ヒンメルはもういないじゃない【完結】   作:HAJI

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第二十九話 「贈り物」

魔王討伐から二年後。中央諸国ブレット地方。

 

 

「よし。これでいいだろう」

 

 

その手に持っていた包帯をハサミで切り、ドワーフはそう告げる。その先にはどこかされるがままに傷を手当てしてもらったリーニエの姿。状況が理解できているのかいないのか。無表情のまま自らの腕を動かしている。その様子を見るに悪くはないようだ。

 

 

「流石だなアイゼン。ハイターがいればすぐ治療も頼めたんだけどな」

「戦士なら当然だ」

「……?」

 

 

ヒンメルはどこか感心したようにそんなことを言っている。それに当然だとばかりに応えるドワーフ。その返答の意味も理解できない。戦士だから何だというのか。私と同じ心境なのか。リーニエも不思議そうな表情でヒンメルとドワーフを見比べている。一体何なのか。

 

 

(とりあえず目的地には着いたけど……これからも面倒なことになりそうね)

 

 

一度大きなため息を吐きながらこれまでのことを思い出す。王都を出発し、途中で寄った村で魔族の子供であるリーニエを拾ってここまでやってきた。だがそのリーニエが問題だった。一言で言えば鬱陶しかった。一体何を勘違いしたのか。お母さんの鳴き真似とともに私の後を付き纏ってくる。追い払っても追い払ってもそれは変わらない。魔力の大きい私に従おうとしているのか、それとも自らの生存のためか。どちらにせよ私にとっては厄介でしかない。ヒンメルが途中から抱きかかえたため難を逃れたが、これからもそれが続くとすれば悪夢でしかない。利用価値があるかと思ったが大きな間違いだったのかもしれない。

 

 

(それに加えて、こいつね……)

 

 

気を取り直してそれに目をやる。そこには一人のドワーフがいた。だがただのドワーフではない。戦士アイゼン。勇者一行の一人であり、かつて私も戦ったこともある敵。あまり印象に残っていないが何でも人類最強の戦士と呼ばれているらしい。なら勇者であるヒンメルよりも強いのか。一度聞いたことがあるがはぐらかされてしまった。何にせよ生臭坊主やあのエルフと同類なのだ。化け物に違いない。

 

そのまま周りに目を向ける。ドワーフの住んでいる家の中。その奥に大きな斧が置かれている。それだけではない、鎧やそれ以外の武具も見受けられる。その名の通り、戦士であることを示す物。それ以外には特に変わった物は見られない。他の住人の姿も。独りで暮らしているのだろう。それが判断できるぐらいには人間の生活を見慣れてしまっているということでもある。悪夢でしかない。

 

 

「……何よ?」

「…………」

 

 

気づけばいつの間にか、ドワーフがこっちに目を向けていた。これで何度目だろうか。何を言うでもなくただこちらを見つめてくる。一体何なのか。端的に言って不気味だ。直前に会っていたのがあの生臭坊主だったというのもあるだろう。勝手にしゃべり続けるあいつとは全く真逆。本当に同じ勇者一行なのかと思うほどにドワーフは寡黙だった。いや、喋らないわけではない。事実出会った当初は勇者と何やら話をしていた。もっともヒンメルが必死に何かを訴えているだけだったが。どうせまた下らないことを気にしていたのだろう。

 

それが終わった後、しばらく私とリーニエを見つめていたと思えば、こっちへ来いと家の中に案内され、そのまま有無を言わさずリーニエの腕の治療を始めてしまった。私はおろかリーニエにも何も言わないまま。気味が悪い。一体何を考えているのか分からない。魔族である私たちが人間の心理を理解できないのは当たり前だが、その行動を習性として理解することはできる。なのにそれが全く役に立たない。あの生臭坊主とは全く違う意味で厄介な存在。かといって無視するわけにはいかない。私自身の命に係わることなのだから。そんなことを考えていると

 

 

