【裏社会の悪魔の転生先は、完璧で究極のアイドルの子でした】(本編完結)   作:Woudy

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今回と次回はヴィラン達のお話となります。語り手はマリアです。


91話

――伊集院と愉快な仲間達がパーティーを堪能している頃。

 

都心の閑静な住宅街に佇む旧華族の屋敷は、夜の闇に溶け込むように静かに息づいていた。重厚な門扉の向こうに広がる庭園は、月光に照らされ、優雅な陰影を落としている。屋敷の内部に設けられた食堂では、とある高貴な一族の夕食が終わろうとしていた。

 

名家なだけあって食堂はレストラン並に広く、料理も装飾品も豪華絢爛。テーブルには銀食器が並び、クリスタルのグラスが淡く輝き、壁には先祖代々の肖像画が厳かに掛けられている。入り口の側には給事の男性が控えており、如何にも上流階級の食事風景と言った様相だ。

 

「ご馳走様でした」

 

料理を食べ終えた若い美女がフォークをほぼ無音で置き、優雅に口元を拭う。その動きは完璧で、長い紺碧の髪が肩を滑る様子は絵画から抜け出してきた女神を彷彿させる。

 

しかし、その美しい顔立ちの裏側で、彼女の内心は物騒な思考を秘めていたが。

 

「葵、明日も早い。遅れないようにな」

「はい、お父様。お休みなさいませ」

「うむ」

 

美女はこの家の令嬢である。若干22歳で父の仕事を補佐しており、その優秀さから将来の最高幹部候補として期待されていた。

 

「……」

 

女性とは反対側の席で食事中の男性。彼女より6つか7つほど年上と言った感じか。父に軽く会釈を済ませて食堂を去る妹の背中を眺める姿は、何処か意味深な雰囲気を漂わせている。

 

「……薫、どうした? 葵の方ばかりジロジロと見て」

「いえ、何でもありませんよ」

 

その口元に微かな笑みが浮かぶ。彼だけは知っていた。自身の妹がこの後、何をするつもりなのか。そして、それを咎めるつもりも全く無かった。彼女達の絆を想えば“それ”も当然の行動だろう。何より“あの方”の掲げた“革命”に相応しい。

 

「それよりもお父さん、現在我が社でやっている例の投資計画についてですが……」

 

話題を仕事の件に切り替えて父の注意を逸らす。この後の葵の行動など気にも留めず、熱心に議論を始める父。唯一妹の企みを何も知らずビジネスの話に没頭する彼を、宮里薫は滑稽に思うのだった。

 

一方の美女はサマーコートを羽織り、玄関へ続く廊下を歩いていた。

 

「あら? お嬢様、こんな時間に何方へ?」

 

途中、長年この家に支えている年配のメイドと遭遇するも、美女は何事もなさそうに振る舞う。

 

「ごめんなさい婆や、実は本社に忘れ物が御座いまして……」

「でしたらお車の方を手配させて頂きますが――」

「いえいえ、徒歩で20分程度の距離ですし、必要ありませんわ」

 

メイドが運転手に連絡を入れようとするも笑顔で断り、屋敷を後にする。星のない夜空の下、都心の街灯が彼女の姿を淡く照らす。サマーコートの裾が夏の夜風に揺れ、彼女の足取りは軽やかだ。

 

しかし歩く方向は彼女の勤め先とは正反対。先のメイドに話した外出理由は、真っ赤な嘘だった。

 

「――!」

 

スマホを取り出し、仲間から届いたメッセージを読む。その瞳は視線だけでスマホを氷漬けに出来そうなほど、とても冷ややかだ。

 

「はぁ……そのまま大人しく隠居してらっしゃれば良いのに、逆恨みも甚だしい事」

 

目的地まで距離がある為、タクシーで最寄りの場所まで移動する。

 

「運転手さん、この港近くまで送って下さいます?」

「はいよ、此処ね」

 

女性の名前は宮里葵。旧華族『宮里家』の人間で――軍団長と参謀の命令で北九州テロを起こした実行犯の一人だ。

 

 

 

 

 

