

 あいも変わらず都市ベロブルグの上空のみが鮮やかな青を映し出している…そんな昼下がり。

 

 「あははは!!先生ってばアタシを芸能科の生徒だと思ってたの?」

 

 ベロブルグ学院屋上で快活な笑い声が響く。

 その声の主は、昨日の講談後にて蚩尤が気に掛けていたセーバルである。

 

 「あぁ…でもまさか機工科とは思いもしなかった…」

 

 「ふふふ、これでもセーバルはランドゥー家の才女って呼ばれてたのよ先生。だから、難しい事でも簡単にこなしちゃうの」

 

 「成る程…あくまでロックは趣味というわけか…」

 

 「ン〜。それもちょっと違うかも」

 

 「何?」

 

 「アタシはね、この寒波と裂界についてずっと疑問に思ってたんだ。もしかしたら原因は『星核』にあるんじゃないかってね。ロックはもちろん大事。でも、小さい頃から謎に思ってたこの答えが…アタシの中で夢になった。ロックよりも大きなね。だから、私は機工科にいる。ベロブルグの軍事には機工も重要な役割を果たしているからね。ベロブルグの軍に入るのにこんな簡単な事はないし。もし、軍に所属したら真っ先に研究部に入って『星核』について研究するんだ。ていうか、そこでしか星核の研究が許されていないの。何でかは知らないけど…。けどまあ、もし研究が終わったらアタシは生涯、ロックに命を捧げる予定だよ!趣味で終わらせたくなんてないしね!」

 

 「そうか…壮大な夢を持つことは人の生きる活力になる。セーバルの夢、そしてロックに俺は敬意を持って応援するとしよう」

 

 「そんな畏まらずに応援しなくてもいいのに〜」

 

 「長く生きる者ゆえの羨望だ。素直に受け取っておけ。若者」

 

 「そう?それじゃあ、折角の先生からの応援を貰ったことだし、此処は盛大に祝歌をあげようじゃないか!」

 

 「あらあら、こうなったらセーバルは誰にも止められないわよ?蚩尤先生」

 

 「いいじゃないか。一度、彼女の歌を聴いてみたかったんだ私は」

 

 「彼女の歌声は誰にも負けないって私が保証してあげるわ」

 

 「随分、彼女の事を好いてるなカカリア」

 

 「もちろんよ。セーバルと私は親友だもの」

 

 ふふん、と自慢気にそう語るカカリアからは絶対の自信が見て取れた。

 普段話してる中でもセーバルの声質は良いと感じるし、親友であるカカリアからの太鼓判も合わさって期待に胸を膨らませる。

 

 次の瞬間、紡がれた少女の情熱(歌声)を聞き届けた。

 

 

 ここに1人、セーバルのファンが誕生した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 また、少し違う昼下がり、用意していた弁当も食べ終えそろそろ生徒達も自由に時間を扱い始める頃。

 

 「ジェパードはセーバルの弟であったか」

 

 「どう?ジェーちゃんとアタシって結構似てると思わない?」

 

 ズイッと、セーバルは自分の顔にジェパードの顔を抱き寄せる。

 わしゃわしゃと頭を撫でて随分と可愛がっている事がよく分かる。

 

 「顔を近づけるのをやめてくれ姉さん…恥ずかしい」

 

 「お互い綺麗な金色の髪をしているな…瞳の色もよく似ている」

 

 「でしょ!」

 

 「蚩尤先生…僕は貴方の話を聞ききたのであって、姉さんとこんな戯れをしに来たわけでは…」

 

 「まあ、そう姉を邪険にしてやるな。それに俺の話などいつでも聞けるだろう。今は姉との時間を大切にしておけ。学校が終わった後はこの屋上にいるか、街を適当にブラブラしているぞ」

 

 「しかし、先生が仰っている将軍様の話はこのベロブルグの防衛戦において何か活用法があるのではないかと…早期に知りたいのです」

 

