記憶の行方
「おや? 君からこっちに来るなんて珍しいね、瑛須」
「話したいことがある」
もう夜も遅くなり紅魔館に泊まることになった瑛須達、みんなが寝静まった頃瑛須はニシラが居るサロンを訪れていた
「あらかた予想はついているよ。あの子に寄生していたジャマトの事と君の前世の記憶の事だろ?」
ジャマト、それは数百年前のバトグラで使用されていた怪物だがある時を境に使われなくなっていった。そのジャマトがなぜ幻想郷に、フランに寄生していたのか
「まずはジャマトの事からだね、考えられる物は2つ。ジャマトが神々から忘れられてここ、幻想郷に流れ着き彼女に寄生した。そしてもう一つが、誰かが意図的にジャマトを送り込み寄生させた」
「何のためにそんな事を……そもそも何でジャマトをバトグラで使わなくなったんだ?」
「‥‥瑛須、君はジャマトがどうやって作られるか分かるかい? ……あくまでも噂なんだけどね、ジャマトはバトグラで脱落した人達の魂を使って生まれるって言われた事があってね、それが原因か分からないけど使われなくなっていったんだ」
「脱落した者……か」
自分が倒した奴らも全員ジャマトになってしまったのか……。もしそれが正しいのなら自分が倒したジャマトも
「しかし、バッファのコアIDで前世の記憶が蘇るとはね。流石に予想外だね」
「イレギュラーなんだろ? 俺の様な奴は」
「イレギュラーって言葉じゃすまないよ! バトグラの歴史の中で君だけだよ、転生を繰り返しバトグラに参加したのは。一体どんな願いをカードに書いたんだい?」
「『俺がバトルグランプリに参加し続ける世界』、でも何が目的でそれを願ったのか。それまでは思い出せかった、大切な何かを探しているようなそんな気がするんだ」
「まだ完全には記憶を思い出したわけじゃ無いのか……。ちょっと待っててくれ!」
ニシラは部屋を飛び出し何かを取りに行った、しばらく待っていると2つの大きな袋に大量に入ったコアIDを持って来てテーブルの上に置く
「どうしたんだ? こんなに沢山コアIDを持って来て」
「バッファのIDで記憶が思い出せたのならこの中にも瑛須が使ったIDがあるかもしれない、これがリストね」
「あ、嗚呼。でもいいのか? ルールで俺に前世の記憶とか教えちゃだめなんだろ?」
「確かに教えちゃいけないルールだ。でも転生者が思い出しちゃいけないってルールもない。だから問題はない! ‥‥多分」
「多分って……ありがとうな」
二人で大量のIDを調べていく。全て調べ終わるのに数時間かかり、二人はもうクタクタになっていた
「全滅かぁー参ったな」
リストの大半が瑛須が思い出した内容だったので収穫がなかった。調べてないのは三つのID
「タイクーン、ロポに……ブラックギーツ? なんだ、このID?
「それは一番最初のバトグラで優勝したライダーのIDだね。でも運営のアーカイブには転生者の名前も書いてないし、そのIDもどこにあるか分からないんた。それにタイクーンとロポのIDも行方不明だしね」
「探すしか無い‥……か。っともうこんな時間か、そろそろ戻るよ」
「分かった、こっちもアーカイブを調べてみる。何か分かったら知らせるよ」
ゲートを潜り自身の客室に戻ってくる、それと同時に誰かがドアを叩く。こんな夜更けに誰だと思いながらドアを開ける
「なんだ、お前か」
バトルグランプリ〜ルール〜
・グランプリでジャマトを使用したゲームは禁止されている
・IDコアは仮面ライダーの証、紛失にはご注意を
グランプリのルールの掲示
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いる
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あんまり