幻想の白狐<ギーツ>   作:苺豆大福

47 / 58
さて間髪入れずに異変続きです。それではどうぞ〜


永夜抄篇
違和感


「‥…やはりこれでは無かったか」

 

 仮面をつけた男が手にしたiDコア、青い狼が描かれたロポのIDコアだ。男はそれを握り潰し粉々にし、瑛須が映っている複数のモニターを目の前に映し出す

 

「一刻も早くブラックギーツのIDコアを見つけなければ……博麗瑛須、貴様が創世の二神、自分が何の為に転生し続けた理由を思い出す前に」

 

 そこに上下白い服を着た男が現れる、仮面の男はその男にデザイアドライバーとは違うドライバーを渡す

 

「出来るだけ博麗瑛須のデータを集めろ、異変に乗じてお前は博麗瑛須を、残りのジャマトは巫女達を狙え。最悪の場合、こいつを使え」

 

 そう言って映し出されたモニターには鯨の外見をして背中に白が立てられたボスジャマトが映っていた。

 だがそのやり取りを聞いていたのがもう一人いた、アルキメデルである。壁に寄りかかり自身の眼鏡を掛け直し、その場を後にする。その時の表情はまるで誰がを憎むような表情だった

 

 

 

 

 梅雨が明けた幻想郷には、初夏の訪れを告げるように蝉が鳴き始め晴れの日が続いている。

 時は夕暮れ、瑛須は調査から帰ってきたニシラと一緒に里にある蕎麦屋で蕎麦を啜っていた

 

「外に出る?俺とニシラだけでか?」

 

「そ?サロンのゲートを改造すれば、外の世界に出る事が出来る。でも改造するのに時間がかかるから今すぐにとは行かないけどね?」

 

 俺はニシラから聞いた事を頭の中で整理する、ブラックギーツのIDコアが二つあり、そのうちの一つは外の世界にある浮世神社にあると言う事。

 浮世神社……前に一度ジャグラー達二人のIDコアに触れた時、思い出した記憶の中にもその神社が出て来た、神社にある狛犬の代わりに狐の石像が鳥居の近くに2台並んでいる。今はそれしか思い出せないが、もしそこにIDコアがあるのなら……

 

「賭けてみるか…その情報に……」

 

「君ならそういうと思ったよ、改造が終わり次第会いにくるから待っててね?あっ、大将、お勘定!」

 

「了解……大正、俺も勘定お願い」

 

 

 

「日が長くなったとはいえ、ここは暗いな」

 

 ニシラと別れ里を後にした俺は暗い田んぼ道を歩いている。暫く歩いてふと空を見上げるとそこには雲に隠れていた大きな満月が顔を出している

 

「ご立派な満月だなぁ……あいつらはこっちに来てたりすんのかな?」

 

 思い出していたのは遥か昔、今日のような満月の夜。帰りたく無い……逃げたいと言った姫と従者と一緒に逃げ出した日の事を思い返していた

 あれかはもう何千年と過ぎた今でも何処かで静かに暮らしてくれてたらそれでいいのだが、久々に会いたくなってしまうのは人の性だろうか

 そんなふうに思い耽って見ていた月に違和感を感じる

 

「何だ?月が……変?」

 

 何処がどう変だと言われると説明出来ないが、何処か違和感を感じる。すると魔理沙とアリスが空を横切っていく。珍しい組み合わせだが魔理沙が動いたと言う事は……

 

「異変か…こっちでも調べてみるか」

 

 

 




瑛須にも相方をつけようと思いますが誰がいいかあれば感想などで教えてください

瑛須のバディは?

  • 白狐と悪魔の妹
  • 不死身と狐
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。