「……お母さん」

「また? いい加減にしつこいわよ。私はあんたのお母さんじゃないわ」

「いいじゃないか。もう森の中を歩いているわけじゃないんだし。それだけ君のことを信頼してるってことさ」

「あんた……分かって言ってるわね」

「何のことかな?」

 

 

治療が終わったからなのか、それとも新たな警戒対象であるドワーフがいるからなのか。早足で再び私にしがみついてくるリーニエ。反射的に振り払おうとするもあきらめる。何度しても無駄だろう。暑苦しくて鬱陶しいが耐えるしかない。よく人間共は四六時中こんなことができるものだ。本当なら近づくなという命令でも追加したいところなのだがヒンメルが許可しないだろう。恐らく私がリーニエを利用しようとしたことも見抜いているに違いない。その皮肉、意趣返しなのだろう。本当に癪に障る奴。

 

 

「…………ちょっと待っていろ」

「はぁ?」

 

 

そんな私たちの様子を見ていたかと思えば、ドワーフはそう言い残し家の奥に引っ込んでいってしまう。意味が分からない。魔族でももう少し人間らしくするだろう。ドワーフという連中はみんなこうなのか。

 

 

「あいつはいつもあんな調子なわけ? 何を考えてるのか分からないわ」

「そうかな? いつも通りだと思うけど……」

 

 

ヒンメルに尋ねるもどうやらあれで当たり前らしい。一体どういうことなのか。話を聞く限り勇者一行の中では唯一まともなやつなのかと思っていたがどうやら違ったらしい。その一番頭がおかしい勇者様はリーニエにちょっかいを出しては逃げられてしまっている。全く懐かれていない。もっともリーニエからすれば私に懐いているわけではなく、その振りをしているだけなのだがそれすらしてもらえていない。魔力の多寡で判断しているのかそれとも。知らない人間が見れば不審者扱いされること間違いなしだろう。

 

そんな中、ドワーフが奥から戻ってくる。その手には服がある。小さな子供でも着られるような服。どうやらそれを取りに行っていたらしい。

 

 

「アイゼン、それは?」

「昔、亡くなった家族が着ていた物だ。その子に着せてやるといい。破れた服ではよくないだろう」

 

 

淡々と、不愛想にその手にある服を見せてくるドワーフ。どうやらいなくなった家族とやらが使っていた物らしい。なるほど。見ればリーニエが着ている服は所々破れてしまっている。森の中で生活していたからか、それともあの村で人間共に追い払われた時か。それを抜きにしても古くなってしまっているのは明らか。それを気にかけたということか。やはり勇者一行なのだろう。お人好しでしかない。

 

 

「いいのか、アイゼン? それは家族の形見じゃないのか」

「構わん。あの子をそのままにした方が怒られる」

 

 

だが理解できない。いや、リーニエに服を渡すのはまだ理解できる。下らない人間のお人好しでしかない。しかし理解できない。何故

 

 

『何故そんなことを気にしてるわけ? その家族って連中はもういないじゃない』

 

 

今はもういない人間のことを気にしているのか。そんなことを気にする必要なんてないだろうに。

 

 

その疑問、言葉が出かかるも寸でのところで飲み込む。そのことに私自身が一番驚いた。理解できない反射、無意識によるもの。魔族としての本能か、それともこれまでの経験則か。今までの私なら何の疑問もなく発していたはずのものを飲み込む。頭では理解し切れない衝動。だがそれが警鐘を鳴らしている。それを今、口にすべきではないと。

 

 

「……どうかしたのか?」

「別に。何でもないわ」

 

 

そんな私の違和感、変化を感じ取ったのか。ドワーフが声をかけてくる。それを悟られないよう平静を装う。魔族としての欺く私。だがいつもとは違う。私は今、何を欺こうとしているのか。そういえばドワーフの方から初めて話しかけられた気がする。

 

 

「そうか。ならこれを頼む」

 

 