「――お待たせしました皆さん。遅れてごめんなさい」

 

20分後、葵は港湾から外れた廃倉庫群で仲間と合流していた。彼女の美しさを引き立てていた淡いベージュのコートを脱ぎ捨て、赤錆色の軍服に着替えてから。

 

廃倉庫の巨大な扉の前で彼女を出迎えたのは3人の女性。全員が葵にも負けないアイドル級の美貌の持ち主ばかりである。彼女達もまた葵同様に軍服を身に付けている。

 

「いいえ、私達もつい先程到着したばかりですわ。葵さん」

「それは良かったです、百合花さん」

 

彼女から見て右側の女性は長身かつ抜群のスタイルを持ち、長い黒髪のポニーテールを海風で揺らす。和服を纏えば大和撫子とも呼べそうな美女――穂波百合花。今回集まったメンバーのリーダー格で、旧華族『穂波家』の令嬢だ。

 

「「葵お姉様、お久しぶりです」」

「お久しぶりです、麻奈さん、夏海さん」

 

一方、左側で一切のズレもなく挨拶する2人組は未だ19歳の美少女。その顔立ちは鏡写しかの如く酷似しており、事実彼女達は一卵性の双子として一心同体の行動を取る。旧華族『神宮寺家』の分家筋出身で、長い銀髪の少女が姉の神宮寺麻奈、ショートヘアの少女が妹の神宮寺夏海と言う。

 

「お二人とも大学で忙しい身でしょうに……来て頂いて本当にありがとうございました」

 

表の仕事関係で頻繁に会える百合花と違い、学院卒業後は神宮寺姉妹とは裏の仕事以外では話す機会が少ない。葵が足労を労うと、首を同時に振った姉妹の目に強烈な光が宿る。

 

「何を仰います葵お姉様……胡桃お姉様の仇を取れるのであれば、協力は惜しみません」

「私も麻奈姉も、”あの男”を生かしたままにするのは正直嫌だったので」

 

しかし非常に殺気立ち、憎悪に満ちた輝きだ。姉妹の言葉を聞いた葵と百合花も目付きを鋭くさせ、大扉越しにいるであろう人物を射殺せんばかりに睨む。

 

「えぇ、最初は社会的抹殺だけにするつもりでしたが、反省どころか私達への報復を考えていらっしゃるようですからね。……自分がどれだけ胡桃さんを地獄に落としたのかも知らないで。見下げた男ですわ」

「全くです。まさか反社を雇うだけの経済能力を未だ持ち合わせていたとは思いませんでしたが……」

 

倉庫内では彼女らの仲間を傷付けた男が半グレ組織と取引中だ。家柄は高貴だが跡取り息子ではなく、彼女等が少し前にリークしたスキャンダルで実家からも切り捨てられたと踏んでいたが、どうやら莫大な金銭的援助を受けられる程度には関係を保てているらしい。

 

……その莫大な生活資金を半グレへの依頼料に充ててまで自分達を潰すつもりなのだから、憎たらしいと同時に心底呆れ果てる。何れにしても、奴に反省や悔恨の念が欠片も無い事はよく分かった。

 

「皆さーん!」

「おぉ、葵も来てくれたか!」

 

そこへ更に3人の美女が闇から姿を現し、葵達に加わる。葵にとっては百合花や神宮寺姉妹と同じ、強い志と絆で結ばれた仲間達だ。彼女達もまた軍服に身を包んでいる。

 

これで7人全員が集った。その美貌と格好はまるで戦場の戦乙女を連想させるが、彼女等の動機や所業を考えると華やかさは微塵も存在しない。

 

「裏口に爆弾を仕掛けましたわ。これで彼等の退路は完全に断たれるでしょう」

「ご苦労様でした、夕日さん」

「いいえ、葵お姉様。まだ胡桃さんの仇討ちが済んでませんわよ?」

 

全員に球状の小さな爆弾を数個ずつ配っていく女性の名は綾瀬夕日――サイドテールに纏めた赤髪が特徴的で、葵より1つ年下の後輩だ。

 

