立花響の先祖だけど聖闘士してます。   作:のうち

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第2話

 前回、私が龍星座の聖衣を受け継いでからすぐ、老師童虎から聖衣匣を渡され出たいけと言われた。

 

 

 「ろ・・老師、今なんとおっしゃいました。」

 

「お前に教えることは今の段階ではもうない。であればお前は自らの守るべきお方を知り、更には競い合いお互いを高め合う存在、いわば好敵手を見つけるのだ。」

 

 「好敵手ですか」

 

「お互いを高め合える相手は良き友にもなろう。これから来るであろう冥王ハーデスとの聖戦はそういった友をなくしては生き残れるものではない。かつてのわしがそうであったように」

 

 まあ、童虎のいうことは最もである。この聖闘士星矢の世界であるが聖闘士星矢の世界ではないこの世界でも童虎が現役時代の聖戦時には現在の教皇であり、かつての黄金聖闘士牡羊座のシオンと己のみしか黄金は生き残らずその下の位の白銀、青銅の数も合わせて片手の指で足りる程だったというし、童虎には108つの魔星を封じた魔塔を見張る役目もあるために実質、聖域の復興を押し付ける形になってしまったことからも負い目があるのだろう。

 

 「そこでじゃ、わしがアテナと教皇に宛てた書状を届けるに当たってアテナと教皇に謁見できるようにと記しておく。それでは、達者でな。」

 

 とその言葉を最後に私は五老峰を追い出され、地図もないなか、わたしは歩きでギリシャの聖域を目指すことになったのだった。

 

 歩きって頭おかしい筈なんだが今日中国の五老峰を出立して現在、聖闘士の身体能力をフル活用したら1日で中国とインドの国境付近に到着した。

 

 

 うーむ。聖闘士星矢でインドと中国の国境ってなんか聞いたことがあるような?、でもあそこはチベットじゃなかったっけ?

 

 まあ、とりあえずは今日の夜はここらの森で野宿するとしよう。

 

 旅支度のなかから敷物を出して目の前にあった木の枝を何本か折り薪をつくり、そして今宵の晩飯になら獣を狩りに出かけるのだった。

 

 今回の獲物はうさぎとそこらの川にいた魚だどれもしっかりと捌いて、焚き火を焚いて焼いていく。

 

 「ふぅ〜、そろそろかな。」

 

「いえ、その魚はもうすこし火を通した方がよろしいかと」

 

 「へぇー、って誰だお前⁉︎」

私の横には引眉の男がいた。

 

「わたしはジャミールの里へ続くこの森の番をしてるいるものです。今日、ジャミールに聖闘士の方が来られる予定を聞いていなかったものでして、貴女が今日いきなりこの森に入ってきたから何ようかと聞きにきたというわけです。」

 

 「そうか、それはすまないことをした。私は今回ここに来たのは偶然なのだ。最近聖闘士になったばかりでな。今は師に言われ聖域への書状を持っていくところだったんだ。地図もなにも持たされずだったからなとりあえずはギリシャの方角に向かって走ってきただけなんだ。」

 

 「・・・・・・・・そうでしたか。これは失礼、それでしたら私の住まう汚い小屋がありますがよければ上がっていきませんか今宵は冷えるいくら聖闘士といえどお辛いものがおありでしょう。」

と引眉のそいつに案内された小屋にいき、その部屋にベッドに寝そべる。

 

 「はぁー・・・・なんとか屋根のある宿で泊まれた。後どれくらいかな。でも今日は疲れたな・・・・」

と眠りについた。

 

 そして翌日

 

 「紫龍殿、貴女は運がいいですよ。偶々黄金聖闘士がジャミールの里にやってきたんです。それで紫龍殿の話をしたら一緒に連れてってくださると言ってくれました。」

 

「お〜、お主が件の聖闘士か。わしは牡牛座のバラン・ドバンだ。」

 

 「龍星座の紫龍です。中国は五老峰よりやってまいりました。」

 

「なんと、老師の弟子であったか。通りで精悍な顔つきをしているわけよ。よし、聖域に用があるのだろう。連れて行ってやろう」とバラン・ドバンは腕を虚空へ向けると空間が歪み、人、1人が倒れる程度の穴が空いた。

 

 「その穴を通れば聖域に着いているだろう。訳あってわしはまだ聖域に帰らぬが大丈夫じゃろ。」とバラン・ドバンはその穴にわたしを放り投げた。

 

 「う、あのジジイ、まあ、いいかここが聖域」

 

こうして私は思わぬ幸運があり、五老峰からたった2日でギリシャの聖域へとやってきたのだった。




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