命をォォォォオ燃やせェェェェェエ!!!(ガチ) 作:ツーカーさん
「うわっ、なにこの方エッッロ!ゲットしなきゃ!!」
現在特別星軌チケット80枚。カフカさん用にも残したいので早めに降臨される事を祈る。
事の顛末を話し、カカリアとともにセーバルに爆笑されてから三週間。
カカリアはもう学園では余り見かけることはなくなってしまったが、それでも連絡はセーバルを通して取っている。中々に大守護者になるための手続きとは大変のようで、連絡は事あるごとに遅れているらしい。
それを聞いて思い出すのは、グレーシャの執務室で文字通り山の如く積み上がっていた書類の量、誰の目から見ても大守護者という道は過酷である事は想像に難くない。
長の立場となってか、それに何処と無くあの
自分は根無し草の放浪者が一番だろう。蚩尤はそう考えた。
同時に、カカリアを心配し始める。2ヶ月くらい前の話だが、カカリアは自分の横っ腹を気にしていた。
理由としては簡単で、大守護者になる以上正装で過ごさねばならず、その正装が横っ腹から太ももにかけて露出したような奇抜なデザインであり、これからデスクワーク中心の環境になる為、太る事を懸念しているのである。カカリアとて女性、それも見た目も麗しい美女であると蚩尤も分かっている。中々の屈辱ではないかと…グレーシャに問い質したところ、体調管理をしっかりしなければ、長としての示しもつかず、女性としての恥辱も味わう…故に基礎とした生活基盤が安定するという…なんとも強引な痴態対策と体調管理法であった。
横の露出部分以外にも問題は数多くあると蚩尤は感じていた。そもそも、横っ腹以外にも肩を露出させているし、着ている服を一枚でも剥がせば肢体の形がくっきりと分かる妙に危ないところを攻めた黒いハイグレだ。それも結構透けている。足も同様に黒ストで結構透けている。しかも何故太ももを強調するようにパツパツなんだ。
肌触り滑らかな白生地の前掛けと勲章を飾り付ける為の緑の帯を除けばそれこそカカリアは痴女である。街中の女性でもそんな奇抜な格好はしていない。大守護者だけ倫理が可笑しいと蚩尤は猛抗議したが、それが伝統だとグレーシャに言い通せられた時は建創者達の歴史に寒々とした感情を向けたものだ。
ともかくまあ、カカリアへの心配はそんな所だ。カカリアからは「父親じゃないんだから…そんな事でグレーシャ様に抗議するなんて…全く何考えてるのよ。でも、ありがとね先生。私もちょっと…って思ってたから嬉しかったわ」と苦笑混じりに言われた。
一先ず納得はしてないが、許容はしたのでカカリアの衣服の件は当分放っておくことにした。
気分を切り替え、また今日も講談にて世界の一雫を語る。
♢
「あの、蚩尤先生。大丈夫ですか?」
「………あぁ」
返事が遅れているし、そもそも声に覇気が無い。何より、こちらを見る目はぼんやりとしていて、濁っている。目の隈も酷い有様だ。
ナターシャはここまで弱った蚩尤の姿を初めて見た。
「一体何日間寝てないんですか?」
「2ヶ月」
ふむ…と少し考える。
端的に考えても、不眠症なのは明らかだった。
「心的要因ですか?それとも…物理的な?」
「……物理的要因以外にあるか?5万年も生きて、500だった若かりし頃ならまだしも、感情に振り回されるような事は5桁をいってからそもそもない。単純に睡眠の時間が取れていないだけだ…」
感情に振り回されていないと言っておきながら、その発言には若干の苛立ちがあった。
今まで物腰柔らかで優しいイメージがある蚩尤先生の声からは想像も出来ない声だ。
「…一体何故そんな激務を?先生は講談を終えればそのまま校内をほっつき歩くような暇人ではなかったのですか?」