「――どうぞ。この小型爆弾は爆風のみを起こす代物です。此方の起爆スイッチとセットで使って下さい」

 

自衛隊向けの装備品を製造している『穴水重工』の上級幹部の娘で、幼少期から技術者でもある父の教えを受けた事で科学に精通している彼女。その優れた頭脳を生かして爆弾や起爆装置、ドローン等の製造に貢献していた。北九州テロで使われた遠隔操作型の爆弾も、彼女率いる科学隊の産物である。

 

「調査したところ、敵は狭い室内に50人以上いらっしゃいますからね。巻き添えを喰らわずに複数人を纏めて吹き飛ばすには良い装備ですわ」

「ありがとうございます。夕日さん、詩織さん」

 

続けて深緑のロングヘアを靡かせた眼鏡美女が、敵の詳細を報告する。榎並詩織――こちらも葵より1つ年下――は大手IT企業『榎並通信』の社長令嬢だ。彼女も親や親族の影響で情報関係に強く、今回のターゲットの行動を掴んだのも彼女の手柄だ。情報を収集・精査する能力だけならば、あの風谷にも匹敵する。

 

「皆さん、準備は宜しいですか?」

「「はい、百合花お姉様」」

「えぇ、こっちも大丈夫です」

「何時でも構いませんわ」

 

百合花の言葉に全員が頷く。仲間を苦しめた挙句逆恨みで暴挙に出た元凶の一人を、今から徹底的に嬲って殺す。誰もがその考えで一致していた。

 

「あたしに先陣を切らせて貰おう。構わないよな?」

「宜しくお願いします、雅さん」

 

髪を短く纏め、スポーティーな印象を携えた美女が他の6人を背に大扉の前に立つ。百合花同様、葵の元同級生の千代田雅。大手家具製造メーカー『千代田グループ』会長の孫娘であり、その見た目からは想像も付かない程の怪力の持ち主だ。

 

「フンッ!!!」

 

彼女の蹴りは紅林程ではないにしろ桁外れで、高さ4mはあるであろう大扉を大破させてしまった。当然、これだけ派手に登場すれば嫌でも内部の人間は気付く。

 

「な、なんだテメエ等は……!?」

「お、お前達は……何故此処に居る!?」

 

見るからにガラの悪そうな集団。数は詩織の情報通り50人弱と言ったところ。その中で唯一身なりの良いスーツを着用した中年の男が驚愕する。

 

「ご機嫌よう、谷山先生。こんな形で再会となってしまった事が心底残念でなりませんわ」

「全く反省してないご様子なので……どうか死んで下さいませ?」

 

如何にもお嬢様らしい丁寧な言葉遣いと共に、友愛に満ちた微笑を浮かべる7人。しかしその目は欠片も笑っておらず、怒りと憎しみに染まっていた。その殺気に当てられたのもあるが、彼女等の正体に気付いた半グレ連中の間に動揺が広がる。

 

「ちょ、ちょっと待てよオッサン! その反応……じゃあこの女共がアンタが殺すよう依頼してた例の”Kakabel”か!? 正真正銘のお嬢様アイドルとして有名な!」

「そのアイドルが何で軍人みてえな格好でカチこんで来るんだよ……!?」

 

Kakabel――それは日本有数のお嬢様学校、『星羅女学院』が主導して立ち上げたアイドルユニットの名前。信じ難い事に、現れた女の子達は全員が本物のお嬢様で、そして旧B小町解散から数年前まで活躍していたトップアイドルでもあった。

 

……そんな栄光ある肩書を持つ彼女達だが、実はもう一つ肩書がある。

 

「あらあら、本当に私達を殺すつもりだったんですね? 一応私達、由緒ある家柄の出なんですけど?」

 

葵の透き通った声は嘲笑に満ちている。逆上した谷山という元教師が叫ぶ。

 

「だ、黙れ……! 世間知らずの箱入り娘共が、たかが庶民一匹の為に俺の人生を無茶苦茶にしやがって! お陰で実家からも半ば絶縁状態だ!」

「だから報復を? こんな事がバレたら先生のご実家も危ないのでは?」

「うるせえ!! どうせ俺には失うものなんてねえんだ! 面子如きで俺を切り捨てた実家とか知るか! テメエ等を殺して溜まった鬱憤を晴らしてやる!」

 

