幻想の白狐<ギーツ>   作:苺豆大福

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紅魔編はこれで終わりです。それではどうぞ


姉妹と執事の記憶

「あんた……兄さんとどんな関係なの?」

 

 霊夢がレミリアに聞いた事は兄、瑛須との関係であった。どうしてもこの2人には何かあると

 

「そうね……親しい仲だったって言ったら?」

 

「…ちゃんと答えて頂戴」

 

 一触触発、そんな雰囲気だ。2人とも目を細めお互いを見据える。だがその空気を壊したのはレミリアからだった

 

「ふぅ…、ごめんなさいね。瑛須の妹って言うからちょっとからかっただけよ。……瑛須が帰って来たら話しましょう?その方が貴方も納得するでしょうし」

 

「分かったわ。その前にこの霧を消して頂戴」

 

 霊夢に言われるまま、出していた紅霧を消すレミリア。その後美鈴を呼び出し、瑛須と魔理沙が帰ってくるの待つ。

 数分後、2人が帰って来た。まだ瑛須の顔を見ていないパチュリーと美鈴は彼を見て驚きを隠せなかった

 

「終わったのね、兄さん」

 

「嗚呼終わったよ。……レミリア全員ここに居るか?」

 

「そう言うと思ったから呼んであるわよ」

 

「ありがとう、んじゃ気になってる人が多数だと思うから話すよ」

 

 前世の記憶が戻り紅魔館でレミリアの執事をやっていた事、そしてレミリア達を逃す為に時間を稼ぎ命を落とし転生した事を

 

「う……うぁぁぁぁぁん!私達がぁ、どれだけ心配したと思ってぇ!でも良かった、良かったよぉ!」

 

「全く‥本当に……でもお帰り、エース」

 

 泣きながら瑛須に抱きついて来る美鈴と泣くのを堪えながらも優しく言葉をかけるパチュリー。騒いだからか気を失っていたフランが目を覚ます

 

「うーん?騒がしいけど……どうし…た…の…。‥‥エース?」

 

「目が覚めたか、そうだ、瑛須『エース』だ」

 

 その言葉を聞いたと同時に瑛須に走り抱きついている美鈴を引き剥がし瑛須の顔を触り見つめるフラン

 

「ウグっ!」

 

「本当に…?幻じゃ無いよね?」

 

「嗚呼、本物だよフラン」

 

 目頭に涙を浮かべ強く抱きしめ顔を瑛須の胸に埋めるフラン

 

「……今まで何処行ったたの?バカエース。‥‥心配したんだから」

 

「ごめんよ、フラン」

 

 2度離すまいと更に強く抱きしめるフラン。その光景を見た霊夢はレミリアに問う

 

「あんたは知ってたの?兄さんの記憶が戻ったのを」

 

「確信はしてなかったわ、でも私と彼しか知らない言葉を知っていたから…。でも貴方達は驚いて無いのね?てっきり取り乱すかと思ったけど」

 

「どんな事があっても兄さんは兄さんだから」

 

「そうそう、それに私達は瑛須の言葉を信じてるしな」

 

 どんな事があろうとも、魔理沙と霊夢の二人は瑛須を信じる。例え前世から転生していても、二人は今の瑛須を信じている。

 

「レミリア」

 

「何?エース?」

 

 ふと瑛須がレミリアに声を掛けた

 

「……ただいま」

 

「…!ええ、お帰りなさい、エース」

 

 紅魔館の使われなくなった部屋に一枚の文字が書かれたカードがあった。それにはこう書かれていた

 

  紅魔館のみんなが笑って居られる世界

   

                 エース・ボガード

 

 

 

 




バトルグランプリ〜ルール〜

・転生者には願いを叶えることが出来るバトグラカードが一枚渡される。そのカードに書いた願いは創世の二神によって叶えられる

グランプリのルールの掲示

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