アキアカネ   作:三奈木イヴ

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アキアカネ エピローグ これで本当の終わりを迎えます。最後までありがとうございました!!

今回オリキャラ登場します。


エピローグ:幸せな未来

楽郎さんからプロポーズをされたあの日から翌年──私たちは結婚しました!

結婚式には、沢山の方が来てくれました。

私と楽郎さんの家族親戚だけでなく、旅狼(ヴォルフガング)の皆さんや岩巻さん、舞ちゃん、更には楽郎さんの所属する電脳大隊(サイバーバタリオン)の皆さんまで来てくれました。

 

そして結婚式から2年後、我が家に新しい家族が誕生しました!

それもなんと、男女の双子です!双子と聞いた楽郎さんもとても驚いていましたが、いざ生まれるととっても可愛くてしょうがないです!それを聞いた瑠美ちゃんからは、親バカと言われました。 初めての育児で、私も楽郎さんも手探りでとっても大変でした。ですが、お母さんや瑠美ちゃんにも手伝ってもらえたので、大変な時期も乗り越えることができました。

 

* * *

 

そして今日は我が家の双子たちの──(あき)ちゃんと(かな)君のお誕生日です!

この子たちの名前は、秋ちゃんは楽郎さんが、楽君は私が考えました。

二人が産まれる前の楽郎さんは

『俺たちの子供ってことは、もしかしたら陽務の趣味狂いになるかもしれないな』

と言ってましたが、きっとこの子たちは星が好きなんだと思います。

去年、お義母さん達と昆虫採集とキャンプへ行った際、秋ちゃんも楽君も夜の星空を見上げて、私や楽郎さんに星のことを、とってもキラキラした目で聞いてきたことがありましたし、その場にいた楽郎さんも 『もしかして趣味の先祖返りだったりしてな』と言ってましたし

 

* * *

 

「ただいま!」

「おかえりなさい、楽郎さん!」

「パパおかえり!」

「おとうさんおかえりなさい!」

 

仕事……というか用事を終えて帰宅した。玄関を開けると、そこには俺の大切な家族が出迎えてくれた。

 

「紅音、秋、楽 ただいま!」

 

俺は、3人をギュッと抱きしめた。

 

「楽郎さん…!」

「パパ!」

「おとうさん!」

 

3人の声を聞くと家に帰ってきたって実感が湧くなぁ。

 

* * *

 

「あっ、そうだ。秋と楽 5歳のお誕生日おめでとう」

 

俺は、カバンから事前に用意してたプレゼントを秋と楽に渡した。

 

「「パパ(おとうさん)ありがとう!」」

「楽郎さん、もしかして…」

「ああ。星空の本だよ。あの日……紅音や母さん達と昆虫採集行った時の夜の事を思い出してな。もしかしたらって思ったけど、喜んでもらえて良かったよ。」

 

秋と楽の誕生日プレゼントは何にしようかと悩んでいた時、生まれて初めて星空を眺めた時の二人の顔を思い出して、俺は星空の本を選んでみたが…当たってたみたいだな。

二人とも、とても喜んでるみたいだし、今度の休みに家族4人で天体観測でも行ってみようかな。

 

「「パパ(おとうさん)!!ありがとう!!この本とっても大事にする(よ)!!」」

「そうかそうか、喜んでもらえたなら、俺も良かったよ。」

「それじゃあ、お父さんも帰ってきた事だし、お夕飯にしましょう!今日は二人のお誕生日だからご馳走を作りました!」

「「わーい!!」」

 

* * *

 

『ハッピーバースデーディア秋と楽』

『ハッピーバースデートゥーユー』

『お誕生日おめでとう‼︎』

「ママ、パパありがとう!」

「おとうさん、おかあさんありがとう!」

「あき、せーのでいっしょにろうそくけそう」

「うん!かな、そうしよう!」

 

「「せーのっ」」

 

二人はフーッ…と、ロウソクの火を吹き消した。

 