「言い方……まあ当たっているがな。…俺が謹慎から解かれた後…2ヶ月と10日くらい前だったか。下層部の重鎮から依頼があってな。下層部の方でも蚩尤殿の講談を開いて欲しい、とのことだった。君の言うように暇人だった俺は二つ返事で了承し、リーチェ先生と共に細かい日程を決め、実際に講談の場に立った。するとどうだ、並々ならぬ人集りが出来ているじゃないか。元々、下層部の学園に通えない子供達を中心に話を聞かせるという約束だったものが、普段の講演の拡張版みたくなってな……」
「それで、人気を集め、ベロブルグ各市内で引っ張りだこ状態になった訳ですね」
「あぁ、その通りだよ。名探偵ナターシャ」
「答えをそのまま教えてもらったのに名探偵とは馬鹿にしてるのかしら?」
「すまん。そんなつもりはなかった」
私が少しでも怒った振りをすると、彼は顔を青くして、途端に後ろ手になる。
その様子が年上と理解してても愛らしくて癖になる。こういうおふざけも何度かしてるのに、彼は一向に慣れていない様だ。
冗談だと伝えてお茶を濁した。
「ふふっ、軽い冗談ですよ」
「君の笑顔は偶に俺の嫁を想起させるからやめてくれ」
「毎回、聞いて思うんですが、そんな恐妻ですか?」
「普段はこの宇宙の誰よりも慈悲深く慈愛に満ちた心を持っていると断言しよう。俺が絡むと途端に人間臭くなる嫉妬深い女だ」
急に惚気られ、苦笑するしかない。
彼に妻が居る事を知っている生徒は大多数だが、恐妻であり宇宙の神々の一柱である事はあまり知られていない。
ベロブルグ内で知っているのはただ唯一、ナターシャだけだ。
蚩尤先生が何故自分にだけこんな話すのかは、よく分からない。理由を聞いてみると『そうだなぁ…なんと言えば良いか。君は俺の妻に似ている。それは雰囲気か、接し方か…君と話していると妻を思い出す。だから、口が軽くなってしまうのかも知れないな』…と言っていた。
しかし、私がそんな神さまと似ているとはとても思えない。自分はそんな存在ではないし、薬師という神が目指す全宇宙から死滅と衰弱、厄災を無くすなんていう壮大な目標がある訳ではないし、そんな力もない。私の力は酷く小さく、出来ることも限られている。蚩尤先生はそれを完全に否定したけれど。未だに私は彼の言葉を半信半疑に思っている。
「……話は戻りますが、休まないんですか?」
「そうだな…当分休むつもりはない」
「どうしてですか?蚩尤先生がそんなに身を削る事でもないと思いますが…」
「……ことベロブルグに於いて、娯楽が極端に少ない事はわかった。精々が読書、音楽、演劇、大道芸といった具合だ。それらも他の星と比べれば数も少なく、質も高いとは言い難い。他の星へ行けば電子の世界が広がり遊びの幅が多種多様に増えている、より高度なスポーツ格闘技の観戦も盛り上がりを見せているし、ある星では宝石達の開くカーニバルが開催され、またある星では雪を造形し様々な形で人々に見せ合う祭りもあった。ベロブルグに於いてそんな祭りなど資源の無駄であるし出来るわけもない。人口問題だって食料問題だって山積みだ。この狭い範囲内で作物を育てることも難しく、下層部ではイモリ焼きが豪勢な食事だった。とにかく、寒波という天災と裂界の侵食であらゆる文明の停滞と娯楽の欠如が激しい。そこで現れたのが俺の講演だ。傲慢に思ってしまうが、俺の経験は聞いていて面白いらしい。とある監督が酷く感動したと言って、俺の経験を元に作成した芝居が黄金シアターで開演されるそうだ。とある小説家も俺の話を軸に新たな一次創作を手掛けようとしていた。…それから俺はベロブルグの娯楽発展の一助になろうと、そう約束したのだ。下層部の重鎮、ヒイロ殿とな」
「あの方が…?……いえ蚩尤先生、ヒイロさんがそんな四六時中働け、と無理を言う人にはとても思えません。お身体を無理になさらぬように、あるいは、暇がある時でいい。と言ってませんでしたか?」
