幻想の白狐<ギーツ>   作:苺豆大福

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今朝ギーツを見たんですが、メンタル抉られますねあれ。救いは無いのか……


執事の知らぬ過去

「なんだ、お前か」

 

「何よ、来ちゃいけなかった?」

 

 扉を開けそこにいたのはレミリアだった、いつもの衣装ではなく寝衣の姿で頭に被ったいたナイトキャップは外していた

 

「こんな夜更けにどうした? ‥……あー吸血鬼だからいつも通りか、何か用か?」

 

「ええ、せっかく再開出来たから久しぶりに話をしない?」

 

「嗚呼、いいぜ」

 

 部屋にレミリアを座らせ俺が居なくなった後の話を聞く、俺が戦った場所から離れた場所にも捜索隊を向かわしたが発見されなかった。その後、率先して捜索していたレミリアの父親が病に倒れ、後が長く無いと宣告される。それでもなお自分の子の様に可愛がっていたエースを探す為、体に無理を重ね当主の座をレミリアに渡して晩年は寝たきりになり最後までエースの事を思い息を引き取った

 レミリアが当主になりしばらくした時、紫が紅魔館にやって来た。エースの話を聞き何かを感じたのか幻想郷へレミリア達を誘い紅魔館ごと幻想入りした

 

「そうか……そんな事が……心配かけた」

 

「いいのよ、こうして戻って来てくれた。それで十分よ」

 

 そう言って俺の目を真っ直ぐに見つめてくるレミリア

 

「ねぇ瑛須? あの時みたいにまた紅魔館に、私に仕える気はない?」

 

「……ごめん、それは出来ない。今の俺には大事な家族がいる、もちろんお前達の事も大事だ‥‥だけど」

 

 上手く言葉が出て来ない、どうにも俺はこう言う場面は弱いみたいだ。そんな俺をレミリアは手を伸ばし優しく顔に触れる

 

「そうよね、今の貴方にはあの巫女がいるもんね。無理を言ってごめんなさい瑛須」

 

 そのまま俺の肩に手を回して額同士をくっつけてこう囁く

 

「でも顔は見せない? 今まで心配掛けたんだからそれぐらい守って貰わないと」

 

「…………分かったよ」

 

「よろしい」

 

 俺の言葉に満足したのか、肩に回した手を解き席から立ち上がりドアの方へ歩いていく。ドアノブに手を掛け瑛須にこう言う

 

「おやすみなさい、瑛須」

 

「おやすみ……お嬢」

 

 ──────────────────────────

 

 翌日の昼、瑛須達の三人を見送るため紅魔館の皆は門の前に集まっていた

 

「嫌だ! まだ帰らないでよ!」

 

「ごめんよフラン……でももう行かないと行けないんだ」

 

 瑛須にしがみ付き駄々を捏ねるフラン、瑛須は日光に触れないように日傘を差している。そんなフランをレミリアが宥める

 

「こらフラン? あまり瑛須を困らせないの。嫌われちゃうわよ」

 

「う〜、それは嫌だ……‥」

 

 渋々と言った感じで瑛須から離れるフラン

 

「兄さん、そろそろ行かない?」

 

「そうだぜ? 早く行くぞ!」

 

「……瑛須、ちょっといい?」

 

 グイグイっと瑛須の両手を引っ張る二人。そんな瑛須をレミリアは呼び止める

 

「ん? どうし……」

 

 振り返ると同時に雲が太陽を隠す、レミリアは日傘を落とし瑛須の唇を食む

 

「「……は?」」

 

 重なった唇を離し日傘を拾うレミリア、放心状態の瑛須に向かってこう言った

 

「……いつか貴方を婿に迎えるわ、それまで待ってなさい瑛須?」

 

 そう言い残し館に戻っていくレミリアを瑛須は見ていることしか出来なかった。ふと後ろから殺気に似たような物を感じる

 

「「どう言う事か説明して兄さん? /くれるか瑛須?」」

 

「ははっ……どうしてこうなった?」

 

 ──────────────────────────

 

「へえ、ここにギーツが居るのか」

 

「ええ、早いとこ探しましょ?」

 

 幻想郷の何処に二人の人影がいた。その周りに妖怪が取り囲んでいる

 

「あーあ、早速使わなきゃいけないのか…」

 

「いいからささっと片付けるよ」

 

 懐からギーツが使っているドライバーを取り出しIDを付ける。そのIDにはオレンジ色の目が星型の熊の絵と猫の絵が描かれていた

 




バトルグランプリ〜ルール〜

・転生者のサポーターはゲームマスターを含め三人まで選抜できる

グランプリのルールの掲示

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