幻想郷に春が来たのを春告精が告げて駆け回るのに忙しい頃、博麗神社では異変解決を兼ねた花見が行われていた。集まった人妖達が盃を交わし出された料理を食べる。ある者は騒ぎ散らし酔った勢いで弾幕ごっこを始め、周囲の者はそれを大声を上げ盛り上げる。
静かに呑んでいた霊夢がその光景に苦い顔を浮かべる
「だから春に宴会なんて開きたく無いのよ……場所の準備をするのも、あの後始末するの私と兄さんよ?少しは考えて欲しいわ〜」
「へ〜ってまさか霊夢!それが面倒だから異変ほったらかしにしてたのか!?」
「ぎくっ……」
「‥‥なぁ霊夢?な〜にか私に言う事ないか?」
ニヤニヤしながら霊夢からのお詫びの言葉を待つ魔理沙、振り返った霊夢の顔は開き直ったような表情で棒読みの言葉を言う
「あー今回は異変だったわーごめんなさいねー」
「お前!それが人に謝る態度か「す、すいません……」ん、‥‥お前は確か…妖夢?だっけ、どうした?」
二人の間に入って来たのは妖夢だった、その様子は幽々子を探しているみたいだ
「幽々子ぉ?見てねぇな……そう言えや霊夢?瑛須見たか?」
「そう言えば見てないわね……どこ行ったのかしら?」
三人が瑛須達を探しに行った時、瑛須は幽々子と紫の三人で博麗神社の縁側で雑談をしながら酒を嗜んでいた
「全く…幽々子?少しは周りの事を考えてちょうだい?」
「もう…何度も謝ってるじゃ無い?あまり怒りすぎると肌の皺が増えるわよ?」
「幽々子?また怒られたいのかしら?良いわよ?何回でも怒ってあげるから……」
「うわーん!紫がいじめるぅー」
紫から隠れる様に瑛須の後ろに隠れる、迫る紫を宥め幽々子を軽く注意した。幽々子は料理を取ってくる為席を外す
「瑛須……幽々子を助けてくれた事、感謝するわ。貴方が居なかったら……本当にどうなっていたか…」
「やめて下さいよ、紫さん。俺は大した事はして無いですから……」
「それでもよ?私の友人を助けてくれたのは変わりないでしょ?こういう時は素直に受け取るものよ?」
「アハハ…分かりましたよ、紫さん。それと‥‥一つ聞きたい事が……」
笑顔から真剣な表情で紫の顔を真っ直ぐ見る。紫は盃に酒を注ぎ瑛須の言葉を待つ、だが瑛須の質問に少し動揺した
「八雲永鈴について‥‥何か知っていますか?」
「‥‥どこでその名前を?」
瑛須が思い出した記憶の中に紫が出て来だのだが、その時に紫は八雲永鈴の事を話していた。紫と同じ八雲の名を冠し自身と同じ名前、何か関係があるのではと瑛須は考え紫に聞いた
「‥…ごめんなさい、今は話せないわ‥‥でも必ず話してあげるからその時まで待ってくれるかしら?」
そう言った紫の顔は何処か寂しそうに、瑛須には見えた。すると花見をしている場所から自身を呼ぶ声が聞こえてくる
「ほら?愛しい妹が呼んでいるわよ?行ってあげなさいな?」
「‥…分かりました、行ってきますね」
探していた霊夢の所に行く瑛須の背中を見送る紫、その後ろから藍が現れて紫の隣に座る
「よろしいのですか?"あれ"を瑛須に渡さなくても……」
「まだ……その時じゃ無いわ?もう少ししたらこれを瑛須に……」
紫は隙間からとある箱を取り出す、箱を開け布に包んだ物を取り出す。それは………黒い狐の絵が描かれたIDコアだった
「もうすぐなのね?永鈴……」
もう少しだけ続くんじゃ!次回波乱の花見 お楽しみに
東方キャラが変身するのは
-
よろしくてよ!
-
うーん?