「秋、楽 俺たちの子として産まれてきてくれて本当にありがとう……」

 

俺は二人に聞こえないようボソッと呟いた。

 

「楽郎さん?」

「いや、なんでもない。それよりもさ、今度の休みにみんなで星を見に行かないか?」

「おほしさま!」

「きらきら!」

「そうだ、楽郎さん!それでしたら私の実家はどうですか?」

「紅音の……そうか!」

「はい!楽郎さんが初めて私のお家へ来た時に行ったあの場所です!」

「パパ、おばあちゃんのおうちって?」

 

秋が目を輝かせながら聞いた。

 

「秋、楽 実は紅音の実家の近くに公園があるんだけどな、そこで見られる星が本当に綺麗なんだ」

「俺も初めて行ったときは驚かされたなぁ」

 

本当に、あの日が懐かしいぜ

 

「だけど紅音、いきなり良いのか?」

「はい!お父さんもお母さんも、秋ちゃんと楽君に会いたがってましたから!」

「そうか、秋と楽も良いか?」

「うん!おじいちゃんとおばあちゃんに会いたい!」

「ぼくも!」

「そうか!じゃあ、紅音お願い出来るか?」

「はい!了解です!」

 

今度の休みは紅音の実家か。初めて行った時みたいな緊張感は無いが…。さて、紅音の実家に行くのは久しぶりだが、お土産どうしようか……。

 

* * *

 

「では、お父さん、お母さん いってきます」

「行ってきます。」

「みんないってらっしゃい、暗いから気をつけてね」

「楽郎君、帰ってきたら一杯良いかい?」

「輝朝さん?さっきも飲んだでしょ?」

「あはは、まあ良いじゃないか」

「もう…」

「は、はい…お相伴に預からせてもらいます」

 

* * *

 

「わぁ…きれい」

「おほしさまが、とってもきらきら」

「本当に綺麗だな、あの頃からこの景色は変わってないよ」

「はい、私もずっと見てきましたが、とても輝いてます」

 

俺と紅音にとって、思い出深いこの場所、この景色

初めて来たときと全く変わらないな

あの時は…紅音に、俺と一緒に居てほしいって言ったっけな。あの後、完全にプロポーズじゃねえかってなったっけな……。それが今では紅音と結婚した上に、子供まで居るんだからな…。人生って本当、何があるかわかんねえよ。

 

「紅音」

「はい?」

「ありがとうな、俺と結婚してくれて」

「はい。私の方こそ、いきなり告白しちゃいましたけど、受け入れてくれてありがとうございました。」

「ははっ、そんな事もあったな」

 

紅音に言われて紅音と初めてリアルで出会った日の事が脳裏に浮かんだ。

 

『どうしましょう! サンラクさん! どうやら、私はサンラクさんの事が好きみたいです!!』

 

俺たちは、この一言から始まったんだよな。

1つのゲームから始まった関係 この先も忘れることはないだろう

 

「パパ!ママ!」

「おとうさん!おかあさん!」

「楽郎さん」

「ああ、行こうか!」

 

この幸せなひと時を噛み締めながら、紅音と手を繋ぎ、子供たちの所へ歩き出した。

 

アキアカネ Happy End

 




いつもアキアカネを読んでいただきありがとうございます、三奈木イヴです。このシリーズは、当話を持って完結となります。私自身、完結を目標に書いていましたが、いざ完結となると感慨深いものがあります。当初の目的の一つであった、光を取り戻すこと。この目標は今の私を見る限りでは、逆に闇に沈んだのではと思っております(苦笑)
さて、最後のところにHappyと付けましたが、BADENDを書くかどうか、現状は未定とだけ言っておきます。もしも書くならば……その時は私の趣味に全振りしたいなと考えております。

とにかく、アキアカネシリーズを最後まで本当にありがとうございました!!!今後とも三奈木イヴをよろしくお願い致します!!

三奈木
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