「……あぁ。本当に名探偵だよ君は、その通りだ。何もここまで無理しろなど誰一人として言っとらん。俺が勝手に無理をしているだけに過ぎない」
バツの悪そうな顔をしながら言ったのでどうやら本当のことらしい。
少し子供の様に拗ねた声色に変化したので、彼らしくないと内心思ってしまった。
蚩尤先生の新たな一面を知れることに嬉しくなる一方、無理をする彼の姿に呆れと怒りが同時に湧いてくる。
「何故ですか?蚩尤先生が自分の身と時間を削り、ベロブルグの市民に対してここまでする理由が分かりません。時間にもっと余裕を持たせて、しっかりとした休憩時間を挟みながら講演をやった方が確実に良い筈です」
「ナターシャの言う通りだと自分でも思うよ。…だが、俺自身やっていて楽しいと思ってしまうのだ。それに、講談を終えると残念そうにこちらを見る子供達の姿を見るとな…もっと頑張らねばと活力が湧いてくる。……それに元々不死の肉体だ。疲れ知らずというわけではないが、幾らでも無茶は出来る。だから、どうか許して欲しい」
彼の瞳が許しを請う様な、懇願する様な情けない瞳で私を射抜いてくる。教師が生徒に向けて良い視線の類では無い。
これじゃまるで…親密な関係の男女の類ではないか…?
彼に見つめられていると分かると仄かに顔が熱くなる。彼は妻帯者と頭に何度も呟かせて、ざわつく気持ちを落ち着かせる。
分かっているつもりだ。分かっているつもりなのに、勘違いを起こしてしまう。
それは私だけの特権。彼の事を他よりも知っていると言う権能があるから…彼が私の事を妻の雰囲気とよく似ていると言ってくれるから…彼が、私の事をよく見てくれるから……変な勘違いを起こしてしまう。
本当にタチの悪い先生だ。
初対面の時はただの面白い先生だった筈だ。星々の輝きに触れ、私達に無限の可能性という毒を与えた張本人。
その毒は酷く甘くて、私も宇宙の冒険にときめいてしまったことがある。
今は、ベロブルグの人々から痛みと苦しみを全て取り除く手助けをするという明確な目標を抱いているが、それでも一度だけ全て放り出して宇宙の輝きに触れてしまいたくなったのも事実。若気の至りだと反芻し、過去の己を何度叱責したことか。
見当違いにも程があるが、私は彼を少し恨んでしまっていた。
彼は、私の養父を不治の病から救ってくれた恩師だというのに……。
私の養父は今までのベロブルグの医療では治療出来ない大病を患っていた。
発症当初は幾つかの医療機関を当たり、原因を究明しようとしたが、何の病気かも不明で分からずじまいに終わってしまった。その結果、対処療法を行って看病するしかない事態に陥った。私と母が看病に当たり、義兄のヴァフも必死に治療方法を探していたが、そもそもそんな治療法などベロブルグに伝わっていなかったのでどうしようもなかった。日に日に体調が悪くなる父に、私は母の看病を手伝う以外何も出来ず無力感に苛まれていた。そこで、頼ったのが当時恨んでいた蚩尤先生だった。
彼は医者だった。それはある講談の時に偶然聞けた吉報であり、最後の賭けだった。
私は先生に事の経緯を説明し、何か知っていることはないか、何か出来ることはないかと相談した。彼はこれを二つ返事で了承し、実際に家へ訪れ、見事症状を突き止めた。
そして結果は、父の完治という喜ばしい成果だった。
ベロブルグには伝わっていなかったが、他の星では医療法がしっかりと確立されていたのだ。ベロブルグ特有の風土病ならまだしも、父の患っていた病は宇宙でも比較的知名度の高い代物であり、閉鎖的なヤリーロⅥにはそれが伝わっていなかっただけの様だった。
