幻想の白狐<ギーツ>   作:苺豆大福

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長くなりそうなので前後編に分けます


宴会

「それじゃ買い出し行ってくるから準備よろしく」

 

「了解、気をつけろよー」

 

 霊夢が里へ食糧の買い出しに向かう、今日の夜に宴会を開くので瑛須はその時に出す料理の準備をする。しばらく準備をしていると境内から人の気配を感じた、気になり境内を見に行くと1人の男がいた。服装から見るに外来人だろうか

 

「なぁ、あんた。外来人か? 悪いな今霊夢は居ないから中に入って待って……!」

 

 遠くからでは分からなかったが近くで見ると腰に瑛須と同じドライバーが巻かれていた

 

「ヘェ〜あんたが瑛須か……」

 

「なんで俺の名前を……」

 

「まぁ細かい事は置いといて……」

 

 男は青と黄色のキャラクターが描かれたバックルを取り出してドライバーを差す、するとセットしたバックルから鼾が聞こえて来る。瑛須もドライバーを腰に巻きマグナムバックルを差し狐の形をした手を男に向け、指を鳴らす

 

SET

 

変身! 

 

「かますぜっ! 変身! 

 

MONSTER! 

 

MAGNUM! 

 

『『READY FIGHT! 』』

 

「I’m ……パンクジャーック!」

 

「パンクジャック!? どうしてここに……」

 

 マグナムシューターをパンクジャックに向けお互い睨み合う、ジリジリと距離を詰め戦闘が始まろうとした時

 

辞めなさ────い! 

 

 突如女性の叫び声が響き渡る、余りにも大きな声だったので堪らず耳を塞ぐ二人。女性はズカズカとパンクジャックに詰め寄り強く頭を叩き、ドライバーからコアを引っこ抜く

 

「このバカ! 勝手に一人で行動するなってニシラから言われたでしょ! それにここに来たのは戦いに来たんじゃなくて、顔合わせだって言ったじゃん!」

 

 変身が解除された男の頭を何度も叩く女性、そんな光景を見せられいる瑛須は固まっていた

 

「ほんっとすいませんこのバカが……」

 

「いやもういいって」

 

 居間に二人を通してお茶を出す、話を聞くに二人の名前は女性の方がバスニャ、男の方がジャグラーっと言う。しばらくニシラが顔を出せないため代わりにこの二人がサポート役をするらしい

 

「ニシラから話は聞いてるぜ、無くした記憶が戻ったと思ったら何度も転生を繰り返しているってな? いやー、ほんっとイレギュラーだよあんた」

 

「私達も力になりますので何かあったら遠慮なく言ってください!」

 

 意気込んでいるバスニャを抑えて二人のIDコアを触らせて貰う。すると微かだが記憶が流れ込む

 

『英……こっ……』

 

 緑髪の幼い女の子と一緒にいる記憶、すぐ隣には背の高い女性と妙な帽子を被った背の低い女の子がいて緑髪の子と幼い自分を見ていた。場面は変わり幼い自分が一人で古びた神社にいる、狛犬が置かれている所には黒い狐の石像が代わりに置かれていた。その神社の名前は"浮世神社"

 

 ──────────────────

 

「それじゃあ、異変解決を祝して……かんぱーい! 

 

「「「かんぱーい」」」

 

 魔理沙の乾杯の合図と同時に集まった人妖が騒ぎ出す。瑛須は隅で酒を飲みながら考え事をしていた

 

(あの記憶は何だ? 少なくとも転生前の記憶じゃ無い、じゃあ俺がここに来る前の記憶? それにあの女の子は……)

 

「何険しい顔してるのよ、せっかくの宴会なのに楽しまなきゃ損よ?」

 

 考え込んでいる瑛須の所にレミリアが来る。手には二つのグラスとワインを持っていた

 

「せっかくだし一緒に飲みましょ? 瑛須?」

 

「……分かった、頂くよ」

 

 分からない事を考えてもしょうがないので今は宴会を楽しむ事にした。レミリアからボトルを受け取り封をあけコルクを抜く、コルクを抜くのは初めてだが記憶を取り戻したからか、自然と体が動いていた。レミリアの方のグラスから注ぎ自分のにも注ぐ。

 

「それじゃ……乾杯……」

 

「乾杯……」

 

 グラスを合わせて口に含む。やはりレミリアが持って来たワインだからか、初めて飲んだがすんなりと飲めた

 

「どう? このワイン……貴方でも飲める物を持ってきたけど、口に合う?」

 

「嗚呼、とても飲みやすいよ」

 

「そう言って貰えると嬉しいわ……それで、さっきから何を「あっ! 見つけましたよー!」全く何処の誰よ?」

 

 話を遮られたからかちょっとだけ不機嫌になるレミリア。声の方を見るとカメラとメモ帳を持っている烏の翼を持つ女性が居た

 

 

 

 

 

 

 




次回は修羅場になります お楽しみに

グランプリのルールの掲示

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