 「中学部でそんな事を気にしていてどうする。まあ、そのベロブルグを守護するという、クリフォトにも大守護者様にも喜ばれるだろう精神には感服するが…もう少し姉の珍妙な発明品の様に趣味を作った方が良いと思うぞ」

 

 姉とは対照的に頭が固いのは…戍衛官候補生という立場の重みを感じているためか。

 ランドゥー家というのは、王の盾と呼ばれるだけあり、随分と優秀な人材が多い。

 

 「そうだよ〜ジェーちゃん。幾ら何でも模範生過ぎるって」

 

 「……分かりました」

 

 「お、今日はいつもより納得してくれるの早いね?」

 

 「…諦めたんだ。こういう時の姉さんには勝てない…ってね」

 

 「そんな悲しい事言わないでよ。ジェ〜ちゃ〜ん」

 

 だれにでもわかる嘘泣きで、じゃれついている。

 セーバルは余程弟の事を溺愛しているらしい。今回の短い間の会話だけだがそう感じ取れた。

 姉の抱擁を若干、鬱陶しそうにしているジェパードにこれからの約束を告げた。

 

 「まあ、あの将軍の坊の話は6時限目が終わった後にでもしてやろう。これは、約束だ」

 

 「貴重なお時間を設けていただきありがとうございます」

 

 「砕けた口調で良いというのに…」

 

 良くも悪くも、彼は真面目過ぎるという印象を受けた。

 まあ、返っておちゃらけるのが彼にとっての毒でもあるのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ふとした瞬間に問う。

 

 「ナターシャは何処で医療を?」

 

 「……蚩尤先生でしたか。急に話しかけられると驚いてしまいます」

 

 驚いた様子でナターシャは振り返る。少し体が跳ねていたので可愛らしいと心温まったが、実験中に声を掛けてしまったのは完全にこちらの非、すぐに謝った。

 

 「すまない。実験中に声をかけてしまったな」

 

 彼女の前にはいくつかのフラスコと実験器具が置かれている。

 何かを調合していたのか、目を離しているうちに、彼女が手にしているフラスコ内の液体の色は緑色の柔和した雰囲気の液体になり、実験が成功した事が見られた。

 

 「完成したのか?」

 

 「素材を適量に調合したのでおそらく成功しているとは思いますが…何処かの先生が急に話しかけてきてしまったので、もしかしたら失敗しているかもしれません」

 

 「すまない…」

 

 「意地悪を言ってしまいましたね。すみません。…試しに飲んで行かれますか?…心配しないで下さい。ちょっとした滋養強壮作用があるだけです。もし、本当に失敗していたとしても身体に害はありません」

 

 「俺には意味をなさないと思うが…」

 

 「そう言えば、先生は奥さんからそういう祝福を受けているのでしたね」

 

 「なんでも、永遠に愛し合いたいからだそうだ…」

 

 「毎度聞いて思うのですが…彼女、重くないですか?」

 

 少し引き攣った笑みで言うナターシャに、軽口を交えながら応える。

 

 「五万年も付き合えば軽くなる」

 

 「そういうものですか……それで、私が何処で医療を習ったか。でしたっけ?」

 

 「ああ」

 

 「簡単ですよ。私の養親が医者だったので、自然と興味を持ったんです。そこから、2人に簡単な応急処置から教えられて…この学院に入り、今は本格的な知識と技能を習っています」

 

 「という事は、君も将来は医者に?」

 

 「ええ、そのつもりです」

 

 「何故なのか聞いても?」

 

 「たくさんの苦しんでいる人を放って置けないから…では駄目ですか?」

 

 「駄目ではないよ。…ふふ、だが、俺の妻が聞けば喜ぶ精神性だろう。無論、俺もな…。ナターシャに豊穣の加護があることを祈ろう…」

 

 「ありがとうございます」

 

 やんわりと彼女は笑って、実験道具の片付けを開始した。

 私も突然の訪問の謝意を込めて、片付けを手伝うことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ねえ見てよ先生!カカリアが私の誕生日にコレを作って来てくれたんだよ!」

 

