気がつくと真っ白な空間にいた。見渡す限り物がない真っ白な空間が続いている
「ようやく来たか、待たせやがって」
振り返るとそこには、燕尾服を着て後ろ髪を束ねている自分に似ている者がいた
「あんたは……エース・ボガード……だっけ」
「嗚呼そうさ、そして前世のお前だ。て言ってもお前記憶がないんだったな、言葉で説明するよりこっちの方が楽か」
前世の自分、そう言ったエースは瑛須に近づいていき見た事のないバックルとIDコアを取り出し瑛須に握らせる。それはまだギーツになる前、自分がエースとして生き、仮面ライダーバッファだった頃の記憶
『君は我々にとって邪魔な存在、ここで君はゲームオーバーだ』
角の生えた紫のライダーが地面に伏している、そのすぐ目の前にはデザイアドライバーとは違うベルトをしたライダーが居た
『能力を奪われた途端にこれか、不死身のゾンビもこれで終わりだ』
『ふっざけんな! テメェらの思い通りに、道具になってたまるかぁ!』
そのライダーが取り出したのは真っ白で何も描かれていないバックル。そのバックルが輝き出し真っ白なバックルは紅い十字架が描かれた棺桶を模したバックルに変化した。それは先程エースが持っていたのと同じバックルだ
『馬鹿な! お前の能力は全て私が奪ったはず!』
「勝つのは‥‥俺だァァァァァァ!』
VAMPIRE!
そのバックルをドライバーに差し展開し、下半身にアーマーが付く。そのまま敵に走っていく紫のライダー
そこで記憶は途切れている
「今のは……」
「俺の記憶さ、まぁ最後は負けちまったがな」
悔しそうな表情を浮かべるエースだが、その体がどんどん消え始める
「‥‥チッ、時間か……」
「待ってくれ! まだ聞きたい事が」
声を荒げる瑛須の肩を掴み真剣な表情で瑛須を見るエース
「いいか、お前はまだ力に目覚めてねぇ。だが必ずあの…………の力が目覚める。その力でフランを救ってくれ」
その言葉を最後にエースは光になって瑛須の中に消えていった。
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紅の装甲に随所に紫のラインが走り背中には踵に着くほどのマントを羽織る。両手の紅爪は鋭く伸びておりギーツヘッドの複眼は右目が紅、左目が紫に変化している
「レミリア、俺一人でやる。手を出さないで」
「……分かったわ」
Scarlet Lance!
片手に自信の身長ほどある紅い長槍を出現させ、フランに向ける
「まだ行けるか?フラン嬢?」
「……アハッ!」
問いの答えのように笑みを浮かべ、ギーツに向かっていくフラン。ギーツはその場から動かず、フランの攻撃を喰らう
「なっ!どうなってるの?!」
ギーツは、攻撃を喰らう直前に場所が蝙蝠に変化して躱したのだ。フランは何度も自身の拳や弾幕を繰り出すが、ギーツには当たらない
「ッ!居ない?」
攻撃を躱され、目を離した一瞬でギーツを見失う。すると背後から長槍がフランの耳を掠め、それと同時に現れたギーツが背中の膨らみを刈り取る
「あっ」
「っと、気を失ったか」
「おーい!瑛須!大丈夫か!」
「いいところに来たな魔理沙、ちょっと頼むわ」
「お、おい!」
まるで糸が切れたように倒れるフランを抱き上げ、駆けつけて来た魔理沙に預けて刈り取った物を対峙する。それはモゾモゾと蠢き、どんどん大きくなりフランの姿を形取る。所々に植物のツタが体に巻き付き虚な目でギーツを見る
回収したゾンビブレイカーを肩にかけ、スカーレットランスをフランの偽物に向ける
「決着と行こうじゃないか」
霧が晴れる刻は近い
バトルグランプリ〜ルール〜
・全てのバックルは運営が管理している。運営の許可なくバックルは作れない
・運営が直接、転生者に危害を加えるのは原則禁止である。
グランプリのルールの掲示
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いる
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あんまり