この時、彼には感謝しても仕切れない程の恩が出来てしまった。家族も皆蚩尤先生に感謝し、それなりの交流を持つ関係になった。偶にだが蚩尤先生は私の家へやってくる。私たちの家族と中々相性の良い様で、異星の医療技術や理論なんかを聞いてはベロブルグの医療に取り入れようと父と母、そして私と兄は邁進している。
……分かっていた。彼が養父を救った時に、友愛以上の眼で彼を視てしまっている事を。
あの夜、無力感で苛まれていた私に胸を貸してくれた彼に…安心を覚えてしまった事を。
だから、今の彼の発言に納得いかなかった。
自分らしくない激情が沸々と湧いてくる。あぁ、なんて醜い女なんだろうなと自己嫌悪に陥り、言葉を喋っていいか、一瞬だけ戸惑う。
一瞬の空白の後、情けない目に情けない声で返した。
「私は…蚩尤先生に無茶をして欲しくありませんッ…」
嗚呼、声が自然と震えてしまう。何故泣いているのか自分でも理解が遅れる。さっきまで、普通に喋っていた筈なのに。
きっと困惑しているのだろう、滲んだ視界からも彼の困惑している表情が読み取れた。
「例え、貴方の肉体が不死の身体でもッ…。今っ、貴方がこんなに苦しんでるじゃないですかッ…!」
感情が抑えられない。なんで今こんな…ちょっとした言い争いで発露してしまったのか、分からない。
「2ヶ月の徹夜なんて苦にもならない。酷い経験を、もしかしたら五万年の時の中で何度も経験しているのかもしれませんっ…!」
嗚呼、本当に酷い女だ私は、彼の苦しみなんて一欠片も理解してない筈なのに、理解した風な口で、彼を責めているんだから。
「それでも私は!貴方が苦しんでいる姿を見たくありませんッ!!」
私自身、自分が出したのか疑問に思うほど、キリキリと苦しんだ大きな声だった。
もう余りこんな顔を彼に見せたくなくて、言い切ったと同時に顔を背ける。
「……蚩尤先生の子供達に向ける気持ちと、私たちベロブルグの市民の為を思ってやってくれるその気持ちはとてもありがたいです。だけど…だけどっ!…そんな自暴自棄なやり方でこちらが喜ぶと思っていますかッ…!私は今っ!こんなにも悲しみ、怒っているんですよ!!」
何故、その声が濡れている。何故、眼から大粒の雫が零れ落ちる。
蚩尤は突然の涙に混乱を招いていた。
ナターシャからは聞いたことのない声量で叫ばれ、ただ叱責され怒られていることは分かったが、悲しまれる事をした覚えはない。ただちょっと2ヶ月ぽっちの間無理をしているだけという認識の蚩尤にとっては分からない状況だった。
「待て待て待て!何故泣いている?2ヶ月寝てないとは言ったが実際は5分ほどの仮眠は毎日摂って…」
「蚩尤先生、そんな気休めにもならない事を言わないでください!たった5分の仮眠ですか?そんな暇が取れるのであれば!最低10時間は強制的に寝てもらいます!」
「えっ。おい、待て待て待て。流石に10時間も取るわけには…せめて3時間に…」
「医者に指図する気ですか?」
「……」
ゾクリと背筋が震える。
あぁ〜…この感覚は久しく味わっていなかった。やはり彼女は何処と無く薬師に似ている。
「今、私以外の女性の事を考えましたよね?」
えっ。
「えっ」
本当に薬師みたいなんだが。なんだこの子、俺が認知してないだけで薬師の分身体か何かか?
「また、考えましたね。こうなったからには蚩尤先生にはとことん寝てもらいます」
「………はぁ~。仕方ないな。一眠りしよう、ゆっくりとな。しかし、この後の予定を大幅にズラす為、少しばかしリーチェ先生と話したい。それまでは待ってくれ」
こうなった場合、俺の出来ることは精々機嫌を損ねず彼女達の言う事を素直に聞くぐらいだ。どうする事も出来ないと悟ったので、渋々とだが、ナターシャの提案に乗ることにした。女の涙程、勝てない武器はないのだから仕方ない。
「ふふ…やっとその気になってくれましたね。それじゃあ、私は蚩尤先生の家で待っていますから」
は?