ギリッ、という歯が軋む音。

 

「……はぁ。大人しくしていれば、非常に不満では御座いますが放置して差し上げましたのに」

 

逆切れが詩織の情報通りだと改めて確信した葵は激憤するのを無理矢理抑え、努めて冷静さを保ちつつ濃密なブルーのオーラを立ち昇らせる。

 

「でも奇遇ですわ。私達も貴方には死んで欲しいと思ってましたので……それもなるべく苦しんでから」

 

右手に軍用ナイフ、左手にサイレンサー付き拳銃を携え、凍て付く視線を半グレや仇の男へとぶつける。他の6人もそれぞれ武器を取り出し、臨戦態勢を整えた。

 

「この餓鬼共、ふざけてんのか?」

「たった7人で50人も相手出来る訳ねえだろ」

 

圧倒的戦力差から自信を取り戻した半グレ集団も、ナイフや銃を取り出して迎え撃とうとする。7対50。通常なら葵達に勝ち目はない筈だが、残念ながら勝ち目がないのは半グレ達の方だ。

 

「貴方達もこんな男に付き合う義理は無いでしょう? 今すぐ武器を捨てて不戦を誓えば生かして差し上げますが?」

 

最終警告を発する葵の言葉に嘘はない。この場で起きた事案を口外しないよう弱味を握った上で、という但し書きが付くだけ。

 

「はぁ!? 馬鹿にしてんじゃねえぞアイドル無勢が……! 俺等が負ける前提で話しやがって!」

「おいおっさん! コイツ等は殺す前に犯しても良いんだよな!? 今まで会った中じゃ最高の美女揃いだ。味見くらいは問題無いだろ?」

「あぁ、寧ろ積極的にやってくれ! その方が俺の受けた苦痛が癒やされるというものだ!」

「おーおー、元教え子相手に容赦ねえなアンタ」

 

当然、見るからに戦闘とは無縁そうな女の子に舐めた態度を取られた半グレ達は激昂。よりにもよって一番の禁句を発してしまい、しかもそれを躊躇なく推奨する依頼主。あまりにも醜い態度に、7人の殺意は更に強まった。

 

「良かったなお前等! 杠葉胡桃とお揃いになれるぞ!」

 

もう容赦はしない。外道に手を貸す連中もまた外道。仲間を性的搾取して自殺未遂へ追い込んだ元学院の教師共々、生かしては帰さないと。

 

「――ぷ」

「クスクス」

 

あぁ。それにしても、なんて愚かな連中だろう。力の差は歴然なのに、半グレも谷山も負けるとは微塵も思っていない。あまりにも滑稽で可笑しくて……葵が吹き出すのを境に、他の6人も続けて体を震わせ、

 

 

 

「「「「「「「あっはははははははははははっ!!!」」」」」」」

 

 

 

完全に馬鹿にする勢いで、女の子達が黄色い笑い声を響かせた。

 

「な……」

「んだよ、コイツ等……気でも狂ったのか? 気味が悪りぃ」

 

呆然とする半グレと谷山。普段なら魅了して止まない美女や美少女の笑声も、この状況では違和感だらけ。馬鹿にされてるのを理解しながらも男達は怒りを抱けず、一見楽しそうな彼女達にドン引きする。

 

だが彼女等が受けた苦痛を知る者が見れば、とても寂しく切ない気持ちになっただろう。半グレの一人が気が狂ったと評したが、あながち間違いでもない。

 

「ふぅ……」

 

一頻り笑った葵が目尻に溜まった涙を指で拭き取り、半グレ達を捉える。

 

「予め申しますけど、私達を普通のアイドルやお嬢様と見做さない方が宜しいかと」

 

極左テロ組織『新生日滅軍』の幹部を務める部隊長。それが彼女達が持つ、裏の肩書。そしてこの宮里葵は、同軍最強の第1戦闘隊長だ。

 