何を考えているのか。ドワーフはそのまま服とタオル、水が入った桶を渡してくる。意味が分からない。何故服を渡してくるのか。渡すのはリーニエではなかったのか。タオルと桶はどこから出てきたのか。

 

 

「何よこれ?」

「本当なら水浴びさせたいが傷に障る。体を濡れたタオルで拭いてやれ」

「何で私が? あんたがやればいいじゃない」

「この子は女の子だ。お前がやった方がいい。本当なら母親の仕事だ」

「何よそれ。私は母親じゃないわ」

 

 

どうやらドワーフはリーニエの体を洗いたかったらしい。それは分かる。髪はぼさぼさで体は泥だらけ。森の中で生活していたのなら当たり前だろう。問題は何でそれを私に押し付けようとしているのか。気になるなら自分でやればいい。性別の差なんて魔族に気にする必要もない。そして再び出てくる母親という単語。最近この言葉にばかり振り回されてしまっている。どういうことなのか。

 

 

「仕方ないな。何なら僕が」

「私がやるわ」

「やめておけ、ヒンメル」

「なんでさ」

 

 

理由は分からないがその瞬間のみ、ドワーフと意見が一致する。置いてけぼりのヒンメル。傍観するリーニエ。そのまま仕方なく言われるがままに、リーニエの体を洗い、着替えさせることになるのだった――――

 

 

 

(やっと終わったわ……)

 

 

タオルを干し、破れていた服を処分した後大きなため息を吐くしかない。視線の先には汚れがなくなったリーニエの姿。服もちょうどよかったのだろう。違和感は見られない。あるのは疲労感だけ。昨日からこんなことばかりな気がする。子供を洗って着替えさせるのがこんなにも手間がかかるとは思わなかった。特に髪を乾かすのには苦労した。長い髪であるので尚のこと。短く切った方がいいかもしれない。何か役に立つ魔法でもあれば。そう思ってしまうほどには重労働だった。

 

 

「お疲れ様。飲むかい?」

「いいわ。そう思うんならちょっとは手伝いなさいよ」

「君が断ったんじゃないか。それにアイゼンにも止められてしまったしね。きっと君にさせたかったんだろうね」

「意味が分からないわ」

 

 

こっちの事情を悟ったのか。飲み物を勧めてくるヒンメル。それを無視しながら改めてリーニエを見る。きょろきょろと辺りを見渡しながら動き回っている。まるでシュトロやリリーのよう。傍から見れば人間の子供にしか見えないだろう。だが実際には違う。それを証明するようにその頭には二本の角。動き回っているのは辺りの状況を把握するためと人間を油断させるため。人間の子供の振りをしているのだろう。それができるほどには人間の子供を観察していたということか。魔族に疎い人間では、いや理解している人間であってもそれに騙されてしまう。ヒンメルもあのドワーフもそれが分かっているはず。なのに何故リーニエを人間の子供のように扱うのか。

 

 

(あれは……?)

 

 

そんな中、動き回っていたリーニエが私の傍で唐突に動きを止める。また纏わりついてくるのかと身構えるもそれはやってこない。その視線が少し先に置かれている物に向けられている。それは斧だった。あのドワーフが使っていた物だろう。リーニエの身の丈以上はあるであろう大斧。そしてそれに吸い寄せられるようにリーニエは近づいていき、その手を伸ばす。私はただその光景に目を奪われたまま。その手が斧に触れようとした瞬間

 

 

「これはダメだ。怪我をするぞ」

 

 

まるで最初からそこにいたかのように、ドワーフによってリーニエは抱き抱えられてしまった。

 

 

「すまない、アイゼン。助かったよ」

「気にするな。置きっぱなしにしていた俺の落ち度だ。ヒンメル、お前も剣や貴重品をこの子の手の届かない場所に置いておけ。子供は何でも触ろうとするからな」

「分かった」

 

 