「は?待ってくれ。何故俺の家なんだ?」
そもそもどうして俺の家を知って……あぁ、俺がこの前教えていたな。もし困ったことがあればいつでも相談に乗るという事で教えてたな……はぁ〜あ。
「蚩尤先生がちゃんと寝ているか、確認するためです。それに、もしかしたらこれまでのストレスで変に眠れなくなっている可能性もあるので、少しは安心するところが良いかなと思いまして、それに私が癒しの効果も与えてリラックスさせようと…」
「癒しの効果など与えなくても俺は寝る時はちゃんと寝られるぞ」
「蚩尤先生が2ヶ月も我儘を通したんです。私もほんのひと時だけ、我儘を通させてもらいます」
「……聞くが、癒しを与えるというのはどんな?」
「知っているかと思いますが、人はハグをするとβエンドルフィンやオキシトシン、ドーパミンなど幸せの麻薬というホルモンが分泌されます。ストレスの軽減や、多幸感の充実、ポジティブ思考になりやすくなるなど、良い効果が沢山あります。それを試す予定です」
「待て待て待て!ナターシャ、君の年は今年で19だろう!?まだ結婚もしていない
「私がしたいからです。貴方に。さっき、先生もそうしたいから講談されていると仰っていましたよね?」
さっきまでの涙は何処へ流れ落ちたのか、彼女の瞳は決意に満ちている。自分の持っている経験と語彙では覆せそうにない。
そもそも、対人関係自体は五万年の時に反比例して短いのだ俺は。薬師が基本傍にいたお陰で、女とこういったやり取りしたことが皆無。全くどう断れば良いのか分からない。
「………もう好きにしろ」
「はい♪好きにさせてもらいます♪」
弾んだ声でそう言うナターシャに蚩尤は何処と無くあの妻を思い浮かべた。
やはり何処か似ている。そして、安心する。五万年の時の中、彼を愛していると言ってくれたのは、唯一薬師だけだったから。
ナターシャとの添い寝は…悪いものではなかった。ここ200年はしていなかった快眠であった。
実は5000文字もあった話を序盤にコンパクトに纏めて、今回の話に作り直しました。(5回書き直し)
どの話も自分の想像力次第なのでネタが無けりゃ書けません。
難産なお題目でやってると思いますが、楽しいからOKです。待たせてすみませんでした。
ナターシャ先生のキャラが若干崩壊してますが、まだヴァフの外科手術を手伝う時に戸惑ってなにも動けなかったナターシャ先生の時期であったり、シルバーメインの野戦病院の手伝いにも言ってないので、精神的な強さが原作より無い状態で書いてます。まあそれでも十分大人びてると思いますが、本作では本格的な命を重さを味わっていない18歳のピチピチギャルだからね。あと一度感情爆発させた後だから色々はっちゃけちゃって蚩尤先生に添い寝なんてしてます。
あと一応先生と生徒の関係から蚩尤先生の前で敬語口調なのが、若干のキャラ崩壊の要因かもしれない。
因みに、蚩尤先生も薬師の前だと素が結構出るよ。だから、薬師雰囲気出したナターシャを前に若干キャラ崩壊してました。
性欲はとっくに枯れ果てているけど、愛欲はずっと乾いている男。
ナターシャと蚩尤の世間体?
バレたら死ぬよそりゃ。ナターシャが下層部で診療所やってたら別だけど。大学生と教師だしねまだ。
因みに本来の蚩尤先生なら2ヶ月どころか数千年以上飲まず食わず寝ずでも余裕で活動できるが、薬師と別れてから人として在ろうと努力を重ねた結果、人寄りの生活習慣が身についた。薬師がその様子を見たら不調と断じて『善意で治す』、蚩尤先生は複雑な気持ちになる。