幻想の白狐<ギーツ>   作:苺豆大福

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来週か今週、ギーツ放送しないってまじ?


狐と常闇の妖怪

 闇の中からルーミアが姿を現す、だがその身に纏う妖力は以前会った時よりも多く感じ彼女が近づいて来るたびに肌がピリピリしてくる

 

「こんな所で何してるんだ? 腹でも減ったか?」

 

「んー、お腹は空いてないけど……瑛須から凄くいい匂いがするんだよねぇ……ねぇ瑛須……?」

 

あなた……食べてもいい……? 

 

「!!」

 

 咄嗟にその場を離れる。すると陰で出来た巨大な口がさっきまで自分がいた場所を丸呑みにしていた、そのままルーミアの方に目線を見ると彼女の周りには同じような物が何体も漂っている

 

「おー! 今の良くよく避けたね! でもこれは避けれるかな?」

 

 周りに漂っていた陰を瑛須の方へ飛ばしてくる、それを左、前、右に避けるが地面から躱した陰が飛び出して来て襲い掛かってくる。堪らずドライバーを巻きヴァンパイヤバックルを差し込む

 

SET

 

「変身!」

 

VAMPIRE! 

 

READY FIGHT! 

 

 変身すると同時に頭上から先程の陰が口を開けて落ちてくる、体を霧に変えてルーミアの前に集まりスカーレットランスを突きつけ問いかける

 

「何の真似だ‥‥ルーミア!」

 

「んー? ここまでやっても気づかない? それとも気づいてないフリ? ‥……あーこの姿だからか〜、ちょっと待ってね」

 

 ルーミアは頭に付いているリボンを取り自身を陰に喰わせる、次第に陰が薄くなり中からルーミアが現れるがその姿は先程とは違った。低かった背は瑛須より少し高くなりショートヘアだった髪も腰まで伸びている、体も子供から大人に急成長したのか来ていた服は小さく半袖とスカートの間には美しいくびれが見え妖艶で危険な雰囲気を纏っていた

 

「どう? これで気がついた、瑛須? いえ……エース・ボガード?」

 

「……嗚呼、薄々気づいてたよ。記憶を取り戻してから、ルーミアって名前に心当たりがあったが姿が違ったからな……」

 

 常闇の妖怪……ルーミア、彼女とエースは一時期行動を共していた事がある、まだエースがスカーレット家に行く前、彼女と各地を転々としていた

 

「でも一体何のために俺を攻撃した?」

 

「そんなの、気まぐれに決まってるじゃない? それに昔より弱っかったら本当に殺して食べちゃおうと思ってたけど……」

 

 彼女はそう言って美しい笑顔を浮かべるがまだ警戒は解かない、一体何人もの奴らがこの行動に引っかかって命を落とした事か……こうした隙を突いて彼女は確実に命を奪う、前方だけじゃなく全方位を警戒しなければ、此方の命はない

 

「……ちぃ! やっぱりな!」

 

 後方から来た陰を躱しランスで貫く、それを合図に全方位から同じ陰が襲い掛かる。瑛須はそれらを躱し、避け切れないものはランスで貫いていく

 

「さぁ‥‥まだまだ楽しみましょ?」

 

 

 

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