まるで最初からそうであったように、意思疎通を行いながらあっという間にヒンメルとアイゼンは部屋を片付けていく。面倒なことだ。人間の子供にはそんな配慮も必要らしい。よくこんな様で成人するまで生き残れるものだ。こんなに脆弱だからこそ家族なんて無駄なものが必要なのかもしれないが。

 

 

「……何故お前はさっきこの子を止めなかった?」

「はぁ? 何で私がそんなことしないといけないのよ?」

 

 

いつのまに傍に来ていたのか。ドワーフがそんな意味の分からないことを問いかけてくる。何で私がそんなことをしなければいけないのか。私は人間の言う母親でもなんでもない。むしろそれはこっちの台詞だ。何で魔族の子供をこのドワーフは庇うようなことをしているのか。そもそもそんな必要はない。魔族の子供は人間の子供のように脆弱ではない。さっきの行動も意味がある。それは魔力。明らかにさっきのリーニエの行動は魔族としての意味があった。恐らくリーニエ自身の魔法に関係する物だろう。そんなことも分からないのか。

 

 

「まあまあ二人とも。アウラ、君も手伝ってくれ。僕たちはしばらくここでお世話になるんだからね」

 

 

そんな私たちに割って入るようにヒンメルがやってくる。思うところはあるが、ヒンメルの言葉には一理ある。そのまま仕方なく家の片づけ、掃除に参加する。何とも言えない違和感、異物感を覚えながら――――

 

 

 

「よし! こんなところかな」

 

 

どこか満足げにしているヒンメル。それを横目にして私もまた肩を下ろす。とりあえずは家の片づけと掃除は完了した。同時に私たちの荷物の持ち込みも。どうやらヒンメルはしばらくここで厄介になるつもりらしい。憂鬱だ。それはつまりあのドワーフと一緒に暮らすことを意味する。あの生臭坊主とどっちがマシなのかは分からないが、面倒なことは間違いない。

 

 

「リーニエは?」

「あっちで寝てるわよ。いい気なものね」

 

 

目下一番の面倒事であるリーニエは奥のベッドで眠ってしまっている。動き回っていたせいだろう。あっという間に寝てしまった。羨ましい限りだ。同時に安堵するしかない。少なくとも眠っている間は纏わりつかれなくて済むのだから。

 

ドワーフの姿はない。少し前に水と薪を取ってくると森に出て行ってしまった。物好きなことだ。私たちがいる分を追加で取ってくる気らしい。そんなこと私たちにさせればいいだろうに。やはりヒンメルたちと同類ということなのだろう。よってこの場には私とヒンメルしかいない。ならいいだろう。

 

 

「……ちょっとあんたに聞きたいことがあるんだけど」

「僕に? 何だい?」

「さっきのドワーフのことよ。あいつは何故家族のことを気にしていたの? その家族って連中はもういないじゃない」

 

 

それはさっきのやり取りでも疑問。何でいもしない連中のことを気にしているのか。そいつらが使っていた服なんて持っているのか。その理由。同時に自分でも意図しない行動を取ってしまった理由。それが気にかかっていた。

 

 

「…………そうか。アウラ、何でそのことをさっき聞かなかったんだ?」

「分からないわ。ただそうね……あのドワーフには言わない方がいいと思っただけよ。でも理由が自分でもよく理解できないわ。あんたなら分かる、ヒンメル?」

 

 

瞬間、ヒンメルは驚いたように動きを止めてしまう。その表情も今まで見たことのないような物。まるで信じられないものを見たかのように。一体何なのか。そんなに私はおかしいことを言っただろうか。やはりこいつに聞いたのは間違いだったか。

 

 

「……何のつもり?」

「褒めてるのさ。アイゼンの前でそれを言わなかったのは正しいよ。でもその理由は君にしか分からないかな」

「何よそれ。頭を撫でるのは止めなさい。鬱陶しいわ」

 

 

流れるように、当たり前のように頭を撫でてくるヒンメルに辟易するしかない。さっきまでの表情は何だったのか。いつものように馬鹿みたいに微笑みながら、結局分からないと豪語するヒンメル。なのに何でそんなに自信満々なのか。子供扱いしてくるその手を払うしかない。