「こう見えて私達――武闘派なので」

 

瞬間、半グレの一部が爆発で吹き飛ばされた。

 




◯カカベル
星や星座を司る天使であり、堕天使。名前は『神の星』を意味する。旧約聖書外典『第1エノク書』や『天使ラジエルの書』で存在が言及されており、カウカベルやコカビエルとも。物語世界では、アイドルユニット“Kakabel”の名前の由来となっている。


○Kakabel
芸能科を擁する日本唯一のお嬢様学校、『星羅女学院』が数十年前から運用しているアイドルユニット。全員が学院に通う名家や富裕層の令嬢で構成されており、正真正銘のお嬢様アイドルとして有名。最大の特徴として、グループ内では年上に対して”○○お姉様”と呼ぶのが通例となっている。

葵含む第8期生は歴代最高峰の人気を誇り、旧B小町解散後から数年間はトップアイドルとして君臨していた。しかし1人のメンバーの自殺未遂が切っ掛けで以降は無期限の活動休止となっている。

自殺未遂のメンバーは昏睡状態で入院中であり、8期生は彼女も合わせて全員で8人。8期生は仲間意識が非常に強く、本物の姉妹のように固い結束力と絆で結ばれていた。先代以前は競争関係故に仲間意識が希薄だった為、かなり珍しい。

メンバーは以下の通り。

・宮里 葵(イメージCV:能登麻美子)
第1戦闘隊長にして新生日滅軍の最高戦力。軍団長である薫の実妹。22歳。
羅威刃の幹部『設楽紀明』と同様にチャカとナイフの使い手で、彼以上の才覚の持ち主。マリアが倒した佐和田にも匹敵する実力者。作中でも九州で名の知れた大東組の武闘派極道13名を一方的に殺している。Kakabelでは『アオ』の芸名で親しまれていた。

・穂波 百合花(イメージCV:水樹奈々)
第2戦闘隊長。22歳。旧華族『穂波家』の出身。元『Kakabel』のリーダー。芸名は『ユリカ』。

・千代田 雅(イメージCV:伊藤かな恵)
第3戦闘隊長。22歳。大手家具企業『千代田グループ』の会長の孫娘。芸名は『チヨ』。怪力の持ち主で、見た目からは想像も付かないパワー型の戦闘者。

・榎並 詩織(イメージCV:東山奈央)
諜報隊長。21歳。『榎並通信』の社長令嬢。情報屋・風谷に匹敵する情報収集能力を持つ。芸名は『エナ』。

・綾瀬 夕日(イメージCV:井口裕香)
科学隊長。21歳。自衛隊向けの防衛装備品を製造している『穴水重工』、その最高幹部の娘。製作した爆弾や火薬は彼女とその部下達お手製。芸名は『ユウ』。

・神宮寺 麻奈(イメージCV:水瀬いのり)
第1補給隊長。19歳。旧華族『神宮寺家』の出身。夏海の双子(一卵性)の姉。芸名『マナ』。胡桃をお姉様と慕っていた。夏海との姉妹仲も非常に良好で、まるで2人で1人のように行動する事が多い。

・神宮寺 夏海(イメージCV:水瀬いのり)
第2補給隊長。19歳。旧華族『神宮寺家』の出身。麻奈の双子(一卵性)の妹。芸名『ナツ』。胡桃をお姉様と慕っていた。

・杠葉 胡桃(イメージCV:悠木碧)
Kakabelのセンター。20歳。メンバー唯一の一般家庭出身の庶民だが、葵達は一切気にせず彼女を対等な仲間として迎え入れていた。桜色のロングヘアをツーサイドアップした可愛い系の美女。
しかし庶民という身分を理由に、学院の元教師である谷山を始め、多くの大人達から不当な搾取を受け続けた(他の7人は良い所のお嬢様な為、迂闊な真似が出来なかった事もある)。それが原因で自殺未遂を起こし、現在は昏睡状態で入院中。これが切っ掛けで、他の7人は過激テロ組織の幹部へと変貌してしまった。
芸名は『クルミ』。
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