 セーバルが興奮した様子で掲げるのはギター…らしきものだったが、いつもと形状が違うことに気づいた。何より、色はセーバルらしからぬ、ちょっと落ち着いたイメージ。白黒の銀で装飾され、クールという表現が正しいだろうか。

 

 「いつもと形状が違うな…カカリアの自作か?」

 

 「それはちょっと違うわね。元々、図面はセーバルが描いていたものよ。ただ、原材料が高価な物で…中々製作に踏み切れていなかったようだったから…私が作ることにしたの。これでも私、大守護者の後継者だからね。お金なら十分にあったの」

 

 満足した顔でそう語るカカリアの横には勝利のVサインが手によって象られていた。カッコつけおって。

 いつ見てもこの2人の友情は眩しい…この場に俺が居てもいいものかと何度か思った事がある。

 

 「こんな最高なプレゼントは今まで無かったよ!本当にありがとう!カカリア!」

 

 「私も貴女が喜んでくれて嬉しいわセーバル」

 

 「って、あんた先生にそれ言っていいの!?」

 

 遅れてそう反応するセーバルに、何のことかと疑問に思うが、すぐに大守護者の件かと思いつく。

 確かに、一応の一般人である俺にそんな事を伝えても良いものか?

 

 「別にいいでしょう?ここまで仲良くなった先生だもの。それに、先生は空から来た宇宙人…って奴なんでしょう?それに今までの話を聞いてる限り他の国の秘密の一つや二つ結構知ってるんじゃないの?」

 

 「いやまあ、確かに知ってはいるがそんな理由で重要な事を告げられてもな…」

 

 「先生は私達に希望を持たせてくれた。寒波に脅かされているこの星にだって、いつかしてくれたの話のように、天外からくる開拓の神様がこの星を救ってくれるかもしれない。……そんなお話に頼らなくても大守護者になる私がこの星を救ってみせるとも思わせてくれた。…本当は不安だった事も、先生が話す物語で色々勇気付けられたの…それに、私は先生を悪い人だと思ってないわ。信頼出来る人だって思ってる」

 

 「そっか、カカリアがそう言うんなら問題ないね!私も先生の事は信頼してるよ。先生の話す物語から熱いロックを感じたしね!空の上の星々には色んな音楽があるって事も知ったし、色んな技術が発展してるってのも聞いた。だから私は、この星で自分のやる事を全部終えたら旅に出るって決めたんだ!それがいつになるかは分からないけどね」

 

 「抱える難問も多いと言うのに…よく言ったな。だが、喜ばしいと思ってしまうのは年寄りの思考か…この星の問題もお前達が生きているうちに解決すれば良いな」

 

 「私の代で全てを終わらせて見せるわ!」

 

 「私だって、出来る限りカカリアのサポートをするよ!」

 

 「流石、未来の大守護者様とその親友だな」

 

 熱き決意を抱いた2人の女傑に、あらん限りの祝福を祈る。

 

 盛り上がりついでに、スーパーエレクトリック演奏器でセーバルが新曲を披露してくれた。

 素晴らしいライブが終わった後に、名前が長いと言う事で、スーパーエレクトリック演奏器は「エレキ」と名前が改められた。

 

 因みに、騒音被害で監督責任のある私は少しばかしリーチェ先生から怒られた。

 勿論、カカリアもセーバルも怒られた。

 まあ、放課後だからといって、好き勝手騒いでいいわけも無いからな……。

 

 

 

 




「アタシの知ってるカカリアは屋上でよくアタシの歌を聴いてくれた…今の大守護者様はそんなことしない……する暇がないんだ」




すっごい勘違いしてました。
セーバルとカカリアはベロブルグ学院ではなく、士官学校に通っていた様です…。
もう唯一校とかこの小説では述べてしまったのでそのまま押し通ります。
セーバルとの同行クエスト中にセーバルとの会話から聞き出せました。……やっぱり記憶頼りに勢いで書くべきではないですね。ストーリーを履修できる様、ネット上にアップロードしてる方には感謝しかない。
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