数分前
「あれ? アリスじゃ無いか、どうしたんだよ月なんか見上げて?」
「誰かと思ったら魔理沙か……いえ、ちょっとだけこの月に違和感を感じたのよ、ほら、本当なら今日は満月なのに少しだけ……ほんの少しだけ欠けているのよ」
アリスの言葉を聞き魔理沙は空に浮かぶ月を見る。見惚れる程の綺麗で大きな満月……なのだが確かにほんの少し欠けていた。だが誰が何の為にこんな事をするというのだろうか。
「確かに変だけど何か問題でもあるのか? 少なくと私には何にも無いけどよ」
「それは貴方が人間だからでしょ? 私は捨食の魔法で人間から魔法使いに、パチュリーは元々だけど私達魔法使いと夜に生きる妖怪達にとって、月の光はとても重要で力の源よ? その月が誰かに盗まれた……或いは隠されたとしたら?」
「異変……か、霊夢と瑛須はこの事知ってるのか?」
「さぁ? いくら博麗の巫女だとしても人間よ? 貴方と同じで気づいてないんじゃ無い? でも瑛須は分からないわね?」
その言葉を聞いた時、魔理沙がニヤリと笑う。いつも霊夢や瑛須に美味しい所を持って行かれる事が多いが今回は自分が一番に異変を解決してやろうと意気込む魔理沙。
一方アリスは魔理沙とは考え方は違えどこの異変を解決しようとしていたのだが
(話し過ぎちゃったわね、早く瑛須の所に行かなくちゃ)「それじゃ私はこれで「ちょっと待て」何よ」
「一人で行くより二人で行った方が良くないか? ちょうど私達で二人だ」
「まさか一緒に行こうとか言わないわよね?」
「勘がいいな! 「嫌よ」……本当は嫌だけど後で瑛須の昔の写真見せてやるから「さぁ早く行きましょ? 魔理沙」いや切り替え早いな!」
本当は瑛須と一緒に行動したかったが魔理沙の提案で、魔理沙と一緒に行動する事にしたアリス。想い人が一緒で魔法使いな二人……意外と相性がいいのかも知れない
同刻、博麗神社
「こんばんわ霊夢。突然だけど瑛須はいる?」
「本当いきなりね、兄さんは居ないわ。何か伝言でもあるなら伝えとくわよ?」
夜の縁側で一人月見を楽しんでいた霊夢の所に、隙間から上半身を出した紫が現れる。その顔にはいつもの様な余裕がある表情はなく、霊夢が一度だけ見たことがある真剣な表情を浮かべており、事の重大さを物語っている
「いえ、居ないならしょうがないわ。霊夢、準備をしてちょうだい? 異変よ」
「あんたが直接言ってくるんだから、よっぽど重大な事なのね……どんな異変よ?」
「移動しながら話すわ、時間がないの」
妖怪の賢者と博麗の巫女が結託し異変解決へと向かった
現在の時刻 PM10:30
瑛須のバディは?
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