霊夢が脚に力を入れ萃香へ駆け出し飛び蹴りを繰り出すが、萃香は再び霧状になりその攻撃を避ける
「これじゃさっきと同じ……なっ!!」
そこには右足の踵にあるブーストキッカーによく似た装飾から炎を吹き出し、体を捻りながら回し蹴りを繰り出していた。先程と同じように体を霧に変えようとするが霧に変わる前より先に萃香の頭に回し蹴りが当たる、頭に鋭い衝撃が走り一瞬だけ意識が飛ぶ
無防備になった胴体に着地した勢いで左足の踵のブーストキッカーを起動させ側蹴を当て萃香を吹き飛ばす。何度も地面にバウンドしながら勢いが落ちていく。追撃を仕掛けようとする霊夢だか不意に体に怠さを感じ、倒れそうになるがどうにか踏み止まる
「どうやら限界が近いみたいだね?」
「っ?!」
瓦礫を掻き分けて立ち上がる萃香、それを見て再び攻撃を仕掛けようにも感じていた怠さが増し、体が動かない
「いや〜久々に蹴られたなぁ〜まだやり足りないけど…そろそろお開きにしようじゃ無いか!」
「……望む所!」
動かない体に鞭を打ちスペルカードを手に取る霊夢、萃香もスペルカードを取り出し同時に発動させる
「百万鬼夜行!!」
「夢想……封印!!」
霊夢からは色取り取りの弾幕が、萃香からは辺り一帯を埋め尽くす弾幕が放たれる。二人の弾幕がぶつかり合うが数の方は萃香が圧倒的に多く、霊夢の弾幕が消えると同時に幾つもの弾幕が霊夢に降りかかる
「……これで終わりかい?まぁあそこからよく巻き返したもんさ」
BOOST TIME!
「!?」
聞こえて来たそれは幻聴だろうか……だが確かに萃香の耳にははっきりと聞こえていた、そして見てしまった
弾幕の雨を掻い潜り両足のブーストキッカーから最大出力の炎を噴き出しながら萃香を睨み付ける霊夢を
「はあぁぁぁ!!!」
BOOST GRAND STRIKE!
そのまま左足を折り炎を纏った右足を萃香に向けて伸ばし突っ込んでくる……ライダーキックだ
「へへっ……面白い!」
右手の密度を集め巨大化させ炎を纏った霊夢の右足とぶつかり合う
「くっ‥‥うぅ……うぁぁぁぁぁ!!!」
(……おやおや……これで本当に血が繋がってないのかね…」
更に炎が噴き出し威力が増し押し負ける萃香は、一瞬だけ見えた霊夢に瑛須が重なって見えた
「動けるかい?博麗の巫女……」
「全然……指も動かないわ」
元の姿に戻り大の字で寝転ぶ霊夢のそばで、あぐらで座り酒を飲む萃香。お互いボロボロだがそれでもピンピンしている萃香に軽く笑いが込み上げてくる霊夢
「異変はもうしまいだね……今から瑛須の所に行くけど……おんぶしてやろうか?」
「‥‥頼むわ」
動けない霊夢を背中に担ぎ、宴会場に顔を出す萃香。そこで二人が見たのは
赤い竜と共に宙を舞うギーツの姿だった
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