 

 

「でももう一つの方なら答えられるかな。アイゼンは、いや僕たちは亡くなった人たちが使っていた物にその人たちの記憶や思い出を感じているんだ。形見っていうんだけどね」

「……意味が分からないわ。死んだ奴らはもういない。残っているのはただの物じゃない。何の価値もないわ」

 

 

やはり理解できない。何でもういない連中のことを気にしているのか。死ねばすべてが無になる。そこに意味はない。そいつらが残した物はただの物でしかない。重宝してもそいつらが生き返るわけでもない。なのに何でそんな物に拘るのか。

 

 

「そうかもね……でも君にとってはどうでもいいものでも、他の人にはそうじゃないものもある。もういなくなって会えなくなった人でも、残してくれた物があれば思い出すことができる。それがきっと大切なんだ」

「思い出す……?」

「そうさ。そうだね……君が今身に着けてくれているアクセサリもかな。いつも身に着けてくれているだろう?」

「当たり前でしょ。装飾品なんだから他にどう使うのよ」

「まあそれもそうか。でもね、それを見れば君は僕のことを思い出してくれるだろう? 僕がいなくなってもきっとそれは変わらない。覚えていてくれる。みんな、誰かに自分のことを覚えていて欲しいのかもね」

 

 

その胸にあるアクセサリを手に取る。どうやらヒンメルは自分のことを覚えていてほしくて私にこんな物を渡してきたらしい。何の嫌がらせなのか。そんな意味があるなんて知らなかった。花言葉だけではなかったのか。本当に人間の風習は理解できない。不合理の、無駄の塊でしかない。思い出すことに一体何の意味があるのか。そんなことをしても何の得にもならない。時間の無駄だろう。

 

 

「そう。そんな下らないことのためにこれをよこしたってわけ。残念だけど、その頃にはもうアクセサリなんて残ってないわ」

「ならアクセサリ以外の物も贈るとしようかな。失くすことができないくらいね。でも贈り物は大事にしないといけないよ。贈り物には贈った人の気持ちが込められているんだから」

「気持ち? 何よそれ。物は物でしょ」

「僕たちにとっては違うのさ。言葉にはできない気持ちを伝えるのに、贈り物をするんだ」

 

 

贈り物、という魔族にはない新たな概念。物々交換や献上に近いのだろうがきっとそうではないのだろう。私には到底理解できない概念。もっとも私には無縁のことでしかない。贈り物をする相手も理由もないのだから。そもそも

 

 

「馬鹿な連中ね。そんなことしないで言葉で伝えればいいじゃない」

 

 

言いたいことがあるなら直接言葉で伝えればいい。魔族にとっては声真似でしかないが、本来言葉は人間たちにとってそう使うための物。わざわざ物を渡さなくても言えばいいだけ。何でそんなことにも気づけないのか。

 

 

「……そうだね。アイゼンも僕も不器用なのかもしれないね」

 

 

目を丸くし、苦笑いしながらヒンメルはそう呟いている。どうやら本当にそんなことにも気づいていなかったらしい。本当に馬鹿な奴。

 

 

「……何よ、気持ち悪い顔して。何か文句があるわけ?」

「いや、何でもない。少し心配していたけど、大丈夫そうだね。フリーレンとは違って、君にはもうリーニエがいるからね」

「何の話よ?」

「未来の話さ」

 

 

変わらずヒンメルは自分勝手に何かに納得している。そこで何であのエルフとリーニエの名前が出てくるのか。尋ねるよりも早く今度はドワーフが戻ってくる。それに合わせるようにリーニエが目を覚ます。分からないことだらけ。分かるのはこれからの生活が私にとって悪夢であることだけ。

 

 

ヒンメルはただそんなアウラの姿を見守りながら、自分がいない遥か未来のことに思いを馳せるのだった――――

 

 

 

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